自然

2009年12月23日 (水)

冬至

去年もこんなことを書いたような気もしますが、ご容赦を。
Touji_2
昨日は冬至でした。一年で一番昼の長さが短い日、でした。
そういわれると、何となく、日の出が一番遅くて、日の入りが一番早い日のような気がしませんか?

理科支援員としてお手伝いに行った小学校へ「先生方へのおみやげ」として、左の表をプリントアウトして持って行きました。

如何でしょう?
11/29~12/13が日の入りが一番早くて16:28でした。
来年の1/1~1/13が日の出が一番遅くて6:51です。

12/22の冬至はどちらでもないんですね。
これって意外と意外でしょ。
差を取ると、冬至の日中の時間が一番短くならないんですが、これは日の出・日の入りの定義の問題でしょう。

もうこれからは日脚が伸びていきます。
明け方の真っ暗はまだまだ続きます。

本来、冬至というのは黄道上での太陽の位置なんで、春分点を0度として270度の位置ですので「冬至点」というべき位置のことなんですね。冬至点を含む日が「冬至」なのです。
今年の冬至は「12月22日2時47分(24時間制)」でした。夜明け前に冬至点を通過したのですね。

日の出入は「太陽の上辺が旧東京天文台の地平線に一致する時刻」です。

こんなところを知っていると「うんちく」が傾けられますが、遅きに失しましたか。
六日の菖蒲十日の菊、になったようですね。
失礼しました。

2009年11月 6日 (金)

秋の雲

1101cloud我が家からの空の眺めは貧弱でして、どうしても電線が入ります。
もっと広々と大空が見渡せると気持よいのですが。

この写真もトリミングで電線を取り除きましたので、角度が狭い。
本当は広角レンズで一杯に撮ったら素晴らしい眺めの雲だ、と思ったのですが、この程度になりました。
秋の雲ですね。
3日はもう冬のようでした。寒気がして、いかんインフルエンザの発熱が始まったか、と思ってしまいましたが、違ったようで、今のところ、無事です。

冬に衝突しそうな日々です。お体にお気をつけ下さい。

2009年10月 9日 (金)

台風一過 ノシメトンボ

1008taihu1今日の東京は晴れています。
台風一過。

昨日の台風18号、いかがでしたでしょうか。我が家の周辺では、雨は朝のうちでほぼ終わり、強い風は午後に入ってもしばらくの間続いていました。
夕方、雨戸を閉めようと外を見たら、風に流される雲を地平線近くの太陽の光が下から照らして冒頭のような状態でした。
1008taihu2
しばらく、眺めておりました。
雲は水滴、氷粒などから出来ていますので、基本的には光を反射します。
ですから「白い雲」ということになるのですが。
状況によっては光が中で反射を繰り返しているうちに出てこられなくなり、光の出てこない雲も出来るわけです。そうすると、それは「黒雲」。
白とか黒は色ではなく、光を反射する能力の違いなので、相対的なものです。
空を眺めながら、そんなことも思っていました。
1008akiakane
目の前の電線にトンボが飛んできてとまりました。
ごく普通に、アカトンボ(アキアカネ)だと思って写真をとったのですが、さて、ちゃんと見ると、これ、アキアカネではなさそうです。
というのは、逆光なので体色が分からないのですが、翅の先端の色が濃いですね。
アキアカネの翅の先端はこうではないのです。
このパターンは「ノシメトンボ」かもしれません。
顔が少し光ってますね、光を受けているようです。

穏やかな夕方でした。

◆昔話:子どもの頃、テレビはまだなく、ラジオが情報源の時代です。
カンチガイその1
「たいふういっか」ということばをラジオで聞いて私はてっきり「台風一家」だとばかり思っていました。台風というものはきっと家族でやってくるんだろう、などと。
「一過性」という言葉を知ったのはずっと後のことです。

カンチガイその2
台風情報で「○○せん、ふつう」と緊迫した声でのアナウンス。
なんで「普通」なのに大変なのだろう?と不審。「不通」だと気づいたのはかなり後のことでした。

2009年10月 6日 (火)

秋が来た

2009.9.25日付の朝日新聞の記事に面白いことが載っていました。以下に引用します。(太字は筆者による)

[特派員メモ]ワシントン:分単位で秋が来た
 ワシントンでも秋の気配を感じるようになってきた。暑さを避けて自宅の地下室で寝ていた私の家族も、遊牧民よろしく比較的暖かい2階に移動した。
 こうして私たち日本人は暦はあっても「そろそろ秋だなあ」と肌身で季節の移ろいを感じるものだが、米国では季節の変わり目は分単位で決まっている。
 今年だと、秋は東部時間の秋分の日(22日)の午後5時18分に始まった。やや専門的だが、天球上で太陽が天の赤道を北から南へ通過する瞬間である。
 つまり、春分、夏至、秋分、冬至の各瞬間を新しい季節の始まりとするのが習慣なのだ。天気予報では「公式に秋になったのに、まだ暖かい日が続きます」とやったりする。
 似た考え方に、日本や中国で使われる二十四節気がある。立秋(8月7日ごろ)から立冬(11月7日ごろ)までが秋で、真ん中に秋分があるから、形式的には米国との間に1ヶ月半の「時差」があることになる。
 12月半ばともなれば、都会でも田舎でもクリスマスツリーに灯がともされる。クリスマス商戦も佳境を迎え、冷え込むこともある。だが、米国では秋。日本人には理解しにくいが、米国人には自然なことらしい。今年は12月21日午後0時47分に、冬がやって来る

面白いですね、知らなかった。

 記憶しか残っていないのですが、朝日新聞の面白小話の投稿コーナーかなにかで、大人たちが、秋も深まってきたと話していたら、幼い人が、秋って何月何日の何時何分に始まるの?と聞いた、というような話があったと思います。(今年の9月末か10月初めの新聞だと思うのですが、記事そのものは見つからなくて・・・)
 その子に、このことを教えてあげられたら、面白がったでしょうね。

2009年版の理科年表の「暦部」によりますと、日本での秋分は
太陽黄経180° 9月23日6時19分(中央標準時)
です。
アメリカ式でいうと、9月23日6時19分から秋が始まったのですね。
もし、日本式で立秋からを秋ということにして、時刻まで表示しますと
太陽黄経135° 8月7日18時1分(中央標準時)
でした。

日本では、秋分点を含む日を「秋分の日」と呼んでいるわけです。
冬至は、日本の中央標準時では
太陽黄経270° 12月22日2時47分
です。

こういう風に割り切るのもいいかもしれませんね。
太陽の位置を示していますので、これは太陽暦です。
陰暦とまじりあってごちゃごちゃするより、乾燥した雰囲気でいいですね。

2009年10月 5日 (月)

暑さ寒さも彼岸まで

Higan東京の9月の気温をまとめてみました。

気温は全体として平坦なのですね。ところが、平年値の方はどんどん下がっていく。最高気温の平年値は9月1日が29.9℃、9月30日が24.1℃で5.8度も下がります。最低気温の平年値は9月1日が23.3℃、9月30日が18.0℃。やはり5.3℃も下がりました。
そのため、妙なことになりました。
お彼岸前は平年値より低い日々が続き、お彼岸を過ぎてから平年値よりも暖かい日々になってしまいました。
「暑さ寒さも彼岸まで」というわけですが、彼岸を過ぎたら暖かくなりましたねぇ、と10月に言うのは妙なものですね。

2009年8月 7日 (金)

暑中&残暑お見舞い申し上げます

 今年、2009年の立秋は8月7日18:01(太陽黄経:135度)です。
普通、立秋というと、「日」でいいますが、細かく言うと、立秋「点」を、8月7日18:01に通過するのです。
 もうすぐですね、あと1時間くらい。これ、太陽の位置を示すものですから、「太陽暦」なんですよ。月の暦が季節からずれていくのを修正するために、必要なものです。

現「時点」=17時ちょい前、は立秋の手前ですから「暑中お見舞い申し上げます」でしょうか?湿度が高いのが嫌ですね。
立秋という日「以降」は「秋」だ、ということでしたら、「残暑お見舞い申し上げます」ですね。

お好きな方を、かかしさんからのお見舞いとして受け取ってください。

◆さて、立秋といってもまだまだ暑いのですけれど、30年間を平均した平年気温で見ますと、
東京の場合
最高気温は8月2日~9日の間が年間の頂点で、31.2℃
最低気温は7月31日~8月15日の間が頂点で、24.4℃
です。
その期間に立秋を含んでいますね。ですから、実際、立秋を過ぎれば「秋が立つ」のです。
もう日の出は遅くなりつつあり、日の入りは早まりつつあります。夕方が早く来ますでしょ。やがて、空気の透明感が増して、秋の気配が近づいてきます。

Kion
東京の今年の気温の記録です。
2月末のあたりの谷底から、今の頂点まで、一望にできます。
6月の気温上昇が鈍いのは、梅雨で、雲の蓋が覆っているからですね。
Kion2
こちらは平年値を0として、平年値からの高低だけを取り出して、少し均したグラフです。
上下を繰り返しながら推移してきて、7月半ば過ぎから低めに推移していますね。農業にはこれが痛手になりそうです。

このあとどのくらい回復するでしょうか。
また、そのうち、これらのグラフの先の方をご紹介します。

2009年7月20日 (月)

日食について

Nissyoku1拙い図を描いてみました。

7月22日(水)に日食が見られるというので、大分テレビなどでも解説が増えましたから、日食のおおよその仕組みはお分かりと思います。
ただ、なんとなく、もう一歩、という感もありますので、少しだけ補足を。

左図では、太陽や月や地球の大きさや距離関係は完全に無視しています。
影の理解のための図です。

月の影が地面に落ちています。
この時、FGの間の影を「本影」といい、EF間よびGH間の影を「半影」といいます。

あまり意識しませんが、普通に地上の物体の影でも、この本影と半影はあるのです。
窓枠の影に、頭の影を近づけていくと、頭にこぶができたようになって、影が伸びることがあります。これは窓枠の半影と頭の半影が重なって暗さを増し、こぶのように伸び出して見えるのです。

◆さて、FG間の本影の落ちている地面上で、Vという観察点を考えます。
Vと月の縁Cを結ぶ直線は太陽の縁Aより外を通過しますから、Vから太陽のA点は見えません。おなじように、Vと月のD点を結ぶ線も太陽のBより外を通りますので、Vから太陽のB点は見えません。
ということは、Vから太陽を見ることができないという事ですから、Vでは「皆既日食」が見えるのです。
◆GH間の半影の中の観察点Vを考えます。(EF間でも議論は同じ)
VとBの間を遮るものはありませんから、VからBは見えます。
VとDを結ぶ直線は、太陽面のA'を通ります。そこで、Vから太陽面のAA'間は見えませんが、Vから太陽面のA'B間は見えます。
ということは、太陽面の一部が見えないのですから「部分日食」ですね。
VがGに近いほど、たくさん欠け、Hに近いほど欠ける割合が少なくなります。

◆今回、鹿児島県のトカラ列島などは、この本影の中に入り、私の住む東京は半影にはいるのですね。
1999nissyoku
これは1999年の日食のときにミールから撮影した地表の写真です。
真っ黒いところが本影、薄黒いところが半影です。
本影が落ちた所では皆既日食が見え、半影が落ちた所では部分日食が見えているはずです。
この写真には感激しました。

★さて、ちょっと、地球・月の位置関係が変わると、左のようなことが起こります。
Nissyoku2
本影が直接地面に落ちず、その延長が地面に落ちている、という図です。

本影の延長の中の観察点Vではどのような日食が観察されるでしょうか。
本影の延長なのだから、皆既日食が見えるだろう、と考えますか?

ちょっと違うんですね。
ずがごちゃごちゃしていますが、Vから月の縁をかすめる直線を引くと、太陽面面に交わってしまうのです。
ということは、Vから太陽面のAA'とBB'が見えるんですね。A'B'間は見えません。
これは、太陽の中心部は隠されているのに、縁の部分が見えてしまうという日食=「金環食」なのです。

今回は、皆既日食であって、金環食ではありません。お間違いのないように。(観察点V2からみえる部分食は同じことなので説明しません。)

◆「ダイヤモンド・リング」というのも聞きますね。
太陽がすべて隠れた直後に、太陽の光が一か所だけ漏れて輝くことがあります。これは、月の「谷」から漏れた光です。月面の谷を観測しているとも言えるわけですね。
同じようなことなのですが、月面の谷から漏れる光が複数連なって見えることがあります。これは発見者の名前をとって「ベイリーの数珠」(Baily's beads)といいます。
太陽が隠れることの方に意識が向きがちですが、太陽を隠す月の表面に関する情報も見られるのだということを意識しながら見ると、日食観測ががより実り多いものになるでしょう。

◆実は、日本の気象衛星ひまわりも日食時の写真を撮ったことがあるようなのです。

1988_3nissyoku 1988年3月の撮影だそうです。この写真の存在は寡聞にして知りませんでした。もっと早く公開してほしかったなぁ。せめて教育関係者には公開してほしかったなぁ。授業で使いたかったなぁ。ミールからの写真は授業に使ったんですよ。

いいものを見た、という感覚よりも、なんでもっと早く見せてくれなかったんだ、という不満のほうが募ります。

退職して長くなる私の中に、いまだに「教師眼」が残っているのです。いい写真をみると、「あっ、これは授業に使える!」とすぐ思ってしまうのです。正直、本なんか見ていて、授業に使える写真や図が1,2枚あれば、4千円や5千円だしてももったいないと思わないのです。ほかの部分は使えなくてもね。そうやって、どれほどの「無駄遣い」を積み重ねて授業を創出してきたことでしょう。こういう感覚って、授業づくりということをご存じない方にはなかなかお分かりいただけないと思います。30年教師やって、同じ授業なんかしたことないですよ。毎年、変わるんです。全国の真剣な先生方はみんな同じ。常に新しい授業を模索していらっしゃいます。授業というのは「作品」なのです。教師と生徒が共同して作り出すものです。常に、ライブです。

このブログで掲載した写真や図や解説が授業に使えるようでしたら、存分にお使いください。

2009年3月 2日 (月)

雨のしずく

0220kaededrop水滴の姿を2枚お目にかけます。

最初は、カエデの枝についた雨滴。
フラッシュを反射しているはずなんですが、水滴の手前の面と向こう側の面は分かるとして、横にも、こちらへ光を返す角度の面があるようですね。
意外でした。
0220roddrop 青いカバーをかけた物干しざおからぶら下がった雨滴です。

ふしぎな像になりました。青い竿の色が縁取りになり、向こう側の縦じま模様が倒立実像として写っています。
この上の竿の色が水滴内の像の縁取りになってしまうのが、不思議です。これも実像の一種なんだとは思います。

妙なものを見つけました。

2009年2月27日 (金)

雪が降っています

0227yuki2月27日、11時、今、東京の大田区では雪が降っています。(いわゆる初雪ではありません)

もう少し、ふわっとした感じで写したかったのですが、難しいですね。
梅に雪。

積もることはないでしょうが、降っているなぁ、という感じになったのは今年初めてです。

2009年2月16日 (月)

0206tuki12月6日。大田区の白山神社にて。

正午の月齢10.8という月です。撮影は午後3時少し過ぎ。

ウサギさんが見えています。
何か面白いアングルはないかなぁ、と思ったのですが、大したものは撮れませんでした。
0206tuki2
神社の拝殿の屋根の上。
ぎりぎり転がるように撮れないかと思ったのが、コレ。イマイチ。
0206tuki3
月を食べる狛犬。という風にしてみたかったのですが。イマイチ。

ダメですね。

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