今日は暦の上では「立冬」です
↓今朝のウェザーニュース
立冬の朝は今季一番の冷え込み 大阪や名古屋でも最低気温更新(11/7(月) 7:07配信)
今日7日(月)は二十四節気「立冬」で、暦の上では冬が始まる頃です。
暦にあわせたかのように、今朝は冷え込みが強まり、大阪や名古屋では今季の最も低い気温を観測しました。
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NHKの気象情報でも「暦の上」と言っていたし、ウェザーニュースまで「暦の上」ですか。
ため息が出るな。
こういう表現をするとき、「暦」というのは旧暦をイメージしてますよね。
「立冬ったって、まだ秋でしょ。古い暦はこれだから困るよな」という感覚が漂ってませんか?
「二至二分」についてはその名前はほとんど異存はないでしょ。「四立」は?
秋分と冬至の中間点に名前を付けるとしたら何がいいでしょう?
「秋終わる」とか「冬始まる」でしょうね、どう考えたって。
で「冬始まる」という名前がついたんじゃないのかな。⇒で「立冬」
今日は、太陽の位置が春分の時から「225度」回った位置なんです。
天文学的な話なんですよ二至二分四立というのは。
名前を付けると、人はその名前に引きずられる。
「立冬か今日から冬なんだ」とね。
「今はまだ秋ですが、これから冬に向かいますよ」と理解してください。
他の「立」もね。
「今はまだ寒さの底ですが、これから春に向かいますよ」
「今はまだ蒸し暑くもないけど、これから夏に向かいますよ」
「今はまだ暑さのピークですが、これから秋に向かいますよ」
などなど・・・。
私は毎年のようにこの問題で騒いでるんですけどね。
月の暦は季節を表さない。季節を生み出す原動力は太陽ですからね。
月の暦の中に埋め込まれた太陽の暦が二十四節気なのです。
農事歴も月の暦では農業のガイドには適さないので、二十四節気をもとにして、農業ガイドをしているんですね。
「八十八夜」は立春から88日。365日で360度回るのですから、88日はほぼ90度。ほら立夏の直前になるでしょ。
「夏も近づく八十八夜」ですよ。
「二百十日」とか「二百二十日」というのは、立春から勘定した日数ですから、太陽暦の9月になりますね。
ホラ、台風シーズンだ。
こうやって生活の中に季節を書き込んであるのです。
↓過去記事です。どうぞお読みください
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-c386.html
かかしさんの窓
2017年1月13日 (金) 二十四節気
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なにせ二十四節気は太陽の位置を示したものですから、太陽暦なんですね。{約15日刻みの太陽暦です}
ここを間違えないように。太陰暦ではないのです。
太陰暦は月の暦。月の暦では季節が表せない。季節を生み出すのは太陽ですからね。
そこで太陰暦の中に太陽の位置を書き込んで季節の進行をわかりやすくしたのが二十四節気なのです。
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http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-c386.html
かかしさんの窓
2010年1月 4日 (月) 二十四節気
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-d079.html
かかしさんの窓
2011年11月 8日 (火) 立冬
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-8217d8.html
かかしさんの窓
2019年8月 5日 (月) 立秋
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