てきちょく
ご無沙汰しております。画像のない記事はこちらに書くつもりですけど、「時々」になります。
https://kuebiko.blog.jp/
上のブログでは、画像を使いながら、日に2本程度のゆっくりペースで記事を書いています。
よかったら、どうぞ覗いてください。
さて
躑躅
朝日歌壇の短歌が発端でして↓
朝日歌壇(2022年6月12日)から
<永田和宏選>
ツツジとは躑躅(テキチョク)と書くこの花の立ち止まる程の美しき意味:(柏市)加藤安博
【評】・・・加藤さん、漢字の意味に納得。
これだけではわからなかったのです。
で、広辞苑を引いてみてビックリ!
「てきちょく」で調べると2件あるんですね。
最初がこれ↓
てき‐ちょく【彳‐亍】
(「彳」は左歩、「亍」は右歩)たたずむこと。また、少し行くこと。
広辞苑第六版より引用
ハァ、知らなんだ。「行」という漢字は「左歩・右歩」なんですか。ビックリ・マイッタ。
ばらして書いて「てき‐ちょく」なんですって。いやはや。
2番目がこれ↓
てき‐ちょく【躑躅】
①足ぶみすること。ためらうこと。ちゅうちょ。
②ツツジの漢名。
広辞苑第六版より引用
ここまできて、短歌の意味がやっとわかりました。
躑躅
この漢字を通常「ツツジ」と読むことは知っていました。書けないけど。
↓更に
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%BA%91%E8%BA%85
躑躅
1:(テキチョク)足踏みしてなかなか進まないこと。
逍遙春王圃躑躅千畝田(陸機『答張士然詩』)
2: ためらうこと、躊躇、逡巡。
3:(テキチョク、つつじ)つつじ(ツツジ目ツツジ科ツツジ属の木の総称、特にその樹木のつける花)の漢名、又は、その漢字表記。
(参考)「つつじ」に「躑躅」の語が当てられるのは、①美しさに立ち止まるから、②毒性を持ち羊が食べると歩けなくなることからなど諸説ある。
こういう解説もありましたよ。
https://weathernews.jp/s/topics/201904/200135/
2019/04/21 05:21 ウェザーニュース
「きれいな花にはトゲがある」といえばバラやアザミですが、毒がある花もあります。これからの時季、様々な場所で目にしますが、誤って口にすると命の危険もある花とは?【レンゲツツジ】牛や馬は避けて通る
ツツジは漢字で「躑蠋」。「てきちょく」とも読み、2、3歩行っては止まるという意味もあります。ツツジに毒性があることを知っている牛や馬が避けて通ることから命名されたという説があります。
といっても、日本産のツツジで毒性があるのは「レンゲツツジ」だけ。花は直径5cmのロート状で、4〜6月に鮮やかな朱色あるいは黄色の花が咲きます。北海道南部から九州まで日当たりのよい草原に自生し、庭木にも利用されます。
花や葉に有毒なグラヤノトキシン、ロドジャポニンという成分を含み、摂取すると嘔吐、痙攣、ふらつき、歩行困難、不整脈などの症状を引き起こし、呼吸停止に至ることもあります。花の蜜を吸って遊ぶ子どもがいますが、レンゲツツジの蜜を吸ってしまうのは、危険です。
トルコでレンゲツツジの蜜を吸ったミツバチの蜂蜜を摂取した人の中毒例が報告されています。日本の養蜂業者はレンゲツツジが自生しているところでは開花期に蜂蜜を採取しないそうです。
↓過去記事。レンゲツツジの花の蜜に毒性があるということを知った、という記載があります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-8226.html
2010年4月22日 (木) 白山神社にて
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