げじげじ
朝日俳壇 2022年6月19日から
<小林貴子選>
げじげじと本名二度も呼ぶ慣(岐阜県揖斐川町)野原武
(「慣」は「ならい」と読んでください)
現在正式和名は「ゲジ」なんですね。
そこを衝いた句で、ニヤッとしてしまいました。
そう、ゲジとゲジゲジの違いを意識しておられない方は多いのではないかな。
ムカデもヤスデもゲジも、ひっくるめてゲジゲジと認識し、呼んでいる方も多いでしょうね。
↓広辞苑から
げじ【蚰蜒】ゲヂ
(歴史的仮名遣 ゲジとも)ムカデ綱(唇脚類)ゲジ目の節足動物の総称。人家の中、床下、その他、暗い湿った場所にすむ。形はムカデに似て、体長約3センチメートル。15対の脚は非常に長く、触角と最後部の脚は特に長い。口器が発達し、小虫を捕らえて食う。人間に害はない。日本にはオオゲジなど2種が分布。げじげじ。
広辞苑第六版より引用
↓更にフマキラーのHPから
https://fumakilla.jp/foryourlife/292
ゲジゲジは、ムカデ綱のゲジ目(学名:Scutigeromorpha)に属する生き物の総称です。ゲジゲジとは伝統的な呼び名で、現在の標準和名は「ゲジ(蚰蜒)」。
ちなみにゲジゲジの正式名称は、ゲジ目ゲジ科ゲジ属ゲジといった、見た目同様、インパクトのある名称をしています。
・・・
見た目の特徴は、体の左右にたくさん生えている縞(しま)模様がついた細く長い脚。褐色の体にも大きな縞模様が入っています。ゲジゲジは幼虫のときは足が左右4本ずつ計8本しかありません。
脱皮を繰り返すことで足もどんどん増えていき、15回以上脱皮を繰り返して成虫になると、左右15本ずつ計30本もの足がびっしりと生えたあの独特な姿となります。
・・・
家の中でゲジゲジと遭遇して思わず絶叫してしまった人もいるのではないでしょうか。あのビジュアルのため、不快害虫と呼ばれるゲジゲジですが、ゴキブリやクモを捕食してくれる益虫なのです。
しかも、あの見た目の割に性格は穏やかで臆病。とても警戒心が強いため、自分から人間の前に姿を見せることはあまりありません。
ゲジゲジは几帳面できれい好き。ゴキブリを捕食した際も、羽まで残さずきれいに食べます。また、ゴキブリのように病原菌を運ぶ機能などは備えていないため、衛生害虫でもありません。
このように、人間にとって無害なのに不快な「害」虫と言われてしまうのは、少々気の毒な気もしますが、そうとわかっても家の中で出会うのは勘弁してほしいという人のために、ゲジゲジが家の中で発生する原因について見ていきましょう。
検索すると殺虫剤メーカーのサイトが多くヒットしますが、人間には無害という点ではみな一致、です。
生徒が瓶に入れたゲジを持ってきて、先生これはなにか?と質問してきたことがあります。
「これはゲジというんだよ」と教えたら、ビックリしていましたっけ。「ゲジゲジじゃないんだ、ゲジなんだ」とね。
生物がもともと専門の同僚が「眼がいっぱいあるやつは苦手だ」と言ってました。その人は鳥の専門家でね。
私はもともとが昆虫好きですから、複眼に何の違和感もないですが、鳥は苦手です、識別できない。
教師にもいろいろあるんです。私にはゲジの「顔」はかわいく感じられました。
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