「ウクライナで生まれた科学者たち」
これは「現代化学」という雑誌に掲載されたエッセイのタイトルです。
現代化学 2022.5(東京化学同人)
p.42 「あれ・これ」古郡悦子
ウクライナで生まれた科学者たち
ロシアに蹂躙されたウクライナが、なかなかの科学技術国であることをご存知の読者は多いことだろう。
こう始まる、見開き2ページの記事です。
名前と業績を解説していますが、ここでは名前だけを引用・列挙します。
1:ロアルド・ホフマン(1937~)
「ウッドワード・ホフマン則」
福井謙一とともに1981年のノーベル化学賞受賞
2:ジョージ・キスチャコフスキー(1900~82)
3:セルマン・ワクスマン(1888~1973)
1952年にノーベル生理学・医学賞受賞
4:イリヤ・メチニココフ(1845~1916)
5:トロフィム・ルイセンコ(1898~1976)
6:テオドシウス・ドブジャンスキー(1900~75)
7:ジョージ・ガモフ(1904~68)
8:レフ・ランダウ(1908~1932)
9:イーゴリ・シコルスキー(1889~1972)
10:ジャン・コウム(1976~)
11:マックス・レプチン(1975~)
化学・物理系の方なら、え、あの人が、という名前も多いと思います。
「ウッドワード・ホフマン則」とか「ランダウ・リフシッツ」なんかどうですか。
ガモフは理系でなくてもご存知かもしれませんね。「トムキンス」とかね。
シコルスキーといえばヘリコプターかな。
あとはお任せします。
★実はこの古郡悦子(ふるこおり・えつこ)さんという科学ジャーナリストの方は、私と教養学部時代の同級生なんです。理科Ⅱ・Ⅲ類のクラスでね。
化学科、科学哲学なども相前後しながら、似たような道筋をたどった方です。
化学科で私と相前後して同学年だったこともある人が、私より先に卒業して東京化学同人に就職したんですね。
その直後、「現代化学」という雑誌が創刊されまして、「お前、購読しろよな」といわれて以来ずっと現代化学の読者であるということなのでありました。
古郡さんはもう、この雑誌に20年以上コラムを書いていらっしゃる。ということで、毎号、愛読しております。
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