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2022年5月10日 (火)

ハルジオン

0405_34harujion
2022.4.5
つぼみが下を向いています。これがハルジオンの特徴。

0406_7harujion
4.6
うっすらとピンクを帯びていますが、開くとわからなくなるくらい。

↓朝日新聞の天声人語なのですが
(天声人語)君の名は(朝日新聞デジタル 2022年4月24日 5時00分)

 ・・・。君はハルジオンか、それともヒメジョオンか。キク科の二つは見た目がそっくりだ。花びらの細さを手がかりに判断していたが、蕾(つぼみ)でも見分けられると最近知った▼蕾が下を向いているのがハルジオンで、花が開くにつれて上を向く。「春女苑(はるじょおん)」の漢字をあてて、さだまさしさんが歌っている。〈あなたに似てる春女苑/うす紅(くれない)に恥ずかしそうに/うつむいて揺れてます〉
(後略)

ちょっとなぁ、マズイよなぁ。
手元の雑草図鑑では
「和名は春紫苑でハルジョオンではない」
と明言してます。
↓広辞苑によると「春女苑」の表記もあるようですけどね。

はる‐じおん【春紫菀】
キク科の越年草。北アメリカ原産の帰化植物で、大正時代に渡来。都会地周辺の雑草。5月頃開花し、花は淡紅色。ヒメジョオンに似るが、頭状花は大形で、つぼみのときに下を向く。春女苑。
広辞苑第六版より引用

ひめ‐じょおん【姫女菀】
(俗にヒメジオンとも)キク科の越年草。北アメリカ原産の帰化植物。雑草として普通で、ときに大群落を作る。高さ約1メートル。初夏から秋にかけ白色の頭状花を多数開く。若芽は食用。近似の帰化植物に葉が細長いヤナギバヒメジョオンがある。夏。
広辞苑第六版より引用

さださんの歌は2006年の発売だそうですが、そのころはもう私は音楽から遠ざかっていて知りませんでした。
同世代のさださん、ちょっとまずかったよ。

↓Wikiから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3

名前の由来

 ハルジオンは漢字に直すと「春紫菀」となる[5]。「春に咲く、キク科のシオン(紫菀)」という意味。但し、ハルジオンはキク科シオン連ムカシヨモギ属であり、シオン(キク科シオン連シオン属)とは全く別種であるので、注意が必要である。
 標準和名はハルジオンであるが、植物学者の牧野富太郎が、同類のヒメジョオンとの類似からハルジョオンの名が普及している、としている[6]。
 なお、同じようにヒメジョオンを「ヒメジオン」と呼ぶのは、ヒメジョオン(姫女菀・キク科シオン連ムカシヨモギ属)とは全く別種のヒメシオン(姫紫菀・キク科シオン連シオン属)との混同となるので、間違いである。
 同じキク科シオン連ムカシヨモギ属であるハルジオン(俗称・ハルジョオン)とヒメジョオンは、見た目が非常に似ている上に、名称も紛らわしい。さらにヒメジョオンとは別種であるヒメシオンとも名称が紛らわしく、中国における「女菀」が日本におけるヒメシオン(姫紫菀)を表す[5]ので、注意が必要である。

牧野富太郎さんの影響力は絶大なんですが、ちょっと引いて聞いた方がいいことも多いようですよ。

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