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2022年5月27日 (金)

ムカデ

0421_21mukade 2022.4.21
通称「ムカデ」。本当はいろんな種があるんでしょうけど、詳しいことは知りません。
一つの体節に一対の脚があるのがムカデ。二対あったらヤスデ。と、ごく大雑把にしか見ていません。
上の写真の個体は小さめな感じがします。幼体というほどではないけれど、成長中でしょうかね。
ムカデのメスは、孵化した幼体を長く保護するんですよ。自分は絶食してね。

ムカデといえば、マザーグースに有名な詩がありますね。

A centipede was happy – quite!
Until a toad in fun
Said, "Pray, which leg moves after which?"
This raised her doubts to such a pitch,
She fell exhausted in the ditch
Not knowing how to run.

ムカデはとても幸せにくらしていました。
ところがある日、ひき蛙が面白半分に「どの足がどの足の後に動くのかな?」と聞きました。
ムカデはそれ以来このことが大変気になってしまって、
混乱してみぞに落ちたり、
足がもつれて走れなくなりました。

私もムカデさんに訊いてみようかな。


マザーグースの中でのムカデは「centipede」ですね。
これは「百の足」という意味です。
日本語でも「百足」とも書きますから、同じ発想。

脚がいっぱいだ!

ところで、ムカデ、ヤスデなどは「多足類」に属しますが
英語だと「myriapod」になるんですね。
「myria」はギリシャ語では「1万」とか「多い、無数」という意味なのです。
まさしく「多足類」なのですね。

myriapod
►a, n 〔動〕 多足類 (Myriapoda) の(動物)《ムカデ・ヤスデなど》.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

科学用語「独―日―英 語源辞典」ギリシャ語篇
  編著者 大槻真一郎 同学社、昭和50年5月1日 初版発行

この辞典で「ミューリアス」(ギリシャ文字は面倒なのでカタカナで)という項目を見ると
(ギリシャ人にとって最も大きい数)1万、無数、多数
とのことです。

日本語だと「万(よろず)」とか「八百万(やおよろず)}みたいなものでしょうかね。

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