ムカデ
2022.4.21
通称「ムカデ」。本当はいろんな種があるんでしょうけど、詳しいことは知りません。
一つの体節に一対の脚があるのがムカデ。二対あったらヤスデ。と、ごく大雑把にしか見ていません。
上の写真の個体は小さめな感じがします。幼体というほどではないけれど、成長中でしょうかね。
ムカデのメスは、孵化した幼体を長く保護するんですよ。自分は絶食してね。
ムカデといえば、マザーグースに有名な詩がありますね。
A centipede was happy – quite!
Until a toad in fun
Said, "Pray, which leg moves after which?"
This raised her doubts to such a pitch,
She fell exhausted in the ditch
Not knowing how to run.
ムカデはとても幸せにくらしていました。
ところがある日、ひき蛙が面白半分に「どの足がどの足の後に動くのかな?」と聞きました。
ムカデはそれ以来このことが大変気になってしまって、
混乱してみぞに落ちたり、
足がもつれて走れなくなりました。
私もムカデさんに訊いてみようかな。
★
マザーグースの中でのムカデは「centipede」ですね。
これは「百の足」という意味です。
日本語でも「百足」とも書きますから、同じ発想。
脚がいっぱいだ!
ところで、ムカデ、ヤスデなどは「多足類」に属しますが
英語だと「myriapod」になるんですね。
「myria」はギリシャ語では「1万」とか「多い、無数」という意味なのです。
まさしく「多足類」なのですね。
myriapod
►a, n 〔動〕 多足類 (Myriapoda) の(動物)《ムカデ・ヤスデなど》.
リーダーズ英和辞典第3版より引用
科学用語「独―日―英 語源辞典」ギリシャ語篇
編著者 大槻真一郎 同学社、昭和50年5月1日 初版発行
この辞典で「ミューリアス」(ギリシャ文字は面倒なのでカタカナで)という項目を見ると
(ギリシャ人にとって最も大きい数)1万、無数、多数。
とのことです。
日本語だと「万(よろず)」とか「八百万(やおよろず)}みたいなものでしょうかね。
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