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2022年4月18日 (月)

新入学

12日に東京大学の入学式がありました。
かくいうワタクシ東大卒なんです。
で、高校卒業までは、まあ仕方ない、儀式もちゃんと参加しましたが。
大学となればもう束縛されたくない。儀式嫌いの私。
入学式では、新入生席に座らず、会場の安田講堂の一番後ろの壁に寄りかかって腕組みしながら式の進行を見ていました。
んなもんどうでもいい、とね。
私のへそ曲がりはその当時から顕在化。今に至るわけです。
駒場での新入生歓迎の式はちゃんと出席しましたよ。大学での生活、講義の内容や受講する講義の登録など、大学生活に必須のことがたくさんありましたのでね。私、脚の障害者ですが、上体はがっしりしていたので、ボート部に勧誘されて、引き込まれそうになったな。

今年の東大の入学式で、映画監督の河瀬直美さんが、いいことを言っていました。

「誤解を恐れずに言うと『悪』を存在させることで私は安心していないか」

向うとこちら、という二項対立的思考で、自分のいる「こちら」は悪くない、「善」だ。向うが「悪」なのだ、と定式化する。
思考が楽ですよね。
いろんな紛争、対立などもそうだ。何とか収拾して、境い目が消えてみると、なんだうちらと同じじゃないか、と思うわけです。人間って、幼いのかな。
二項対立的な思考方法がものすごく多い。自分がそういう志向にはまっていないか、常にチェックしましょう。
二項対立の安易さに浸っていないで、厳しいけど多角的な視点を自分の中に持つことですね。

口幅ったいことを申し上げました。ご容赦ください。

★追記:大学闘争の関係で
教養学部時代にこの騒乱の中にいまして、教養の後期がちゃんとできなかった。で、留年しようと、意図的にテストをさぼって単位を落とそうとしたのですが、本郷への進学リストを見たら化学科へ進学になっていた。
化学科に行って、テスト受けませんでしたが、と教授に尋ねたら、教養での講義で提出してもらったレポートがユニークだったので評価して進学にした、とのこと。はあ、半端な奴ですね、私って。
で、進学時期がずれましてが、この学年の卒業は3月から6月にされちゃったんですよ。
そこでまた「半端なことをする」と反発して、卒業単位に2,3単位不足するようにして、化学科で留年した。留年中は暇だし、卒研さえやれば卒業単位は満たされるようにしていましたから、動物学科へ行って「単位はいらないのでゼミをとらせてください」とお願いして、英語の論文を読んだり、農学部へ行って生化学の講義を聞き直したり。
そして卒研やって卒業へ。
でも、大学の卒業式も出ませんでした。後で教務部へ行って証書だけもらってきました。

なんだかなぁ、独りよがりの武勇伝みたいになってしまいましたが、私のへそ曲がりはこんな風に始まったのでしたっけ。
自慢になりますが。私は独りで決断して、独りで実行してます。人を巻き込みません。私は私ですから。

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コメント

かかしさんの学生時代の話、いつもワクワクしながら読みます。今回もとても「すごいなあ」、と。いいんだ、いろんな生き方があるんだ、と感じます。
息子、希望通りの高校に入学したものの不登校気味です。「集団授業、通学電車、すべて疲れる、受験勉強の時間がとれない」と。親は「学校が決めたルールに従わないのはダメだ」とたしなめますが、この発想も二項対立なのかもしれません。いつも「正解」求めて生きていこうとしますが、かかしさんの記事に触れるとそうじゃない、と教えてもらえます。

コメントありがとうございます。私はポリシーのない男なんです。何か夢とか目標に向かってひたすら、というのは苦手でして。出たとこ任せ、出たとこ勝負に強い。何かに出会ったら、自分の興味が惹かれる方へ、面白そうな方へ向かうという性質です。その場その場で出たとこ勝負をやってきて、人生を重ねるうちに、どうやら「軸」があったらしいということに気づいたわけです。夢は必ずかなうのいうのは大ウソ。夢は人生の軸になる、というのが真実でしょう。その場その場でやれることを一生懸命やってきただけでした。
授業もそうなんですよ。準備万端整えますが、それは教室へ入った途端全部捨てて、その場で生徒に向かい合うだけなのです。そんな生き方をしてきた爺さんです。

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