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2021年11月10日 (水)

コシロカネグモ

1012_3kosirokanegumo1_20211110111201 2021.10.12
空中に何かが浮いている。目に映ったのは薄茶色のもの。クモだろうけどどうなってるのかなとよく見たら、写真のようにコシロカネグモが獲物をとらえたのでした。
消化液を注入して吸い取っているのでしょう。
1012_3kosirokanegumo2
なんとか横からも見たい、と頑張ったけれど、こんな写真しか撮れませんでした。
背景でぼんやりわかるように、ホトトギスの花のそばです。クモにとってはかなりの大物ですね。

★別件ですが
クモなんかは体外消化を行うというので嫌われることがあります。消化液を注入して獲物を溶かして飲むなんて気持ち悪い、残酷だ、ということでしょうか。
でもね、人間だって厳密な見方をすれば体外消化なんですよ。
動物の体はある意味で「ちくわ」ですよね。口から肛門につながる消化管内は「体外」です。
自己と異なるものが「体内」に入ったら大変なことでしょ。他の生物の侵襲を受けていることになります。
ですから、消化管内という「体外」へ消化液を分泌して、食べ物を分解し、他の生物であるという痕跡のない分子レベルで「体内」に吸収しているのです。

内と外を厳密に区別するというのは生物にとって根本的なことなんです。自己というものを連続して保てるかどうか、ですからね。
細胞レベルでもそうなんです。
細胞外の「異物」を細胞膜をくぼませて包み込みながら細胞内へ入れる。そこへ消化酵素の入った小胞をくっつけて外界から取り込んだものを消化してから細胞内に取り込むのですね。決して「外」を「内」に直接入れたりはしません。外と内がつながってしまったら致命的なことなんです。
パーフォリンというタンパク質は細胞膜に穴を開けます。そうするとその細胞は壊死します。詳しいことは省きますけどね。

生物の個体性にとって内と外は決定的に重要なのです。
そういう目で他の生物を見てください。

https://rika-net.com/contents/cp0340/contents/f3/04/f34100.html
細胞内における消化の図がわかりやすい

https://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_biology_1_kaitei/contents/bi-1/1-bu/1-1-3.htm
細胞の構造

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