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2021年11月

2021年11月30日 (火)

スミレと・・・

1101_3sumire 2021.11.1
町会の花の配布で頂いてきました。
スミレともう一種類。
右の葉がそれなのですが。配布に当たった町会の方も名前を知らないままに配布してくださったようで。
葉だけ見て、これが何であるかわかる方はおいででしょうか。もしご存知でしたらぜひ教えてください。
枯らさないように育てて、花を咲かせたいとは思っておりますが。いつ咲くのかなぁ。

1102_6sumire 11.2
スミレの方は、頂いてきたときはちょっと萎れた感じでしたが、元気になりました。
黄色のグラデーションになっていて、かわいいです。
楽しく育てていきましょう。

カマドウマ

1031_1kamadouma1 2021.10.31
妻がカマドウマを発見。
触角がやたらと長いので
触角を無視してトリミングすると
1031_1kamadouma2
こうなります。
ちゃんというとマダラカマドウマかな。
台所なんかにも現れますね、で、「竈馬」。
なんだかやたらと嫌われる昆虫ですね。
翅がなかったり、捕まえようとするとすぐ脚がもげてしまって、気味悪がられるのかな。
雑食性と訊きます。台所の野菜くずとか、あるいは小昆虫も食べるとか。
私共にはとても害虫とは思えない。
捕まえて脚がもげてはかわいそうなので、ちょっと隅へ追い込んで放置しました。

1103_17kamadouma 11.3
また姿を見せました。上のと同一個体でしょう。
また放置。

しばらく見なくなったなと思ったら
1125_3kamadouma1 11.25
勝手口のところに置いてあったガラス瓶の中に発見。
ガラス瓶は廃棄するために置いてあったもの。
妻曰く「なんかの拍子に飛び込んだのはいいけど出られなくなったんじゃないか」と。
多分そんなところですね。
外は厳しいかな、と台所ではない屋内の「ある場所」へ放してやりました。
そういう夫婦です。

シジミチョウ2種

1030_8uranamisijimi 2021.10.30
シジミチョウにこだわってますねワタシ。
上はウラナミシジミですね。
1030_9yamatosijimi
これはヤマトシジミ。
シジミチョウの仲間には、このほかにも、よく似たチョウがいるようで、かなりもうお手上げです。
なるべく、いつもの、ふつうの、に来てほしいよ。

ルリマルノミハムシ

1030_7rurimarunomihamusi 2021.10.30
ヒメツルソバに黒い虫。低い位置ですので、私は腰を曲げるのはチト骨が折れる。
ルリマルノミハムシだろうという見当はついてますが、撮ってみました。
体の両側に曲げた後脚が突き出した姿はルリマルノミハムシです。
個人的には、春にキク科の植物で見ることが多いと思っていましたが、花も少ないこの季節、いろんな花を探って歩くのでしょう。
歩く姿というのはまず見ることがない。ぴょんと飛んで視界から消える。で「ノミ」ハムシなんですね。

またしてもよくわかってないものを掲載します。
1030_5ga1 2021.10.30
ランタナで吸蜜する「ガ」でしょうね。チョウでこういうのは見たことないと思います。
1030_5ga2
羽ばたきながら吸蜜。
1030_5ga3
翅にちょっと白い模様があるようです。

さてなぁ。なんだろう?
メイガの仲間のような気もする。その中のフトメイガ亜科とかね。
でも、特定できません。ごめんなさい。教えてください。

2021年11月29日 (月)

オンブバッタ

1030_2onbubatta 2021.10.30
だんだん侘しくなってきてしまいました。
路面に佇んでいました。

1116_16onbubatta 11.16
ヒメツルソバのところにいましたが、食欲を発揮している雰囲気ではないなぁ。
左後脚の先を失ったのかな。

1120_10onbubatta 11.20
ブロック塀にへばりついて暖を取っていました。
寒くなってきました。

1126_3onbubatta1 11.26
妻が、おんぶしてた、と撮ってきました。
これはもう交尾を求めているという状態ではないですね。
交尾の時、オスは腹をよじって先端部をメスの翅の下へねじりこんでいきます。
上の写真は「おんぶ」ですね。
1126_3onbubatta2
ほらね。幼い子がおかあさんの肩に手を回してしがみついておんぶしてもらっている、というのにそっくりです。

よくがんばったね。ご苦労さまでした。もう12月も間近です。

オツネントンボ

1030_1otunentonbo 2021.10.30
いわゆるイトトンボがとまっていました。
イトトンボの種なんてほとんど知らないのですが・・・

「トンボ入門」新井裕 著、どうぶつ社刊
この本を眺めていましたら、オツネントンボが似ている気がします。
ホソミオツネントンボという似た種もいますが、オツネントンボより色合いがちょっと青っぽいかな。
で、オツネントンボとしました。

「オツネン」は「越年」です。
ヤゴで冬越しするトンボが多い中で、成虫で越冬しますので「越年トンボ」なのです。
どこで成長・羽化したものか、よくわかりません。

ハエ

1029_7hae1 2021.10.29
ハエだと思う、と妻が撮ってきました。
確かに、ハエ目であることは間違いない。けど、私は見たことがない。
1029_7hae2
もう一枚は横ショット。アブでもない。
さてこれで種が特定できるか。

「メバエ科」というのが似ている気もするのですが・・・
マダラメバエというのは似ているかなぁ、と思いましたが、複眼の色がね、写真の個体は緑っぽい。
検索するとマダラメバエというのは(人間的な言葉でいうと)顎の下に白い毛があるようです。
ですから、マダラメバエは候補から外れた。
で、もう、ダメ。

お手上げです。わからない。
どなたか教えてください。

シジミチョウ

1029_3yamatosijimi 2021.10.29
シジミチョウに自信を失ってから、見かけると撮ってみるということが増えました。
地面近くのイヌタデ(アカマンマ)が覆っているところに「動き」が見えまして、何かいると見ればシジミチョウ。
視認はしたのですが、カメラを向けると、どこにいるのかが判らなくなりまして、中心で捉えられない。
仕方なくて「この辺」というところでシャッターを切ったのですが、かなり画面の中心部から離れたところにいまして、しかも直後飛んで行ってしまったので、これ一枚しかない。
PCで見るに、ヤマトシジミだよな、と思いましたが。
ひょっとしてクロマダラソテツシジミなんてことはないんだろうな、と調べたら、尾角を抜きにして、この写真はクロマダラソテツシジミに翅のおもて面はそっくりなんですね。
私の写真はむしろクロマダラソテツシジミに近いかも。ただ、写真で尾角の有無がわからないのに困った。
ジャストピントじゃないもんな。

↓昆虫エクスプローラです。翅を開いた写真もあります。どう判断しましょうか。悩んでます。
https://www.insects.jp/kon-tyokuromadara.htm
クロマダラソテツシジミ

https://www.insects.jp/konbunrinsijimi.htm
ツバメシジミ

https://www.insects.jp/kon-tyoyamato.htm
ヤマトシジミ

アゲハ

アゲハが羽化しました。
1028_4ageha1 2021.10.28
出るぞ~!と言ってます。
激しく羽ばたきながら頭部は動いていない。さすが。
1028_4ageha2
飛び出しました。何がなんだかわからない写真ですが。激しい。
1028_4ageha3
カエデの木の高いところにとまりました。
1028_4ageha4
真っ平らに翅を広げて太陽光を受けて。
間もなく飛び去りました。
何百回となくこういうシーンを見てきたのですが、いつも感動します。すごい。ありがとう。

2021年11月26日 (金)

ヒメナガカメムシ

1028_2himenagakamemusi 2021.10.28
今年は数が少ない。いつもキバナコスモスとかコギクとかで、交尾中のペアがいっぱい、という光景を見るのですが。
どうしましたかね。
ヒメナガカメムシとしていますが、専門家が見たら違う可能性は大いにありです。
信用せずに、ま、そんなもんか、と見ておいてください。

セグロカブラハバチ(かなぁ)

1028_1kaburahabati 2021.10.28
全然わかってません。
セグロカブラハバチかな、と思うだけ。
これ一枚。もうちょっと高い位置で、腹とか胸とか脚とか、ちゃんと撮れてればもう少し考えようもあるのですが。
ハバチだ、というレベルです。笑ってやってください。

↓いろいろあるんだよなぁ。
ニホンチュウレンジ
チュウレンジバチ
ニホンカブラハバチ
セグロカブラハバチ
カブラハバチ

ヒバカリ

1026_9hibakari1 2021.10.26
妻が見かけて撮影。以前はこの周辺で見るヘビはアオダイショウくらいだ、と決め込んでいたのですが。
トリミングして頭部付近を拡大すると
1026_9hibakari2
あごのところに白い線が見えますね。これがヒバカリの特徴。
このことは最初にヒバカリを見て、アオダイショウとして記事を書いたときに、knankikohさんから教えていただいたことなのです。2018年のこと。

過去記事を探したら、毎年みかけてはいるんですね。
↓過去記事

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-b9d0.html
2018年6月 1日 (金) (アオダイショウ)訂正:ヒバカリ です(6/3 訂正)

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-77ab17.html
2019年6月26日 (水) ヒバカリ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-5c370b.html
2020年6月10日 (水) ヒバカリ

オタマジャクシや幼いヒキガエルを食べに来ていました。
今年はもう、ヒキガエルの産卵はなく、ヒバカリとも縁が切れたと思っていたら、10月に姿を見せるとはね。
草むらで生活していて、このあたりもチェックしに来たのかな。

ヒバカリは毒蛇ではないので、眺めていればよいのです。
この辺りにマムシは出ないし。

★昔話
・渋谷のハチ公前の交差点。今では超有名な場所になりましたが。道玄坂へ上がっていくところに「蛇屋(マムシ屋かな)」があったんですよ。
大きなショウ・ウィンドウの中に蛇がいました。前に立って蛇を眺めているのは好きでしたね。
もし今、あの店があの場所に出現したら、もうあのあたり一帯パニックになるんじゃないか。そんな気もします。
・私の母方の祖父は、マムシを空の一升瓶に入れる達人だったそうです。祖父がやると抵抗もなくマムシが瓶の中に入ってしまうんだそうで。で、焼酎を入れて「マムシ酒」。子どもの頃、ウィスキーの瓶に入ったマムシ酒が家にありまして、口の中があれた、歯茎がはれたなどというと、マムシ酒を脱脂綿に浸して口に含ませられたものです。祖父の技の成果です。
・教師になって2年目。中学校の3年生の副担だったのですが、卒業前の記念遠足に行ったのです。山道をみんなで歩いていたら、向こうからおばさんが何か紐のようなものをぐるぐる振り回しながら歩いてくる。それ何ですか?ときいたら、ナント。
「これ?マムシなのよ」というご返答を頂きまして。生徒・教員一同恐れ入ったのでしたっけ。すごいなぁ。

ニジュウヤホシテントウ

1026_8nijuyahositentou 2021.10.26
ピーマンやナスなどがあったのですが、今年はあまり頻繁にはみかけませんでしたね。
オオニジュウヤホシテントウというのがいるのですが、実は私には区別がついていません。
「ナス科にこんなテントウムシがいたらニジュウヤホシテントウだ」という昔の学習結果を反射的に使っているだけなのです。
↓昆虫エクスプローラにこんな記述がありました。
https://www.insects.jp/kon-tentounijyuuya.htm
ニジュウヤホシテントウ

ナス科植物の葉を食べる。関東地方から南でよく見られ、東日本ではよく似たオオニジュウヤホシテントウの方が多い。

そうなると、オオニジュウヤホシテントウの可能性が大きいのかな。
ワタシはわかってないヒトなのでした。

ヒメハラナガツチバチ

1026_6himeharanagatutibati 2021.10.26
足元のヒメツルソバの花に来ていました。
私にとっては、珍しい場所で見かけた。

1029_5himeharanagatutibati 10.29
私にとって「いつもの場所」というのがこれ。
キバナコスモスです。
シベの束に体を曲げてとまっている。

1103_10himeharanagatutibati 11.3
この日もキバナコスモスで。
この高さだと撮影しやすいんですよね。
だから逆に足元への注意がおろそかになっているのかもしれませんね。
刺すハチではなし、見るだけなら安全です。手で払ったりしちゃいけませんけどね。

2021年11月25日 (木)

朝の月

1124_1moon1 2021.11.24
昨日、朝8時頃、ベランダから外を見たら、正面からちょっと右の上の方に月がありました。
1124_1moon2
上の写真を月だけトリミングで切り出すと、こんな具合。
カメラはニコンのCOOLPIX B700で光学60倍ズームが売りでした。
で、カメラを窓枠に押し付けて固定して最大ズームでねらってみました。
1124_1moon3
大分縮小してお目にかけますが、ここまで精細に撮れるとはね。うれしい。
素人にはもったいないようなレンズですね。
スペックを調べたら

レンズ   光学60倍ズーム、NIKKORレンズ
焦点距離  4.3-258mm(35mm判換算24-1440mm相当の撮影画角)

このくらい。35mm換算で1440mm相当ですって。

今日の星空というので調べてみました
1124_0moon
8時の時点で、方角はほぼ真西、30度弱の高度だったようです。
たまたま外を見てよかった。下ばかり見ていないで、たまには上を向いてみるものですね。

月食のあった19日からの月の入りの時刻です
11/19 望  05:55
11/24    10:28
11/27 下弦 12:21
12/04 朔  16:15

間もなく下弦の月になります。

ホシホウジャク

1026_4hosihoujaku1 2021.10.26
ランタナの花で吸蜜。
翅を開いてホバリングしている時は、黄色が目立ちます。

妻が透明なプラスチックケースに何か入れて持ってきました。
地味なもの。
1031_4hosihoujaku1 10.31
ホシホウジャクでした。鉢の草の上に枯葉が落ちているのかとつまんだらホシホウジャクで暴れたのでケースに入れてきた、とのこと。
1031_4hosihoujaku2
ケース越しでぼやけてますが、黄色い部分も見えます。
1031_4hosihoujaku3
羽化時に翅の展開がちょっとマズったのかもしれません。
でも、元気に激しく羽ばたけるようだし。
自力で生きられる限りを生きてもらおう、と花のところで放してやりました。
花を入れてやることはできますが、こういう活発な昆虫を狭い空間に入れておくのはやはり気が引けます。
頑張れよ。

コシロカネグモ

1026_3kosirokanegumo
2021.10.26
ランタナの花のそば。網の真ん中が抜けてますね。獲物の捕獲時に傷んだかな。

1030_6kosirokanegumo
10.30
同じ個体だと思います。

「日本のクモ」新海栄一 著、文一総合出版  の「用語解説」を見ましたら

こしき:円網の中心部分。穴の開いているもの、閉じているものなど、いくつかのタイプが見られる。

そうなのか。コシロカネグモはこしきの部分が穴の開いている部類なのかもしれませんね。
だったら、冒頭の写真も傷んだのではなく、これでいいんだ。
知らなんだ。
コシロカネグモを見かけたのは、この時が最後でしたので、次のチャンスがあったらまたしっかりと見ることにしましょう。

★ところで「こしき」ってナンダ?

こしき【轂】

車輪の中央にあって軸をその中に貫き、輻やをその周囲にさしこんだ部分。
広辞苑第六版より引用

Kosiki1
ややこしい字ですね。
↓ここから引用します。
https://www.kanjipedia.jp/kanji/0002387400
①こしき。車輪の輻(や)の集まる中央の部分。「轂撃」 ②くるま。車両。「轂下」「輦轂(レンコク)」 ③あつめる。しめくくる。 ④お(推)す。「推轂」

★おまけ
私の語彙に、同音の「こしき」で別の言葉があるのです
Kosiki2
こういう字。
↓調べたら
https://www.weblio.jp/content/%E7%94%91%E7%82%89
甑炉

読み方:こしきろ
鋳物用の炉の一つ。甑は昔の木製蒸籠(せいろう)のことで、それにかたちが似ているための呼び名。鉢形をしています。

そうなんです、私が知っていたのは「こしき炉」なのです。
工業高校に30歳を挟む11年間勤務して、機械科や電子科の担任をしました。
生徒の実習を見に行ったり、私自身もやらせてもらったり。
工業高校は楽しかった。理屈屋が職人技に接することができましたのでね。
機械科の実習で、鋳造や鍛造もありましたね。で、鋳造の実習で知ったのが「こしき炉」だったのです。
なつかしいや。現在は、工業高校でもこしき炉を使うことはほとんどないらしいです。
古い話になってしまいました。「こしき」がらみで思い出した「おまけ」話です。

チョウの翅

1026_1ageha_hane 2021.10.26
ガレージの前の路面にアゲハの翅が落ちていました。チョウの死骸や翅を見ることは少ない。どこか茂みの中とかで死んで、ひっそり土に還っていくのでしょう。
舗装路面にこうやって落ちているということは、鳥に襲われたのではないか、と想像させます。
鳥は大敵。

1116_20tumaguro 11.16
ベランダにツマグロヒョウモンの翅が落ちているよ、と妻に報せました。
翌日見ると、鉢の土の上に移してありました。植え替えとかの時に、土に鋤きこんで、還してやる気なのでしょう。
死んだら生命の流れに還るのが佳い。次の生命へつながっていく。
人もまた。
{私を墓石の下なんかに閉じ込めるなよな。私は生命の源の海へ還りたい。散骨してくれ。と宣言しております。私の墓標は地球です。}

マエベニノメイガ

1025_7maebeninomeiga 2021.10.25
赤いガを見ました。私としては初めて見るガです。
形としてはノメイガというのに似ているかな。
調べてみたらマエベニノメイガのようです。

チョウ目>ツトガ科>ノメイガ亜科>マエベニノメイガ

私の知識では「ツトガ科」というイメージが全然なくって「ノメイガ亜科」の方が親しみがある。
それなりに何種類かのノメイガを知っているものですから。

↓虫ナビの記述を引用。
https://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_nomeiga_maebeni.htm
マエベニノメイガ

花びらを思わせるピンク色のノメイガ。
前翅の大部分はピンク色で根元から後縁沿いは黄褐色。後翅は全体的に黄褐色。

「幼虫はシソ科(オオムラサキシキブ)の葉を食べる。」という記載もありました。

↓ここも写真一杯。
http://www.jpmoth.org/Crambidae/Pyraustinae/Paliga_minnehaha.html
マエベニノメイガ

1115_3maebeninomeiga 11.15
玄関前のスイレンの鉢の水面にガの死骸。
これはマエベニノメイガですね。冒頭の写真の個体と同じかどうかはわかりません。
たまたま、見かけてしまいました。

★実はですね。「前が赤い」という意味では「マエアカスカシノメイガ」というのを以前から知っていたのです。
この場合の「マエアカ」は前の翅の縁が赤いんですね。で「スカシ」というのは白い半透明な翅であるということなのです。
↓写真があります
https://www.insects.jp/kon-gamaeakasukasi.htm
マエアカスカシノメイガ
「半透明の白い翅を持ち、前翅の前縁には赤褐色の筋がある。」

↓過去記事。結構いい写真も掲載していますので、ご覧ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-a8a4.html
2011年10月13日 (木) マエアカスカシノメイガ
{ここの写真は「透かし」という感じがよく出ています。}

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-a8a4.html
2017年12月12日 (火) マエアカスカシノメイガ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-a8a4-1.html
2011年12月14日 (水) マエアカスカシノメイガ

古い思い出話:追記

↓この記事で、10歳のガキの極私的思い出を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-4a618f.html
2021年11月22日 (月) 古い思い出話
「昭和33年11月22日に、私はゴッホ展に行きました。」

11/23の朝、目覚ましラジオの「今日は何の日」で、アメリカのJ・F・ケネディの暗殺事件が伝えられた日だ、というのが聞こえました。
初の宇宙中継だ、とTVで待ち構えていたら、暗殺事件が報道されたのでしたっけ。ショックでした。妻も同じように、TVを見ていたとのことでした。あれが1963.11.23だったのか。

1963年というと昭和38年、私は15歳中3でしたね。覚えています、「アメリカから初の宇宙中継がある」というので家族で待ち構えていたのです。当時は「衛星中継」とは言わずに「宇宙中継」と言ったと記憶します。
で、朝、9時頃だったような。朝、学校へも行かずテレビを待ち構えるということは日曜だったのかな、とうっかり考えたりしましたが、アメリカの22日の事件は、日本では23日になったのですね、時差の関係で。こちらの23日は休日、テレビを待ち構えることができたのでした。そして、中継が始まったら、ケネディ暗殺のニュースだった。ショックだったなぁ。

事件そのものは現地の時間で「1963年11月22日(金)」だったのです。

生々しく思い出します。
いろいろ検索した結果を並べます。お読みください。

↓Wikiから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E6%9A%97%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

ケネディ大統領暗殺事件(ケネディだいとうりょうあんさつじけん、英: Assassination of John F. Kennedy)は、1963年11月22日金曜日、現地時間12時30分にテキサス州を遊説中の現職の第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディがダラス市内をパレード中に銃撃され、死亡した事件である。

https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030052_00000
初の日米宇宙中継 大統領暗殺の悲報
放送期間:1963年

詳細
11月23日早朝、世界の放送史上画期的な実験、太平洋を越えたテレビの宇宙中継が行われた。午前5時28分、モニターテレビに史上初めて太平洋を越えてきた映像が鮮やかに映し出された。ところが、この歴史的な電波に乗って送られてきたのは、ケネディ大統領暗殺の悲報。中継のアナウンス「この電波でこのような悲しいニュースをお送りしなければならないのは誠に残念」と伝え、衝撃は全国に広がった。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1997/59/2/59_2_234/_pdf
日米初のテレビ衛星中継

1.まえがき
 1963年(昭 和38年)11月23日 の早朝から,茨城県十王町のKDD茨城宇宙通信実験所には,沢山の報道陣がつめかけ,歴史的な瞬間を待ち望んでいた.筆者らは,日米初のテレビ衛星中継実験のための準備に忙しく,連日徹夜に近い状態が続いていたが,疲労感よりも画期的な実験に参加できる喜びが強く,また,NHKにより全国に放送される予定の実験を何としても成功させたいという熱意と使命感に包まれた雰囲気の中で,緊張してその時を待っていた.
 午前5時27分42秒,米国力リフォルニア州のモハーピー地球局からリレー衛星を中継して送られたテレビ信号を受信し,見事に画像をとらえることに成功 した(図1).この時筆者は,米国から送られてくるはずだったケネディ大統領のスピーチ映像がないことに疑問を抱いた.
 そして,同日の第2回実験(午前8時58分)では,衝撃的なニュースを受信することとなった.それは,毎日放送のニューヨーク駐在員による「この電波に,このような悲しいニュースをお送りしなければならないのは,誠に残念に思います」に始まるテキサス州ダラスでのケネディ大統領暗殺を伝えるものであった.このニュースは,全国に放送され,衝撃的な映像とともに,多くの国民が長く記憶するところとなったが,それは,同時に,衛星中継の即時性と映像伝送の臨場性とを日本国民に強く印象付ける出来事となった,

↓ケネディ大統領に関する私の過去記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/in-my-lifetime.html
2016年6月14日 (火) in my lifetime.

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/sing-along-with.html
2016年6月23日 (木) Sing Along With JFK「ケネディと歌おう」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-0d3139.html
2020年4月13日 (月) つなぐ

今、COVID-19の流行の中、家にこもりながら、思うんです。
But let us begin.
そう、今始めなければいつ始めるんだい。始めなければ何も始まらない。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-eb74d3.html
2021年3月 1日 (月) 遠い世界に

核廃絶へ向けて、まず一歩を踏み出そう。世代を超えてトーチを繋ぎ続けていこう。
Let us begin.

「1」がなければ、2も3・・・も続き得ないのです。Successorによる継承というものがありえないのです。
まず、1歩。
願ったり、祈ったりするのではなく、今、ここから、始めましょう。自分の足元から。
平和とは行動なのです。

2021年11月24日 (水)

ヤケヤスデ

↓午前中の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-be419d.html
2021年11月24日 (水) 過去の記事を訂正しました

↑この記事に、BITTZUさんから再度コメントを頂きました。
コメント内容はここに引用しませんので、上の記事のコメント欄を是非お読みください。

コメント内で紹介されているツイッター内の記事にリンクします。これがまた、すごいんです。
https://twitter.com/yasudezukan/status/1438437477077831682

体は全体褐色、側庇は褐色~黄褐色(黄色ではない)で発達することから、他の全ての日本産のヤスデと区別できます。

納得しました。

 

過去の記事を訂正しました

「2009年9月30日 (水) ヒガシオビヤスデ」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-5efc.html
↑この記事に、BITTZUさんからコメントを頂きました。

こちらはオビヤスデ目ヤケヤスデ科のヤケヤスデ Oxidus gracilis です。リンク先の種類もヤケヤスデです。ヒガシオビヤスデは生殖肢を見ずに同定することが困難です。

私はヤスデとムカデの区別くらいはつきますが、それぞれの詳しいことはよく知らないままに記事を書きました。

↓BITTZUさんのブログです。
https://smallneighbors.blogspot.com/
小さな隣人たちの世界
茨城県つくば市を中心に生き物を紹介していきます。

いや、実にすごい。私など到底足元にも及びません。
納得して、2009年の記事に訂正を書き入れましたが、ずいぶん以前の記事のこととて、訂正を行ったことが知られにくいと思い、訂正を行ったという記事をこうやって書くことにしました。

★東京でヤスデというと、ヤケヤスデが普通のようですね。あちこち見ていて知りました。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A4%E3%82%B1%E3%83%A4%E3%82%B9%E3%83%87-1212245
ヤケヤスデ
やけやすで / 焦馬陸
hothouse millipede
[学] Oxidus gracilis
「日本では全国各地の平地に普通に生息する。」

https://plaza.rakuten.co.jp/wolffia/diary/201102050000/
「この辺り(東京都世田谷区西部)に居るヤスデと云えば、ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)位なもので、成体の体長は20mm程度だから、これはその幼体であろう。」

ということのようです。

↓私がよく利用している昆虫エクスプローラと虫ナビへもリンクしておきます。
https://www.insects.jp/kon-yasudeyake.htm
ヤケヤスデ属の一種
ヤスデ綱 オビヤスデ目 ヤケヤスデ科
Oxidus sp.
大きさ 20mm前後
時 期 3-11月
暗藍色で、脚は淡褐色のヤスデ。
雑木林の林床や、畑、人家の庭などに広く生息する。湿った場所に多い。
しばしば大発生して、人家の塀などで大量に見つかる。

https://mushinavi.com/navi-insect/data-obiyasude_yake.htm
全国に普通に見られるヤケヤスデ。
褐色がかった黒色をしており、光沢があり体表はやや硬い。
刺激を与えると丸まって身を守る。
落ち葉や石などに見られ、多湿な環境を好む。
本種の生まれたばかりの幼虫は真っ白で、脱皮する毎に色付いてくる。


以上、ご報告します。

セグロアシナガバチ

ちょっと記憶のあいまいさがあるのですが、サザンカにて。
咲ききれていない花なのか、閉じかかっている花なのか、がわかりません。
1024_9seguroasinagabati1 2021.10.24
花の中を覗いているのはセグロアシナガバチです。幼虫にはイモムシなどを捕獲して肉団子にして持ち帰り与えますが、成虫自身は花の蜜などをエネルギー源にしています。
写真の姿勢、おいしそうだな、という感じがしますね。
1024_9seguroasinagabati2
蜜がありそうだ、と頭を突っ込む。
1024_9seguroasinagabati3
胸まで入った。
1024_9seguroasinagabati4
うまかったなぁ。うまいうまい。
1024_9seguroasinagabati5
もうちょい、いくか。エイ、ヤぁ。
1024_9seguroasinagabati6
いやぁ、うまかった。顔がべたつくな、掃除しておこう。
一生懸命顔を拭いていました。

怖がって払ったりしないでください。自分が攻撃されたと感じたら反撃してきますが、見てるだけなら大丈夫。
それと、幼虫のいる巣に近づいてはいけない。捨て身で攻撃してきますからね。

ハチだ!怖い!ではいけないのです。

ヒメヒラタアブ

1024_3himehirataabu 2021.10.24
正式にはミナミヒラタアブかな。体長は1cmもありません。かわいいアブです。
来た場所はナガエコミカンソウの花。これまた小さな花でしてね。
自分のサイズにあった花に来る、当たり前ですが楽しいですね。
花と昆虫の結びつきは深い。
一種類の花で埋め尽くした花園なんて、ぞっとしますね。
花はきれいだと言って喜んでも、訪花する昆虫は嫌うんでしょ。
多様な花と昆虫が共存するのが「美しい眺め」というものです。

白髭咲きアサガオ

1024_1sirohige 2021.10.24
頑張ってます。複雑な変化をやっている。

1102_11sirohige1228 11.2
ちょっとシンプルな花を咲かせた。もう11月なんですが。

もう終わったと思っていたのですが
1117_1sirohige2 11.17
ベランダで。花弁の変形と細い白髭がある。
1117_1sirohige3
つぼみもあるのです。

1118_2sirohige1 11.18
昨日の花がしぼみ切れていない。
1118_2sirohige2
昨日のつぼみが今日の花
1118_2sirohige3
もう一輪。五角形に開ききれてないけど、咲いたのです。

さすがにこの辺で今シーズンは終わりになると思います。

アキアカネ

1023_12akatonbo1 2021.10.23
アカトンボは減りました。以前はずらっと並んだものですが。
幼虫が育つ水環境がほとんどないでしょう。殺虫剤でボウフラ退治してるから。
成虫の餌の環境も悪化するばかりですよね。虫は激減。
1023_12akatonbo2
線路柵の柱のてっぺんに止まって、背中から日光浴。
見ている方も何となくほんわか暖かい気分ですよね。
1023_12akatonbo3
落ち着いていたので前の方へ回ってみました。撮影に応じてくれて嬉しい。
1023_12akatonbo4
これは妻のカメラから写真をコピーしていて発見。
これなんだい?
トンボが飛んでたので、反射的にシャッターを切ったのよ。
ははぁ、この球形のものはトンボの頭部なんですね。トリミングしてよくよくみると、うっすらと翅も写っているのでした。
「傑作」だなぁ。

1103_7akatonbo 11.3
姿を見ることができるのは嬉しいのですが、シーズンも終わりになってくると、どこか寂しい感じがしてしまいます。

1107_7akatonbo 11.7
これが、今年の最後になりました。寂しいですね。増えてほしいな。

↓朝日新聞デジタルの記事から部分引用。
(#論壇)虫嫌いな現代、潜む「消毒思想」(朝日新聞デジタル 2021年11月18日 5時00分)

 ゴキブリやクモ、ハエにアリ……。虫は生態系の重要な部分を占め、私たちにとって身近な存在だが、苦手な人も多い。東京農業大の足達太郎教授(応用昆虫学)は、人と虫との関わりの歴史を概観しつつ、過度に「虫嫌い」な現代社会が持つ危うさに警鐘を鳴らす。
・・・
 論考の中で足達さんは、人類が定住生活を始めたことにより、農作物に害を与える「害虫」という概念が生じたとつづる。そして近代以降、「害虫」と認識される対象が拡大していったと強調する。
・・・
 今の日本社会は虫に対して特に潔癖に思えると足達さんは話す。
 たとえば、「斑点米カメムシ」と呼ばれる虫。もみの汁を吸い、米に黒い斑点を残すものの、健康に害はない。けれど、色の悪い米粒がわずかでも含まれると買い取り価格が大幅に下がる。そのため「害虫」として駆除せざるを得ないのだという。「こうした、他国とは異なる制度によってつくり出される『制度害虫』とも言うべき事例が日本には見られる。消費者からの要求も無関係ではないだろう」と足達さんは語る。
 農林水産省が2016年に発表した「農薬をめぐる情勢」によれば、日本の農地面積あたりの農薬使用量は欧州各国に比べて極端に多い。日本が温暖多雨な気候で、病害虫が発生しやすいためだと説明されているが、足達さんは「虫が発生しやすくなる条件というのはそんなに単純ではない。表面的な言説にとどまって、思考停止してはいないか」と疑義を呈する。
 今の日本は必要以上に「害虫」を生み出し、それを排除することに多くの人は何ら疑問を持っていないのではないか――。足達さんはその現状に「消毒思想」が垣間見えると懸念を口にする。「消毒思想」は昆虫生態学者の故・桐谷圭治さんが唱えたもので、戦後、合成農薬が広く使われ始めてから見られるようになった「作物以外の生物は天敵も含め一切その存在を否定する」姿勢を表した言葉だ。生物多様性が叫ばれる今、この思想が持つ危うさを改めて省みる必要があるという。
 ・・・

生物多様性とかいうけど、消費者自身が多様性を否定しているのですよ。さびしいことですね。
近年、TVのCMなんかで「超清潔願望」が正面から出てきて不愉快ですねぇ。ありとあらゆるものを殺菌消毒しようとしているようです。
あのね。生きるということは不潔なことなんですよ。
不潔が嫌だったら無菌室に籠って、殺菌消毒済みの衣服を着て、腸内細菌もすべて除菌して、徹底的に加熱調理したものだけを食べて、人とは接せず、リモート人生を送ってください。
清潔な人生ですね。

ほぼ皆既月食(蝕)

昔は「月蝕」と書いたのです。葉が虫に「むしばまれる」ようですので。今はこの漢字が使えないので月食でいきます。

11月19日の話です。午後6時頃は私は風呂の中。で、妻にテレビ画面を撮影してもらいました。
1119_11gesshoku
2021.11.19
日立市で午後6時頃の撮影。
最大食分は97.8%。「ほぼ皆既」といっていいですね。

1119_12gesshoku1859
18:59
この時点では私も風呂あがり。夜7時のNHKニュースにチャンネルを変える直前です。
私は昼間人間(それも午前中人間)ですので、夜は苦手。で、天体現象を自分で見ることは若い時からほとんどありませんでした。最近はこうやってTVで見ることができるようになり、大いに楽しめます。

20日の朝、目覚ましのラジオで、聴取者の方のメールで、いとうみゆきさんが素晴らしい写真を撮っていた、とのこと。
で、いとうさんのブログへ行ってみました。
↓これです。素晴らしい写真がいっぱい。19日の夜の投稿ですね。
https://ameblo.jp/ito-miyuki/entry-12711170869.html
見えました!雲の切れ間に「赤い月」2021-11-19 20:13:01

月食中の月の前を飛行機が横切っていくという、すごい瞬間もあります。
さすがですね。

↓翌11/20の投稿では、「ほぼ満月」という写真も掲載されていて、嬉しかった。
https://ameblo.jp/ito-miyuki/entry-12711419693.html

「ほぼ皆既月食」の翌日は「ほぼ満月」。確かになぁ。
肉眼的には皆既月食と満月でいいのでして、識別なんかできませんね。

★理科年表で調べたら

11/19
 月の出 16:29(東京)
食の初め 16:18.4
食の最大 18:2.9
食の終り 19:47.4

東京の月の出時刻には既に月食が始まっていたわけです。
「望」というのは、太陽・地球・月が一直線に並ぶことですよね。
それは11/19の17:57でした。
なるほど、18時直前。そして直後に最大食。なるほどね。

★当日の新聞記事↓

98%欠ける「ほぼ皆既」な月食、19日に ピークは午後6時2分(朝日新聞デジタル 2021年11月19日 6時00分)

 最大で月の97・8%が欠ける「ほぼ皆既」な部分月食が19日午後4時半ごろから午後8時にかけて、全国で見られる。月食は空の低い位置で起きるため、東の空が開けた場所で観察するのがおすすめという。
 国立天文台によると、月が欠け始めるのは午後4時18分。北海道と東北を除いて欠けた状態の満月が昇ってきて、午後6時2分ごろに食の最大を迎える。その後、月はどんどん元に戻っていき、午後7時47分ごろに部分食は終わる。
・・・
 月食は太陽と地球、月が一直線に並ぶ、満月のときだけ起きる。もちろん、満月のたびに月食が起こるわけではなく、月が地球を回る面と、地球が太陽を回る面がずれていることなどから、1年に数回しか起こらない。日食と違って、世界中どこでも同じタイミングで見られるのが特徴だ
 皆既月食の場合、皆既中の月は、赤銅色と呼ばれる赤黒い色で光る。皆既月食は月がすべて地球の影に入るため、太陽の光が届かずに真っ暗になりそうだが、実際には、地球の縁を回り込んだ光がわずかに届く。このとき、朝焼けや夕焼けの時の太陽が赤く見えるように、地球の縁の大気を長く通過した太陽の光は青い光が散乱して消え、赤い光だけが月を照らす。
・・・
 次は2022年5月に皆既月食が起きるが、日本からは見られない。日本で次に見られるのは22年11月8日で、午後8時ごろに皆既月食となる。日本ではその後、23年10月と25年3月に部分月食が、25年9月と26年3月に皆既月食がある。(小川詩織)

月食というのは、地球の影に中に月が入るという出来事ですから、地球の夜ゾーンではどこでも見られるわけです。
日本国内は同じ時刻を使用していますから、みんな同じ時間に月食を見る。
月食という出来事は「一つ」。それを見る人間がいる場所の時刻はそれぞれに違う。ということです。

↓やさしい解説
https://global.canon/ja/technology/kids/mystery/m_01_10.html
キヤノンサイエンスラボ・キッズ
日食・月食のふしぎ

★月食の場合、月は地球の影にすっぽり入ってしまいますので、地球の夜側の人たちはどこからでも見られます。
ところが、日食だと、月の影に地球がすっぽり入るわけではなく、月の影のごく一部が地表に落ちるだけ。その月の影が落ちた場所でしか日食は見られない。で、その影は地表面を移動しますので、なかなか日食を見ることは難しい。

↓過去記事です。わかりやすく書いたつもりですので、利用してください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-956a.html
2012年5月21日 (月) 金環食:1

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-27ae.html
2012年5月21日 (月) 金環食:2

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-26b4.html
2012年5月29日 (火) 金環日食:1

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-27ae-1.html
2012年5月29日 (火) 金環食:2

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9cf7.html
2012年5月29日 (火) 金環食:3

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-cbf6.html
2012年5月29日 (火) 金環食:4

↓影が移動する動画が見られます。
http://www.ne.jp/asahi/star/kuro/tentai/corona/99a1.htm

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-a44b.html
2017年2月28日 (火) 金環日食
★「日食 月の影」で動画を検索すると、YouTube で見られますよ。(今回のではありません。為念。)
https://www.youtube.com/watch?v=TOxRzE1BnbA
↑その一つ。
https://www.youtube.com/watch?v=TOxRzE1BnbA
[ひまわり8号] 日食:地上に落ちる月の影 2016.03.09 / CEReS, Chiba University

2021年11月22日 (月)

3.3G

★ちょっと前の事故の話なのです。「ド・ドドンパ」というやつ。
で、その時、それをブログの記事にしようとは思ったのですが、書きたいことの全体像が自分でも見えにくくってね。
↓事故はこれ。
テレ朝:爆発的加速「ド・ドドンパ」4件重傷で立ち入り調査[2021/08/21 18:37]

 山梨県にある遊園地「富士急ハイランド」の人気アトラクション「ド・ドドンパ」で4件の重傷事故が起きていたことを受け、山梨県は21日に立ち入り調査に入りました。
 ・・・
 絶叫アトラクションで人気の富士急ハイランド。21日は休日とあって多くの客でにぎわっていました。
 ・・・
 山梨県は毎年「負傷者が出た場合は報告するよう」求めていましたが、富士急ハイランドは17日まで事故を報告していませんでした。
 ・・・
4件の事故が起きたのは去年12月から今年8月にかけて。利用客の男女4人が首などを骨折し、50代後半の女性は全治3カ月の大けがをしています。けがをした4人の体格や座席はバラバラで共通点はなく、現在、けがとアトラクションの因果関係は分かっていません。
 ・・・
 爆発的な加速力で人気のド・ドドンパは2017年7月に開業。これまでの「ドドンパ」をリニューアルしました。ドドンパはスタート直後、1.8秒で時速172キロに到達していましたがド・ドドンパは、わずか1.56秒で時速180キロに到達。この加速力は「世界一」だといいます。
・・・

↓その時こんな計算もしていました

172/3.6 = 47.7[m/s]
47.7/1.8 = 26.5[m/s^2] = 2.7G

180/3.6 = 50.0[m/s]
50.0/1.56=32.1[m/s^2] = 3.3G

時速の値を3.6で割ると秒速の値になります。停止状態 = 0 [m/s] から v [m/s] まで、t [s]で加速すれば、その間の加速度は、 v/t [m/s^2] になりますね。
で、重力加速度9.8m/s = 1G とした値も載せました。
しかしなぁ、1.56秒の「平均加速度」ですからね、瞬間的には4Gくらい行ってるんじゃないのか。そう想像します。これはきついですよ。

3.3Gですよ。この1秒チョイの間、体重が3.3倍にもなるのです。
体重50kgの人が165kgになった感じがする。
瞬間的にこんな力を食らったらたまりませんね。
自動車で追突したりされたりしたら、もっと大きなGがかかるとは思います。
ロケット発射時やジェット戦闘機の急旋回でも、もっと大きなGがかかるとは思います。
しかしね、日常の生活では出会わないGですから、よほどちゃんと身構えていないと事故になるのは当たり前。

★11月になってこんな報道がありました。

「絶叫コースター」でポニーテール禁止も 富士急ハイランドが対策(2021年11月5日)
 遊園地の富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は宙返りコースター「ド・ドドンパ」の利用客に首や胸の骨が折れる負傷が相次いだことを受け、ほかの大型コースター4機種の安全対策を強化したと発表した。宙返りや急降下を繰り返す「絶叫コースター」では、後頭部をヘッドレストに付けて首を守るため、髪をポニーテールに結ぶことを禁止した機種もあるという。
 ・・・
 「最大落下角度121度の最恐コースター」と宣伝している「高飛車」では、頭をヘッドレストに押しつけることを徹底して呼びかける。ポニーテールなど髪を後ろで結ぶ髪形だと押しつけられない場合があり、ほどくよう求める。また、耳にピアスを付けているとハーネスが当たって出血するおそれがあり、外すよう依頼する。
 ・・・手荷物は落とす危険があるため事前に預けてもらうが、携帯電話などを持ち込む人もいることから、金属探知機によるチェックも導入したという。
 ・・・

ポニーテールで後頭部に髪の毛のお団子ができると、加速時に首がひねられる可能性があるのですね。
ピアスも当然危険。携帯電話が突然3倍もの重さになったらたまんない。
日常では経験しないことですから、安全対策はいくらしつこくやったっていいんです。

昔聞いた話で。初期の人間衛星打ち上げの頃、宇宙服の中の衣服に皺がよっていると、打ち上げの加速時に、強烈な痛みを感じるのだと聞きました。現在は加速の仕方も初期の時代よりコントロールされていると思いますが。
ま、なんにせよ、チトやりすぎだと思うのは爺さんのお節介かな。気をつけてくださいね。

★オマケ
上の話は「加速」でした。同じ大さの「減速」だとどうなるでしょう。物理的には負の加速度ですが。
「1.56sで180km/hに加速」を「180km/hで走っていた自動車or新幹線が1.26sで停止する」ということになります。
「ありえない!」よな。衝突ではないけれどとんでもない事態でしょ。そんなブレーキ、ないでしょ。
シートベルトがなければ前へ投げ出されるだろうし、シートベルトしてても食いこんできて痛い、鎖骨骨折というようなことになりゃしないか?
車の場合だと当然スリップして、スピンして、どこかに衝突ですよね。

というわけで「±3.3G」というのは恐ろしい話なのです。

★追記:先週の土曜日の記事なのですが

充電1回1000キロ走行、EVも 広州モーターショー開幕(朝日い新聞デジタル 2021年11月20日 5時00分)
「1千キロメートルを走り、2秒台で時速100キロに到達する」

とのこと。
100km/h = 27.8m/s
(27.8-0)/2 = 13.9 m/s^2 = 1.4G

加速力のすごさを誇っているのだと思いますが、2秒で時速100kmになる加速度は1.4Gくらいです。
自動車の加速はこんなものでしょう。

改めて。
「3.3G」は恐ろしい。

ホソハリカメムシ

1023_11hosoharikamemusi 2021.10.23
これがまた「大丈夫かよ」なのでして。全然大丈夫じゃありません。

↓ハリカメムシ
カメムシ目>カメムシ亜目>ヘリカメムシ科>ヘリカメムシ亜科>ハリカメムシ
https://www.insects.jp/kon-kamehari.htm
「褐色で、やや細長いカメムシ。胸部の両端が強く突出している。」

↓ホソハリカメムシ
カメムシ目>カメムシ亜目>ヘリカメムシ科>ヘリカメムシ亜科>ホソハリカメムシ
https://www.insects.jp/kon-kamehosohari.htm
「淡褐色で、やや細長いカメムシ。胸部の両端が鋭く尖っている。」

「強く突出している」のと「鋭く尖っている」のはうまく区別できません。
冒頭の写真は「鋭く尖っている」んじゃないかと、まあ、そんなもんです。

クロマダラソテツシジミ

1023_10tubamesijimi 2021.10.23
ファイル名は「Tubamesijimi」になっています。
ブログにアップしようと、下書きを始めましたが、気になった、大丈夫かよ。
やっちまった。大丈夫ではありませんでした。
この写真はクロマダラソテツシジミのようです。
現場で見分けられるほど目が肥えてません。

↓これクロマダラソテツシジミ
https://www.insects.jp/kon-tyokuromadara.htm

↓これツバメシジミ
https://www.insects.jp/kon-tyotubamesi.htm

↓これウラナミシジミ
https://www.insects.jp/kon-tyouranamisi.htm

↓ヤマトシジミ
https://www.insects.jp/kon-tyoyamato.htm

キバナコスモス

1023_8kibanacosmos 2021.10.23
向こう側の花弁の影が手前側の花弁に写って、なんだか丸い影になっていました。
面白い造形だなと一枚。
1023_8kibanacosmos2
こんなのもありました。影を何に見立てるか、曰く言い難し。
被写体も減っていく中、見立てで遊んでいたりします。

ツマグロヒョウモン

1023_6tumagurohyoumon 2021.10.23
オスです。口吻を伸ばしているのが見えます。
実はこの時、レンズを少し広角側にすると
1023_7tumagurohyoumon
2匹が近くで吸蜜しているのです。両方ともオス。
2匹近づくと、互いに相手をけん制してしまうことが多いのですが、この時は、吸蜜の方が優先度が高かったようでした。
ちょっと珍しいかな、という光景です。

ナガエコミカンソウ・コミカンソウ

1023_4nagaekomikansou 2021.10.23
ナガエコミカンソウです。いつの間にか増えてます。多少は抜いたほうがいいんだろうな。
ナガエは「長柄」ですね。ということは、柄が長くないのもあって
1023_17komikansou1
コミカンソウです。
この小さな赤い実を「蜜柑」に見立てるというのは、なかなかの想像力ですね。
1023_17komikansou2
すごく可愛らしいものです。
見つけたら鉢にでも植えて楽しんでください。

↓参考
https://matsue-hana.com/hana/komikansou.html
コミカンソウ(小蜜柑草)

古い思い出話

昭和33年11月22日に、私はゴッホ展に行きました。

これだけ。
昭和33年は1958年です。2021-1958=63
古いでしょ。

★歌壇・俳壇から。老人ネタ

朝日歌壇(2021年10月10日)
<高野公彦選>
 子どものとき恐竜いたかと孫に聞かれ我れ古生物なりと知りたり:(西尾市)丸山富久治

{かかし独語:私も古代人。恐竜の赤ちゃんというのはかわいいものなんだよ、と言ってあげたら信じちゃうだろうな。}

朝日俳壇(2021年10月31日)
 <大串章選>
 徘徊(はいかい)にあらず吟行星月夜:(羽咋市)北野みや子

朝日歌壇(2021年10月31日)
<佐佐木幸綱選>
 あの頃はカツオが歳上だったのに波平さんが今や歳下:(戸田市)蜂巣幸彦

いやはや、御同感。という次第で。
「互いに歳をとりましたなぁ、ご同輩」と老人語で。


↓過去記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-3e73.html
2010年11月22日 (月) 単なる思い出

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-e7d3.html
2016年11月24日 (木) 11月22日は何の日だったでしょう?

2021年11月19日 (金)

ムラサキカタバミ

1106_2murasakikatabami 2021.10.6
お、ムラサキカタバミが咲いてるぞ。すごいな。
この「ムラサキ」は花の色から来ていますが。

1108_7akakatabami 10.8
これはアカカタバミかウスアカカタバミだと思います。「アカ」は花の色ではなく葉が紫がかっているせいです。

1111_1murasakikatabami 11.11
わ、増えた。

1113_4murasakikatabami 11.13
わぁわぁ。「群れ咲いている」!
外へ出るたびに足元が楽しい。もうしばらくの間、楽しませてくれるでしょう。ありがとうね。

ルコウソウの仲間

1022_2momijibarukou 2021.10.22
低~い位置で咲いたモミジバルコウの花。今年の種からのものかもしれません。

1023_1marubarukou 10.23
鉢植えのマルバルコウの花。葉も残り少ないのに。

1029_6rukousou 10.29
塀の外側の高い位置で繁ったルコウソウの花。
もうみんな季節が終わりそうなのですけど、頑張るなぁ。
咲ける限り咲く。
そうだよね。いきものは皆。

1111_9rukousou 11.11
右上の花ですが、おそらく開ききれなくて4枚に見えているのだと思います。
ちょっとした引っかかりで開ききれなかった。さすがに少しパワーが落ちてきているのでしょう。
季節の終わりごろによく見かける姿です。
寒くなってきたよ。

反射光

1021_15hansha1 2021.10.21
夕方、雨戸を閉めようと思ったら、ずいぶん暗くなった中に「輝く点」がありました。16:20ちょっと過ぎ。
なんだ?と一瞬戸惑いましたが
1021_15hansha2
饋電吊架線(きでんちょうかせん)というのかな、なのでした。
写真下の線が実際に電車に電気を送る饋電線です。それを水平に吊るす吊架線の上の板なんですね。
この輝点のちょっと右の方の低い位置に沈んでいく太陽がありまして、その太陽光が反射して私の眼に入った、ということでした。
ほんの短時間の出来事。この時間に私の視線の方向に反射光を送ってきた。とても興味深い出来事でした。
ラッキー!

↓計算してもらいました。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi
太陽の高度・方位
東京(東京都): Tokyo
緯度:35.6581° 経度:139.7414° 標高: 0.0 m 標準時:UT+9h
年月日    時刻    高度[°]   方位[°]
2021/10/21 16:20:00  6.8     251.6

太陽高度は時計の長針の「1分」ちょいくらいの高さ。
方位は真西から約18度くらい南側。

この位置からの太陽光線の反射光が私の小さな目に入ったのでした。うれしい。

イチモンジセセリ

1021_13itimonjiseseri 2021.10.21
今年は「知識が増えたための惑い」が多いようで。
セセリチョウ科とシジミチョウ科で、気づいていなかったことがたくさんありました。
今回の写真は、ちょっとアングルが悪いのですが、イチモンジセセリで大丈夫です。
後翅の裏のつながった白い斑点=「一文字模様」が見えていますから。

スイフヨウの葉

1021_12suihuyouha 2021.10.21
スイフヨウの葉なのですが。
3枚並んでいるうちの真ん中の葉の形を見てください。
両側が通常の形。
で。真ん中は?
悩むなぁ。葉の形成不全か。それとも、誰かが葉を食ったか。
オンブバッタにはこんな食べ方はできないと思うし。
何だ?誰だ?どうしたんだ?

2021年11月18日 (木)

オシロイバナ

1025_5osiroibana 2021.10.25
色も濃いし、まだ元気そう。ただこの写真、早朝ではない。気温が低下してきたので昼になっても閉じられずにいます。
1025_11osiroibana
白のオシロイバナもありました。
数は激減してしまいましたが、こうやって頑張っている花もまだあります。

1107_5osiroibana 11.7
これ、一つの花で紅白まじって咲くタイプの花のラストという感じですね。
きれいな源平咲きを楽しませてくれました。

1115_4osiroibana 11.15
昼の12:20ころです。色は薄くなり、半透明のような花が開いていました。
もう今シーズンも終わりそうです。

花が閉じるというのは、花の方で積極的に「閉じる」という動作をしているのですね。気温が下がるとその動作が遅くなるようです。スイフヨウなんかもそうだし。
花が開き・閉じる、それは花の自発的な行動です。

カタバミの仲間ですが

1021_8katabami1 2021.10.21
カタバミの仲間であることは間違いないのですが・・・
ふっと見て、なんか違和感を感じる。
葉の大きさとしてはムラサキカタバミくらいの感じです。(カタバミそのものより大きいな、ということです)
葉の形、葉の「間(ま)」の感じが普通のと違うような。
1021_9katabami2
これは普通のカタバミでしたかね。
いかがでしょう。私の感じている違和感を共有していただけるでしょうか。

1106_13katabami 11.6
再度。やっぱ、なんか感じが違うような。
なんという種類なのか、ご存知ないですか?

斑入り葉アサガオの花

1021_6huiriba 2021.10.21
斑入り葉アサガオの花なんですが、もうお終い、という姿。
よく頑張りました。また来季を楽しみにしています。
いろんな変化を見せてくださいね。

ブーゲンビレア

1021_4bougainvillea 2021.10.21
色づいた苞葉しか見えませんでした。
もともとブーゲンビレアの赤い「花」はこの苞葉ですので、その色づいた「葉っぱ」しか作れなくなったかな、と思っていたら

1114_8bougainvillea 11.14
苞葉に包まれた棒状の本当の花もできました。
う~ん、しぶといなぁ。先端部は開くかな。

フタトガリアオイガ幼虫

1020_9hutatogariaoiga 2021.10.20
スイフヨウの葉で。
この時期に終齢幼虫ということは、蛹で越冬でしょうね。
害虫と呼ばれることの多い虫なんですが、無事に寒さを乗り切ってほしいと願うものです。
体内の液体が凍結しなければ大丈夫なのでしょう。東京なら多分大丈夫。とは思いますが。

ところで、この幼虫、何度もご紹介してきましたが、成虫をちゃんと見たことがない。
↓参考。ガの専門サイト。成虫も幼虫も載ってます。
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Bagisarinae/Xanthodes_transversa.html
フタトガリコヤガ Xanthodes transversa Guenée, 1852
科:ヤガ科(Noctuidae) アオイガ亜科(Bagisarinae)

ここでは「フタトガリコヤガ」という名前で載っているのですが
↓虫ナビでは
https://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_aoiga_futatogari.htm
「以前はコヤガ亜科に分類されていたが、アオイガ亜科に変更されたことで和名も改められた。」

こういう記述があって、これに従って私はフタトガリアオイガとしています。

2021年11月17日 (水)

ミツバチ

1020_7mitubati 2021.10.20
「ものすごい」としか表現のしようがないですね。なんかこう、笑ってしまう。
全身花粉だらけ。複眼にも花粉がついてる。見づらいだろ。
{爺さんギャグ。外界を「見にくいミツバチ」になってらぁ}

1102_15mitubati1 11.2
またしてもミツバチに好かれた。
プ~ンと飛んできて、手のあたりにまとわりつきます。なんだよまたかよ。
1102_15mitubati2
また指の間にもぐろうとする。くすぐったい。こんなにミツバチに好かれるのはいくら私が虫好きでも初めてのことです。
「ジジイバナ」が咲いています。

1108_8mitubati 11.8
花の中に潜るのはあたりまえ。花粉団子もかすかに見えます。キバナコスモスは爺さんよりいいだろ。

1113_10mitubati 11.13
花粉団子というのは、花粉を蜜で練って作る、ということがわかるような写真になりました。
粒々感がなく艶があるでしょ。だから。

↓「またしても」というのはこの記事を承けてのことです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-785e83.html
2021年10月11日 (月) 虫に好かれるお爺さん

ジジイバナという新種の花じゃないぜ。
{独り言:ハチでよかった。ハエだったら冗談じゃない。腐った爺さんまではいってないゼ)

★11/14の朝刊の広告に「シルバー川柳ベストセレクション」というのが載っていました。
全国有料老人ホーム協会/編 ポプラ社編集部/編 だそうです。
その広告から一句
「見くびるな賞味期限は切れとらん」
なるほどね。案山子爺さんもまだ賞味期限は切れていないつもりですが・・・
私シャ「生物(なまもの)」だからなぁ、消費期限は切れてるかもしれないなぁ。
トホ。

オンブバッタ

1020_6onbubatta 2021.10.20
季節が進むと、だんだん侘しくなってきます。
カマキリなんかはもう完全に季節を終えてしまったようですが。
1020_10onbubatta
今シーズン私が見た交尾シーンとしては最後でしたね。

1103_11onbubatta 11.3
落ち葉のそばにメスがいました。動きが鈍い。産卵後かなぁ。
メスは地面に腹端部を差し込んで何cmか下に産卵します。カマキリみたいな卵鞘という泡に包まれた卵だそうですが、私は実物を見たことはありません。
都会では「地面」というものが減ってしまいましたね。昆虫にとっては辛い環境です。

1108_9onbubatta 11.8
塀の壁面で陽を浴びていました。メスです。
産卵を済ませると、ほぼ寿命です。

11/14 食卓の前の波板ガラスに何か昆虫の影が映っている。
なんだろう?バッタのように見えるけど。幅広に見えました。
逃げられたら確認できないので、妻はカメラを持って玄関から出て遠回りして窓の外へ。
1114_16onbubatta1 11.14
笑い声がする。写真は撮ったみたいだったので、私はそばの勝手口ドアから顔を出す。
オンブバッタなのよ、それもオス。と妻。
なるほどねぇ。細いオスのオンブバッタでした。影が網戸に写っていますね。これが室内から見た時のボリューム感になっていたのか、とナットク。もう逃げても大丈夫、と窓を開けて室内からも撮影。
1114_16onbubatta2
網戸の向こうにいますねぇ。これをさらに波板ガラス越しに見たのでぼやけて、体が幅広なバッタに見えたのでした。
しかしオスとしては長寿だなぁ。交尾が済めばオスは寿命を迎えるんですけどね。
オンブバッタはバッタとしてはしぶとい。ずいぶん気温が低くなってきました。なんだか侘しいな。

アオクサカメムシ

1020_5aokusakamemusi 2021.10.20
アオクサカメムシの幼虫だと思います。馴染みの姿じゃないのですが。
↓幼虫図鑑をあたって調べまして、ほぼ間違いないと思います。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/aokusakamemusi.html
アオクサカメムシ

1113_1aokusakamemusi 11.13
これはアオクサカメムシの成虫
上でリンクした幼虫図鑑のアオクサカメムシのページの下の方に成虫の写真もあります。
比較してみてください。

アシブトハナアブ

1020_3asibutohanaabu1 2021.10.20
「やれ打つな虻が手をすり脚をする」
こういうギャグをやるときは「小林喫茶」と名乗るのがいいか。(松尾無精というのもやったっけ)
多分メスでしょう。
1020_3asibutohanaabu2
違うアングルですが、「脚太」の様子は撮れませんでしたね。
勝手に「脚が太い」なんて名前をつけて、ゴメンネ。

1106_6asibutohanaabu 11.6
庭の池(地面の穴にビニールシートを張っただけ)の水面が揺れていました。
今頃何かいるのかな?とみたら、アシブトハナアブがシートの水面近くにいました。
この個体の他に、もう一匹くらい飛んでいたようにも思えます。
幼虫はオナガウジといって、水中で成長しますので、おそらくこの水辺に産卵に来たのではなかったかな。
オナガウジは気味わるいと嫌われがちです。

↓過去記事です。オナガウジを飼育して、成虫になった話など。リンクも多数。
この位なら平気、という方はご覧ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-9531.html
2013年5月17日 (金) アシブトハナアブ:1

アゲハ

1018_9ageha 2021.10.18
線路柵内の離れたところのキバナコスモスにアゲハがいました。
角度はこれ以外になくて。でも、かっこいいでしょ。
ひょっとして「家の子」かもしれないしなぁ。
みんな家族に見えてしまうのが楽しい。

1021_3ageha 10.21
羽化したチョウを放すにはタイミングが重要。夏場ならいつだって気温が高くて、あまり考えなくていいのですが。
気温が下がってくると注意が必要。完全に体を絞り切って翅を十分に乾燥させた頃を見計らって放してやります。
この時は、ケース内で翅を動かし、もう出るよ、といっていたのでフタを取ったのですがなかなか上がってこない。
フタを開けた瞬間に猛然と飛びだしていくのもいますけどね。
この時は上がってこないので、下から手を差し入れて、こっちが開いてるよ、と誘導。
ケースの縁まであがったら、後はすごい勢いで飛び去っていきました。
チョウにもいろんな個性があって、楽しいものです。

2021年11月16日 (火)

ヨモギエダシャク

1018_5yomogiedashaku1 2021.10.18
ブッドレアに大きなシャクトリムシがいた、と妻の撮影。
1018_5yomogiedashaku2
棘のような突起がありますね、これはヨモギエダシャクじゃないかな。
いろんな植物を食べますので、ヨモギ限定ではありません。
成虫をちゃんと認識したことはないのです。見たことはあるのかもしれないけれど、きちんと見てない可能性が大です。

ハクレン

1017_4hakuren1 2021.10.17
話には聞いていましたがハクレンのジャンプをテレビで見ました。利根川だったと思います。
こんな大きな魚が本当に跳んでますね。
1017_4hakuren2
集団で跳ぶのだそうです。
おそらく繁殖行動でしょう。現場で見たらすごい迫力でしょうね。
ま、私が現場へ行くことはあり得ませんが、テレビのおかげでいいものを見ました。有難いことです。
ハクレンは漢字で書くと「白鰱」だそうです。

アズチグモ

1016_5azutigumo1 2021.10.16
ランタナの花で。
向こうに黒い丸が見えますが
1016_5azutigumo2
アリでした。
同じものを撮っているのに、露出がまるっきり変わってしまいました。カメラ任せにしているとこういうこともしばしば。
背景を選んだりしてコントロールするしかない。マニュアルでやればいいのでしょうが、前に使っていたカメラは、マニュアルのダイアルが傷んでしまって使えなくなったのでした。以来もう、カメラ任せでやってます。

1029_4azutigumo1 10.29
背景は路面です。白いクモが糸にぶら下がっていました。確かブッドレアのあたりでした。
何だか変だな、と思ってトリミングすると
1029_4azutigumo2
白く見えているのは腹端側。
体の左側の脚が2本かな、無くなっているようです。
鳥にでも襲われて脚を食いちぎられ、ぎりぎり糸を引いて下へ緊急避難した姿ではなかったか。
きびしいなぁ。

11/13 ブッドレアの葉の縁から白いものが見える。何かいるな、と思いましたがうまく撮れない。
腰を曲げて辛い姿勢で左手でそっと葉を裏返してみたら
1113_6azutigumo 11.13
アズチグモでした。左の脚2本失っています。
10/29に見たあのクモの可能性が大きいですね。
葉を裏返されても、逃げるでもない。普通はさっと隠れるんですがね。
もう元気がないんだろうな、ごめんな、と呟いて、揺れないようにそっと元に戻してやりました。
遠からず去るのでしょう。なんだか感傷的になってしまいました。沁みるなぁ。

ブドウトリバ

1015_16budoutoriba 2021.10.15
妻が見つけて撮ってきました。
この姿は知っているのですが「トリバガ(科)」という名前は忘れていたそうです。
実に面白い姿なので、ちゃんと教えてあげたんだけどな。
多分、ブドウトリバだろうと思います。エゾギクトリバというよく似たのもいて、完全に識別できているわけではありません。ご検討ください。
秋に見かける昆虫は、体が傷んでいる事も多い。
上の写真の個体も、脚をかなり失っているようですね。おそらく鳥に襲われたのでしょう。

1108_13budoutoriba 11.8
庭でコギクが咲き始めていて、花を見ていたら、ん?何かいる。
よくよく見ればブドウトリバのようです。
体に傷みはないようで、よかったね。
この細い翅で飛ぶんでしょうね、飛ぶところを見たことはないのですが。

デュランタの実

1015_14duranta 2021.10.15
デュランタの実です。

1カ月近く後の下の写真もご覧ください。
1103_14duranta 11.3
たくさん実ができてはいるのですが、冒頭の写真ほど丸い実は少ない。

花が長く咲き、その数も相当なものなのですが、実は相対的には少ないと感じます。
完熟に至るのはもっと少ない。どうしてかな。

この花、虫たちにずいぶん好かれる花なので、大切にしています。

2021年11月15日 (月)

ルリタテハ:掲載忘れ!

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-fab87a.html
2021年11月 8日 (月) ルリタテハ:1
↑この記事では、10/15に幼虫4匹を見つけ、10/16に1匹が蛹化したと書き。
その後11/1~11/4の羽化の話を書きました。

その後、写真フォルダをいろいろかき回していましたら、忘れ物を見つけました。
1025_14ruritateha1 2021.10.25
4匹の蛹がぶら下がっている写真。
1025_14ruritateha2
蛹の光る部分がわかりやすいようにと撮った写真。

この2点を掲載しそこなっていましたので追加します。

月・木星・土星

1111_11moon_etc 2021.11.11
夕方、雨戸など閉めに上がった妻が撮ってきました。
時刻は17:28
絞り f3.6  露出時間 1sec  ISOは 1600
です。月は明るすぎましたね。暗い周囲に合わせた露出になってしまった。
でも、月の左右の上の星ははっきりわかる。
これはというと
1111_11moon_etc2
木星と土星です。
金星は見えれば明るいのでしょうけれど、この時刻だと位置が低くて、我が家からは隠れているようです。

デジカメはとても感度が高いので、星を撮る時に一度強制的にフラッシュを発光させて撮ってみてください。
そうすると露出時間が短くなって、かえってクリアに撮れる場合がありますよ。お試しあれ。

ネコハエトリ

1015_13nekohaetori 2021.10.15
私の好きなネコハエトリ。何か獲物を捕まえたようですが、判然とはしません。
小さなハエかなんかじゃないかな。
餌が減っていくこの時期、邪魔しちゃ悪いので、1枚撮って退き下がりました。
冬が近いよぉ。

キマダラカメムシ

1015_2kimadarakamemusi 2021.10.15
見かけることが増えましたね。
台湾から東南アジア原産の帰化種だそうですが、生息範囲を北へと広げてきたのです。

↓これが私が最初にキマダラカメムシを見かけた時の記事だと思います。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-6d23.html
2017年10月12日 (木) キマダラカメムシ幼虫

もうほぼ普通のカメムシになりました。

ホタルガ

1015_1hotaruga 2021.10.15
ホタルガです。このとまっている姿だけでも充分に特徴的ですが、飛ぶとまたすごく面白いのです。
翅の白い模様がチラチラしながら輪のように見えるのです。
人間の眼の残像のせいでそう見えるのでしょうから、写真には撮れないのですが。
面白いですよ。

↓昆虫エクスプローラ
https://www.insects.jp/kon-gahotaru.htm

黒地に、1本の太い白帯が印象的なガ。頭部は赤く、触角が立派で、何となく悪魔っぽい雰囲気を持つ。
昼間に活動し、林の周辺の薄暗いところをヒラヒラとゆっくり飛ぶ。はねの白帯は、飛んでいてもよく目立つ。低山地に多い普通種。住宅地の周辺で見られることもある。
幼虫は、サカキ、ヒサカキの葉を食べる。

↓イモ活
https://www.imokatsu.com/imo-hotaruga.htm
ホタルガ

チョウ目 マダラガ科 ホタルガ亜科
Pidorus atratus
体長 (終齢)25mm前後
発生時期 7-8、10-6月(年2化)
危険性 要注意
越冬形態 幼虫
蛹化方法 葉を丸めて繭をつくる
寄主植物 ヒサカキ・サカキ・ハマヒサカキ(サカキ科)、マサキ(ニシキギ科)など
分布 北海道・本州・四国・九州・南西諸島
黄色で、背面には灰色の帯が、側面には黒色の太い帯があり、よく目立つ。危険を察すると体表から毒のある粘液を出し、それが皮膚につくと痒くなる。庭木や公園、神社、雑木林などで見られる。葉の上にいることが多い。

「要注意」だそうです。「毒」とまではいわないけれど、痒くなるそうで、気をつけてください。
同じマダラガ科で、竹や笹にくるタケノホソクロバというガの幼虫はもっと激しくて「毒毛」を持ちますので、駆除するしかないですね。

1102_5hamahisakaki 11.2
これは近くのマンションの植え込みにあるハマヒサカキの実です。きれいなんですけどね。
上の写真のホタルガは、ひょっとして、ここいらで葉を食べて成長し、我が家に飛んできましたかね。
ハマヒサカキの花は独特の悪臭があります。無臭の都市ガスにガス漏れ検知のための悪臭がつけてありますがあれに似た匂いなのです。で、この花の時期に、ガス漏れ騒動が起こることもあると聞いています。

サルビア+オンブバッタ

1014_18salvia 2021.10.14
買い物帰りの妻の撮影。
私がいつも「ブルーサルビア」と「青いサルビア」は違うんだなぁ、とぶつぶついっているものですから、それを意識して。
「これは青いサルビアよ」と撮ってきました。
ホントに噛みつかれそうな花ですね。萼も口みたいに見えるんですね。
1014_18salviaonbu
写真を眺めていたら、オンブバッタがいることに気づきました。
これを狙った写真ではないので、ピントが合ってませんが、わかるからいいでしょう。
オンブバッタはシソ科の植物が大好きなんです。しかもね、面状の葉に「穴を開ける」ように食べるのです。
もしシソ科の植物があって、葉に穴が開いていたらオンブバッタを疑ってください。
面白いから駆除しなくてもいいんじゃないか、と思うのは虫好きだからですね。

ムラサキシキブ

1014_17murasakisikibu 2021.10.14
ムラサキシキブの実がきれい。この紫色が植物名になったのだそうです。

↓季節の花300 から引用します。
https://www.hana300.com/murasi.html

・熊葛(くまつづら)科。
・学名
  Callicarpa japonica
   Callicarpa :ムラサキシキブ属
   japonica : 日本の

 Callicarpa(カリカルパ)は、ギリシャ語の「callos(美しい)+ carpos(果実)」が語源。「美しい実」の意味。
・・・

・紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」(西暦1000年頃の人)にたとえた。
 また、紫色の実をびっしりつけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、いつのころからか 源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」となっていった、との説がある。

実が名前の由来になるというのは(どうなんだろう)珍しいのではないでしょうか。

以前はすぐ近所のお家にムラサキシキブがあって、花も実も鑑賞できたのですが、改築で消えました。
冒頭の写真は妻の買い物帰りの写真です。
妻は近所へ、人の少ない時間によく買い物に出まして、いろいろ写真を撮ってきてくれます。ありがたい。

2021年11月12日 (金)

ザクロ

1014_16zakuro 2021.10.14
一才ザクロといいます。背の低い木で、鉢植えで花を楽しみます。
果実はあまり大きくはない、と思いつつ育ててきたのですが、今年は一つだけずいぶん大きな実をつけています。
もうすぐ食べられると思います。ちょっと楽しみ。

鬼子母神がザクロを持っているのは、子孫繁栄の象徴で、縁起物なのだそうです。
嫌う人もいるとか聞きますので、一応、正統と思われる由来を。

↓入手した当時の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-448c.html
2015年6月19日 (金) 一才ザクロ

ネコハグモ

1014_14nekohagumo 2021.10.14
ネコハグモがいました。上の本体だけを見ると葉の上にいるようですが。
下の影も見てください。浮いていることがわかります。
葉っぱのくぼみに平らな網を張ってそこにいるので、浮いているのです。
なかなか微妙な奴でしてね。
いわゆる「クモの網」という網ではありませんが、この網で結構小昆虫がかかるようですよ。

ヨツモンカメノコハムシ(かなぁ)

1014_11jingasahamusi_ni1 2021.10.14
10/18に「ジンガサハムシ(かどうか自信がない)」という記事を書きました。
あれと近い場所で見かけました。あれと同種のハムシだと思います。パッと模様を見るとジンガサハムシと思うのですが・・・。
1014_11jingasahamusi_ni2
ジンガサハムシはつるつるで透明なんですけどね。
私が見たのは、前回も今回も、不透明で点刻がある。
やっぱりちがうかな。
↓虫ナビ。これすごく似てます。
https://mushinavi.com/navi-insect/data-hamusi_yotumonkamenoko.htm
ヨツモンカメノコハムシ

↓こういうのがありました。これも似てるか。
https://www.insects.jp/kon-hamusiinokodutikamenoko.htm
イノコヅチカメノコハムシ

↓ヒメカメノコハムシも似てる気がする。
http://blog.tamagaro.net/?p=3659
2012年8月10日 ヒメカメノコハムシ Cassida piperata Hope, 1842

う~むぅ~。どれにしましょうか。ヨツモンカメノコハムシかなぁ。
迷います。詳しい方のアドバイスが欲しいのです、教えてください。

↓自信のない記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-e1f511.html
2021年10月18日 (月) ジンガサハムシ(かどうか自信がない)

アオスジアゲハ

1014_9aosujiageha 2021.10.14
外ののランタナの花で。強くはばたきながら口吻を伸ばして吸蜜。ホバリングではないですが、頭部はほとんど動かない。

1018_7aosuji1 10.18
わかりにくいですが、チョウを後ろから見ています。
1018_7aosuji2
ちょっと体の位置を変えてくれたので、こういう写真が撮れました。
以前にも何回か書いていますが、ランタナの花は小さいけれど深い。かなり口吻の長いチョウでないと花の底まで届かないと思います。そういうチョウを花が選んでいるのでしょう。

クサギカメムシ

1014_6kusagikamemusi 2021.10.14
庭のランタナのまだ青い実の間にいました。

1020_2kusagikamemusi 10.20
上の写真とほぼ同じところで。ただ、体色が少し赤っぽいのでちょっと悩みましたが、この姿はクサギカメムシですよね。体色の変異、でしょう。

1024_4kusagikamemusi 10.24
よくわかりませんが、同一個体を繰り返し見ているのかな。

1025_6kusagikamemusi 10.25
またしても同様の場所で。成虫越冬ですから栄養ためなくっちゃね。

1106_11kusagikamemusi 11.6
ランタナの花にいました。周囲の色のせいで赤っぽく写ったかなという気もしますが、それだけでもないか、赤っぽい体色というのもありなのでしょうね。私個人はクサギカメムシを怒らせたことはないので「におい」を知りません。アルデヒド臭でしょうから、元化学屋としてはそうとんでもない匂いだとは感じないのじゃないかな。

2021年11月11日 (木)

エビガラスズメ幼虫

1013_4ebigarasuzume 2021.10.13
白髭咲きアサガオにいた、と妻が撮影してきました。
尾角があるのでスズメガの仲間だし、アサガオにいたとなればエビガラスズメだよな、と。
以前にも、線路際で茂っていたルコウソウで大きなエビガラスズメの幼虫を見たことがあります。

1014_3ebigarasuzume1 10.14
まだいた、と妻が園芸用に置いてある割りばしに乗せて連れてきました。
体全体がわかりやすく写りました。スゴ。
1014_3ebigarasuzume2
頭部の模様がまた独特です。瓜みたいだね。

↓幼虫図鑑によりますと
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ebigarasuzume020921.html
食草:サツマイモ(薩摩芋),ヒルガオ(昼顔),アサガオ(朝顔),ヨルガオ(夜顔)などヒルガオ科の植物のほか,フジマメ(藤豆),アズキ(小豆)などのマメ科,ツルナ科などの植物も。

ということです。アサガオなんかにすごいイモムシがいたら疑ってください。

↓これは地味な姿の成虫の写真です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-c50b.html
2017年7月21日 (金) エビガラスズメ

↓「坊やビックリ」の話。是非お読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-c50b.html
2013年11月15日 (金) エビガラスズメ

オジギソウ

1013_2ojigisou1 2021.10.13
ここではまだ葉の色の変化はあまり感じていません。
雨滴がきれいだったのです。
1013_2ojigisou2
ほらね。
羽状に小羽片が並んで小葉を構成するわけですが、その小葉が雨滴を受けているところもあれば、小羽片の縁に小さな雨滴が並んでいるのもある。
オジギソウとの付き合いは長いですが、こういう姿をじっくり見たことはなかったな。
植物の葉には、雨でべたっと濡れる葉もあれば、色んな程度があっても雨をはじく葉もあります。
ハスの葉などは表面構造のおかげで、すごい撥水性ですよね。
オジギソウの葉も、撥水性のある小羽片が並ぶ、という構造が、撥水性を強めているかもしれませんね。

★黄葉
1108_2ojigisou1 11.8
朝、雨戸を開けたら、足元のオジギソウの黄葉が目に入りまして。
小羽片の先端から色が変わっていくのですね。そうなんだ。
この写真の左上の部分をトリミングしますと
1108_2ojigisou2
こうなります。
真ん丸な花からはちょっと想像しにくいような「豆」が稔っています。
マメ科だもんな、当たり前ですが。
ずいぶんトゲトゲな実ですね。

夕方、雨戸を閉めようとして、ふと思い出した。
黄葉が始まったオジギソウは「お辞儀」をするんだろうか、と昼間ふと考えたのでした。
で、指先で触ってみました。
1108_14ojigisou
閉じかかるのですが、完全にパタンとは閉じられない様子でした。
もう一回突いたら、葉よりも茎の方が下がってきまして。ゴメンゴメン、刺激が強すぎたかと退き下がりました。
気温も下がってきているのに、大きな負担をかけて申し訳なかったな。

我が家のナス

1012_18nasu 2021.10.12
大きな実ができました、いいでしょ。スーパーには並ばない規格外品かな。

1015_15nasu 10.15
穫り入れて食べました。
歯応えがあって「食いで」がありましたね。

素人ですから、1個みのるだけで仕合わせ気分。楽しい食卓になりました。

サザンカ

1012_11sazanka 2021.10.12
いつもの花とはちょっと感じの違う花が咲いていました。
花弁の形成不全かな。つぼみの時に上端部近くをごそっと食べられちゃった、ということはないと思うんですがね。
いいさ、いろんな花があって、それでいい。生きるってことは規格品じゃないのですから。

11/11

まあ、いろいろの記念日になってますね。
独身の日、チンアナゴの日、鮭の日・・・
↓詳しいです。
http://www.nnh.to/11/11.html
11月11日

私も去年は「11月11日11時11分11秒」という写真を撮って記事を書きましたし、たまたまですが夕飯のおかずが鮭でしたっけ。
↓その記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-283f14.html
2020年11月12日 (木) 鮭の日に鮭を食べました

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-eb2872.html
2020年11月11日 (水) 11月11日11時11分11秒

今の時点で、今年の11日はもう始まっていますが、どんな風になっていくかな。
何か面白いことがあったら後日、記事にしますね。

・私的に「いいワンワンの日」ってのはどうですかね。
そういえば、「犬のおまわりさん」は「わんわんわわん」と鳴くのでしたよね。「いいワンワン」なんです。

・ボウリングってピンが10本立ってますよね。11/11/11:11'11" ピンが10本ということで、「ボウリングの日」なんざどうなんだろね、と思って調べたら、ダメデシタ。
1972年に日本ボウリング協会が6月22日を「ボウリングの日」に制定していました。なんでも1861年6月22日に日本で初めてのボウリング場が開場したのだそうです。

なんか面白いネタはないかな。

2021年11月10日 (水)

キチョウ(キタキチョウ)

1012_4kityou 2021.10.12
今年はキチョウ(キタキチョウ)が多い。外に出れば必ず目の前を飛びます。

1103_2kityou 11.3
ランタナで。

1104_6kityou 11.4
フウセンカズラの小さな花で。

どうして今年は多いのか?原因はよくわかりません。

https://www.imokatsu.com/imo-kitakichou.htm
このイモ活によると幼虫の食草は

食性 ハギ類・ネムノキ・ハリエンジュ・ジャケツイバラ・フサアカシア・ギンヨウアカシア・サイカチ・エビスグサ・ヤハズソウ・コマツナギ・ウマゴヤシ・クサネム・モクセンナ・オオコチョウ(マメ科)など

ということです。
これを見て、今年特に繁茂している植物、という感じもしないしなぁ。
ナンデ増えたの?

成虫で越冬するチョウです。来年もいっぱい来てください。待ってます。

コシロカネグモ

1012_3kosirokanegumo1_20211110111201 2021.10.12
空中に何かが浮いている。目に映ったのは薄茶色のもの。クモだろうけどどうなってるのかなとよく見たら、写真のようにコシロカネグモが獲物をとらえたのでした。
消化液を注入して吸い取っているのでしょう。
1012_3kosirokanegumo2
なんとか横からも見たい、と頑張ったけれど、こんな写真しか撮れませんでした。
背景でぼんやりわかるように、ホトトギスの花のそばです。クモにとってはかなりの大物ですね。

★別件ですが
クモなんかは体外消化を行うというので嫌われることがあります。消化液を注入して獲物を溶かして飲むなんて気持ち悪い、残酷だ、ということでしょうか。
でもね、人間だって厳密な見方をすれば体外消化なんですよ。
動物の体はある意味で「ちくわ」ですよね。口から肛門につながる消化管内は「体外」です。
自己と異なるものが「体内」に入ったら大変なことでしょ。他の生物の侵襲を受けていることになります。
ですから、消化管内という「体外」へ消化液を分泌して、食べ物を分解し、他の生物であるという痕跡のない分子レベルで「体内」に吸収しているのです。

内と外を厳密に区別するというのは生物にとって根本的なことなんです。自己というものを連続して保てるかどうか、ですからね。
細胞レベルでもそうなんです。
細胞外の「異物」を細胞膜をくぼませて包み込みながら細胞内へ入れる。そこへ消化酵素の入った小胞をくっつけて外界から取り込んだものを消化してから細胞内に取り込むのですね。決して「外」を「内」に直接入れたりはしません。外と内がつながってしまったら致命的なことなんです。
パーフォリンというタンパク質は細胞膜に穴を開けます。そうするとその細胞は壊死します。詳しいことは省きますけどね。

生物の個体性にとって内と外は決定的に重要なのです。
そういう目で他の生物を見てください。

https://rika-net.com/contents/cp0340/contents/f3/04/f34100.html
細胞内における消化の図がわかりやすい

https://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_biology_1_kaitei/contents/bi-1/1-bu/1-1-3.htm
細胞の構造

落ち葉

買い物帰りに紅葉の様子を見てきた妻が落ち葉を拾ってきました。
1102_22otiba_1hanamizuki 2021.11.2
近所のマンションの植え込みにあるハナミズキの落ち葉です。木の方は早くももう裸木状態だったようです。
1102_22otiba_2sakura
密蔵院前の桜の落ち葉。
完全な紅葉状態ではなかったそうです。
東京ではまだ「木枯らし1号」の宣言は出ていないと思います。

【木枯らし1号の発表条件(東京地方)】
1.期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
2.気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
3.東京都心における風向が西北西〜北である。
4.東京都心における最大風速が、おおむね風力5(風速8m)以上である。

寒かったりするんですけどね、完全な冬型気圧配置になっていないしな。
落ち葉が木枯らしに舞うという情景はまだですね。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-f5155c.html
2021年10月 4日 (月) サザンカ

今年のサザンカの最初の花は9/7だったんです。
現在もぽつぽつ咲き続いています。でも木枯らしは吹いてないなぁ。

「さざんか さざんか さいたみち  たきびだ たきびだ おちばたき」
「きたかぜぴいぷう ふいている」

現在の日本では「焚火」という文化はもう維持できなくなりましたね。

朝日新聞の11/7の読者投稿欄「声」で

(声)庭木の手入れと父のため息
・・・
 新潟の実家の寺には松や杉、桜など数十本の木が庭に植えられている。父が自分で剪定(せんてい)し、枝や葉は長年、庭先で燃やしてきた。
 ところが最近、市から「剪定した枝などは野焼きしてはいけない」と告げられたそうだ。どうやらこれらの行為は廃棄物処理法で禁止されているとのこと。
 市のホームページには剪定した枝を長さ1メートル以内、1束は直径30センチ以内で出すようにとの記載がある。
 ・・・

たき火は不可、産業廃棄物として出すか、極々小さく切り刻んで可燃ごみにするか。
我が家でも枝など出ますが、小さくして可燃ごみとして出しています。

キャンプなんかでたき火をするのは許されているようですが、たき火という文化はもう消滅していきますね。
かえって、火の後始末などへの気配りを知らない人が増えて、山火事なんかになりゃしないかと不安も感じますが。

小学生の高学年の頃、朝登校すると職員室へ行って、先生から新聞紙とマッチを受け取って、教室の石炭ストーブに点火する当番がありました。次いで低学年の教室へ行ってストーブに点火してあげる。そんな冬の学校生活でね。火の扱いには結構慣れているつもりの爺さんです。

桜坂にて

1105_1sakurazaka1 2021.11.5
買い物帰りに桜坂を通りました。
緑と、褐色・赤が混在していました。
1105_1sakurazaka2
走行中に妻が撮影しまして、ぶれてますが。
緑が多いのですが、道の脇には落ち葉がかなりありますね。

↓先週の記事です
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-8a7388.html
2021年11月 4日 (木) 冬芽・紅葉

この記事の終わりのところで、朝日新聞の「素粒子」から引用して
「近所の桜並木がおかしい。葉が色づくことなく、どんどん散ってゆく。なぜだろう。」
そして私のコメントで
「確かにね。桜坂を車で走ることは多いのですが、ほとんど黄葉していないのに、道路脇に落ち葉が溜まっているという感じはしますね。」と書きました。

で、実際の桜坂の今の状況をご報告しました。
紅葉していくタイミングに狂いが生じているかもしれません。寒暖差が大きくて。
皆さんの地元の様子を観察してください。

キンモクセイ

1101_18_1kinmokusei 2021.11.1
今村さんの気象情報です。
「ナゼ?2度も3度も… 異変!今年のキンモクセイ」「極端気温で2度…3度と返り咲き」
「今年の秋は…西日本 記録的な高温 東日本 極端な寒暖差」
とのことでした。
キンモクセイの2度咲き自体はそう珍しいことではないらしいですが。
開花時期の遅れや、3度咲きと、やはり今年の気象状態を反映しているのですね。

我が家では9/13の写真で最初の開花を記事にしました。
そして10/3、4の写真で、2度目の花を記事にしました。
11/2の記事で最盛期は10/7頃だったと書きました。
その記事の中で福岡市の「油山市民の森からのお知らせ」というサイトから引用して

2021/10/28 お知らせ
キンモクセイが咲きました!
10月初旬に少しだけ咲いたキンモクセイですが、只今本格的に咲き始めています!園内とってもいい香りです。

と。
福岡では遅咲きでした。

↓このサイトの11/5の記事ではキンモクセイが「見頃」で紅葉も「見頃」だそうです。
https://www.shimi-mori.com/news/detail.php?news_uuid=108979144617a01157fc1e4.22953257

2021/11/05 お知らせ
キンモクセイ咲いてます!
11/5現在 見頃

10月初旬に少しだけ咲いたキンモクセイですが、只今本格的に咲き始めています!園内とってもいい香りです。

中央広場やもみじ谷の紅葉も見頃を迎えました!

紅葉と一緒って、やっぱり妙なんだろうな、例年をよく知らないので決定的なことは言えませんが。

朝日新聞の川柳コーナーから

朝日川柳 西木空人選(朝日新聞デジタル 2021年11月3日 5時00分)
 金木犀戸惑い香る文化の日(大阪府 竹鼻雅子)

植物も戸惑い、人もまた戸惑う。
いつも言うことですが「順」がいいですよね。

↓過去記事など
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-e8bf6b.html
2021年9月17日 (金) キンモクセイ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-2bf6d9.html
2021年10月 5日 (火) キンモクセイ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-11e630.html
2021年11月 2日 (火) キンモクセイ

2021年11月 9日 (火)

スイフヨウ

1014_12suihuyou 2021.10.14
どうもね。高いところの花を見ると、このアングルで撮りたくなります。
青い空、白い雲、赤くなったスイフヨウ。見飽きませんね。

1018_3suihuyou 10.18
気温が下がってきて、色の変化が遅くなり、昼の散歩でもこんな写真が撮れます。
色の変化は化学反応ですので、温度の影響を受けるのです。

1021_11suihuyou 10.21
色の変化は始まりましたが、まだ全体に広がっていない花。
赤い色素を作る酵素の働きを目で見ています。化学的な話をすると「ロマンが壊れ」ますか?
自然界の見方が深まると思うのは元物理・化学・生物教師だったからでしょうかね。

セグロアシナガバチ

1011_12seguroasinagabati1 2021.10.11
サザンカの花にハチが来ていました。
何だろな、とよく見たら
1011_12seguroasinagabati2
セグロアシナガバチですね。
1011_12seguroasinagabati3
大型のアシナガバチですが、見ている分には何の危険もありません。
手で払ったりすると攻撃されたと感じて命がけで巨大な人間に攻撃を仕掛けてくるでしょう。
巣に近づけば、巣を守るために命がけの攻撃をしてきます。
人間の動線に近いところで営巣した時だけは要注意ですね。

ところで、ワタクシ的には、セグロアシナガバチが花に来ているのを見るのは珍しい。
狩りのために葉の間や下を探索しているところはよく見ます。
また水を飲みに池に来ることもあります。

私の知識の中では、成虫はイモムシなどの肉団子を幼虫に与えて、幼虫からたんぱく質などの豊富な分泌液をもらうのではなかったか。
上の写真のように花の蜜や樹液などを活動のエネルギーとして摂取することもあるんですね。
蜜は自分の活動用なので、幼虫に与えるというようなことはしないはずです。

キバナコスモス

↓先週、草刈りで低く刈られたキバナコスモスが新たに葉を伸ばしているという話を書いたばかりです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-f5cd43.html
2021年11月 4日 (木) キバナコスモス

そうしたら、今度は花が咲きました。
1011_10kibanacosmos 2021.10.11
線路の礫の間から出て、低い位置で咲いた花。
脇に見える青紫はツユクサの花です。
共々、タフですね。

1101_12kibanacosmos 11.1
この写真だと、草刈りで残った部分から葉が出て花が咲いたという状況がよくわかると思います。

I'm not so easy to die.「そう簡単にくたばってたまるか」
{「ナバロンの要塞」のラストのところの台詞です}
そうだそうだオレだって。と、かかし爺さん。

↓草刈りで刈られたタチアオイの話です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-f7773b.html
2021年10月27日 (水) タチアオイ

アゲハ

1010_8ageha 2021.10.10
ランタナの花ではばたきながら吸蜜するアゲハ。
アゲハの「力感」というのはすごいものです。長く付き合っているとますますそう感じる。
個人的にはこのチョウを国蝶にしたかったな。全国どこでも見られて身近だし、ダイナミックだし。
オオムラサキを実際に見たことのある人は少ないけど、アゲハなら誰でも知っているでしょ。
小学生の頃かな、国蝶が選定されたのは。アゲハも候補だったのですが選ばれずくやしかった、という古い昆虫ガキです。

ルリマツリ

1010_4rurimaturi 2021.10.10
雨のしずくに濡れる花、って佳い風情ですよね。
もともとこのルリマツリの花には独特の光沢がある。
ルリマツリの学名は「Plumbago capensis」といいます。
元素記号の「Pb」はラテン語の「PLUMBUM」=「鉛」に由来しますが、ルリマツリの学名の「Plumbago」も同じ由来でしょう。
昔化学教師だった私としては、鉛を刃物で切断した時の切断面の鈍い光沢を思い浮かべてしまうのですけど・・・。
ルリマツリが鉛中毒に効くからだ、という説もあるらしくて。ほんとかよ、という気もします。
江戸時代の役者が、鉛白粉や水銀白粉で中毒を起こしていたそうですが、鉛の中毒だなんて認識はなかったのだし。西洋でも似たようなもんでしょ。ということで、鉛中毒に効くという説には疑問を呈するものです。
わかりませんけどね。

2021年11月 8日 (月)

ルリタテハ:4

この日に残りの2匹が羽化しました。
1104_21ruritateha1_1 2021.11.4
最初の個体。ケースの内側にいたのが、一挙に飛び上がって庭の外へ、わ、撮り損ねたと妻。
そうしたら、どういうわけか、舞い戻ってきまして。
1104_21ruritateha1_2
居間の目隠し用のスダレにとまってくれたんですね。
後ろから陽射しを受けて輝いていました。なんでかわからないけど、美しい姿を見せに戻ってきてくれて、ありがとう。
1104_22ruritateha2
もう一匹。鉢の草につかまらせて撮影。このあと飛び去っていきました。

10/15に見つけた4匹の幼虫。約3週間で全員成虫になって旅立っていきました。羽化失敗もなくほっとして、ちょっと力みがぬけてしまいました。うれしかったな。
ホトトギスは毎年ちゃんと咲かせているので、また次のシーズンにも来てほしいな。

↓いくつか、過去記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-6ff22f.html
2021年7月 7日 (水) ルリタテハ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-3170.html
2011年10月12日 (水) ルリタテハ幼虫発見

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-503c.html
2011年10月12日 (水) ルリタテハ幼虫→前蛹

ルリタテハ:3

1103_16ruritateha1 2021.11.3
また羽化。そっとつまんで外の葉につかまらせる。
{チョウを「つまむ」時、親指と人さし指でつまむのではありません。私が妻に教えた技ですが、人さし指と中指で翅を挟みます。翅を傷めない方法です。親指と人さし指では力が強くて、翅を傷めることがありますので。}
1103_16ruritateha2
翅の表を見せてくれました。
妻が触角がおもしろいのよ、という。
1103_16ruritateha3
なるほど。こうなんですね。先端部が太くなっていいるのはよくありますが、更にその先端が黄色いんだ。凝ってますね。
1103_16ruritateha4
地味な模様が少しは見やすいかしら。太い木にでも止まったら見失いますね。

ルリタテハ:2

1101_16ruritateha1 2021.11.1
1匹、羽化しました。樹皮のような地味な裏面です。
触角が翅の前縁に沿っていますね。
トリミングしまして
1101_16ruritateha2
この時点でもう、脚は中脚と後脚の2対しか使っていないようですね。
1101_16ruritateha3
玄関先の葉に止まらせてやったら翅を開いてくれました。
美しい。
1101_16ruritateha4
蛹は残り3つになりました。
ところで蛹の体の下の方にちょっと銀色っぽい窓のようなものがあります。
これが光を受けて光るんですね。

ツマグロヒョウモンの蛹も光るのですが、違いもありまして。
↓過去記事をお読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-9099.html
2011年10月12日 (水) ルリタテハ蛹

上の記事の次が↓これです。あわせてどうぞ。
2011年10月12日 (水) ツマグロヒョウモン蛹

ルリタテハ:1(追加があります)

イモムシ・ケムシが苦手な方はこの記事読まないでください。

1015_3ruritateha1 2021.10.15
妻が嬉しそうに言う。ホトトギスにルリタテハの幼虫がいたのよ、と。
4匹連れてきました。
上の写真はちょっとブレ気味なのですが、幼虫の全体がわかります。当然、頭は右。
1015_3ruritateha2
見てくださいこのトゲトゲ。刺さりませんので痛いということはないのですが、見るからにすごい。
「ケムシ」とか「イモムシ」と、言いにくいですね。「トゲムシ(棘虫)」とでもしましょうか。
同じタテハチョウ科のツマグロヒョウモンの幼虫も派手派手しいですね。
1015_3ruritateha3
思わず笑ってしまうほどのトゲトゲですね。逆光気味にして強調してみました。

↓幼虫図鑑のトップページです
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html
幼虫図鑑
ご注意:芋虫,毛虫の類が嫌いな人は,ご覧にならない方がいいかもしれません
写真:カサブランカの葉裏にいたルリタテハの幼虫

というわけです。

翌日。
1016_1ruritateha 10.16
1匹が前蛹になっていました。懸垂型の垂蛹になりますので、こんな格好。
私共がこういう垂蛹(ぶら下がり型の蛹)を実際に見たのはルリタテハが最初でした。
今はツマグロヒョウモンと付き合っていますので、ごく普通のことですが、

↓素晴らしい解説です。どうぞ。
https://www.pteron-world.com/topics/anatomy/pupa/pupa.html
蛹の体

アゲハやアオスジアゲハなどの蛹は「帯蛹(たいよう)」といいいます。
いずれにせよ、幼虫の皮を脱ぎ下ろしていって、蛹の腹端部のカギで支えるように変えるというのは、なんだか想像を絶する仕事のように思えるのですが、チョウたちはみんなそれを実行している。
ため息がでるほど、すごいものなのです。

★追加
ここで前蛹まで掲載しましたが、4匹全員蛹になった写真などを掲載し忘れましたので追加しました新たな記事で追加しました。
↓これです。どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-83ddd9.html
2021年11月15日 (月) ルリタテハ:掲載忘れ!


10月の気温など(東京)

2021年も83%が過ぎ、残りがだんだん少なくなってきました。
グラフの横軸が長くなってきて「今年の傾向」のようなものが見えている気もします。
ざっとご覧ください。

2021_10kion 気温
10月前半は最低気温が20℃近くのところに上がっていて、後半は最高気温が20℃を切るようになって、ぐじゃぐじゃ混み合った感じになっていますね。
これを平年差で見ると
2021_10heinensa 平年差
10月前半と後半で、鋭く山と谷になっています。
でもって、ふっと視線を遠くして、1月からの変化を大きく見ると。
1月半ばから4月半ばまでが大きな山になっています。
その後は、約1カ月くらいの周期で変化が起こり、振幅がだんだん大きくなったように見えます。
嫌ですね。今後、暖冬になるのか、寒い冬になるのか、私はどっちもヤダな。普通の冬が来てほしい。
2021_10situdo 湿度
5月くらいまでは40~50%を挟んで変動していたのが、5月以降は60%を越えたところで変動が続いている。
2段の構成になっています。冬の関東平野は乾燥するのが普通。これから急に下がって40~30%ぐらいのところへきますかね。
何となく、あまりよくない予感もするなぁ。
お天気さん、年寄りを労わってくださいネ。

★ちょっと余談
10月半ばに最高気温が15℃くらいしかない日が来た時。寒かったので暖房を使いましたが、その頃に、食器など洗おうとして台所で水道をひねると。なんだかなぁ、水が「ぬるい」という感覚を覚えました。貯水槽などなく水道水は直接入ってくるのですが、おそらく気温が低下したのに地下の温度はまだ下がっていない、そういう食い違いを感じたのだと思います。湯沸かし器なんか使ってないのに水がぬるい。「水ぬるむ」なんてのは春に使う言葉でしょうが、秋が一気に深まっていく時に「水がぬるかった」。妙な感覚でした。
ちなみに、私共夫婦の分担では、食器などの洗い物は基本的に私の分担ですので、水温には敏感なほうです。

 

2021年11月 5日 (金)

アオクサカメムシ幼虫(ではないか)

1010_2minamiaokamemusi 2021.10.10
カメムシの幼虫であることは一目でわかりますが、さて、何というカメムシだろう。見たことのない幼虫です。

候補はアオクサカメムシとミナミアオカメムシです。

↓アオクサカメムシの方
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/aokusakamemusi.html
アオクサカメムシ

http://gazo.cocolog-nifty.com/my_tiny_flower_garden/2007/09/post_bc89.html
アオクサカメムシの幼虫と成虫

↓ミナミアオカメムシの方
http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-1438.html
東京23区内の虫 2
ミナミアオカメムシ

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/minamiaokamemusi.html
ミナミアオカメムシ

さて、どちらなんだろう?
ぎりぎりアオクサカメムシではないかと判断しましたが、確定ではありません。信用しないでください。
以前から分布しているのはアオクサカメムシで、ミナミアオカメムシが南から北へ生息範囲を広げてきたようです。

ツマグロヒョウモン

1010_1tumagurohyoumonf 2021.10.10
ルリマツリの花に来たメス。
背面から陽を浴びて気持ちよさそう。

1014_10tumagurohyoumon 10.14
ランタナに来たオス。

1018_2tumaguro2 10.18
飼育していたものの羽化、出立。
前脚を頭部の脇に引き寄せて、2対4本の脚のチョウみたいになっています。
きりっとしたいい顔でしょ。出るゾ、といって、飛び去りました。
今年は幼虫も多い。
庭に生えてくるスミレの仲間は一切抜かずにあるのですが、みんな食べられてしまった。
近所のスミレの葉を頂いたりもしています。
「道路脇で何かつまんでいる怪しいおばあさん」と思われないかと妻は笑っています。
徘徊してると疑われそうな歳だしね、と。
もうまかないきれないので、幼虫を見かけても放置します。頑張って生きておくれ、と心から願っています。

アゲハ乱舞

先日アゲハの乱舞を掲載したばかりですが、またしても。
1009_10ageha1 2021.10.9
目の前の路上、低い位置を2匹で激しく絡み合いながら飛ぶ。
1009_10ageha2
シジミチョウの求愛行動も見かけますが、小さいチョウが2匹、クルクルと直径10cmちょいくらいの輪を描いて高速で回る。
それに比して、アゲハはすごい。ホント格闘技だね、と。
ダイナミックに絡み合って、瞬く間に高い空へ消えていく。
増えてください。

↓先日の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-1d9783.html
2021年10月26日 (火) アゲハ乱舞

カニグモ科 2種

1009_9hanagumo1 2021.10.9
キバナコスモスで見かけたクモ。多分、幼体。
この構えからしてカニグモ科であることは間違いない。
腹部背面に何か模様があるような気もする。
1009_9hanagumo2
腹部は白っぽいようですね。
ハナグモじゃないかなぁ、と思うのですが、確証はない。
ヒメハナグモは似ているけど、我が家辺りは分布域に入らないだろうし。
暫定的に「ハナグモ」としておきます。

1011_6wakabagumo 10.11
これはワカバグモでいいんじゃないかな。

1025_9wakabagumo1 10.25
これもワカバグモ。
線路柵の内側の葉の上。ちょうどいい高さで、柵に体重を預けてカメラを固定して撮れる。
1025_9wakabagumo2
正面近くのアングルで。脚にも腹部背面にもトゲトゲがありますね。
1025_9wakabagumo3
少し動きましたが隠れはしない。
1025_9wakabagumo4
頭胸部、腹部がかなりよく撮れました。
単眼が4対8個。分解能はあまりよくないそうですが、餌を感知できればよいのでしょう。

(不明の)ガ

0926_20ga 2021.9.26
不明なものを掲載してスミマセン。
シャチホコガにこんな雰囲気のがいたかな、という気もしますが、見つからない。
ガは種類が多すぎて、とても探しきれないので、もしガにお詳しい方がいらっしゃいましたらご教示ください。
何卒宜敷御願申上奉候。

2021年11月 4日 (木)

方言周圏論がらみで

朝日新聞の読者投稿欄「声」の2021/9/11に

(声)続・名前の物語 「とぜんなか」時に来てほしい

という投稿が載りました。
「熊本の方言『とぜんなか』」の話。「人がいなくなって寂しい時に使う」とのことで、由来は
「とぜんなかのとぜんは、漢字で書くと徒然(つれづれ)です。古文の授業で徒然草を学んだ時に先生が教えてくれました。」とありました。

この投稿をうけて2021/10/7の声欄に投稿があって
(声)岩手で聞いた「とじぇんこだ」

 私の故郷は岩手県の内陸部。中学の国語の先生は県南出身だった。「徒然草(つれづれぐさ)」の授業で、先生の地域では、暇なことや手持ち無沙汰を「とじぇんこだ」(徒然〈とぜん〉こだ)と言うと知った。
 熊本には「とぜんなか」(徒然なか)という方言があるとの投稿(9月11日)を読み、この出来事を思い出した。「徒然」が日本の北と南で共有されていたとは新鮮な驚きだった。
 ・・・「なじょしても行かねば」などと、「なじょしても」の表現をよく使う。「なんとしてでも」という意味だ。平安時代に生まれたとされる「竹取物語」や「枕草子」には、「なでふ」(なじょう)という言葉が登場する。
 話者のぬくもりが息づく方言に、時空を超えたロマンを感じている。

ここに「なじょしても」という言葉の話がありますが、私の記憶にも「なじょして」という言葉があって、ちょっと意味が違うかもという感じなのです。
美空ひばりさんの「ひばりの佐渡情話」は、1962年10月5日の発売だそうでして、私14歳、中学生だったんですね。もっと古い歌かと思った。この歌の中に「島の娘は なじょして泣いた」というところがあるのです。
この場合は「なぜ」「どうして」という意味で使われていますね。

なじょう ‥デフ
(ナン(何)ジョウの転)
①(連体)何という。どういう。いかなる。宇津保物語[俊蔭]「―業をもえせず」
②(副)(下に反語を伴って)なんとして。どうして。いかで。なんじょう。なじょに。源氏物語[椎本]「今更に―さることか侍るべき」
広辞苑第六版より引用

 

★今度は短歌。
2021/10/10の朝日歌壇です。

高野公彦選
 「吾(わ)」とか「汝(な)」が普通に使われている津軽万葉の時代(とき)今も息づく:(五所川原市)戸沢大二郎

こういう歌が載りました。

さらに、朝日歌壇2021/10/17 にも同じ方の歌で

馬場あき子選
 「手良乎(てらこ)」とう『色葉字類抄(いろはじるいしょう)』にもある言葉今も津軽の地には生き延ぶ:(五所川原市)戸沢大二郎
第三首の『色葉字類抄』は平安後期、橘忠兼編による漢字表記辞書。手良乎は蝶(ちょう)のこと。津軽に今も残る呼び名なのだ。

なんだか、9/11の「とぜんなか」の反響が響いている感じがしますね。

★今回のタイトルの「方言周圏説」というのは↓
https://kotobank.jp/word/%E6%96%B9%E8%A8%80%E5%91%A8%E5%9C%8F%E8%AB%96-131919
日本大百科全書(ニッポニカ)「方言周圏論」の解説

方言の地理的分布はほぼ同心円をなし、文化的中心地付近に新しい言い方が広まり、遠い所に古い言い方が残るという考え方。柳田国男(やなぎたくにお)が『蝸牛考(かぎゅうこう)』(1930)において、カタツムリをさすことばの全国分布をもとに唱えた。近畿とその周辺に分布するデンデンムシ系がいちばん新しい言い方で、その外側に分布するマイマイ系、カタツムリ系、ツブリ系は、この順に古い言い方だと考えた。これは「古語が方言に残る」という形で、江戸時代の学者も気づいていたことである。
・・・
このように、周圏論は、方言についてさえ万能ではない。しかし、ことば以外の種々の人文現象にも、中央の都市付近に新しい現象が分布することは多くみられ、周圏論は万能とはいえないが多方面に役だつ理論といえる。

こういう話なんですね。
柳田国男の「蝸牛考」は高校時代かな、国語の先生の授業中の余談のような形で知ったのではなかったかな。
先生の余談というのは大切なものでして、高校生くらいになると、教師の力を見抜きますので、授業の表面の奥の「奥行」はとても大事なものなのです。
{自慢話:ある時「俺の授業は脱線が多くて、スマンナ」といったら目の前の生徒が「先生の授業は脱線 命」といって笑ってました。嬉しかったな。}

↓Wiki:詳しい解説です。興味がありましたらどうぞ。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B9%E8%A8%80%E5%91%A8%E5%9C%8F%E8%AB%96#
方言周圏論

方言周圏論(ほうげんしゅうけんろん、英: center versus periphery)は、方言分布の解釈の原則仮説の一つ。方言周圏説(ほうげんしゅうけんせつ)とも呼ばれる。

方言の語や音などの要素が文化的中心地から同心円状に分布する場合、外側にあるより古い形から内側にあるより新しい形へ順次変化したと推定するもの。見方を変えると、一つの形は同心円の中心地から周辺に向かって伝播したとする。柳田國男が自著『蝸牛考』(刀江書院、1930年)において提唱し[注 1]、命名した。
(後略)

キバナコスモス

下にリンクする記事で、草刈り後のタチアオイの話を書きました。

1009_8kibanacosmos 2021.10.9
今度はキバナコスモスです。
礫の間から伸びていた草が、刈り取られて、その後また葉を出し始めたのでしょう。
すごい生命力ですね。冬へ向かっていますが、とにかく生きる力のある限り生きるんだ、成長するんだ、といっています。
生きるっていうことはそういうことなんだな。多分動物も、そしてヒトも。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-f7773b.html
2021年10月27日 (水) タチアオイ
「線路脇雑草の草刈りで、刈り取られたタチアオイだと思うんです。」

ブチヒゲカメムシ

1009_7butihigekamemusi 2021.10.9
よく見かけるカメムシです。
触角が「斑(ブチ、マダラ)」になっているという命名ですが。
このカメムシを見た時に真っ先に目が行くのは背中なんですけどね。
真ん中だけ見れば白い紋ですが、翅の付け根の方からの形が独特で、これを何とか形容して名前にできなかったかな、といつも思うのでした。

↓写真がいい。
https://www.insects.jp/kon-kamebutihige.htm
ブチヒゲカメムシ

背面中央部に白紋を持つカメムシ。体側には縞模様がある。

 

空中浮揚

1009_6kareha 2021.10.9
落ち葉がクモの糸に引っかかっただけの話。
高いところからひらひらと舞い落ちてきて、細いクモの糸に引っかかった。
稀な偶然ですよね。
パッと見た時、一瞬、ナンダ?と戸惑いました。
空気の動きで揺れてしまうので、アングルを狙うことはできませんでした。空中のものにピントを合わせるため背景が単調になるように頑張っただけです。

ハイビスカス

1009_1hibiscus 2021.10.9
ベランダは日当たりが良い。次々と咲きます。

1031_2hibiscus 10.31
もう10月も終わりですが、まだ咲きます。つぼみもあります。
室内は寒くて暖房を使うようになってきましたが、ハイビスカスは頑張る。

玄関を出た先のところにもハイビスカスの鉢植えがあるのですが、日当たりがベランダ程よくないせいか、丈が伸びまして、私の身長を超えて2mくらいになっています。その高いところにつぼみがあるようで、まだ咲くつもりなんでしょうね。パワフルだなぁ。

冬芽・紅葉

1008_3naden 021.10.8
八重桜・南殿が冬芽を作っていました。結構早いんですね。

1009_13kaede 10.9
カエデも冬芽を作り始めました。
1009_2kaede
この9日の朝ベランダから見おろしたカエデ。色づき始めたようですね。

1025_13kaede 10.25
一部、色が濃くなっていましたが、緑の方が多い。

1031_3kaede 10.31
色づいた葉の間から緑が見えるというくらいに、割合が変化してきました。
「楓紅葉づ」というのかな。「カエデ もみず」と読んでください。

↓参考までに広辞苑第六版引用
かえ‐で【槭樹・楓】カヘデ
(カエルデ(蛙手)の約。葉の形が似ているからいう)
①カエデ科の落葉高木の総称。北半球の温帯に分布。葉は多くは掌状で、初め緑色、秋に赤・黄色に紅葉するが、全く葉の裂けないもの、複葉になるもの、また紅葉しないものもある。4~5月頃、黄緑色や暗紅色の多数の小花をつけ、後に2枚の翼を持った果実をつける。材は器具・細工物にする。日本のイタヤカエデ・イロハカエデ、北米のサトウカエデなど種類が多い。モミジ。<季語:秋>

もみじ【紅葉・黄葉】モミヂ
(上代にはモミチと清音。上代は「黄葉」、平安時代以後「紅葉」と書く例が多い)
①秋に、木の葉が赤や黄色に色づくこと。また、その葉。秋。万葉集[15]「秋山の―をかざし」 →紅葉こうよう →黄葉こうよう。
②(→)カエデの別称。秋

もみ・ず【紅葉づ・黄葉づ】モミヅ
自上二(奈良時代には清音で四段活用。平安時代以後、濁音化し、上二段活用に転じた)草木の葉が秋の末に、紅または黄に変わる。後撰和歌集[秋]「斯くばかり―・づる色の濃ければや」

 

↓過去記事から
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-5039.html
2009年10月21日 (水) もみづ

2009.10.19付 朝日俳壇より
さくらさくらすこしもみづるさくらかな:(国分寺市)小石川波夫

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-9346.html
2011年11月22日 (火)
シダの黄葉

いつも見ているはずですが、ふと足元のシダに気づきました。
あれ、シダも黄葉するんだ。
「時雨やみ羊歯の紅葉(もみ)づる池の端」とでも詠みますかね。
気づいてみれば佳い風情。
{カッコつけてらぁ。}

朝日新聞の「素粒子」という連載。
2021年10月25日 16時30分

 ・・・
 近所の桜並木がおかしい。葉が色づくことなく、どんどん散ってゆく。なぜだろう。

確かにね。桜坂を車で走ることは多いのですが、ほとんど黄葉していないのに、道路脇に落ち葉が溜まっているという感じはしますね。

2021年11月 2日 (火)

マルバルコウ

1008_1marubarukou1 2021.10.8
地面からほんの何センチかという低い位置で咲いていました。
「マルバ」を入れるために花が小さい。
1008_1marubarukou2
花だけトリミング。開ききっていなかったかな。
1008_15marubarukou
道へ出てみたら、ここでも低い位置で咲くマルバルコウに出会いました。
雰囲気が柔らかくてかわいい花ですよ。

キンモクセイ

1007_13kinmokusei1 2021.10.7
我が家での最盛期。
1007_13kinmokusei2
この後もう花は終わったのですが。

https://www.shimi-mori.com/news/detail.php?news_uuid=108979144617a01157fc1e4.22953257
福岡市の「油山市民の森からのお知らせ」というサイトでは。

2021/10/28 お知らせ
キンモクセイが咲きました!
10月初旬に少しだけ咲いたキンモクセイですが、只今本格的に咲き始めています!園内とってもいい香りです。

あらま、東京より暖かい地域ではないのかな。2度咲きしているようです。
いろいろあるんだな。

0655

1007_5_0655_1 2021.10.7
暗くてごめんなさい。右の板の上の文字に注目。
「06」はいいとして、「55」は幅が狭くて左右反転した文字です。
それをビーカーに入れた水の向こう側に移動させると
1007_5_0655_2
こうなるんですね。左右方向に拡大された倒立像になる。

これ、ほんの何秒かの画像なのですが、手が込んでます。うまくこの画像に達するためにかなりの時間をかけて予備実験をしたはず。よくわからないけど、ひょっとすると何時間もかかったかも。

円柱型のレンズは凸レンズですが、普通に理科で考える理想的なレンズと違うからなぁ。
焦点はすごく短い。その焦点の外側に反転した「55」を置いて、その拡大反転実像をテレビのカメラで写す。
多分ちょっとした距離変化で像は極端に変化するのではないかな。
上の「06」と違和感ない像を作るのはものすごく大変だったと思います。

0655を作っているチームに元理科教師として敬意を表します。

カンナ

1006_7canna 2021.10.6
カンナがしぶとい。庭で。咲くよ、といっております。

1007_6canna 10.7
庭で咲き。
1007_9canna2
線路柵沿いで咲いています。背景はランタナ。
通年で咲き続ける気なのかな。

セスジナガカメムシ

1006_5sesujinagakamemusi1 2021.10.6
記憶があいまいなのですがカンナの葉の上だったかな、ナガメがいる、と思いました。
私の知識レベルでは、黒とオレンジがかった赤の組み合わせだと、反射的にナガメだ、と思ってしまいます。
1006_5sesujinagakamemusi2
よくよく見るに、なんだか細いな、ナガメはもっと幅があるような気もする。
で、調べてみたら
1006_5sesujinagakamemusi3
セスジナガカメムシのようです。↓下の虫ナビを参考にしました。
https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_naga_sesuji.htm
カメムシ目 > マダラナガカメムシ科 > マダラナガカメムシ亜科 > セスジナガカメムシ
  出現期:4~11月
  餌:ボタンヅルなど

そうなのか。
頭部の両脇までオレンジ色なのも特徴のようです。
よく似たジュウジナガカメムシというのもいるのですが、これは頭部は黒いようです。
私が誤認したナガメは
カメムシ目 > カメムシ科 > カメムシ亜科
でして、科のレベルで違うんですね。なんだかよく似ているような気もしますけど。

1014_8nagame 10.14
これは間違いなくナガメです。比較してください。

1030_4nagame_20211101160801 10.30
これもナガメ。色だけで見ていてはいけませんでした。全体を見なくちゃね。

ところで、虫ナビにある「ボタンヅル」という植物を私は全く知らない。
調べてみると、キンポウゲ科センニンソウ属の植物なのだそうですが。
写真を見ても全く知らない植物でした。我が家の近辺にあるかどうか、私は認識してないんだけどな。

困惑しています。

2021年11月 1日 (月)

クロマダラソテツシジミ

前の記事でクロマダラソテツシジミを認識したことを書きましたが、実はその名前にはずいぶん以前にすでに接していたことがわかりました。

↓こんな記事を自分で書ていたんですね。2009年のことです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-c982.html
2009年9月10日 (木) クロマダラソテツシジミ

◆2009.9.9のNHKの朝のニュースでクロマダラソテツシジミが東京都内で繁殖しているのが見つかった、というニュースが耳に入ってきました。どんなチョウかな?と見たら、なんと、私の目にはツバメシジミとそっくりで見分けがつきそうにありません。

 NHKのホームページからニュースのテキストをコピーしました。引用します。
 熱帯チョウ確認 温暖化影響か 9月9日 4時34分

 東南アジアの熱帯地域を原産とするシジミチョウの一種が東京都内で繁殖しているのが見つかり、専門家は温暖化の影響で急速に北に分布を広げている可能性があると指摘しています。
 都内で見つかったのは「クロマダラソテツシジミ」で、はねを広げると3センチほどの小さなチョウです。オスは、はねが青く、幼虫のときはソテツの新芽を食べるという珍しい生態をもっています。先月19日、東京・品川区でチョウの愛好家が成虫を発見し、東京大学の研究者と調査しました。その結果、近くのソテツで卵と幼虫がみつかるなど、これまでに品川区と港区のあわせて4か所で繁殖が確認されたということです。「クロマダラソテツシジミ」は、東南アジアの熱帯地域が原産ですが、北に分布を広げ、日本では20年ほど前に沖縄で見つかりました。研究者によりますと、関東地方で確認されたのは初めてだということです。このチョウは卵から成虫になるまで2週間ほどしかかからないことから、今後、急激に増えて庭などに植えられているソテツに被害を与えるおそれもあるということです。チョウの生態に詳しい東京大学大学院理学系研究科の矢後勝也研究員は「クロマダラソテツシジミが増えるということは、関東地方が熱帯化している兆候とも考えられる。このチョウの分布の変化は温暖化の1つの証拠として注目される」と話しています。

こんなことをこのブログに書いていたんですねぇ、記憶にない。情けない。

↓これは「昆虫館」というサイトです。生態写真がたくさんありますので、是非見てください。
http://insects.life.coocan.jp/Shijimi/Kuromadarasotetsushijimi.htm

チョウの好きな方、身の回りにチョウがたくさんいるような環境の方、ぜひ、注意して観察してみてください。
南方系のチョウが北上していく現場を見られるかもしれません。

↓これは去年の朝日新聞デジタルの記事。詳しいし、いい写真があります。どうぞ。
https://digital.asahi.com/articles/ASNCC5R5DNC7ULBJ008.html
南から風まかせ ソテツを食べるクロマダラソテツシジミ
2020年11月12日 11時00分

 ソテツの新芽に小さなクロマダラソテツシジミが訪れ、卵を産むことがある。本州や四国、九州で十数年前から見られるようになった。幼虫はソテツの若葉を食べて育ち、成虫となって繁殖を繰り返す。もともとは南方系の蝶(ちょう)なので、まだ越冬するには至っていない。
 (後略)

↓本格的
http://jppa.or.jp/archive/pdf/63_06_25.pdf
日本におけるクロマダラソテツシジミの発生と分布拡大

他にも神奈川新聞で
2020年10月6日(火)
「主に南アジアから東南アジアに生息しているシジミチョウ科のチョウ「クロマダラソテツシジミ」が9月から三浦半島で大量発生している。」

とか
東京新聞でも
<地球異変 すぐそばの温暖化>熱帯のチョウ 関東に 本州で生存地域が北上
2020年1月9日 02時00分

 熱帯地域のインドネシアやマレーシアが主な生息地のチョウが、日本の本州で飛んでいる-。そんな情報の真偽を確かめようと、昨年十二月中旬、目撃情報がある神奈川県の三浦半島に向かった。
 ・・・
 ただ、国内に定着したかというと少々違う。「一月ごろまで生きる個体もいるが、まだ日本国内で越冬するのは無理とみている」と平井教授。冬から五月に、幼虫の栄養源となるソテツの新葉がないことが主な理由だという。内舩学芸員も「冬の間は活動を休止する越冬サナギの特徴を備えていない」と話す。
 現状では、東南アジアなどで発生したチョウが、五月の大型連休後に沖縄や九州に上陸し、繁殖を繰り返しながら本州に広がり、状況によって神奈川、千葉両県辺りまで拡大。冬にはいなくなり、翌年また飛来するパターンのようだ。
 南方のチョウの中には日本で冬を越し、北上を続けて定着した種類も。九州以南に限られていたナガサキアゲハや、東海地方までだったツマグロヒョウモンは、既に北関東にまで広がっている。 (山川剛史)

ということで、結構メディアで報じられていたのですね。
では改めて。
10月の東京で、クロマダラソテツシジミがかなり頻繁に見られるようだ
ということをご報告します。

また見かけたらまた掲載しますね。

シジミチョウの仲間:クロマダラソテツシジミ

↓発端はこの写真
1020_8kuromadarasotetusijimi 10.20
尾状突起があるのでツバメシジミだ、と思ったのです。
ただねぇ、なんだか違和感を感じたのです。
↓で、昆虫エクスプローラのシジミチョウのページを見に行きましたら
https://www.insects.jp/konbunrinsijimi.htm
かなり下の方なのですが

ツバメシジミ
ウラナミシジミ
クロマダラソテツシジミ

と、尾状突起があって、見たことのあるようなシジミチョウが掲載されていました。
参ったな、ツバメシジミとウラナミシジミは識別できるつもりでいたのですが、グラグラに揺れます。
更にクロマダラソテツシジミときて、自信崩壊。

よくよく見ると、冒頭の写真はクロマダラソテツシジミのようです。
ホントに参ったな。初めて知る名前だ、とその時は思いました。(次の記事で書きますが、本当はもっと以前にこの名前には接していました。)

で、この秋にも何回か撮ったよなぁ、と見直してみたら。
0928_12tubamesijimi_uranami 2021.9.28
ツバメシジミというファイル名なのですが、これはウラナミシジミですね。

0930_4tubamesijimi_sotetu 9.30
これもファイル名はツバメシジミとしてありますが、クロマダラソテツシジミでした。
0930_9tubamesijimi_sotetu
フウセンカズラの小さな花で蜜を吸っているクロマダラソテツシジミです。

1007_12tubamesijimi_uranami 10.7
これがまたツバメシジミというファイル名ですがウラナミシジミのようです。

1011_7yamatosijimi 10.11
これはおなじみヤマトシジミ。大丈夫です。

あ~ぁ、本気でマイッタなぁ。ごっちゃごちゃだったんだ、私の認識は。読者の皆さんに申し訳ない、謝ります。

でもって、ツバメシジミってどんなのよ。
検索したら意外とツバメシジミをちゃんと見ていなかったようです、ワタクシ。
↓ピンボケ気味ですが、ここの写真はツバメシジミだと思います。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-1799.html
2009年8月21日 (金) ツバメシジミ

いやはや。
クロマダラソテツシジミについては、改めて追加の記事を書きます。

ホシホウジャク

1009_4hosihoujaku 2021.10.9
先日ホシホウジャクの話を書いた時も、ホトトギスによく訪花していると書きましたが、またそういう写真。
ホシホウジャクがホバリングしている時は黄色い色が目立ちます。
この黄色い色は後翅にある色です。
飛行中は黄色が目立ってハチへの擬態になっているのでしょう。
ところが、止まっている時はというと、後翅は隠れてしまいますから

1014_7hosihoujaku 10.14
こうなっちゃうんですね。
すごく地味で、この写真のように緑の葉の上にいるならまだしも、木の幹にとまっているとほとんどわからなくなります。
鳥にも見つかりにくいでしょう、安全ですね。

ミツバチ

1005_20mitubati 2021.10.5
ランタナの花の前でホバリング。コロンと丸いミツバチにはランタナの花は狭くて深いんじゃないか。
花の方で、口吻の長い昆虫を選んでいるという感じだと思います。
ミツバチにはもっとオープンな花がいいね。
(クマバチだったら花を外からかじって盗蜜するかもしれないけど)

キマダラカメムシ

1005_19kimadarakamemusi1 2021.10.5
線路柵の下。葉の上にキマダラカメムシがいました。
何枚か撮っていたら、歩き始めて線路柵の柱を登り始めました。
1005_19kimadarakamemusi2
登っている最中です。カメラが固定しやすくてきっちり撮れました。
1005_19kimadarakamemusi3
これは珍しいショットになりました。こういう位置関係に入れることはそうそうないことなので。
「いいお顔」というのかな。ありがとう。

ササグモ

1005_11sasagumo 2021.10.5
コギクのつぼみのそばにササグモの幼体。
ササグモが花のそばで、訪花する昆虫を待ち構える姿はよく見ますが。
「今君がいるのは、そこはつぼみなんで、まだそうそう虫さんは来ないと思うなぁ」
それにしても、ササグモが花を認識するとは思っていましたが、つぼみまで認識できるんでしょうか。それとも単なる偶然の場所取りだったのかなぁ。わかりません。

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