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2021年9月17日 (金)

キンモクセイ

朝日新聞朝刊の「天声人語」にキンモクセイが載っていましたし、買い物に行った妻が出先でキンモクセイの香りが漂っていたというので、我が家のはどうなっているのかな、と出てみたら
0913_5kinmokusei1 2021.9.13
少し咲いていました。
0913_5kinmokusei2
まだ強く香ってくるほどではありませんが、息を吸えば確実に甘い香りがする。
気づかずにいてごめんね、という気分。
これからきっと香りが強くなってくるでしょう。

↓朝日新聞デジタル 2021年9月12日 5時00分 から引用

(天声人語)ほのかな甘い香り
 コロナとは関係なく、もともと臭覚の弱い身としては、香りで季節を感じるという楽しみから縁遠い。しかしキンモクセイは例外で、風に乗ったほのかな香り(多くの方にとっては強い香り)に、今年も出合うことができた。金色の花にも
・・・
学名の「オスマントウス フラグランス」は「芳香を放つ花」を意味する。原産地の中国には、遠く離れた場所まで香りが届くとして「九里香」の名もある。
・・・
ではその甘い香りにハチやチョウが引き寄せられるかと言うと、どうも違うらしい。多くの虫に避けられていると、田中修、丹治邦和著『かぐわしき植物たちの秘密』にある。それでも我が国のキンモクセイに不都合はない。もっぱら雄株だけが存在し、受粉のしようがないからだ▼花は咲けども、実をつけない木々。虫を誘う必要のない芳香。そう思うと、せめて人間が香りを楽しんであげたくなる。
・・・

↓季節の花300から
https://www.hana300.com/kinmok.html

金木犀 (きんもくせい)(Fragrant olive)

・木犀(もくせい)科。
・学名
  Osmanthus fragrans
    var. aurantiacus

   Osmanthus : モクセイ属
   fragrans : 芳香のある
   aurantiacus : 橙黄色の

 Osmanthus(オスマンサス)は、ギリシャ語の 「osme(香り)+ anthos(花)」が語源。

学名も「香り」だらけなんですね。
更に、日本のキンモクセイは雄の木しかないという事は知っていましたが「多くの虫に避けられている」という話は知らなかった。

↓こんな記事を見つけました。
https://biome.co.jp/biome_blog_089/

キンモクセイは良い香り?強い香りの目的とは。2019年10月25日
   Author: kimo-ota (ikimono-otaku)

街を歩いているとどこからともなく強い香りがしてきて、近くにキンモクセイが植えられていることに気がつく、そんなことが多々あります。この強い甘い香り、一体何のための香りなのでしょう。今回は、そんなやたらと存在感の強い匂いを放つ花、キンモクセイのお話です。
・・・
 キンモクセイは、モクセイ科モクセイ属の植物でモクセイOsmanthus fragrans の変種Osmanthus fragrans var. aurantiacusに分類されます。常緑の植物で、原産国は中国です。日本には、江戸時代に持ち込まれ、本州の東北南部以南で広がりました。キンモクセイは、雄花しか付けない株があり、雌花もつける両性株に比べて雄花のみの株のほうが花つきが良いです。そのため、日本には、雄花しか付けない株だけが持ち込まれ、挿し木や取り木で日本中に広められました。

キンモクセイの花には、どんな昆虫がやってくるの?
 あんなに強い香りを出す花を大量につけて、花に相当なコストを払っているように見えるキンモクセイですが、私はキンモクセイの花に昆虫がやって来ているのを見たことがありません。研究者の間でも、訪花昆虫があまり来ないという印象が持たれているようです。日本で昼間に行なった研究では、チョウの仲間は一種も訪れず、ハエやハチの仲間がキンモクセイに訪れるという結果であったようです。
 キンモクセイの原産国である中国で、モクセイの花を調べた研究でも、日本と同様に、ハエやハチの仲間が訪れ、こちらもチョウの仲間は訪れないという結果でした。また、限られた種ではなく、幅広い分類群のハエやハチがやって来たことも観察されました。
 一般に、強い匂いを出す植物は、夜に昆虫を呼ぶことも多いため、夜の訪花昆虫についてのデータは重要ですが、キンモクセイについて夜に行われた研究はほとんどないようです。夜には、昼とは異なった昆虫が訪花している可能性が考えられます。

モンシロチョウは、キンモクセイの匂いが嫌い!?
 キンモクセイの花の匂いの成分の一つに、モンシロチョウが、忌避する成分(γ―デカラクトン)が含まれていることが明らかになっています。花は、花粉を運んでもらうために、昆虫を呼びます。つまり、花粉を運ぶ能力のない昆虫がやってきても、蜜を取られてしまうだけで植物にとっては、損にしかなりません。このため、植物は、自分の花粉を運ぶのに適した体の構造や行動パターンを持った昆虫だけが自分の蜜を利用できるように、花に工夫を凝らすことがしばしばあります。例えば、ツツジは花蜜を細くなった花の奥の方貯めています。そのような構造であるため、長い口吻を持ったチョウにとってはツツジの花蜜を得ることは容易ですが、口吻が短い昆虫は蜜に到達することが困難です。一方、キンモクセイの花は、そのような、奥にすぼまった構造は持っていないため、構造的には、様々な昆虫が簡単に蜜に到達できるつくりであるといえますが、揮発性の化学物質、つまり匂いを出すことによって、訪花昆虫の選別を行っているものと考えられます。今までのところ、キンモクセイの匂いの忌避効果が明らかになったのは、モンシロチョウに対してのみです。その他の分類群の昆虫に対する忌避効果は未だ分かっておらず、キンモクセイの送粉生態を解明するには、明らかにしなければならないことがたくさんあります。

まとめ
 キンモクセイの花は、少なくとも日本の昼行性の昆虫に対して強い誘引効果はない可能性が高い。
 キンモクセイの花には、原産国の中国でも、特定の昆虫種ではなく、幅広い分類群の昆虫種が訪花したことが観察されている。
 日本でも中国でも、キンモクセイの花の主な訪花昆虫は、ハエやハチの仲間であると考えられる。
 キンモクセイの花の匂いには、一部の昆虫を忌避させる成分も含まれる。

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コメント

金木犀には蝶は来ないのですか。ガッカリです。確かに見かけませんね。あの香り、好きです。いつも運動会を思い出します。学校の近くで咲いていました。

私も初めて知ったことでした。ランタナやデュランタなど、さして強い香りでなくてもチョウがいっぱい押しかけてくる花もあるのですけどね。不思議なものだ、と認識を改めました。

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