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2021年9月15日 (水)

ヤモリ

0822_13yamori0 2021.8.22
階段の隅っこにいた、と妻が連れてきました。
こんなところにいたら、うっかり踏んづけちゃうかもしれないじゃないの、と。
これはまあ、ごくごく幼いですね。赤ちゃん、というべきでしょうか。
0822_13yamori1
すっごい頭でっかち。
0822_13yamori2
瞳は成体と同じ、縦長の瞳。
「黒き汝が瞳♪」と。古いなぁ。
比較的安全だろうという場所に放してやりました。

妻がまたしてもヤモリを保護してきました
0907_18yamori1 9.7
前のと同じ個体かどうかはわかりませんが、前の個体より成長した状態にあることは確か。
0907_18yamori2
この足の裏にヤモリの秘密があるんですね。趾下薄板というらしいですが、ここに毛が生えていてファンデルワールス力で壁面にくっつくのです。
↓ナショナル・ジオグラフィックスから
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9585/
ヤモリ、足裏の吸着と解除のしくみ解明 2014.08.13

すごいものですね。「ヤモリテープ」なんてものも開発されているとか。
生物の真似をする技術ということで、バイオ・ミメティクスという分野があるんですよ。

ところで、ヤモリの瞳が気になったので検索したら面白いものがヒットしました。
http://www.geckoseyes.com/2010/05/12/geckoseyes/

ヤモリの眼 Posted on 2010/05/12, 00:00, by KASHIWAI, Isana

まずは、タイトルの話から始めましょう。”Gecko’s Eyes” というのは、「ヤモリの眼」という意味です。ちょっと変わったサイトにしたかったので、ちょっと変わった名前がいいなあと思ってつけた名前ですが…
Gecko’s eyes see colors in the dark.
“ヤモリの眼は闇の中に色を見る”

人間の眼は、明るいところでは色彩を感じますが、暗いところでは明暗には敏感ですが色は感じません。
ところがヤモリは、暗いところでも色が見える、というのです。すごい能力なんですね。細い瞳孔が役に立つのだそうです。

https://ascii.jp/elem/000/001/037/1037976/
細長い瞳孔は動物の生態に大きく依存しているという研究 2015年08月10日 15時08分更新

脱線します。
話は瞳からはずれて、もっと奥の視細胞の話、しかも夜行性哺乳類で。
猫の眼が光のはよく知られています。これは網膜の裏にあるタペータムという反射組織のせいです。暗い中のわずかな光でも感度を高めることができるのですね。これは結構よく知られた話。

さらに、夜行性のヨザルの視細胞では、細胞核の中の染色体がヘテロクロマチンという強く凝縮した状態になり、それが光学的にレンズとして働いて、夜間視力を高めているというのです。
なんだかすごい話でしょ。検索してもあまり詳しい解説はないようです。

↓科研費申請の報告のような文書を見つけました。
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-18K19362/
眼の不合理な構造の謎:視細胞内レンズの進化的起源から迫る

夜行性の哺乳類の多くで、桿体細胞(微弱な光を捕らえる視細胞)に核内レンズ(核の中央部でのヘテロクロマチンの凝集)が備わり、これが夜間視力の増強をもたらす現象が、知られている。本研究課題の直接の目的は、核内レンズの起源は脊椎動物の共通祖先まで遡るとの仮説の下、核内レンズを哺乳類以外の脊椎動物で見つけ出すことである。明確な夜行性を示す種、および常時暗環境に生息する種を選び、材料として用いる。
2年の研究期間のうちの1年目の前半で、ヘテロクロマチンの存在部位を検出する実験の方法に、改良を加え、感度の上昇を達成した。そして1年目の後半に、ヤモリ(爬虫類)とイモリ(両生類)について、ヘテロクロマチンの核内分布を調べた。1年目終了の時点で、核内レンズの存在を示す結果は得られていなかった。
2年目となる本年度は、両生類でツメガエル等4種を追加して、調べた。そして両生類では、核内レンズが存在するとの判定ができる種は、なかった。このため対象を、硬骨魚類に広げた。用いた種は、夜行性と考えられる種、および深海魚に近いといえる種である。キンメダイやオコゼなどの6種であり、食品流通で新鮮な個体が入手できるものである。このうちのキンメダイで、核内レンズが存在することを示唆する結果が得られた。ただし、結果は明瞭ではなく、いまのところ示唆に留まっている。哺乳類で開発した実験法を硬骨魚類に適用したものであり、哺乳類と硬骨魚類の間でヘテロクロマチンのメチル化状態に違いがあることが原因と、推測している。

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