蟲のこゑ
先日、目覚ましのラジオから「蟲のこゑ」のコーラスが聞こえてきました。
ご存知の通り「秋の夜長を鳴き通す」というわけですが。
「キリギリス」に違和感。
クツワムシやウマオイの声は聞いたことはありますが、ほとんどなじみはない。
それに比べると、キリギリスはよく知っている。
で、小学校の頃、近隣には空き地がかなりあって、草むらもあって、草むらへ踏み込むといろんなバッタが飛びだしてくる。
そういう中でキリギリスに接していまして、あまり「鳴く虫」という感じを強くは持っていない。鳴いていても、昼間のこと。夜、家にいて聴くのは、コオロギやカネタタキが多かったと思います。
調べてみたら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B2%E3%81%AE%E3%81%93%E3%82%91
蟲のこゑ
『蟲のこゑ』は文部省唱歌。戦後は一般に『虫のこえ』と表記される場合が多い。 林柳波作詞、井上武士作曲。 1910年『尋常小学読本唱歌』に初出。1998年告知の『小学校学習指導要領』において、第2学年の歌唱共通教材とされている。2007年(平成19年)には「日本の歌百選」に選ばれた。
歌詞
『尋常小学読本唱歌』所載の歌詞あれ松蟲が鳴いてゐる。
ちんちろちんちろ ちんちろりん。
あれ鈴蟲も鳴き出した。
りんりんりんりん りいんりん。
あきの夜長を鳴き通す
あゝおもしろい蟲のこゑ。きりきりきりきり きりぎりす。
がちやがちやがちやがちや くつわ蟲。
あとから馬おひおひついて
ちよんちよんちよんちよん すいつちよん。
秋の夜長を鳴き通す
あゝおもしろい蟲のこゑ。歌詞の改変
1932年の『新訂尋常小学唱歌』では2番の「きりぎりす」が「こほろぎや」に改められた。これは歌詞にある「きりぎりす」がコオロギを指す古語であり、「きりきり」という歌詞もまたコオロギの鳴き声を表現したものであることから、虫の名と鳴き声とを整合させるためであった。しかし、そのために「きりきり きりきり きりぎりす」という韻は失われた。
そうか、歌詞がごっちゃになっていましたが、鳴いているのはキリギリスではなくコオロギでしたか。歌詞が変わってからの時代に習った歌ですが、ちゃんと理解していなかった。迂闊なことでした。
でもなぁ、コオロギの鳴き声を「きりきり」と表現するかなぁ。「り り り り」とか「ロ ロ ロ ロ」じゃないかなぁ。
きりぎりす【螽斯・蟋蟀】
(鳴き声に基づく語か。スは鳥や虫など飛ぶものにいう語)
①コオロギの古称。古今和歌集[雑体]「つづりさせてふ―鳴く」
②バッタ目キリギリス科の昆虫。体長約35ミリメートル。畳んだ翅の背面は褐色、側面は褐色斑の多い緑色。盛夏、原野に多い。雄は、「ちょんぎいす」と鳴く。ぎす。ぎっちょ。はたおり。莎さの鶏。秋
広辞苑第六版より引用
ややこしやぁ、ややこしや。
↓こんなサイトがありました。
http://mushinone.sakura.ne.jp/kikinashi.htm
鳴き声検索(コオロギ・キリギリス・バッタ)
↓NHK
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005300972_00000
秋の森 鳴く虫
キリギリス、カンタン、マツムシ、コオロギなど秋の虫の鳴き声を聞きます。
↓Wikiのキリギリス。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9
キリギリス
早い地方では6月下旬ごろから成虫に羽化する。スズムシ等コオロギ上科の昆虫と異なり、オスの成虫は後翅を取り去る事はない。オスは前翅をこすり合わせて「チョン・ギーッ」と鳴く。活発に鳴くのは概ね日照量の豊富な快晴時に限られ、日が陰ったり、夕刻以降は原則として鳴かない。鳴いたとしても不規則で、次の声を発するまで時間をあける。
やっぱりなぁ。
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