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2021年7月20日 (火)

雲の影

0713_9eiseigazou 2021.7.13
森田さんの気象情報で面白いものを見ました。
7月13日午後5時の衛星画像です。
山形・宮城の北部から岩手南部にかけてかな、白い雲画像の中に、列島を横断する形で黒いものが見えます。
これが「雲の影」なのだそうです。もう夕方ですから太陽高度が低くなってきている。その低い夕方の日光によって雲の影が長くなって、衛星画像に写っているということでした。
これは面白い、と翌14日、気象庁の「気象衛星ひまわり」のサイトを覗いてみました。
↓ここです。
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/38.117/138.538/&elem=color&contents=himawari

7/13の夕方です
20210713_1700himawari 17:00
テレビ画面と同じ時刻ですが、若干見え方が違うかも。
夕方ですから太陽光は左側から射していて、右から夕方ゾーンが迫ってくる時刻です。
あちこちの雲の右の縁に黒い影が見えますね。大陸の雲も面白いですよ。
20210713_1800himawari 18:00
紀伊半島あたりの影が見やすいかな。
20210713_1830himawari 18:30
画面右から夕方ゾーンが迫ってきました。
大陸の雲を見てください。
この日の東京の日没時刻は18:58でした。
20210713_1900 19:00
東京は日没直後なのですが、こうやって見るともう暗いですね。
大陸の大きな雲の影がっきり。

なるほどなぁ。台風の時などに、雲の立体感を感じることはよくありましたが、日常的にこんな風に見えているのだとは気づかなかった。
画像として見ているはずなのに「そう思っていないからそう見えない」
見るという行為は、通常、見たいものを見ているだけなんですね。
見えていても、知識もなく概念も持っていないような対象は「見えない」のです。
「百聞は一見に如かず」といいますが、自分がこの目で見たのだからゼッタイ確かだ、とは思い込まない方がいいと思いますよ。見えていても認識できないものはいっぱいあるのです。

★上の気象庁のHPで、時間を動かして観察してみてください。面白いですよ~。

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