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2021年7月14日 (水)

ブルートライアングル

前の記事でアオスジアゲハの話を書いていて、思い出したことがあります。
もうすぐオリンピック・パラリンピックが始まります。
で、大田区には羽田空港があり、大田区の区の木はクスノキです。
そこで大田区が考えたのが「ブルートライアングルプロジェクト」。
2016年の朝日新聞東京版に記事が載りました。

東京)アゲハ舞う大田に 五輪に向け、医師が環境作り(2016年5月9日03時00分)

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、アオスジアゲハの舞う街にしようと、大田区が生育しやすい環境作りに取り組んでいる。・・・
 アゲハチョウの一種のアオスジアゲハは黒い羽に鮮やかな青い模様が入っているのが特徴で、豪州名が「ブルートライアングル」。区の木に定めたクスノキに卵を産み、幼虫はその葉を食べることから、区は昨年度、アオスジアゲハを観光のシンボルとする「ブルートライアングルプロジェクト」に取りかかった。・・・
(後略)

で、今。以前に比べてアオスジアゲハを見かけることが増えたかな?
全然、増えてないと思いますよ。
クスノキのある我が家近辺では毎年見かけ、産卵してあれば、飼育していますので、我が家付近では持続的にアオスジアゲハが舞っていますけど。
街路樹や公園の木にクスノキがあっても、アオスジアゲハの幼虫が生まれれば「食害」だ、「イモムシは気持ち悪い」と駆除されてしまうのがせいぜい。
「平和の森公園に『バタフライガーデン』を整備し、公園以外の区立施設やご家庭の庭、ベランダなどでの生息環境づくりへの広がりを目指します。」というのですが。
まあ、これじゃあ、無理ですよね。
結局のところ、「アオスジアゲハの舞う街」にはなっていないと思います。COVID-19のせいで、そうそう選手たちが街に出てくるでもないでしょうし。美しいブルートライアングルによるおもてなしは「空振り」に終わるんじゃないかな。
{私自身はオリンピックにもパラリンピックにもまるっきり関心がありません。為念}

↓大田区のHPです。
https://www.city.ota.tokyo.jp/smph/kuseijoho/tokyo_olypara_ota/torikumi/blue-triangle-project.html
ブルートライアングルプロジェクト 更新日:2021年2月25日

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に蝶の舞う美しいまちづくりに取り組みます!
・・・
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、大田区はオリンピック・パラリンピックアクションプログラムを策定いたしました。このプログラムには、次の3つのビジョンが掲げられています。

(1)スポーツ健康都市・国際都市おおたとしての取組み推進
(2)大田の都市機能・まちの魅力の向上
(3)大会組織委員会及び東京都への全面協力

ブルートライアングルプロジェクトは、このうち(2)大田の都市機能・まちの魅力の向上を目指す事業のひとつとして、平成27年度から始まりました。
区の木「クスノキ」を食草とするアオスジアゲハは、外国人にも人気の高いアゲハチョウの仲間であり、オーストラリアでは「ブルートライアングル」と呼ばれています。区民のみなさまの憩いの場である空港臨海部の自然環境のシンボルとして、また東京2020大会を機に「国際都市おおた」を訪れるみなさまへのおもてなしのシンボルとして、アオスジアゲハをはじめとしたアゲハチョウが飛び交う豊かな環境の創出と保全に努めます。
「蝶の舞う美しいまち おおた」のまちづくりに区民のみなさまもご参加いただけるよう、今後活動を広げていきたいと思います。
(後略)

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