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2021年7月 7日 (水)

ルリタテハ

0601_1ruritateha1
2021.6.1
ランタナの花にルリタテハが来ていました。
青い筋が美しい。何としてもそれを撮りたいと、かなり頑張って上の写真を得ました。
翅の裏はというと
0601_1ruritateha2

こうなんです。
木の皮みたいで、地味。裏だけではなかなか見つからないでしょう。

このチョウの幼虫の食草に、ホトトギスがあるのです。
我が家の狭い庭にはホトトギスがありまして。ずいぶん以前ですがホトトギスにルリタテハの幼虫がいたのですね。
トゲトゲだらけで、実に派手派手しい幼虫でして、更に蛹がぶら下がり型なんです。
アゲハの飼育を長くやってきましたが、ぶら下がり型の蛹は初めて見たのではなかったか。感動してしまいました。
その後、ツマグロヒョウモンの飼育も始めて、ぶら下がり型の蛹と親しくなったのですけどね。

さて、庭でルリタテハを見るのは久しぶり。飼育したいものだなぁ、と思うのですが、近年は産卵してくれません。
今年はどうなりますか。期待しています。

↓幼虫図鑑
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ruritateha.html
ルリタテハ

↓芋活
https://www.imokatsu.com/imo-ruritateha.htm
ルリタテハ

上の二つのサイト、トゲトゲしい幼虫の写真がいっぱいです。苦手な方はご覧にならない方がいいと思います。
「幼虫図鑑」のトップページには
「ご注意:芋虫,毛虫の類が嫌いな人は,ご覧にならない方がいいかもしれません」と表示されています。

↓ルリタテハの学名の由来について。
https://www.shokei.jp/faculty/child/information/detail.php?p=75
ルリタテハ(Kaniska canace)

属名のKaniskaは北部インドの古代クシャナ朝・カニシカ王に由来するそうです。帝都プルシャプラ(ペシャワール)はラピスラズリ(瑠璃)の産地です。小種名canaceはギリシャ神話に登場するアイオロスの娘カナケー(ポセイドンの妻)。ギリシャ神話は複雑な大人の事情だらけですね。

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