ネジバナ
2021.5.29
ネジバナを集めた鉢とは別の鉢で、先行して1本ネジバナが立ち上がって咲き始めました。
去年、種子が飛んで自分で移動したのでしょうね。ラン科ですが、手のかからないタフな植物です。
6.6
遅れてネジバナの鉢で立ち上がったつぼみ。
6.7
先行した方の花ですが、典型的な「ネジ」です。きれいだな。
6.15
黒と赤の矢印で指した花の巻き方が逆ですね。
花を螺旋階段と考えて、自分がその階段を上がっていくと思ってください。
黒矢印の方は茎が自分の右にあり、回転は時計回り。(上から見て)
赤矢印の方は茎が自分の左にあり、反時計回りに回ります。(上から見て)
巻き方がどのように決定されるのか、検索してみましたが、あまりよくわかっていないようで。
遺伝的にきまるという考えもあるし、遺伝ではなく偶然で決まるという話もありました。
どっちにせよ、不思議ですね。
★動物の場合↓
http://shochou-kaigi.org/interview/interview_38/
また、ヒトやマウス、ニワトリなどの発生初期の胚には、内臓の左右を決める繊毛がある。
「受精卵は左右対称、発生も初期は左右対称に進みますが、あるときから非対称になります。そのスイッチを入れるのがこの繊毛です。繊毛が時計回りに回転して左向きの水流をつくり出し、それによって特定の遺伝子が非対称に発現されて、内臓が左右非対称につくられます。この繊毛を持たない遺伝子改変マウスでは、内臓のできる位置が左右でランダムになることから、この繊毛がつくりだす水流が内臓の位置を決めていると考えられるのです」
内臓逆位の患者が、気管や鼻腔の繊毛異常や不妊(精子の鞭毛運動不全、輸卵管の繊毛運動不全)の症状を示すなど、共通性がなさそうな疾患を併発することがあった。その原因を調べた結果、繊毛・鞭毛の異常に起因することが分かってきた。これらの疾患は総称して「繊毛病(ciliopathy)」と呼ばれている。
これはかなり有名な話なんですけどね。
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