« 2021年6月 | トップページ | 2021年8月 »

2021年7月

2021年7月30日 (金)

オオスカシバ

0626_7oosukasiba1 2021.6.26
ランタナに飛来して蜜を吸うオオスカシバ。
0626_7oosukasiba2
以前にも書きましたが、オオスカシバが花の前でホバリングしながら蜜を吸う時、前脚1対を花にかけた状態で体を浮かせています。
0626_7oosukasiba3
愛嬌のある顔だとは思いませんか?
虫が苦手な方には無理か。虫の顔なんて見たくもないかな。
翅が無色透明なので、大型のハチと間違える方もいるとか。
慣れれば一目でわかりますよ。

日付冗句

0626_5kion 2021.6.26
全くのジョーク。朝の8:50ころ。
6月26日のこの時刻に室温が26℃だった、というだけです。

0628_8hiduke_kion 6.28
2日後。28日に28℃。ヒマな写真ですねぇ。
それでも28℃なら扇風機で十分に過ごせます。

7月も末になった今この写真を見ると、あ~この頃は楽だったなぁ、という気分。
0729_1hidukekion 7.29
朝っぱらから30℃近くあるんですよ。もう参ってしまう。「エアコン日和」だなぁ。
午前中だけでもいいからさぁ、楽に過ごさせてよ、という気分。
昼の散歩はやめています、殺人的な陽射しに耐えられないものですから。
朝のうちに、ちょこっと散歩するだけ。それでも帽子をかぶって出ないと、身の危険を感じるような陽射しですもんね。
老骨には堪えます。

★話題はガラッと変わりまして。
7月22日は「円周率近似値の日」でした。
そんなのがあったのか。

22/7 = 3.1428571428571428571428571428571

小数点以下2桁あってます。
有名な近似分数です。
ちなみに「113355」という奇数を並べた近似分数があって、近似度が高いですよ。
355/113 = 3.1415929203539823008849557522124
6桁あってます。

小学校の6年の時かな、担任の先生が教えてくれた暗記法で覚えているのは
3.141592653589793238462643383279
30桁かな。60年前の記憶が生きてますね。(この後に「御(ご)礼にははよいくない(5028841971)」というのもあるんですけどね)

11月3日3時55分にでもデジタル時計の画面を撮影してください。遊べます。

↓πに関わる過去記事です
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-b502.html
2010年3月15日 (月) パイの日

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-31bf.html
2010年3月15日 (月) π
前の記事で、πを扱いましたが、ふと思いついて「πの連分数表示」を書きたくなりました。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-01b2.html
2014年10月28日 (火) 建部賢弘のπの計算公式

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/http.html
2014年10月29日 (水) ラマヌジャンのπの式

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-0679aa.html
2020年3月16日 (月) 円周率の日

ちなみにwikiによると
「2020年1月の時点では、円周率は小数点以下50兆桁まで計算されている」そうです。

白髭

0625_5sirohige 2021.6.25
つぼみ。白い髭が一本出てます。

0626_1sirohige1 6.26
咲きました。白いアサガオの花に、白い髭が一本。
ごく標準的な「白髭咲きアサガオ」の姿です。
0626_1sirohige2
正面から見ると、普通に真っ白なアサガオ、です。
何回も繰り返して登場することになると思いますが、この標準的な咲き方から逸脱した咲き方の花も出てきます。
いずれ、そのうち。

オシロイバナ

0625_4osiroibana 2021.6.25
我が家の庭の秘蔵品。黄色一色のオシロイバナ。
赤や白が交りこまないように、トランスポゾンが入り込まないように、ひっそり隔離された状態で咲いています。

・夏休みの実験
オシロイバナの実を割ると、白い粉が採れます。これを女の子たちが「おしろい」に見立てて遊んだのです。
もし家にヨウ素うがい液があるようでしたら、それをオシロイバナの白い粉にかけて見てください。真っ黒あるいは濃い青紫になるはず。ヨーチンでもいいけどごくこぐ薄めて使わないと濃すぎます。
これが「ヨウ素デンプン反応」です。
植物の葉っぱを紙に挟んで叩き潰して紙に汁を吸わせる。そこへヨウ素うがい液を垂らす。
パンやご飯などデンプン系の食品で試す。
カマボコやチクワなどでも試してみると面白い。つなぎにデンプンを使っていることが多いので。
いろいろ試せますよ。

0625_1kumo1621 2021.6.25
「月に叢雲」ではないのです。16:40ころのお日様なんです。
「日に叢雲」みたいだと面白がって撮影。ギラギラ輝く太陽にデジカメを直接向けないでくださいね。下手すると撮像素子が破損してしまうことがありますので、いけません。こんな雲に覆われた太陽なら、ま、大丈夫ですけど。

0626_17yuhi1621 6.26
翌日の同じ時刻。この日の方がぼんやりしていました。雲の高さとか濃さのようなファクターで変化するのでしょう。

0716_3kumo1 7.16
11:05の撮影。
7月に入って連日30℃を超えるようになりました。この日は33℃くらいまで行きました。
真っ白な雲に目を奪われて思わずカメラを向けました。
後でPCで画像を見たら、左上で鳥が飛んでますね。撮影時は全く気づいていませんでした。関心が雲に向かっていたせいです。
視野に入ったからといって必ず「視て」いる、というわけではない。
トリミングしてみたら
0716_3kumo2
何でしょう、サギかな?
六郷用水そばでたまにサギを見ることはありますから、たぶんそうじゃないか、と思っています。
間違ってたら指摘してください。

0724_3kumo 7.24
8:15の撮影。黒い雲が低く近くにあって、その間からもう少し高い位置の雲が太陽に照らされて白く輝いていました。
肉眼的には、白と黒の対照が強烈で、なんだかドキドキするような雲の姿でした。

0725_1kumo0752 7.25
7:52の撮影。朝なのですが、西の空に真っ白に輝く雲が立っていました。
スゲ、っと撮影。
24日25日は両日とも最高気温が33.4℃。暑いのなんのって。
めげますよね。午前中からエアコンいれて、高齢者が熱中症で倒れた、なんてことにならないようにしていました。
氷水を飲んで、濡らしたタオルを肩にかけて。「誰が温暖だ」なんて言ったんだとぶつくさ文句言いながらパソコンに向かうのでした。

いやぁ、今年は暑い。去年は7月中に30℃を超えたのは7回しかなかった。
今年は暑い。そればっかり呟いています。ぼやき爺さんになっちまった。

2021年7月29日 (木)

アジサイ・スミダノハナビ

0624_7sumidanohanabi 2021.6.24
写真はいっぱい撮りましたが、あまり載せません。
この写真は、時の流れを画面から感じてもらえるかな、と掲載します。
植物もヒトも、この時空を共に生きる生物仲間なのですから、幼いところから成熟へ、そして老化、と変化していくわけです。
そういう実感を持って花を見てほしいな、というのが私の願い。

↓私。こういうの。キライ。

モネの名画から着想 水面に敷きつめた、涼やかな5千輪(朝日新聞デジタル 2021年7月24日)
 岩手県一関市舞川の「みちのくあじさい園」で、約5千輪のアジサイの切り花を池に浮かべた「あじさいの池」が、観光客らの目を楽しませている。
 モネの代表作「睡蓮(すいれん)」に着想を得て、2018年から始めた。見頃が過ぎたアジサイの花々を摘み取り、約100平方メートルのため池の水面に敷き詰めている。
 ・・・後略

チューリップの花を道に敷き詰める、というのもありますよね。
花を何だと思っているんだろう?

カラーの実

0624_5colla 2021.6.24
カラーの実です。
花が終わったら切り落してしまう方は見ることがない。栄養が取られるから、ということでしょうが、植物の生き方を最後まで完遂させてやりたい、と思う私共はこのように結実させてやることが多いのです。
0624_5colla2
見ていたら、茎を歩く虫がいる。よく見ればニジュウヤホシテントウとおぼしきテントウムシ。
カラーはサトイモ科なんだよ、ナス科じゃないんだよ、と呟きながら一枚撮影しました。

反芻

0623_12hansu1 2021.6.23
NHK・Eテレの0655でのクイズ。
この3つを見れば、答えはキリンしかないと思いますが。
あの長い首で反芻するのか、とちょっと迷いましたね。
0623_12hansu2
反芻胃の図解。
0623_12hansu3
で、答えはキリン。
webで「キリン 反芻」と検索してください。動画も見られますが、リンクしません。
長い首を口へ戻っていくのですけど、なかなかわかりにくかった。
首が長いのも大変ですね。
共生する微生物の助けで、セルロースを分解できるのです。私共がサラダを食べると、細胞内の栄養は摂取できるけど、セルロースは分解できない。で、まあ、整腸作用が期待されますかね。
セルロースが分解されればグルコース(ブドウ糖)ですので、栄養になるんですけどね。

↓簡単で明晰な解説。
https://kotobank.jp/word/%E5%8F%8D%E8%8A%BB-606667

百科事典マイペディア「反芻」の解説
反芻【はんすう】
一度胃内に飲みこんだ食物を再度口に吐き戻して咀嚼(そしゃく)の後,改めて嚥下(えんげ)・消化する摂食様式。ウシ,ヒツジ,シカ,キリン,マメジカ(反芻類)などが行う。本来の胃(葉胃およびしわ胃)の前に前胃(こぶ胃および網胃)が分化して,4室性の反芻胃を形づくる(マメジカ類では3室)。前胃の2室内に共生するセルロース分解性の微生物(繊毛虫や細菌)が行う予備消化の後,本来の胃内消化が行われる。なお,ラクダ類は反芻類ではないが,3室からなる複胃をもち反芻する。

↓反芻を英語で何というのかな、と調べたら

ruminate
►vt, vi 反芻する;思いめぐらす,沈思する〈about, of, on, over〉:A cow ruminates its food.
  rumination n 反芻;沈思,黙考.

[L;⇒RUMEN]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

ラテン語由来だそうです。
くれぐれも「r」を「l」の発音で発生しないように。意味が違いますので。日本人にはつらいところですね。

lumen
►n (pl -mi・na /-mənə/, ~s)
1 〔光〕 ルーメン《光束の単位;略 lm》.
2 〔解〕 《血管などの管状器官内の》管腔;〔植〕 《細胞壁で囲まれた》内腔;《中空の針・導尿管などの》内腔.
[L lumin- lumen light, opening]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

★独り言
日本語のラ行の音は英語だとむしろ「L」に近いんじゃないのかなぁ。舌の動きから考えて。ローマ字でラ行に「R」を宛てたのが間違いだったのではないだろうか、などと思う私です。
ドイツ語でもフランス語でもrの発音は日本人にはやたら難しい。

ムクドリ

0623_11mukudori 2021.6.23
買い物帰りの妻が道で見かけた「鳥」。
夫婦ともども鳥には詳しくないのですが。
0623_11mukudori2
なんだかスタスタ歩く感じですね。
0623_11mukudori3
これはムクドリでしょう。
我が家近辺で、ムクドリが集団をなすというのは見たことがないのですけど。
単独行動のムクドリさん。
カメラを向けてもしばらく目の前にいたのだそうです。
人懐っこいというほどでもないけど、悠然とした鳥だったようです。

ふと、あれ、漢字表記はどうだったっけ、と思って調べてみました。

ムクドリ 椋鳥
ヒヨドリ 鵯・白頭鳥

そういえば、まあ、ムクドリは読めそうですが、ヒヨドリは難しいなぁ。

ヒメツルソバ

0623_7himeturusoba 2021.6.23
あら、真っ赤だ。と撮影。
秋でもないのに紅葉。気候が要因ではないとすれば、単に葉の新旧交代でしょう。
葉緑素を失って、赤い色素ができたのです。
レッドロビンなどでは、新しい葉では葉緑素がなくて赤い、だんだん緑になる。ちょうど紅葉と逆の過程ですね。
しかしまぁ、緑の中の真っ赤な葉は目立ちました。

ところで、ヒメツルソバの別名で「ポリゴナム」というのもありますね。
「polygonum」なのですが。
「poly」は「多い」という意味です。
で、日本ではペンタゴンは有名ですよね。アメリカの国防総省のことですよね。元々は国防総省の建物が「五角形」であることに由来します。ペンタは5です。で、ペンタゴンは五角形。
↓英和辞典から

tetragon
►n 四角形,四辺形.
★五角形から十二角形は以下のとおり
・pentagon, hexagon, heptagon, octagon, enneagon [nonagon], decagon, hendecagon, dodecagon; 多角形 polygon.
[L<Gk (-GON)]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

ポリゴンは多角形、なのです。
ヒメツルソバの花の形の形容でしょうかね。多分。

2021年7月28日 (水)

コアシナガバチ

0718_10koasinagabati 7.18
コアシナガバチです。
前の記事の最後で、セグロアシナガバチの飲水を見た、その前の日になります。
コアシナガバチが同じスイレンの葉の上で飲水。水の「際」で飲んでいることがよくわかります。
やはり、水に落ちないように用心しながら水を飲むのですね。

★さて、話はとんで。あまり気分のいい話ではないのですが。写真もありません。
24日かな、玄関を出て左の実生のカエデの鉢の茂った葉の間にアシナガバチの巣ができていました。多分コアシナガバチです。
これはマズイ。私共が玄関を出て庭の方へ歩く、その動線とごく近い。
仕方ないので、駆除しました。
巣の外で何か作業している感じの大きなハチ、おそらく女王でしょう、これをめがけて殺虫剤のスプレーを噴射。
このハチは落ちました。すると、小型のハチが5,6匹かな、飛び出して来て、逃げ去ったり殺虫剤に触れておちたり。
多分、女王は殺しましたので、後追いはしません。
周囲の葉を切って開き、巣のついた枝を切り取ってポリ袋に入れて処分。

気分のいいものではありません。生活の動線が交差してしまう時だけの処置。
これで、そうだな、40年くらいで4回か5回目のことです。
ちょっとめげました。

セグロアシナガバチ

0623_4seguroasinagabati 2021.6.23
ランタナの花で見かけたセグロアシナガバチ。
幼虫に与える肉団子を作るためにイモムシを探して葉の間を飛び回る狩りの状態をよく見かけますが、花の蜜を吸うのはあまり見かけません。私としてはちょっと珍しいものを見ました。

0714_8seguroasinagabati 7.14
葉の間や裏を探索するセグロアシナガバチ。一瞬、葉の上でとまりましたので、撮れましたが、腹部の特徴的な模様を確認できませんでした。多分間違いないと思うのですが。

0719_6seguroasinagabati 7.19
鉢のスイレンの葉の上。この前の日の18日にこの鉢の水面にオンブバッタが落ちていて、救出しました。その同じ水面近く、セグロアシナガバチが低く飛び回るんですね。どうしたのかな、としばらく見ていたら、葉の上に降りて水を飲み始めました。アシナガバチが水を飲む、というのは珍しくないのですが、その前の行動を見たのかな、と思います。
おそらく水面の反射光を見て、降りられる地点を確認していたのではないか。水の上に降りてしまってはまずいでしょうからね。
なるほど、そういう探索行動もあるのか、と推測して面白かった。

ナガエコミカンソウ

0623_2nagaekomikannsou 2021.6.23
わ、なんだったっけ、名前が思い出せない。
こういうことが増えてます。知っていることは分かるのに名前が出てこない。こういう状態を私は「脳がかゆい」と勝手に呼んでいます。
やっとナガエコミカンソウの名前を思い出しました。
花を見たことがないのです、実は。
松江の花図鑑はさすがにすごい。
↓花を見られます。
https://mikawanoyasou.org/data/nagaekomikansou.htm
ナガエコミカンソウ 長柄小蜜柑草

↑ここからコミカンソウへのリンクもありますので、比較してみて下さい。

カタツムリ

0622_10katatumuri1 2021.6.22
葉の向こうに何かいる。
0622_10katatumuri2
反対側を見たら、カタツムリでした。
何という種類のカタツムリなのか知りませんが、もう何年もこのタイプの小型のカタツムリしか見たことがありません。
以前は殻の直径が3cmくらいもあるカタツムリもいたんですけどね。
このタイプのカタツムリも個体数は減っている、という気がしています。
どうしたのでしょう。

アブラムシ

0622_9aburamusi 2021.6.22
ぞっとした方はとばしてください。
有翅タイプもいるし、盛んに繁殖していると思います。
でもね、意外とすぐに見えなくなるんですよ。
アブラムシ側の繁殖ピークが短いのか、天敵もがんばるのか、よくわかりませんが、そこらじゅうの植物がアブラムシだらけになることはありません。
生態系のバランス、なのでしょうね、きっと。

ゼニアオイ

0622_7zeniaoi 2021.6.22
家の前の線路柵際で咲いていたゼニアオイが、他の植物に押されたのでしょう、消えてしまった。
で、線路向こうで咲くゼニアオイの種子をもらってきて、鉢植えで復活を図っています。
たくさん咲いてくれまして、ほっとしてうれしい。
右下の薄紫は、町会でもらってきたアゲランタム、隣りに置いた鉢で見事に咲いています。
紫系って、いい色ですよね。

2021年7月27日 (火)

立花隆さんを偲んで:2

★「勉強屋」
これも立花さんを回想するインタビューで耳に挟んだ言葉。
「自分の職業は勉強屋だ」とおっしゃったように思います。
いいですね。知の巨人とは、何でも知っているということではない。
なんでも学び吸収し消化し、それを表現する人、なのでしょう。

「立花ゼミ」が残したものとは 知りたいがままに、知る喜び
2021年7月7日 16時30分

科学ライターの緑慎也さん(44)
 「立花さんは知らないことにすごく喜びを感じる人。うれしそうに『へぇ、そうなんですか』『知らなかった』と言うんです」。教わった「知る喜びの中毒性」を、緑さんも追いかけ続けている。
・・・
 大好きな居場所を残したい。この年度を最後に立花さんが退職すると決まっていた09年に文科3類に入学した廣安ゆきみさん(30)は、翌年度以降も立花ゼミをサークルとして存続させることにした。
・・・
「立花ゼミは、『知りたがる』ことを全肯定してくれる場所でした」

素晴らしいなぁ。教師というものはこうでなくてはならないと思うんですよ。

★口幅ったいことを言いますが。
教師という職業は「勉強屋」でなければならない、と私は思ってきました。
教師なんて自分がすでに学んだことを生徒に教えるだけなんだから楽なものだ、という感覚はありませんか?
申し訳ないけれど、低年齢の人を教える先生に対してそんな感覚を持つ人は多いのではないでしょうか。
それはちがう。教える分野に対する深い洞察と愛情なしで教えるということは、教わる人に対して非常に失礼なことだと思う。
{大人は自分が四則演算を知っているのだから、別に数学への理解がなくても四則演算は教えられる。って、本当ですか?}

私は自分は「授業屋」だと思っていました。
授業を「創る」ということほど楽しいことはない。
教科書には必要最小限のことは載っていますので、それを反復すれば生徒に教えたことになる、のでしょう・・・か?

先生って毎年、同じことを教えるんでしょ、という問いがある。
それは間違い。
授業というものは教師と生徒が共同で構築していくものです。
毎年目の前の生徒は異なるのですから、同じ授業なんかできるわけがない。
生徒が違えば授業も違う。長年教師やってて、同じ授業なんかやったことないよ、と生徒にも話したものです。
教師も生徒も、好奇心を原動力として学び、授業を構築するのです。授業は創造的な作品なのです。
現役を退いた今でも、「あ、これ授業に使える」という感覚が結構頻繁に私の中に生じるのです。
「教師くささがまだ抜けねえなぁ」と苦笑いしてますけど。
学ぶことなしに、授業はできません。

思えば、教職の出はじめから「授業作品」を作ったけなぁ、と感慨深いものがあります。
そういう私の授業作品の一部について概要でも書けたらいいなぁ、とは思いますが、多分無理でしょう。

モンシロチョウ

0622_1monsirotyou1 2021.6.22
妻の撮影。翅がぼろぼろのモンシロチョウがいた、と。雨滴の水を飲んでいるのかな。
0622_1monsirotyou2
これは翅はそんなに傷んでいないようですが
0622_1monsirotyou3
花の奥の蜜を吸っています。胸のあたりが白くなっているような。鱗粉か花粉か、濡れて固まってないか?
0622_8monsirotyou
私が後から散歩に出たら、アゲランタムの花でモンシロチョウを見ました。
これはもう翅がぼろぼろ。よく飛べるものだ。人間の作る飛行機と違って、翅が傷んでも、それに応じた翅のコントロールができるのでしょう。すごいものだな、と感心します。生きる、って、すごいことですね。

トウキョウヒメハンミョウ

0621_9tokyohimehanmyou 2021.6.21
トウキョウヒメハンミョウの季節。
肉食性で「凶暴」な顔つき、顎がものすごい。
地味な昆虫ですが、派手な色のハンミョウの方は Tiger beetle と呼ばれるようですね。
トウキョウヒメハンミョウも「虎虫」の親戚。
ちょっかい出さなければ噛みつかれたりはしません。

0622_5tokyohimehanmyou2 6.22
増えてきたな、と何の気なしに撮ったのですが、何か口元が怪しいかな、食後かな?
庭で数が増えまして、歩くとぷんぷん(音はしませんが)飛び回る。

0715_7tokyohimehanmyou 7.15
風も無いのに草が揺れる。この虫が飛び立ったり飛び降りたりした印。
足元がにぎやかです。
山道でハンミョウがこんな風に足元で飛び交う状態から「道教え」という名がついたのでしょうね。
私は庭で道を教えてもらう必要はないけれど、想像されます。

シーオニオン

0621_8seaonion 2021.6.21
最初に咲いた株は、ちょっと庭の奥で、私には近づきにくくて撮影しづらかったのですが、今回はテラス前から立ち上がる株なので撮影しやすかった。嬉しいですね。
オシベの付け根が板状になっているのがよくわかります。
花の向こうに小さな昆虫がいるみたいですが、撮影時には気づいていなくて、追跡せず。
多分アリでしょうけど。

ゼフィランサス

0620_8zephyranthes12021.6.20
きれいな六弁花。

我が家では白い花のものをタマスダレと呼んできて、ピンクの品種を買ったら「ゼフィランサス」と書いてあったので、そのままゼフィランサスと呼びならわしています。
本当は
↓趣味の園芸
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-399

ゼフィランサスは、白い花を咲かせるタマスダレ(Zephyranthes candida)とピンク色の花のサフランモドキ(Z. grandiflora)が最もよく親しまれています。特にタマスダレは耐寒性もあり丈夫で、放任でよくふえます。

0622_2zephyranthes26.22
あれ?七弁じゃない? ん?

0623_1zephyranthes6.23
間違いなく七弁ですね。いいのかな。

0624_4zephyranthes 6.24
七弁の花は咲いて時が経ち色が薄くなりました。
後から咲いた六弁の花は色が濃い。

こういうこともあるんですね、花を形成する時の遺伝子の働きに何かつまづきがあったのかな。八重化というにはちょっと足りない気もします。いろんなことがあるものです。
不思議なものを見ました。

コオニユリ

0620_4kooniyuri 2021.6.20
今年は花がいっぱい。食用の百合根でこんなに花が楽しめるとは、お勧めです。

0623_6kooniyuri 6.23
花のつぼみって好きだな。花へ向かう力がみなぎっています。

0627_2kooniyuri 6.27
下にリンクする松江の花図鑑によると、実生で育てた場合、開花まで6~8年かかるそうですが、百合根からの場合はそんなにかかりません。楽しめますよ。

0712_17kooniyuri 7.12
これまで実ができたことはなかったような気がするのですが、今年は一つ実ができました。
ちゃんと熟すことができるかどうか。じっくり見ていきます。

↓松江の花図鑑
https://matsue-hana.com/hana/kooniyuri.html
コオニユリ(小鬼百合)

2021年7月26日 (月)

立花隆さんを偲んで:1

いえ、誠に申し訳ないことに、私は立花さんの著作を全然読んでません。もちろんお名前はよく知っています。
先日亡くなられて、生前の逸話を知り、心揺さぶられました。色々な想いが交錯し、書きたいことはいっぱいあるのですが、文章としてまとまりません。中途半端なまま「感想文」のようなものを掲載します。

↓新聞から
ジャーナリスト・立花隆さん死去(朝日新聞デジタル 2021年6月23日 16時30分)

 「田中角栄研究」などの調査報道や科学の最先端に迫るノンフィクション作品で知られる評論家でジャーナリストの立花隆(たちばなたかし)(本名橘隆志〈たちばな・たかし〉)さんが4月30日、急性冠症候群のため死去していたことが分かった。80歳だった。葬儀は近親者で営んだ。

いろいろなメディアが一斉に報道しましたが、NHKの特集で耳に挟んだ言葉が突き刺さりました。
一つは「コンポスト葬」、もう一つは「勉強屋」

★先ず「コンポスト葬」から。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210623/k10013099321000.html

“知の巨人” 立花隆さん 問い続けた「人間とは何か」
2021年6月23日 15時30分
・・・
去年刊行された著書の中で、自身の死後の希望を書き残しています。

「死んだ後については、葬式にも墓にもまったく関心がありません。どちらも無いならないで構いません。
・・・
昔、伊藤栄樹という(中略)有名な検事総長が『人は死ねばゴミになる』という本を書きましたが、その通りだと思います。もっといいのは「コンポスト葬」です。
・・・
そうすれば、微生物に分解されるかして、自然の物質循環の大きな環の中に入っていきます。海に遺灰を撒く散骨もありますが、僕は泳げないから海より陸のほうがいい。コンポスト葬も法的に難点があるので、妥協点としては樹木葬(墓をつくらず遺骨を埋葬し樹木を墓標とする自然葬)あたりがいいかなと思っています。生命の大いなる環の中に入っていく感じがいいじゃないですか」(『知の旅は終わらない』より)

これ、私が常々思っていることと全く同じ。

生命というものは38億年もにわたって、営々と続いてきたものです。
初期の時代にはいろいろあったと思いますが、ある時、現在の生物たちの祖先にあたる細胞が確立して以来、ずっとつながっているのです。歴史の途中で突然出現したりはしていません。
私は38億年の生命の流れの歴史の中にたまたま個体として出現したものです。
死んだら、また生命の流れに還るだけ。それが幸せというものでしょう。生命資源として流れ続けるか、はたまた何かの生物の個体として出現するものの一部になるか、わかりません。それでいいのです。
私の墓標はこの地球。私を墓石の下などに閉じ込めないでください。
死んだらさすがに「コンポスト」はまずいでしょうから、火葬して灰は海にまいてもらうのがいいな。
火葬によって気体化する成分は空気中に散じ、他の生物たちの資源となり、散骨によってカルシウムなどの固形成分は海へ還る。
そう想像すると、気持ちがのびやかになって、嬉しいじゃないですか。

私の母は散骨を希望しました。一部でいいから海へ返しておくれ、とね。山はいやだよ、蛇やトカゲがいるもの。と。
希望通りにしました。
母は爬虫類が苦手でした。幼いころから海で遊んだ人でカッパとも呼ばれたとか。泳法がどうのというのではなく、絶対溺れない、という達人でしたね。海へ還してあげられて、心安らぎます。

私自身は生命誕生の領域である海へ還りたいと思います。

↓参考までに
https://www.mugendai-web.jp/archives/10861
38億年つづく生命の歴史のなかで――中村桂子が語る、テクノロジーと人間

ネコハエトリ

0620_3nekohaetori 2021.6.20
メスだと思うんですけどね。オスは頭胸部が黒いはずだし。
でも、なんだか幼い感じもします。幼体なのかな。メスの成体なら腹部がもっと大きいはず。
クモは昆虫よりも成体と幼体の見分けがつきにくいですね。
好きなクモです。顔つきがいい。

カルガモ

0618_22karugamo1 2021.6.18
妻の撮影。この四羽がどういう関係なのか、わかりません。
0618_22karugamo2
親子ですかねぇ。どうなんでしょう?
間近に鳥を見られるというのは嬉しいですよね。
子どもたちなんかにも動物への関心を高めてもらえる、その好材料です。

コギク

0618_20kogiku 2021.6.18
季節を間違えてないかい?まだ夏前だよ。盛夏を過ぎて秋めいてきてからじゃなかったのかな、花の時期は。
短日植物ですから、日長がだんだん短くなっていく時期の花ですよね。この写真の時は夏至のちょっと前。なんだかなぁ。
電照菊というのがありますね。人工的に電球の光を浴びせて、植物にまだ日が長いと錯覚させて花期を遅らせる栽培法。
でも、この写真の花の位置は屋外の線路柵際。
強いていえば、比較的近くに街灯がありますので、日長を間違えたかなぁ、とも。でも、この後は咲き継いでいないようです。
何かの拍子に、咲く時期を間違えてしまったんでしょうね。

正式な種名があるのかどうか知りませんが、小さな菊だから、と私はコギクと呼んでいます。

クサギカメムシ

0621_6kusagikamemusi 2021.6.21
正確にはわかりませんが4齢くらいかな。多分次の脱皮で終齢になると思うんですよ。

0618_16kusagikamemusi 6.18
これは終齢幼虫です。翅の芽がはっきり見えていますのでそう判断します。

0705_11kusagikamemusi37.5
これも終齢幼虫ですね。
カメムシを飼育したことはないので、脱け殻というものを見たことはありません。
野外では脱け殻はすぐどこかに飛んで行ってしまうんでしょうね。

0714_11kusagikamemusi 7.14
ランタナの実から吸汁していました。あまり見かけない姿です。でもきっとおいしいのでしょう。

アゲハ

0618_12ageha
2021.6.18
門の前のコオニユリに飛来したアゲハ。羽ばたきながら吸蜜。静止してくれません。
0618_15ageha
今度は線路柵の方へ移りまして、ランタナにとまりました。
この花では多少足場がいいのか、撮りやすかった。ありがとう。

0623_8ageha 6.23
この時は葉の上で休憩中。

アゲハはポピュラーだし大型だし、私は国蝶にふさわしいのではないかと思っていたんですよ、9歳の頃にね。
オオムラサキに決まって残念でしたっけ。
アゲハを見たことのある人は多いけれど、オオムラサキを実際に見たことのある人って少ないんじゃないかなぁ。
アゲハの方が国民的なチョウじゃないかと、エコヒイキしてます。
ま、個人的に、50年近く飼育を続けてきましたからいいですけどね。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD
日本の国蝶

 日本の国蝶は、法律や条例で規定されたものではなく[4]、日本昆虫学会が選んだものである。
 国蝶の選出については、1933年ごろより、片山胖、結城次郎、中原和郎、柴谷篤弘、野平安藝雄らが、同好会誌『Zephyrus』で論議していた。オオムラサキは当時から候補種だったが、ミカドアゲハ、ギフチョウ、アゲハチョウといった蝶も俎上に登った。結城(1935)はオオムラサキに対抗してアゲハチョウを推す理由を詳細に記述している。ただしこの時点では決定がなされずに経過した。
 1956年にオオムラサキが75円切手の図案に採用されたことを契機として、日本昆虫学会は1957年の総会でオオムラサキを国蝶に選んだ[5]。

暑いですね

今これを書いているのは25日午後、気温34.4℃が出た後です。
26日は車の定期点検に午前中出かけますので、前日にアップロードしておきます。
で、このオリンピックの今、暑いですね、を書きたいのですが、台風8号が関東付近に来そうで、26日はなんとか大丈夫かな。27日あたりが荒れ模様になりそうで、今書こうとしている内容と一致しなくなる気配もあるのですけれど、ご容赦ください。

Tokyohinenti_summer

6~8月の東京の最高気温の平年値をグラフ化してみました。
6/21が夏至。北半球では太陽から地球へのエネルギー流入が最大になる日ですね。
でも、だからといってすぐ熱くなるわけではない。
ガスコンロに水の入ったヤカンを乗せて、強火で加熱しても、お湯が沸くまでには時間がかかる。
地球の北半球を「強火」で熱しても、温まりきるには時間がかかります。
気温のピークは8月上旬のあたり。立秋の頃ですよ。
(冷めていく時も同じで、12月下旬に冬至、気温の底は立春の頃なのです。)

8/3~8/9 が31.8℃。

オリンピックの閉会式が8/8でしたよね。
う~むぅ。年間で一番暑い時ですね。

東京オリンピックのオリンピック立候補ファイルには
この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である。
と書いてあったそうです。
そうかぁ、摂氏32℃というのは「温暖」なんだなぁ。「理想的」なんですって。

でもね、オリンピックではしゃぎ気味のNHKでもこんなニュースが。
オリンピック テニス ジョコビッチ 暑さに“試合夕方以降に” (2021年7月25日 9時57分)

 東京オリンピックのテニスの競技に出場する世界ランキング上位の選手らが、暑さへの対策のため試合時間をずらすよう相次いで求めたと、各国のメディアが報じるなど、オリンピック期間中の厳しい暑さへの懸念の声も出ています。
・・・
 アメリカのCNNテレビなどによりますと、男子シングルスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手は、24日の初戦を勝ち進んだあと「とても暑くて湿度が高く、コートは暑さをため込んでしまう」などと述べ、試合時間を夕方以降にずらすよう求めたということです。
 また、男子シングルス世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ選手は、厳しい暑さや湿度について「最悪な環境だ」と述べたうえで、同様に試合時間の変更が必要だと指摘したということです。
 一方、23日にロシアオリンピック委員会のアーチェリー女子の選手が気を失って担架で運ばれたことについて、イギリスの公共放送BBCは「東京の厳しい暑さの中、倒れた」と伝えています。
 またイギリスの新聞、ガーディアンは「耐久テストのような、高温にひどい湿度が組み合わさった、これまでで最も暑いオリンピックに選手たちは臨むことになるだろう」などと伝えていて、厳しい暑さが競技に影響を与えることへの懸念の声も出ています。

アーチェリーの選手が倒れたことについては「熱中症で」と報じたニュースもあります。
これから先、どうなるのかなぁ。

暑さ指数(WBGT)が28~31で「熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。」
31以上で「特別の場合以外は運動を中止する。」ということです。
WBGTは気温以外に
①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温
から算出されますので、気温だけではわかりませんが、気温が31℃を超えるのはもう危ない領域ですよ。
「オリンピック以外は運動を中止する」のでしょうかねぇ。

なんだか無責任な気がするな。命がけのオリンピックになるんじゃないか。
ぞっとしますね。
高齢者夫婦の私共は、ひっそりと籠り続けることにします。
(二人ともファイザー製のワクチンを2回接種しました。ワクチン打ったからって感染しないわけではないので注意します。)

どうか「みなさんが健康でオリンピックを終えることができますように」と祈ります。

タイマーアップロードをかけようと思ったところへこんなニュース

屋外競技の選手「常に脱水状態」 連日の真夏日に悲鳴(朝日新聞デジタル 2021年7月25日 15時43分)

 東京オリンピック(五輪)の競技会場が集まる東京都心は開幕から連日真夏日となり、25日も午前から気温が上昇。午前8時半すぎには30度を超えた。日中、屋外でのプレーを強いられる選手たちからは暑さと湿度に悲鳴が上がった。
 ・・・
 海外メディアも顔をしかめ、参った様子だ。26日の取材に備え、下見に来ていた英国テレビ局のカメラマン男性(36)は、「暑くてじめじめ、べたべたする。夜も気温は下がらない」と日本の夏の気候に驚いていた。40キロのカメラをかついで取材するが、「明日は耐えられるかな」と不安そうな様子だった。
 気象庁によると、東京都心では25日午後1時すぎ、34・4度を観測した。熱中症を予防するための暑さ指数は午後1時現在、29・2まで上がり、危険度で上から2番目の「厳重警戒」(28~31)となった。

どうぞご無事で。案山子拝

 

2021年7月21日 (水)

シルバーリーフ

0618_6silverleaf 2021.6.18
つぼみができました。

一週間ほど経って
0626_2silverleaf 6.26
咲きました。「菊」ですねぇ。
我が家ではシルバーリーフと呼んでいますが、シルバーリーフは総称なので、本当は種名で呼んだほうがいいのでしょう。
となると、多分「白妙菊」です。

↓参考
https://www.hana300.com/sirota.html
白妙菊 (しろたえぎく)
(ダスティーミラー Dusty miller)

英語名の「Dusty miller」って、「ほこりっぽい・粉っぽい 粉屋さん」でしょうね。
白い葉ですが、艶がなくて、粉っぽいもんな。

ダチュラ

0618_4datura1 2021.6.18
妻が撮影してきました。
私も以前、同じ場所で見ましたが、一時、見かけなくなっていましたけど、また栽培するようになったのかな。
ここでは和名ではなく、学名からの園芸名というのかな、それでいきます。
0618_4datura2
きれいな花です。
花の上のところに虫が見えます。
0618_4datura3
これ。ハチでしょうけれど、種までは私にはわからない。
0618_4datura4
涼やかでいいですよね。でも、この植物はナス科で有毒なのです。
気をつけてください。

↓毒性について詳しい。
https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_det_11.html
自然毒のリスクプロファイル

↓趣味の園芸
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-706
ダチュラの基本情報

オンブバッタ:2

0712_11onbubatta1 2021.7.12
マリゴールドの花です。
左の花に大小2匹のオンブバッタがいました。
はっきりしませんが、右の花にも1匹います。
これまでは、シソの葉など葉が好き、と思っていましたが、花も好物のようですね。
0712_14onbubatta
白髭咲きのアサガオでも見かけました。これも珍しい気がします。

0715_12onbubatta 7.15
またスイレンの葉の上で、2匹も。穴開けてありますね、丈夫な顎だなぁ。
右の個体は、ウンチを放つ寸前。

0716_1ha_ana 7.16
これ、カンナの葉なのですが。
こういう穴あけをする奴はおそらくオンブバッタでしょう。
現場を押さえたわけではないので、確証はありませんが。
やたらと規則的な穴ですね。葉が展開する前、筒状に巻いていた時にまとめてかじって穴を開けたのかもしれません。
なんだかなぁ。スゴ。

0718_9onbubatta1 7.18
水面に腹部まで沈んだ幼虫。腹部にある気門で呼吸しますから、もう窒息死してしまったかな、と思いましたが、そっと指ですくいあげたら
0718_9onbubatta2
ぴょんと飛んで足元の石の上へ。
わぁ、生きてたんだね、よかったね。いろいろ文句ばかり言ってますが、なんだか嬉しいのでした。
後は自力で生き抜いてください。

スイレンの鉢は昔の火鉢。
火鉢の縁から葉に飛び乗ろうとして失敗したか、逆に葉の上にいたのが外へ飛びだそうとジャンプしたら火鉢の縁に当たって水面に落ちたか。状況はよくわかりませんが、こういう危険もあるのですね。

オンブバッタ:1

0617_1onbubatta2 2021.6.17
オンブバッタの幼虫です。
https://www.dainippon-tosho.co.jp/yagi/
このサイトによると、孵化直後の幼虫の脚には褐色模様があるそうです。
私の写真でも脚に模様がありますね。ということで、これは一齢幼虫なのでしょう。
0617_1onbubatta
齢が上がった幼虫。
毎年必ず見かけますから、どこかに産卵してあるんでしょうけれど、卵は見たことがありません。

0705_14onbubatta1 7.5
ヤノネボンテンカの花にいました。
花弁に穴が開いていますよね。
0705_14onbubatta2
これはこのオンブバッタの仕業です。
横に開閉する口(顎)で、どうやって穴を開けるのか、不思議な技の持ち主です。
普通に考えれば、葉や花弁の縁をえぐるように食べるのではないのか。
チョウの幼虫を飼育していますが、連中は葉の縁をえぐるように食べますよ。

0707_10onbubatta 7.7
スイレンの鉢で、スイレンの葉の上にいたオンブバッタ。
葉が厚いので掘ったみたいになってますね。
糞を飛ばす寸前。
こういう状態のオンブバッタにうっかり後ろから近付くと、ウンチを後脚で蹴飛ばす「ウンチ攻撃」をうけますよ。ご注意を。
不思議なやっちゃね。

和菓子の日

0616_11wagasinohi1 2021.6.16
ひと月以上の遅れになりましたが、気象情報で見かけました。
「和菓子の日」知らなかった。
甘味を暑さ対策に、なのだそうです。
旧暦の六月ならば、新暦のほぼ七月でしょうから、暑くなってきますよね。
そうなのか。
0616_11wagasinohi2
画面右下にある
「国立国会図書館デジタルコレクション」
というのを覗いてみましたが、私には無縁のようです。
すごいコレクションです。
こういう方面に関わりのある方はこういうコレクションの存在を知っているんでしょうけどね。

実は私「甘味」が苦手。毎日、飴は舐めますけど。アンコがダメなんです。
子どもの頃からです。甘くておいしいからつい手を出す。饅頭、どら焼き、アンコロ餅・・・
必ず胃がダウンして、吐く。夕食が食べられなくなる。
若いころは和菓子はダメでも洋菓子ならよかったんですが、年取ってからはもうダメ。
消化器系がダウンする、という時、私は吐く、兄貴は下痢をする。兄弟で妙な違いだ、と母は笑ってましたが。

★そういえば「洋菓子の日」というのもあるんですよ。
https://zatsuneta.com/archives/109294.html
雑学ネタ帳

洋菓子の日(9月29日 記念日)

 三重県伊勢市に事務局を置き、業界の発展と交流、業界の若手技術者の育成などを目的に活動する三重県洋菓子協会が2002年(平成14年)に制定。
 日付は、フランスではサン・ミシェル(大天使ミカエル)が菓子職人の守護聖人となっており、その祝日が9月29日であることから。彼の名をとった「サン・ミシェル」と呼ばれるケーキはフランスで生まれた。また、日本では「サン・ミシェル」という名前の洋菓子店が複数みられる。

洋菓子と来れば紅茶ですね
「紅茶の日」もあります。
https://www.tea-a.gr.jp/knowledge/tea_day/
11月1日は紅茶の日です

 海難にあってロシアに漂着した日本人、伊勢の国(現在の三重県)の船主、大黒屋光太夫他2名は、ロシアに10年間滞在せざるを得なかった。
 帰国の許可を得るまでの辛苦の生活のなかで、ロシアの上流社会に普及しつつあったお茶会に招かれる幸運に恵まれた。とりわけ1791年の11月には女帝エカテリーナ2世にも接見の栄に浴し、茶会にも招かれたと考えられている。
 そこから、大黒屋光太夫が日本人として初めて外国での正式の茶会で紅茶を飲んだ最初の人として、この日が定められた。
 このことに基づいて、日本紅茶協会が1983年(昭和58年)に11月1日を「紅茶の日」と定めた。

 

ヤマトシジミ

0615_15yamatosijimi1 2021.6.15
ヤマトシジミがラベンダーに来たり
0615_15yamatosijimi2
アゲランタムに来たり。
花を訪れる昆虫達は、花というものをどう認識して見つけるんでしょうね。
飛翔しながら花を見つけるということは、基本的に視覚によるのでしょう。
昆虫には紫外線色が見えるので、ここに蜜があるよというハニーガイドを紫外線色で花弁につけている花もある。
フェロモンに対する嗅覚が非常に鋭敏なものだということは知っていますが、それって花の匂いも嗅げるんだろうか。
メスの蝶は産卵時に、前脚で葉を叩いて微細な傷をつけてそこから出る汁でその植物が幼虫の食草であることを確認するという味覚も知ってはいますけど。

いろんな花にやってくるチョウやハチを見ていると、考えちゃうんですね。

2021年7月20日 (火)

雲の影

0713_9eiseigazou 2021.7.13
森田さんの気象情報で面白いものを見ました。
7月13日午後5時の衛星画像です。
山形・宮城の北部から岩手南部にかけてかな、白い雲画像の中に、列島を横断する形で黒いものが見えます。
これが「雲の影」なのだそうです。もう夕方ですから太陽高度が低くなってきている。その低い夕方の日光によって雲の影が長くなって、衛星画像に写っているということでした。
これは面白い、と翌14日、気象庁の「気象衛星ひまわり」のサイトを覗いてみました。
↓ここです。
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/38.117/138.538/&elem=color&contents=himawari

7/13の夕方です
20210713_1700himawari 17:00
テレビ画面と同じ時刻ですが、若干見え方が違うかも。
夕方ですから太陽光は左側から射していて、右から夕方ゾーンが迫ってくる時刻です。
あちこちの雲の右の縁に黒い影が見えますね。大陸の雲も面白いですよ。
20210713_1800himawari 18:00
紀伊半島あたりの影が見やすいかな。
20210713_1830himawari 18:30
画面右から夕方ゾーンが迫ってきました。
大陸の雲を見てください。
この日の東京の日没時刻は18:58でした。
20210713_1900 19:00
東京は日没直後なのですが、こうやって見るともう暗いですね。
大陸の大きな雲の影がっきり。

なるほどなぁ。台風の時などに、雲の立体感を感じることはよくありましたが、日常的にこんな風に見えているのだとは気づかなかった。
画像として見ているはずなのに「そう思っていないからそう見えない」
見るという行為は、通常、見たいものを見ているだけなんですね。
見えていても、知識もなく概念も持っていないような対象は「見えない」のです。
「百聞は一見に如かず」といいますが、自分がこの目で見たのだからゼッタイ確かだ、とは思い込まない方がいいと思いますよ。見えていても認識できないものはいっぱいあるのです。

★上の気象庁のHPで、時間を動かして観察してみてください。面白いですよ~。

キョウチクトウ

0615_12kyoutikutou 2021.6.15
お、つぼみだ。結構早くないか。
まだ赤さはほとんどない。

0627_9kyoutikutou 6.27
赤くなってきました。

0705_8kyoutikutou 7.5
咲き始めたといっていいでしょう。

0707_4kyoutikutou1 7.7
もちょっと低い位置で咲いてくれると、撮りやすいのですが、まだ高い位置の花が多くて。
大気汚染に強いと言われて、街中にも植えられますが、毒性がありますので、注意してください。
人間だけでなく、他の哺乳類にも有毒だそうですので、ご注意を。

キョウチクトウアブラムシという比較的大きな黄色いアブラムシがいます。
キョウチクトウの樹液を吸汁しますが、大丈夫らしい。
で、ナナホシテントウはキョウチクトウアブラムシを食べると、中毒死してしまうようです。
平気なテントウムシもいるらしい。
カマキリの幼虫に、その時大量に発生していたキョウチクトウアブラムシを与えたら、パタパタと倒れまして、慌てて引き離したことがあります。
カマキリにはアリもダメです。アリの蟻酸にやられてカマキリの幼虫が倒れてしまった、という経験もあります。
こういうことは、経験してみないとわかりませんね。

ご注意ください。

マンリョウ

0615_8manryou 2021.6.15
マンリョウのつぼみ。

0624_6manryou 6.20
一つ咲きました。

縁起ものなのでしょうけれど、私共夫婦は「縁起」とは無縁な生活をしていますので、ま、どうでもいいんです。
マンリョウ(万両)センリョウ(千両)ナンテン(難転)など、庭にありますが、縁起はかつぎません。
もし赤い実をちゃんと熟させて、飾りつけに使おうというようでしたら、簡易的なものでいいので鳥除けをした方がいいです。赤い実は魅力的らしく、すぐ食べられてしまいますよ。

イヌタデ

0615_7inutade 2021.6.15
イヌタデの花を見るとどうしてもこんな撮り方をしたくなります。
ある花にピントを合わせて、その花の前後のボケ具合を楽しみたい。
被写界深度は、ピント位置から奥へ深く、手前側に浅い。
プロはこのボケ方の違いを自在に使うのですが、私のようなアマチュアは単にボケただけの写真になります。
でもまぁ、本人は楽しんでいるのですからご容赦ください。

キュウリ

0615_6kyuuri 2021.6.15
豊作とは言えませんが、時々、キュウリが食べられます。

0619_2kyuuri1 6.19
また熟してきました。
0619_2kyuuri2
収穫。
0619_2kyuuri4
キュウリのトゲ。
かなり鋭いですね。検索して調べたら、未熟な種子を守るためのトゲであって、完熟するとトゲはなくなるそうです。

0621_5kyuuri 6.21
雌花と雄花の時期がずれてしまって、授粉してやりたくても両方がそろわないことが多くて。
でもま、おいしい採れたて新鮮なキュウリが食べられるのは幸せです。

↓キュウリのトゲについて
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000188770
きゅうりのトゲが何のためにあるのか知りたい。

↓農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0212/01.html

きゅうりのとげとげは、きゅうりが完熟するとしおれてなくなります。 市販のきゅうりの中には、白い未熟な種が見られると思いますが、本来きゅうりは種が熟すまでは、食べられたくないためにとげとげをつくって自分の身を守っているのです。人間は、未熟なきゅうりがおいしいので食べています。

2021年7月19日 (月)

ルリマツリ

0615_4rurimaturi 2021.6.15
ルリマツリのつぼみです。

0618_7rurimaturi1 6.18
淡い紫色が素敵です。
0618_7rurimaturi2
アップしてみました。
花の中心部に何かが5本見えますが、これ、メシベの柱頭かな。よくわかりませんけど。

0620_9rurimaturi 6.20
今まさに開こうとしているところ。
幼い者が伸びゆく。植物でも動物でも、佳いものですよね。

トカゲ

0613_13tokage 2021.6.13
ブロック塀の上面を歩いていたので、こんなアングルで撮れました。

↓普通はこんな風に
0711_6tokage 7.11
足元を走っていくので、上からしか撮れません。
トカゲはそれなりに見かけますが、カナヘビを見てないなぁ。
どうしちゃったんだろう。

ヒメクチナシ

0613_7himekutinasi 2021.6.13
ヒメクチナシのつぼみ。
実はね、花も咲かないうちにオオスカシバが卵を産んでいってしまって。
葉がボロボロになっちゃって。幼虫は大食いなものですから。
それでも殺虫剤とか使えないところが私共夫婦の弱みだなぁ。

0618_5himekutinasi1 6.18
咲いてから大分経つようですね。天候のせいか、見てあげることができませんでした。
大分食い荒らされていますが、これはオオスカシバではないでしょう。
0618_5himekutinasi2
これも傷んでいますね。
顔を近づけて、香りをかいで、愛でました。
何にもできなくてごめんな。

コーヒーとミルク 宇宙で混ざるか

↓朝日新聞デジタルから部分引用します。


宇宙実験、端末で興味津々 星出さん、ISSから配信
2021年7月7日 16時30分

 ・・・
 実験のテーマは「コーヒーと牛乳は宇宙でも混ざるか」。入れ物から出して球体となったコーヒーと牛乳は、接すると互いに混ざり合い、星出さんは「木星みたいな模様になった」と説明。その液体を飲むと「おいしいコーヒー牛乳でした」と感想を話した。
 東京都港区の麻布小学校では、約200人が実験を見守った。6年の〇〇さんは「混ざらないと思っていたのでびっくりした」と話した。9月には南極からのライブ配信を企画中という。

無重量状態では液体は、重力は働きませんが表面張力は働きますので球体になります。
二つの液体の球体が接触すると
Kyuutai
くっつきます。(もっと滑らかにくっつくでしょうけど、描画が面倒なので手抜きの図で我慢してください)
表面張力は表面を小さくしようとする力ですから、くっついた二つの球体はある程度の勢いを持って大きな球になろうとします。
そうすると、液体の球なのですから、コーヒーと牛乳はその過程で混ざりあうでしょう、流れをつくってね。
そのために混ざりあいの初めは「木星みたいな模様」になるのだと思います、勢いで。でも、長時間放置すれば、均一になるはずです。
つまり重力が働かない環境でも、表面張力は働き、液体の「流れる」という性質も消えはしない。そして、「拡散」も消えるわけではないので、撹拌しなくても、自発的に均一になっていくはずなのです。

出来事の範囲が小学生の学習範囲を超えますので、小学生がビックリするのはまあ仕方のないことでしょう。
ただ、元理科教師としましては
   宇宙は地上とは違うんだ。だから地上で起こることは宇宙では起こらない、と決めつけてしまってはいけないよ
   理科・自然科学は、思い込みや決めつけから自由になるところから始まるんだよ
と、言ってあげたいですね。

表面張力は分子間の引力のあらわれですし、拡散は分子の熱運動のあらわれですので、無重量環境とは独立した現象なのです。
↓図がわかりやすいかな。
https://www.cybernet.co.jp/ansys/glossary/hyoumenchouryoku.html
表面張力

エウブロンテス・ノビタイ

7月9日の朝日新聞デジタルです。

恐竜足跡に「ノビタイ」、由来は「のび太」 ドラえもんのファン、中国の学者が命名(2021年7月9日 5時00分)
 中国で長さ30センチほどの肉食恐竜の足跡化石が見つかった。足跡の特徴から、新種の化石として「エウブロンテス・ノビタイ」という学名がつけられた。名前の由来は「ドラえもん」に登場する「のび太」だ。
 中国地質大学のシン立達(シンリーター)准教授らの研究チームは昨年7月、四川省成都の南方の川で、約1億2500万年前の白亜紀の岩石に足跡化石を見つけた。
 3本指で二足歩行とみられる足跡が4歩分あった。かぎ爪の痕があり、肉食恐竜とわかった。歩幅から時速4キロメートルくらいで歩いたとみられ、恐竜の全長は約4メートルと推定される。
 ・・・
 今回も指の向きなどの特徴から新種化石として命名した。昨年公開された映画「ドラえもん のび太の新恐竜」で、のび太が恐竜を名付ける場面がある。ドラえもんファンというシンさんは「のび太の夢をかなえたい」と名前を決めた。
(後略)

↓プレスリリースの一部引用
https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/660057.pdf
プレスリリース令和3年7月8日独立行政法人国立科学博物館「のび太」の夢を叶えた“ノビタイ”足跡化石のレプリカ公開国立科学博物館でミニ企画展開催

日本の人気漫画「ドラえもん」のファンであるシン・リーターXing, Lida(邢立达)中国地質大学(北京)准教授は、中国の四川省で発見された肉食恐竜の足跡化石に「のび太」の名前を献名し、エウブロンテス・ノビタイと命名しました。

内容的にはこれで充分ですが・・・。
「ノビタイ」という言葉に違和感を感じませんか?
「僕、もっと伸びたいなぁ」ではないんです。

私がこの問題に初めて接したのは教師になった初めの頃。1970年代。
翼竜の化石が新種として記載された、という話でして、その学名が

Quetzalcoatlus northropi
ケツァルコアトルス・ノルトロピ

というのです。
何で「ピ」なのかなぁ、と悩みました。
当時はまだ今のようにインターネットで検索して、という時代ではありませんでしたので、いろいろそれなりに頑張って調べましたっけ。
下に参考としてリンクしたWikiの記載から
「種小名 northropi は、全翼機の開拓者ジャック・ノースロップの空気力学に対する功績を讃えての献名である。」
ノルトロピ=ノースロップ+イ
なのですね。
今回の「ノビタイ」も、ノビタ+イ なのです。

「イ」って何なのさ。
キーになるのは「献名」です。
↓ハチの新種の話の途中を引用します。
https://nh.kanagawa-museum.jp/www/contents/1617242029300/index.html

なお、本種の学名(種小名)は標本採集者である学芸員の渡辺恭平(Kyohei Watanabe)にちなみます。新種の命名において、その新種の発見に貢献した人物の名前を学名につけることを「献名」といい、貢献に対する謝意を示す分類学の慣習です。動物の新種記載のルールを定めた「国際動物命名規約第4版日本語版※※※」の条文31.1.2には『ある種階級群名は,それが現代人の人名から直接形成した(補足:ラテン語化した)名詞の属格であるならば、人名が男の人1人の名前ならば-iを、……(中略)……その人名の語幹に付加して形成するものとする……(以下略)』とありますので、学名(種小名)の「kyoheii」を見れば、日本語を解さない人にとっても渡辺が男性であることが一目でわかります。

ちなみに、新種に自分の名前をつけることは通常行わず、常識的な分類学者はまずそのようなことはしません。また、雑誌によっては、そのような命名行為は認められないこともあります。

献名する名前が男性なら「-iを」つけるんですね。女性は?

↓国際動物命名規約第4版日本語版から引用

31.1.2.ある種階級群名は,それが現代人の人名から直接形成した名詞の属格であるならば,人名が男の人1人の名前ならば-iを,男の人を含んだ複数の人の名前ならば-orumを,女の人1人の名前ならば-aeを,複数の女の人の名前ならば-arumを,その人名の語幹に付加して形成するものとする(条11.9.1.3を見よ) .これら学名の語幹は,属格を形成したときの原著者の行為によって決定される.

「人名が男の人1人の名前ならば-iを」「女の人1人の名前ならば-aeを」つけるのです。
「のび太」君は男性ですので「nobita + i」で「ノビタイ」になりました。
ということなのです。

学名をつける、って大変なことなんですね。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9
ケツァルコアトルス

↓図や写真が少し多いかな。
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1337075.html
国立科学博物館、ミニ企画展開催。のび太の夢を叶えた「エウブロンテス・ノビタイ」レプリカを公開

★追記
この記事は昨日18日(日)に書いてタイマーでアップロードされるようにしておいたのですが。
今朝(19日)の朝日新聞の朝刊の(いちからわかる!)という連載でも取り上げられていました。
↓これです。

(いちからわかる!)化石に「のび太」って名前が付いたらしいね
 ■恐竜足跡に「ノビタイ」。発見者がドラえもんファンだった

 A 発見した学者のシン立達(シンリーター)さんは「ドラえもん」のファンで、「のび太」にちなんで「エウブロンテス・ノビタイ」という世界共通の名前(学名)がつけられたよ。エウブロンテスは、肉食恐竜の足跡につく名前だ。十数種の仲間が報告されているよ。

 コ なるほど。そういえば学名はノビタじゃなくて、ノビタイだけど。
 A 動物の学名は、国際的なルールに基づいてラテン語でつけられる。人の名前を元に学名をつける場合は基本的に、男性なら「i(イ)」、女性なら「ae(アエ)」を名前の最後につけることが多い。のび太君は男の子だから、iがついてノビタイになったんだよ。

記者さんたちの中で「イ」に疑問を持った人がいたか、読者から質問が寄せられたかはわかりませんが、やはり気になるもののようですね。
あわてて記事がアップロードされる前にこの追記を書き込みました。私のこの記事が新聞の後追いにならなくてよかったです。

2021年7月16日 (金)

冗談写真

0709_2_7979 2021.7.9
テーブルの上の時計。ふと見たら
7月9日、湿度79%
と。(ジトジトだぁ)
もう一段工夫すればね、7時9分とかね。
いえもう、単なる遊びでした。
ご機嫌を損ねませんように。笑ってやってください。

セマダラコガネ

0613_5semadarakogane1 2021.6.13
ランタナで、花の間から見覚えのある模様が見えまして。
0613_5semadarakogane2
頑張って、こう、撮りました。
セマダラコガネという小型のコガネムシです。
ランタナの花の間で何を食べていたんでしょうね。
葉や花粉を食べるという記述がありましたが、ランタナの葉を食べていたとは思えないし。
花をかじりましたかね。よくわからないのですが。
虫の都合はよくわからないのでした。

ヒメマルカツオブシムシ

0613_4himemarukatuobusimusi1 2021.6.13
ヒメマルカツオブシムシ自体は私のこのブログではさして珍しくはないのですが。いる場所がね。
0613_4himemarukatuobusimusi2
パセリの花なんですよ。
キク科の花で見かけることが多い昆虫なのですけど。
パセリはセリ科ですからねぇ。
なんかこう、凝った味が好きなのかねぇ。
珍しかったので撮りました。

{キアゲハの幼虫の食草はパセリなどのセリ科植物です}

オモト

0613_3omoto 2021.6.13
1個だけ実ができているようなのですが、熟しますかね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-233a0d.html
2021年6月 1日 (火) オモト
↑この記事で掲載した花に出来たものです。
うまく熟せば秋も深まるころに赤い実になるのではなかったか。
今まで実が生ったことがなかったのですが、カタツムリとかナメクジが来たのかなぁ。
わかりません。

ヒメナガメ

0612_5himenagame {}2021.6.12
光が強すぎていい写真にはなりませんでした。
配色はナガメと似ています。少し小型。で模様がちょっと複雑。
アブラナ科を好むようですが、限定ではないようですよ。
我が家近辺ではナガメが主流、ヒメナガメは傍流。
とはいえ何度も登場しているんですけどね。

↓5月の記事。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-39022e.html
2021年5月17日 (月) ナガメ・ヒメナガメ

2021年7月15日 (木)

鉄腕アトム

朝日新聞のオピニオン面にある「かたえくぼ」という小さな風刺コーナー。
昨日のが可笑しかった。

(かたえくぼ)エネルギー源
2021年7月14日 5時00分

 太陽光にしようかな
 ――鉄腕アトム

 (佐賀・おけいこ)

考えてみれば、「アトム」という名前自体が「原子」なんですよね。妹は「ウラン」ちゃんだし。元素名を多く使っていたと思う。
おぼろな記憶では、アトムは原子炉を内蔵していたんじゃないか。でも胸を開くと「真空管」の電気回路らしかったよな。
動力が太陽光になると、「鉄腕SDGs」かなんかになるのかな。

エイトマンというのがありましたよね。エイトマンも原子炉内蔵だったと記憶します。
古いところで鉄人28号を調べたら、なんだか太陽光エネルギーを変換して・・・とかだったらしい。
SDGsだったんだなぁ。先駆的。

他にもマジンガーZとか、いろいろありましたよね。ガンダムは?
もう私の手には余る。興味があったら調べて楽しんでください。

★蛇足:植物は太陽光エネルギーで、水から水素原子を引っこ抜いて、それを使って二酸化炭素を還元してグルコースを作り、これが他の生物の基本的な栄養になっています。
動物は、植物を太陽光エネルギー変換装置にして活動するのですね。

 

狂い咲き

0611_2hakutyouge 2021.6.11
あれ?ハクチョウゲが一輪。
周りは濃い緑の中で、一輪だけ白い小さな花。
どうしちゃったのかな。

0711_2benibanatokiwamansaku1 7.11
あれ?ベニバナトキワマンサクが咲いてる。
0711_2benibanatokiwamansaku2
2輪ありました。もう一輪くらい咲いたのかもしれません、雨で外に出られなかったことも多くて見逃した感じです。

こういうのって、普通は「狂い咲き」っていうのでしょうけれど。
「狂う」という言葉の意味あいが現代ではあまりいい感じじゃないからなぁ。
日常というものの枠組みの外へ一歩踏み出してみる、そこはどんな世界か、というような「くるふ」はいいのかなぁとも思いますが。
そうすると、「返り咲き」「帰り咲き」かなぁ。「帰ってきました」という方が語感としてはいいかな。

かえり‐ざき【返り咲き・帰り咲き】カヘリ‥
①その季節でないのに花の咲くこと。多くは春咲いた花が秋に再び咲くのにいう。にどざき。くるいざき。冬
②いったん衰えたものが再び栄えること。もとの地位に復帰すること。カムバック。「三役への―」
広辞苑第六版より引用

広辞苑で引いてみて
「季節でないのに花の咲くこと」「にどざき」「くるいざき」
って。「夢咲き」が抜けているだけでもう、明日香さんの「花ぬすびと」そのものですね。

↓明日香さんの「花ぬすびと」
https://www.youtube.com/watch?v=K_A1cdutm5s

私は実は「人の心もまた同じこと」という言葉が抜けなくって、何かあるといつもこれを唱えてしまうんですね。
「人 また 同じ」とかね。

 

ヒヨドリ

0610_10hiyodorika 2021.6.10
逆光でねぇ、よくわからないのですが。
サントリーのサイトの言葉が気に入っていましてね。
上の写真「ボサボサ頭」じゃないかな、とかろうじて判断したわけです。
「茶色いほっぺ」まで識別できればよかったのですが。
全体の姿もヒヨドリっぽいと思いますがいかがでしょうか。鳥の初心者の判断ですのであてにはなりませんけど。

https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1482.html?transfer=mobile_to_pc
ヒヨドリ

ボサボサ頭に茶色いほっぺ 「ヒーヨヒーヨ」と名を名乗る

 

ナガチャコガネ

0610_9nagatyakogane 2021.6.10
玄関ドアの外側にくっついていたコガネムシ。
見たことがあるようなないような。多分、初めて、と思います。
昆虫サイトで調べたら、ナガチャコガネですね。

http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/09kochu/kogane/nagacha/index.html

体長11-14ミリ。黄褐色で光沢がある。成虫は6-8月に出現し、灯火に集まる。

玄関ドアに外から向かって左上に玄関灯があります。
そこへ来たのでしょう。結構いろんな昆虫が玄関灯に来ているようです。

↓こんな記述も。
https://mushinavi.com/navi-insect/data-kogane_nagatya.htm

本種の幼虫はさまざまな植物の根を食べる為、害虫とされている。
ただ、成虫では葉を食害しているところは見かけたことが一度もなく、繁殖に徹しているようだ。

成虫は食べずに繁殖だけなのでしょうかね。必ずしもそうではないらしい。茶園の被害という形では成虫の食害が目立たないのであるらしいですよ。

http://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/boujo/boujohp/GRAPH/PDF/p-naga/naga-1.pdf

・年1化で、5月下旬から7月上旬にかけて成虫となる。この時期、夕方になると茶園の上を低く飛んでいるのが観察される。・静岡県では、大多数の雌は飛ぶために必要な筋肉である“飛翔筋”を持っていない。そのため、予察灯に集まる成虫の多くは雄である。・羽化した成虫は7~10日土中にとどまり、その間に性成熟するため、地上に這い出た成虫はすぐ交尾できる状況にある。・交尾した雌は地中に潜って産卵する。ふ化した幼虫は1齢のうちは土中の腐食物などを食べるが、育つにつれて細根や中根のみに留まらず太根までも食害するようになる。

カバキコマチグモ

写真はありません。

前の記事でムカデについて、嫌われ者だよなぁ、と思いながら書いていたら、記憶が唐突にハサミムシとつながりまして。
あまり好意的には見られないだろうし。
↓ちょっと前にハサミムシの記事を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-604aa5.html
2021年5月31日 (月) ハサミムシ

「↓読まない方がいいかな。丹念に世話をした卵から孵化した幼虫に母虫は食べられてしまうのです。」
こう書いてリンクを貼ったのですが、幼虫に食べられる母虫ということで、クモのカバキコマチグモをまた思い出しました。

↓カバキコマチグモ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%90%E3%82%AD%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%81%E3%82%B0%E3%83%A2

 日本全土、朝鮮半島、中国に広く分布する。在来種中で最も毒が強く、国内のクモ刺咬症例の大半を占める毒グモでもある
 ・・・
 夏に雌は巣の中で100前後の卵を産み、孵化するまで巣の中で卵を守る。卵は10日ほどで孵化する。
 生まれた子グモは、1回目の脱皮がすむと一斉に生きている母グモにとりついて体液を吸い取ってしまう。この間、母グモは身動きができないわけではなく、敵が近寄れば威嚇して追い払おうとすることが観察されているが、子グモに対しては抵抗しない。母グモは30分程度で絶命し、半日程度で体液を吸い尽くされてキチン質を残すのみとなる[4]。

この習性は有名なのです。
カバキコマチグモを私は実際に見たことはないのですが、話としては知っています。
↓参考
https://www.spu.ac.jp/Portals/0/News%20file/sangaku/webkouza/01_WEBhahaoya.pdf
母親の最期に関わるムシたちの話

幼体は外敵に狙われやすい。母虫が自分を餌として与えれば幼体の生存率が上がる。結果的に種を繁栄させていく行動なのですね。適応度という概念で説明されることがらです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A9%E5%BF%9C%E5%BA%A6
適応度

★また記憶がムカデの方へ反転しまして。
ムカデって卵や幼生を保護するんだったよな、確か。
検索してみました。
↓写真がすごい。苦手な人は見ない方がいい。
http://blog.livedoor.jp/antroom/archives/51484212.html
2013年04月30日

産卵から親離れまで3ヶ月間の記録
タイに生息する、全長26cmの巨大オオムカデ。
3月に産卵してから度々紹介してきましたが、無事に親離れをしました。
そこで、産卵から親離れまでの3ヶ月間の記録をまとめました。

↓ここは写真はわずかですので、じっくり読めます。どうぞ
https://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=tama&link_num=21802
トビズムカデの子育て 2013/09/20

ムカデ

0608_5mukade1 2021.6.8
ムカデがいた、と妻が連れてきて記念撮影。
0608_5mukade2
まだ成体じゃないですね。
素手でつかんだりしない限り攻撃してくるわけじゃなし。
我が家では、何カ所かに透明なプラスチックケースが置いてあって、出現した昆虫やらなにやらをケースに入ってもらって写真を撮ってから放す、ということはしばしば。
0608_5mukade3
一つの体節から両側に一本ずつ=一対の脚、これがムカデの特徴です。
ヤスデは、体節の位置にもよりますが、一つの体節から2対の脚、というのが見分け方です。

ムカデは漢字だと百足。英語ではCentipede。
centi = 100
pede = 足
ですから、やはり百足なんだ。

ヤスデは英語だとMillipedeです。milli は千ですから、敢えてそのまま漢字にすると「千足」になるのかな。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%AB%E3%83%87
ムカデ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%B9%E3%83%87
ヤスデ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%B8
ゲジ

ゲジはムカデの仲間ですが、足が長くて、一目で違いは分かります。混同しないでください。

2021年7月14日 (水)

ブルートライアングル

前の記事でアオスジアゲハの話を書いていて、思い出したことがあります。
もうすぐオリンピック・パラリンピックが始まります。
で、大田区には羽田空港があり、大田区の区の木はクスノキです。
そこで大田区が考えたのが「ブルートライアングルプロジェクト」。
2016年の朝日新聞東京版に記事が載りました。

東京)アゲハ舞う大田に 五輪に向け、医師が環境作り(2016年5月9日03時00分)

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、アオスジアゲハの舞う街にしようと、大田区が生育しやすい環境作りに取り組んでいる。・・・
 アゲハチョウの一種のアオスジアゲハは黒い羽に鮮やかな青い模様が入っているのが特徴で、豪州名が「ブルートライアングル」。区の木に定めたクスノキに卵を産み、幼虫はその葉を食べることから、区は昨年度、アオスジアゲハを観光のシンボルとする「ブルートライアングルプロジェクト」に取りかかった。・・・
(後略)

で、今。以前に比べてアオスジアゲハを見かけることが増えたかな?
全然、増えてないと思いますよ。
クスノキのある我が家近辺では毎年見かけ、産卵してあれば、飼育していますので、我が家付近では持続的にアオスジアゲハが舞っていますけど。
街路樹や公園の木にクスノキがあっても、アオスジアゲハの幼虫が生まれれば「食害」だ、「イモムシは気持ち悪い」と駆除されてしまうのがせいぜい。
「平和の森公園に『バタフライガーデン』を整備し、公園以外の区立施設やご家庭の庭、ベランダなどでの生息環境づくりへの広がりを目指します。」というのですが。
まあ、これじゃあ、無理ですよね。
結局のところ、「アオスジアゲハの舞う街」にはなっていないと思います。COVID-19のせいで、そうそう選手たちが街に出てくるでもないでしょうし。美しいブルートライアングルによるおもてなしは「空振り」に終わるんじゃないかな。
{私自身はオリンピックにもパラリンピックにもまるっきり関心がありません。為念}

↓大田区のHPです。
https://www.city.ota.tokyo.jp/smph/kuseijoho/tokyo_olypara_ota/torikumi/blue-triangle-project.html
ブルートライアングルプロジェクト 更新日:2021年2月25日

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に蝶の舞う美しいまちづくりに取り組みます!
・・・
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、大田区はオリンピック・パラリンピックアクションプログラムを策定いたしました。このプログラムには、次の3つのビジョンが掲げられています。

(1)スポーツ健康都市・国際都市おおたとしての取組み推進
(2)大田の都市機能・まちの魅力の向上
(3)大会組織委員会及び東京都への全面協力

ブルートライアングルプロジェクトは、このうち(2)大田の都市機能・まちの魅力の向上を目指す事業のひとつとして、平成27年度から始まりました。
区の木「クスノキ」を食草とするアオスジアゲハは、外国人にも人気の高いアゲハチョウの仲間であり、オーストラリアでは「ブルートライアングル」と呼ばれています。区民のみなさまの憩いの場である空港臨海部の自然環境のシンボルとして、また東京2020大会を機に「国際都市おおた」を訪れるみなさまへのおもてなしのシンボルとして、アオスジアゲハをはじめとしたアゲハチョウが飛び交う豊かな環境の創出と保全に努めます。
「蝶の舞う美しいまち おおた」のまちづくりに区民のみなさまもご参加いただけるよう、今後活動を広げていきたいと思います。
(後略)

アオスジアゲハ

0610_7aosujiageha1 2021.6.10
ランタナの花に来たアオスジアゲハ。
0610_7aosujiageha2
花の奥が深いので、結構大きなアオスジアゲハなのに、頭から突っ込んでいくような感じになっています。

0624_3aosuji1 6.24
これ、アオスジアゲハの幼虫たち。食草はクスノキの葉です。
0624_3aosuji2
若齢幼虫はこんなトゲトゲなのです。刺さったりはしませんけどね。

0706_16aosuji3 7.6
もう終齢かな。立派なウンチをコロンコロンと排泄。
初めは粉みたいなウンチだったのにね。

妻がなんだか焦って世話をしている。
どうしたい?蛹になろうとしているのがいるその葉を、別のやつが食べている、このままじゃ蛹化失敗になっちゃうわ。
食べている方の幼虫をそっとその葉から引き離して、別の葉に移しました。
で、しばらくして
0710_11aosuji1 7.10
ちょっとピンボケなんですが。
上に蛹、下に脱皮殻。
無事に蛹化成功。ホッとしました。
0710_11aosuji2
これが蛹です。
0710_11aosuji3
糸で体を支えています。
よかったよかった。

クロアゲハ

0610_6kuroageha1 2021.6.10
キンカンの木のところで妻が撮影。ぼろぼろだったのよ、と。
産卵しに来てくれたのかな。
0610_6kuroageha2
腹端部を葉の裏につけているようです。きっと産卵。
0610_6kuroageha3
前翅は羽ばたいていて写真では透けて見えています。
後翅が黒く見えているわけです。
0610_6kuroageha4
すごいですね、本当にもうぼろぼろなんだ。
産卵しに来てくれてありがとう。心を打たれる情景です。
よく頑張ったね、えらいね、ありがとうね。

TV 衛星画像

0609_13midori 2021.6.9
テレビで気象情報を見る時に、傍らにコンデジを置いています。
時々予報士さんが凝った画像を見せてくれることがあるので、楽しいのです。
これはテレビ朝日の夕方5時半前の、今村さんの気象情報。
左の4月21日の画像で茶色く写っている場所は雪が融けて、まだ緑がなく、地肌の色が見えているのですが。
右の6月9日の画像では、緑で塗りつぶされましたね。ぐんぐんと植物がそだったのです。
関東平野は緑が薄い。森林などが少ないのでしょう。名古屋や大阪のあたりも緑がない。
いろんなことが想像されます。

シルバーリーフ

0609_11silverleaf 2021.6.9
シルバーリーフというのは種名ではないので、本当は種名を決めなければいけないのですが、よくわかっていません。
シロタエギクかな、とも思っていますが、確定ではないので、シルバーリーフと呼んでおきます。
そのシルバーリーフがつぼみを作りました。

0627_4silverleaf 6.27
いかにもキク科らしい花を咲かせました。とってもかわいい。
そばにあるストックの方はアブラナ科でナガメがいっぱいつきましたが、キク科のシルバーリーフには虫が来ているのは見ていません。一般的な、花に来る虫、は来ているんでしょうけれど。

アレチギシギシ

0609_9aretigisigisi 2021.6.9
さすがにこれは私のようなものにとっても「雑草」です。
アレチギシギシとかいったかな。タデ科です。
線路柵のすぐ内側でのさばっています。
↓松江の花図鑑では
https://matsue-hana.com/hana/aretigisigisi.html

ヨーロッパ原産。明治時代に渡来し、本州中部にふつうに見られる。道ばたや川岸、鉄道沿いなどに生え、高さ0.4〜1.2mになる。

まさしく、鉄道沿いに生えてます。「荒地」が平気なのでしょうね。

2021年7月13日 (火)

スグリゾウムシ

0609_7sugurizoumusi 2021.6.9
久しぶりに出会った感じで、名前がすぐには出てこなくって、ごめんな。
ゾウムシで調べていったらありました。
スグリゾウムシです。

↓昆虫エクスプローラ
https://www.insects.jp/kon-zousuguri.htm
甲虫目>カブトムシ亜目>ゾウムシ科>クチブトゾウムシ亜科>スグリゾウムシ

黒色だが、鱗片で覆われているので灰白色に見える、丸い体型のゾウムシ。上翅に褐色の帯が2本ある。口吻はあまり長くない。
フサスグリ、ミカン、ハッカ、マメ、イチゴなど多くの植物の葉を食べる。幼虫は土中で根を食べて育つ。

以前はフサスグリがありましたが今は消えましたが、ミカン、マメ、イチゴなどがありますから、食べ物はいろいろあります。

↓福光村昆虫記
http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/syu_k/koucyu3_.html

 本土のスグリゾウムシは交尾なしに、単為生殖と呼ばれる生殖方法で、♀だけで増えています。日本では男女群島に♂が生息しているそうです。(保育社原色日本甲虫図鑑Ⅳより)

えっ、そうなの!?知らなかった。
遺伝的に均質、ということのデメリットは、もし、スグリゾウムシに感染する病原菌やウイルスでも出現したら、すべてのスグリゾウムシが同じようにやられてしまうということです。
他方、雌雄の交尾という手間をかけると、遺伝子が混ぜ合わせられますので、もしそういう病原菌やウイルスが出現しても、一部はやられてしまっても、一部は抵抗力があって生き残る、という可能性を保持できる、というのがメリットなのです。

日本のスグリゾウムシは進化的に危険を冒していることになりますね。

高校生物でも学習するはずですが、アブラムシは条件の良い時は単為生殖で個体数を増やし、厳しい季節に向かう時は有性生殖をおこなって遺伝的多様性を保持する、のでしたね。

昆虫には単為生殖も多いとは聞いていましたが、スグリゾウムシがそうだったとは知りませんでした。

orient occident

前の記事で、「日が昇る」話をしました。
記憶があいまいなのですが、朝のテレビ体操の前の語学番組の端っこで、かなぁ。
orient というのは「日の出るところ」というような意味のラテン語から来ていると聞いたように思います。
オリエントといえば、東洋、という風に理解していましたので、あら、そうなのか!とビックリ。
爺さんの自由研究で、調べた結果を並べます。

orient
►n
1 [the O-] 《詩》 東洋 (East),東邦《ヨーロッパからみた東方の諸国》,極東 (Far East),東半球 (Eastern Hemisphere);《詩》 東,東天.
{中略}
[OF<L orient- oriens rising, rising sun, east]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

Occident
1 [the]
a 西洋,欧米(諸国) (cf. ORIENT);西洋文明;《欧州中の》 西欧.
b 西半球.
2 [the o-] 《古・詩》 西方.
[OF<L occident- occidens setting, sunset, west; cf. OCCASION]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

オリエント【Orient】
(日の出の地 oriens ラテンに由来)
①東洋。東方諸国。
②ヨーロッパから見て、近東諸国。西洋史上、特に古代のエジプト・メソポタミアを指す。
↔ オクシデント
広辞苑第六版より引用

オクシデント【Occident】
(日没の地 occidens ラテンに由来)西洋。西欧。欧米。↔ オリエント
広辞苑第六版より引用

なるほどねぇ。北極星が北を指す、のは有名ですが。
日の出る方向 というのがあったか。それはわかりやすいですよね。
季節によって出る方角はずれますけど、おおよそにおいて、太陽は東から出る、というのは正しい。

★思い出すこと
「日出処天子と日没処天子」です。

https://kotobank.jp/word/%E9%81%A3%E9%9A%8B%E4%BD%BF-60749
遣隋使(読み)けんずいし
日本大百科全書(ニッポニカ)「遣隋使」の解説
・・・
 607年(推古天皇15、隋の大業3)の遣使には大礼(だいらい)小野妹子らが派遣され、このときは仏法を習得することを目的として沙門(しゃもん)数十人も同行したが、提出した天皇の国書に「日出ずる処(ところ)の天子、書を日没する処の天子に致す、恙(つつが)無きや云々」と、隋と対等の礼で書かれてあったために「蛮夷(ばんい)の書、無礼なる者有り、復(ま)たもって聞する勿(なか)れ」と煬帝を怒らせたという。
・・・

「oriet の monarch が occident の monarchに」なのですね。おもしろい。

monarch
►n
1 君主,主権者,帝王;最高支配者,王者
・an absolute monarch 絶対[専制]君主
[F or L<Gk (mon-, arkhō to rule)]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

部分引用です。いや、妙なことを考えてしまいました。笑ってください。

TV 衛星画像

森田さんがまた、面白い画像を見せてくれました。
地球は西から東へ、北極方向から見ると反時計回りに自転しているわけですが。
自転軸が傾いていますので、北回帰線、南回帰線が生じるわけですね。
そういう図は中学校以来見てきたと思うのですが。
気象衛星からみると、太陽が海面に反射した輝きが見えるのですね。
気象衛星は赤道上空で日本に対して相対的に静止していますので、常に日本を正面に見ている。
そうすると、地球が西から東へ回転すると、太陽の反射光は東から西へ移動します。日は東から出ますもんね。
で、地球の自転軸は傾いていますので、面白いことが見られる。
0607_29sun1 2021.6.7
太陽の出る位置の変化が気象衛星から見られるのです。
↓これは春分の時
0607_29sun2
写真は左から右へと時間が経過していきます。すると、太陽の反射光が右から左へ=東から西へ、移動していくのですね。
すごいことですね。当たり前の出来事なのですが、実際に見てみようというのがすごい。
0607_29sun5
上段は冬至の日の写真。太陽の反射光が赤道より下(南)の方から出てきて移動していますね。
下段は「きょう」とあります。6/7の放送でしたので、6/21の夏至間近、といっていいでしょう。
そうすると太陽の反射光は赤道よりかなり上(北)から出てきます。
なるほどねぇ。概念的にはわかっているつもりですが、それが実際に目で見られるとは。初めて知りました。
森田さんに感謝。嬉しくって仕合わせ気分です。

ナガメ

0607_24nagameyotyu1 2021.6.7
カメムシの幼虫がいました。
腹部背面を見ると、色や模様のパターンはクサギカメムシの幼虫と似ていないこともない。
でもね、画面の上の方の幼虫はもう終齢かなと思うのですが、胸部背面の模様はクサギカメムシではないですね。
見た記憶がないなぁ。

0610_5nagame3 6.10 成虫
ナガメの成虫が近くにいました。これか!こいつの幼虫か。

0615_13nagame 6.15
なるほど、交尾中の成虫がいて、黄色っぽいのやら赤味の強いのやらいますが、これですね。
ナガメ、で決定です。

0618_10nagame 6.18
ナガメですッ。若齢幼虫。

0620_13nagame 6.20
赤味の強い終齢幼虫。

0626_8nagame1 6.26
黄色っぽい終齢幼虫。
いろいろあるんだなぁ。
ここまでの観察はストックの葉や茎で、がメインです。
ストックはアブラナ科ですからいいのですが。

0707_9nagame 7.7
ヒメジョオンにいた成虫。「それは菜じゃないでしょ、菊でしょ」と話しかけてしまいました。

ナミテントウ

0607_21namitentou 2021.6.7
「四紋型(黒地黄4紋)」というタイプですね。
ナミテントウについては斑紋のバリエーションが多様で、「見なれる」しか手はないですね。
ナナホシテントウくらいの大きさで、黒・黄色・赤などの模様で、翅につやがある、というのを頭に入れておいて、現場で判断してください。

↓参考になりま宇す。
http://yurinoki.main.jp/musi2/namitento-coll.html
いろいろなナミテントウ ☆ 体色・斑紋の違い
(ナミテントウは、幼虫の頃からアブラムシを食べてくれる益虫です。応援してください!)

2021年7月12日 (月)

昨日夕方の雨と虹

昨日の雨と虹についてNHKラジオの気象キャスター伊藤みゆきさんが自分のブログに書いたと話していた、と妻から聞きまして。さっそくブログを見に行きました↓
https://ameblo.jp/ito-miyuki/entry-12685852762.html
雷雨のち虹と夕焼け見えました
2021-07-11 19:49:41

伊藤さんは、この日の午後、晴海の方へ散歩に行かれたのだそうです。
時々刻々と変化する空の写真、その時刻ごろの雨雲レーダーの図、二重の虹の写真、そして夕暮れの東京スカイツリーの写真。と、見応えがあります。
是非お読みください。

ウェザーニュースを見ましたら↓
https://weathernews.jp/s/topics/202107/110205/
ゲリラ豪雨の後は虹とヒンヤリ空気
2021/07/11 18:32 ウェザーニュース

写真:東京都西東京市より 7月11日(日)18時23分

 今日11日(日)は激しい雷雨に見舞われた関東ですが、雨雲の隙間で雨が止んだ所ではウッスラとした虹が見られています。
 多摩エリアや23区西部では一時的に雨が止んでいますが、奥多摩エリア周辺には別の雨雲が控えていてゆっくりと東に進んでいます。この後も引き続き強い雷雨や降雹、突風に警戒が必要です。

https://weathernews.jp/s/topics/202107/110235/
東京や埼玉でダブルレインボー ゲリラ豪雨はようやく収まる
2021/07/11 19:22 ウェザーニュース

写真:埼玉県さいたま市 18時15分

 今日11日(日)は、午後から激しい雷雨や雹をもたらした活発な雨雲が去って東京都や群馬県、埼玉県では天気が回復しています。
 雨上がりの空に現れたのはクッキリと映る虹。雲の切れ間から西日が差し込んで、鮮やかなダブルレインボーになっています。
 明日12日(月)も関東エリアでは天気の急変に注意が必要です。雨の後はまた今日のような美しい虹が見られるかもしれません。

ダブルレインボー(二重虹)の見える訳
・・・

こういう記事が2本ありました。2番目の記事では二重虹のできる原理の解説もあります。宜しかったらどうぞ。


★さて、私の調べたことを付け加えます。

先ず気象庁のHPへ行きまして、「過去の気象データ」から江戸川臨海のデータを見て、11日の雨量のところを抽出。

江戸川臨海 2021年7月
日 合計  1時間最大  時分  10分間最大 時分
11 53.5  53.0   17:26  34.5    16:42

1時間雨量と1日合計雨量の差がたったの0.5mm。ということは「ほとんど一瞬の夕立」だったということですね。
とんでもないのは10分間最大雨量。16:42に34.5mmです。この降り方がもし1時間続いたら
34.5×6=207
ですよ。1時間雨量が200mmなんて、そりゃもう、バケツをひっくり返すなんて生易しいものではないでしょうね。
いやぁ、ビックリです。
20210711edogawa1
これが降水量のグラフです。34.5mmという棒が突っ立っています。
20210711edogawa2
この時、気温が急降下しました。ほんの短時間で5℃くらいも下がってしまった。断崖を落ちるようです。

東京都心の変化も見てみました。
20210711tokyo1
棒のてっぺんは約8mm。もしこのペースで1時間降り続いたら48mm。「激しい雨」と「非常に激しい雨」の境くらいですね。
20210711tokyo2
急降下のパターンは同じですが、少しだけ緩やかかな。
それなりにすごい夕立だったとは思いますが、でも、江戸川とは比較にならないよな。

いやあ、すごかったんですね。

私共の住んでいる場所では、空が真っ黒けになって、ドキドキするような感じだったのですが、ザァーっと夕立、一雨、という感じで終わりまして、そうものすごいことにはなりませんでした。ご安心ください。

ツマキヘリカメムシ

0607_20kamemusi1 2021.6.7
タチアオイの茎に虫が黒く群がっている。ナンダ?と近寄って見ればカメムシ。
交尾中。上がメスですね。
0607_20kamemusi2
集団交尾なんですよ。
0607_20kamemusi3
ここでは下がメスですが、翅がもうボロボロでほとんどない。でも繁殖するんだ。
強い生命力です。
さて、このカメムシの種類は?
ホオズキカメムシに色合いが似ている感じもありますが、ホオズキカメムシではない。
ホオズキカメムシは我が家周辺でよく見るカメムシですが、こんな集団交尾は見たことないです。
触角の先端が黄色いのが特徴かもしれない、と探していったら

↓ツマキヘリカメムシが該当しそうです。
https://www.shizutan.jp/zukan/k_2080.html
ヘリカメムシ科 ツマキヘリカメムシ

草の生い茂った土手にある背の高い草の茎にたくさん群がっていた。そして見かけると必ずといっていい程集団交尾をしているのだ。

集団交尾という行動も特徴であるらしい。ナットク。
「ツマキ」というのは「褄黄」でしょうね。触角の先端(褄)が黄色いという命名でしょう。

「オオツマキヘリカメムシ」というよく似た種がいるのだそうです。

オオツマキヘリカメムシとは一見しただけでは全く区別がつかないが、オスのおしりの先をよくみてみる。そこに、2つの小さな突起があればオオツマキヘリカメムシである。

とてもじゃないですが、その見分けの特徴が写った写真はありませんでした。

アカサシガメ

0607_18akasasigame 2021.6.7
サシガメの仲間などあまり見かけないのですが、今年はこれで2回目かな。
とにかく「赤い」というのはすぐわかる特徴です。
触角の曲がり具合も独特かな。
で、頭部付近がなんだかはっきりしないので、そこだけトリミングすると
0607_18akasasigame2
こんな感じ。
すっごく太い口です。これで、イモムシや小昆虫を刺して体液を吸うのでしょう。
迫力のある口です。

↓分類について
https://www.insects.jp/kon-kameakasasi.htm
カメムシ目>カメムシ亜目>サシガメ科>モンシロサシガメ亜科>アカサシガメ

↓刺されたことのある人が書いた解説
https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/yama/news/2018/20180421cydnocoris.htm
アカサシガメ

 このカメムシは肉食性で、イモムシや他の昆虫を捕らえて食べる。頭部の前方に伸びた「ゾウの鼻」のような器官が口で、これを獲物に突き刺して体液を吸う(写真3)。人を襲うことはないが、捕まえて掌に握っていたりすると刺されることもある。刺されるとけっこう痛い。

↓前回の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-60c078.html
2021年5月26日 (水) アカサシガメ

ナンテンの花

0607_12nanten1 2021.6.7
ナンテンが咲きました。
独特の姿でかわいいですよね。
ふと下を見たら
0607_12nanten2
わぁ、なのでした。
小さな花ですからね、落ちた花も小さいのですが、こういう状態になるとはね。
すごいや。

トキワツユクサ

0607_11tokiwatuyukusa 2021.6.7
前回の記事でも、2カ所、別の場所で咲いた話だったのですが、今回また別の場所で一輪咲きました。
どうやって移動していくのかよく把握できません。
昆虫が種子を運ぶというのでもなさそうだし、風とかでもなさそう。
ランナーで広がるのか?それにしてはかなり唐突な場所に出現する。
タフな植物のようです。

↓前回の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-55c0f4.html
2021年6月10日 (木) トキワツユクサ

コマツナギ

0607_8komatunagi 2021.6.7
この花、好きなんです。

0613_2komatunagi 6.13
もともとマメ科の花って好きなんですが、これがまたかわいいんだな。
{更に、私、世田谷区立駒繋小学校の第19回卒業生なもんで。}
この後、花は増えますが、まあいいとして。

季節の花300で調べたら↓
https://www.hana300.com/komatu.html

学名
  Indigofera
  pseudo-tinctoria

   Indigofera :コマツナギ属
   pseudo-tinctoria :tinctoria属に似た

 Indigofera
 (インディゴフェラ)は、同じラテン語の「indigo(藍)+ fero(持つ)」が語源。
 藍の色素を持つ = 藍染の染料がとれる

あれ?コマツナギが藍染染料?とまどいました。
藍染染料というと、藍から採るんだと思っていた。
↓Wikiによると
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4_(%E6%A4%8D%E7%89%A9)

アイ(あゐ、藍、学名:Persicaria tinctoria)は、タデ科イヌタデ属の一年生植物[1]。別名は、タデアイ(蓼藍)、アイタデ(藍蓼)。中国東部、朝鮮半島、日本列島中央部において青色の染料として重用されていたが、化学合成したインディゴ染料が発明されて以降は合成インディゴが工業的にはよく用いられているため、染料用途で用いられることはあまりなくなった[3]。なお、世界各地で同じようにインディゴを含有する様々な植物が、染料として利用されてきた。[4]

↓さらに
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE%E5%B1%9E
コマツナギ属

コマツナギ属のうち、特にIndigofera tinctoriaと Indigofera suffruticosaは、インディゴとよばれる染料の製造に利用されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE
コマツナギ

コナツナギ(学名 : Indigofera pseudotinctoria)は、マメ科の被子植物である。日本の本州から九州、朝鮮半島、中国に分布する。
・・・
インディゴに使われるのはこの品種ではなく、タイワンコマツナギ、ナンバンコマツナギ等である。

ややこしいのですね。コマツナギそのものは藍染に使うわけではない。
で「pseudo-tinctoria」なのか。tinctoriaに似ている、ということなんですね。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE
タイワンコマツナギ

タイワンコマツナギ(台湾駒繋[2]、学名:Indigofera tinctoria、英語:true indigo)は、マメ科の被子植物である。布などを藍色に染めるインディゴ染料が得られる植物の一つで、木から採取できる藍(木藍 きあい)として、インディゴが化学合成されるまでは主要な染料であった[3]。


tinctorial
►a 色(合い)の;着色[染色]の.
tinctorially ~・ly adv
[L (tinctor dyer);⇒TINGE]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A%E3%82%AE
ナンバンコマツナギ

ナンバンコマツナギ(学名:Indigofera suffruticosa)は、マメ科の被子植物である。布などを藍色に染めるインディゴ染料が得られる植物の一つで、木から採取できる藍(木藍 きあい)として、インディゴが化学合成されるまでは主要な染料植物であった[3]

調べ始めると、つぎつぎと「あ~そうなのか」がつながるんですね。面白いものです。

2021年7月 9日 (金)

アオドウガネ

0605_11sanagi1 2021.6.5
土の中にいた、と妻が「発掘」してきました。
これは背側です。甲虫の蛹だというのは一目瞭然。カブトムシとか育てたことがありますものね。
0605_11sanagi2
これは腹側。脚が見えます。
甲虫だとはわかっていても、種類までは分からず、この時点でのファイル名は「Sanagi」でした。

0608_1aodougane1 6.8
わ、羽化した。これはアオドウガネのようですね。
これは朝7時頃。羽化したてで、なんだかへたったような感じがしました。大丈夫かな、といっていたら。
0608_1aodougane2
約2時間後。シャキッとしましたので、外へ出してやることにしました。
妻曰く、去年アオドウガネを見た場所の葉っぱにつけてやった、と。
当然、葉をかじられるわけですが、それは構わないらしい。きっとおいしい「お食い初め」で喜んだことでしょう。
そういう夫婦なんです、私共って。

アゲハ

0605_8ageha 2021.6.5
ランタナにて。前翅が閉じる方向に高速で動いていて、後翅は取り残されて動きが鈍く比較的鮮明に写っている、という状況でしょう。

0608_10ageha1 6.8
コオニユリの花に来ていました。
0608_10ageha2
羽ばたきの主体は前翅。
0608_10ageha3
ほら、すごいでしょ。
0608_10ageha4
花から飛び上がる瞬間かな。翅を羽ばたき下ろして腹まで見えています。大型のチョウの飛翔は力強い。
アゲハ大好き夫婦。50年近く二人でアゲハを育ててきましたもんね。

モンシロチョウ

0605_7monsirotyou 2021.6.5
ヒメジョオンの花に口吻を伸ばしています。

0607_22monsirotyou1 6.7
ランタナの花で。翅がぼろぼろなんです。
0607_22monsirotyou2
花が深いので、奥の方へ口を伸ばしています。
それにしても、こんな姿になっても飛行能力を失わずに花を訪れている。
何だかジ~ンとしてしまいました。生きられる限りを生きるのです。

カラス

0605_1karasu1 2021.6.5
妻の撮影。たまたま飛行中の姿が写りました。
0605_1karasu2
そしてとまったのですが。灰色の空と黒いカラス。なんだかモノクロームな写真になりましたね。
カラスはいくらでもいるのですが、写真を撮るのは意外と難しい。鳥の写真を撮る人って、すごいな、と感心します。

カンナ

0603_2canna 2021.6.3
カンナのつぼみが立ちました。

0605_3canna 6.5
ほどけてきましたよ。

0610_1canna 6.10
わ、紅を点している。

0611_1canna1 6.11
咲きました。きれいな赤です。

0618_8canna1 6.18
花盛り。庭が明るくなりました。

そしてもう終わるかなと思った頃に
0628_10canna 6.28
ま~だだよ。
がんばるね。ありがとう。

2021年7月 8日 (木)

カニグモ科のクモ

0603_6kanigumo 2021.6.3
アジサイ・スミダノハナビの幼いつぼみの空間に入っていました。
この脚の構えはほぼ確実にカニグモ科なのですが。追い出して見るわけにはいかないし。
アズチグモとかワカバグモは知っているのですが。上の写真のようなのはちょっと判断しかねます。

横綱土俵入りで両手を開く型がありますよね。あんな雰囲気に脚を開くクモがいたらカニグモの仲間です。

デュランタ

0602_18duranta 2021.6.2
線路柵の方に生えている株に、今年初めての花。
庭から道路へ乗り出している株もあるのですが、そちらは日当たりの条件でしょうか、剪定の影響でしょうか、まだ咲いていません。
よくチョウが来てますよ。素敵な花だ。
「タカラヅカ」という園芸品種名のものもあるそうで。
これがどうなのかはよくわかっていません。

アシナガバエの仲間

0602_17asinagabae 2021.6.2
こういう緑色と金色が一緒になった輝きのハエはアシナガバエの仲間でしょう。種までは特定できません。
視覚の時間分解能がものすごく高くて、運動能力も高い。
撮影できたつもりで逃すこともしばしばです。
↓下の過去記事をお読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-6038.html
2014年7月 8日 (火) アシナガバエ

ササグモ

0602_13sasagumo 2021.6.2
あちこちで見かけるようになりました。
お腹の大きさからしてメスでしょう。
0602_12sasagumo
これはちょっと不安。メスだと思いますが。オスは触肢が目立つはずなので。
そろそろ産卵の時期なのでしょう。
卵嚢を守る姿は見られるかな。

毛むくじゃらのハナバチ:ニッポンヒゲナガハナバチか?

0602_11nipponhigenagahanabati1 2021.6.2
タチアオイに潜り込んでいるハチを見かけました。
0602_11nipponhigenagahanabati2
飛び出していくところ。体に花粉をつけて。
セイヨウミツバチではないですね。後脚の花粉かごが見えない。
ミツバチ科で毛むくじゃらなのはいないか、と検索していったら
ニッポンヒゲナガハナバチというのがいました。
オスは触角が長いけれど、メスはそう長くはないらしい。

0603_1hanabati 6.3
翌日はランタナでこういうハチを見ました。
初めのハチと同じかどうかもわかりませんが、毛むくじゃらではあります。

0605_5hanabati1 6.5
5日にもまたランタナで。
0605_5hanabati2
たまたまこんな写真も撮れました。いいお顔。
0605_5hanabati3
蜜を吸っています。

さて、3日、5日に見たのは、多分2日に見たのと同じ種類だろうということにして。
↓虫ナビのニッポンヒゲナガハナバチのページ
https://mushinavi.com/navi-insect/data-hati_higenagahana_nippon.htm

餌:花の蜜
  幼虫は親から与えられた花粉だんごを食べる。

触角が非常に長いハナバチ。
♀では触角は長くならない。
シロスジヒゲナガハナバチ(Eucera spurcatipes)と酷似し混同されていたが・・・

ニッポンヒゲナガハナバチとシロスジヒゲナガハナバチの見分け方も書いてあるのですが、翅脈のところでの見分けになっていて、とてもじゃないけど私の写真では見分けがつきません。

0607_14hanabati 6.7
これはどうなのかな。

0609_5hanabati6.9
今年はこんなハチをよく見かけることになりました。
でも、ちゃんとした名前まではわかりません。
ま、そんなところなんだというところでご容赦ください。

たなばた に関連して いくつか

すでに昨日↓一応記事は書いたのですが。その後、またぞろいろんなことを考えてしまいまして。補遺です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-24ca5e.html
2021年7月 7日 (水) 七夕

★6日の夕方のTBSの気象情報で、森田さんが「旧暦の7月7日ごろは上弦の月で、それを織女を乗せる舟に見立てたんですね」というような感じのことを話しました。
あ、そうか!でした。
「織女は、月の船に乗って天の川を渡る」という話もありましたね、そういえば。

↓ご覧ください。
東京(東京都)
2021年7月7日(水)
月の出 2:02
月南中時 9:19
月の入り 16:43
正午月齢 26.7

2021年8月7日(土)
月の出 3:05
月南中時 10:37
月の入り 18:05
正午月齢 28.1

2021年8月14日(土) (旧暦7月7日)
月の出 10:38
月南中時 16:21
月の入り 21:57
正午月齢 5.5

新暦の7月7日と月遅れの8月7日は月齢が27とか28なんですね。これでは月は夕方に沈んで、夜は見えませんね。
8月14日なら月齢は5.5、完全な上弦ではありませんが、「舟の形」に見立てられるでしょう。夜10時頃まで見えるし。
2021_08_14__20_00
8月14日夜8時の夜空です。ベガが天頂近くにあります。アルタイルは南東側にあります。そして月は南西の方向で大分低くなってはいますが、まだしばらくは見えます。月は図中では丸く表示されていますが、この時点での月齢は5.9で
202108142000moon
こんな形だそうです。これなら「舟」にみたててもいいですね。

なるほどなぁ。こういう仕掛けがあったのか。やはり七夕は旧暦で行うべきなんですね。
旧暦は「月の暦」。「ついたち」は「つきがたつ」で「朔」
15日ころが望で、その中間の7日ごろは上弦の近くなんですね。
だからこそ「伝統的な七夕」がいい。
{これだから新暦はいかんのだよな。}

★鵲(かささぎ)の橋
そういえば、中国の七夕伝説では、織女と牽牛を七夕の日に逢わせるため、たくさんのかささぎが翼を連ねて橋を作ったというのがありますよね。

かささぎの 渡せる橋に おく霜の 
白きを見れば 夜ぞ更けにける
           中納言家持

これは冬の歌ですけど、かささぎ伝説を踏まえた歌です。

さて、現代にも「かささぎの橋」というのがあったのですが、覚えていらっしゃいますか?
中国は2018年12月8日に嫦娥4号という月面探査機を打ち上げ、月の裏面に着陸させることに成功しました。
ただ、月の裏面は地球の方を向きませんので、地球と電波連絡が取れない。
そこで、中国は予め、月の裏面と地球の間の通信を中継する通信衛星を打ち上げておいたのです。
その通信衛星の名前が「鵲橋」というのです。「かささぎの橋」なのですよ。
「仲を取り持つ」のですね。面白いネーミングをするものだ、と思ったことを覚えています。


★昨日7日の朝、NHKのラジオ番組で目を覚ましたら「今日は何の日」をやっていました。
1998年の7月7日に、日本の人工衛星「おりひめ」と「ひこぼし」が自動操縦でランデブー・ドッキングに成功した。
とのことでした。

↓下のサイトに詳しいいきさつが掲載されています。トラブルもあったようです。
https://sorae.info/column/2016_07_07_ets7.html

・・・
1998年の7月7日が最初のランデブー実験の日に選ばれたのは、関係者の洒落っ気もあったのでしょうか。「おりひめ」から2m離れた「ひこぼし」は、完全自動操縦でゆっくりと「おりひめ」に接近すると、腕でしっかりと抱き止めるようにして「おりひめ」を掴まえることに成功しました。写真は「ひこぼし」が撮影した分離の様子です。下にある、3組の手のような部分が「おりひめ」を捕まえる装置です。
・・・
このあと、10月26日から27日にかけて再度の実験を実施し、改良した「ひこぼし」が分離から結合まで完璧に機能することを確認。以後、「ひこぼし」は「おりひめ」と二度と離れることはありませんでした。写真は打ち上げ前の「おりひめ」(上)と「ひこぼし」(下)ですが、再度結合したこの状態のまま飛行を続けました。2002年10月30日、全ての実験を終えた「おりひめ」「ひこぼし」は機能を停止します。

そして2015年11月13日頃、「おりひめ」「ひこぼし」はついに、地球の大気圏に突入したと考えられています。17年間ずっと「ひこぼし」は「おりひめ」を抱き止め、その姿のまま流れ星となって消えたのでした。
・・・

ということです。

 

2021年7月 7日 (水)

アヤメ・ヘラオオバコ

買い物帰りの妻の撮影
0602_4ayame 2021.6.2
アヤメでしょうね。久しぶりに見ました。以前白山神社の方へ車で買い物に行っていたころは、神社にあって、よく見たと思います。
0602_8heraoobako
これはヘラオオバコ。下から白い輪が登っていくような姿がなんとなく面白いのです。
白いのはオシベの葯じゃないかな。
以前、泳ぎに行っていた東急のプールの建物のそばに生えていて、この植物を知ったのだったと思います。
でも、これ要注意の外来植物だそうです。

https://www.u-gakugei.ac.jp/~planttgu/dokodemo/pc/070.htm
ヘラオオバコ

●「要注意外来生物」を知っていますか? 生態系に悪影響を及ぼす可能性があることから、適切な取り扱いが 望まれている生物で、ヘラオオバコもその一つ。繁殖力が強いのが 特徴で、1個体で最大10,000個もの種子を作るそうです。被害が最も 懸念されている場所は、河川敷や農耕地ですが、大学内でも30年ほど 前に数株しかなかったものが、今では随分増えて、学大サンシャイン北側では 並木ならぬ並草状態?! 花は結構愛らしいので、つきあい方を考えたいものです。

https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80380.html
侵入生物データベース > 日本の外来生物 > 維管束植物 > ヘラオオバコ

侵入経路  非意図的移入
侵入年代  幕末
影響    在来種,畑作物,牧草,シバと競合.虫,菌,ネマトーダの寄主.花粉症の原因.
影響を受ける生物 在来草本植物,農作物,シバなど.
法的扱い  外来生物法で要注意外来生物に指定された.

↓いつものように写真がすばらしい。
https://matsue-hana.com/hana/heraoobako.html

スミダノハナビ

0602_2sumidanohanabi 2021.6.2
いっぱい写真はとっていますが、全部はいいや。


https://minhana.net/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%80%E3%83%8E%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%93%EF%BC%88%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%B5%E3%82%A4%EF%BC%89/

特徴は、周りの装飾花が八重になっていることである。 装飾花は白から次第に青色がほのかに入る。 花火のように星形の花が飛び出すような形をしている。

0603_5sumidanohanabi 6.3
「装飾花が八重」です。
後ろの小さな青い花が真花。

0620_7sumidanohanabi1 6.20
まだ「花火大会」が盛大になる前の花。
位置関係などご覧ください。

ヒメナガカメムシ

0601_5himenagakamemusi 2021.6.1
ヒメジョオンの花で。このアングルしかなくて。
口を伸ばして蜜を吸っているらしいことはよくわかるのですが、背中の模様が撮れませんでした。
私の経験からいうと、これはヒメナガカメムシ。
↓虫ナビです。背中から撮れるとこんなカメムシのはずです。
https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_naga_hime.htm
ヒメナガカメムシ

ルリタテハ

0601_1ruritateha1
2021.6.1
ランタナの花にルリタテハが来ていました。
青い筋が美しい。何としてもそれを撮りたいと、かなり頑張って上の写真を得ました。
翅の裏はというと
0601_1ruritateha2

こうなんです。
木の皮みたいで、地味。裏だけではなかなか見つからないでしょう。

このチョウの幼虫の食草に、ホトトギスがあるのです。
我が家の狭い庭にはホトトギスがありまして。ずいぶん以前ですがホトトギスにルリタテハの幼虫がいたのですね。
トゲトゲだらけで、実に派手派手しい幼虫でして、更に蛹がぶら下がり型なんです。
アゲハの飼育を長くやってきましたが、ぶら下がり型の蛹は初めて見たのではなかったか。感動してしまいました。
その後、ツマグロヒョウモンの飼育も始めて、ぶら下がり型の蛹と親しくなったのですけどね。

さて、庭でルリタテハを見るのは久しぶり。飼育したいものだなぁ、と思うのですが、近年は産卵してくれません。
今年はどうなりますか。期待しています。

↓幼虫図鑑
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/ruritateha.html
ルリタテハ

↓芋活
https://www.imokatsu.com/imo-ruritateha.htm
ルリタテハ

上の二つのサイト、トゲトゲしい幼虫の写真がいっぱいです。苦手な方はご覧にならない方がいいと思います。
「幼虫図鑑」のトップページには
「ご注意:芋虫,毛虫の類が嫌いな人は,ご覧にならない方がいいかもしれません」と表示されています。

↓ルリタテハの学名の由来について。
https://www.shokei.jp/faculty/child/information/detail.php?p=75
ルリタテハ(Kaniska canace)

属名のKaniskaは北部インドの古代クシャナ朝・カニシカ王に由来するそうです。帝都プルシャプラ(ペシャワール)はラピスラズリ(瑠璃)の産地です。小種名canaceはギリシャ神話に登場するアイオロスの娘カナケー(ポセイドンの妻)。ギリシャ神話は複雑な大人の事情だらけですね。

フウセンカズラ

0531_16huusenkazura1 2021.5.31
道路の舗装の隙間に蒔いておいたフウセンカズラです。
幼い子がしゃがんでみられるように、敢えて低い位置に蒔いたもの。
右にヒメツルソバ。これも見ていてかわいいので、生やしっぱなし。

0611_10huusenkazura 6.11
花がいっぱい咲いています。

0621_12huusenkazura 6.21
緑の風船ができました。
もし読者の方の中で、こういう状態のフウセンカズラを見ることができるようでしたら、ぜひ、そっとつまんでみてください。ふわふわして、実にいい感触なんですよ。茶色に成熟してしまうと、パリパリと割れますが、緑のうちは軟らかい。
是非どうぞ。

七夕

↓新暦7月7日の東京の天気出現率を調べて見ました。
https://weather.goo.ne.jp/appearance_ratio/p0018/0707/
7月7日の東京の天気出現率
天気   出現率
くもり  40.0%
雨    36.7%
晴れ   23.3%

8月7日の東京の天気出現率
晴れ   60.0%
雨    26.7%
くもり  13.3%

8月14日の東京の天気出現率
晴れ   53.3%
雨    30.0%
くもり  16.7%

今日、新暦の7月7日は、77%くらいがくもりと雨。
天の川が見られるチャンスは少ないんですね。何せまだ梅雨の真っ最中ですから。
今日7/7の東京は予報は曇り、でも午前9時にはちょっとした雨が降っています。
「あなたどうしているかしら 濡れて歩いてないかしら」などと織姫様が気遣ってないか?

月遅れの8月7日だと晴れが60%
旧暦7月7日の8月14日だと晴れが約53%
これならかなりの確率で天の川での織女(ベガ)と牽牛(アルタイル)のデートが見られますね。
↓国立天文台(夏の大三角の図あり)
https://www.nao.ac.jp/faq/a0309.html
質問3-9)七夕について教えて

七夕伝説によると、年に1度、7月7日の夜に会うことができる織り姫と彦星ですが、星が実際に移動することはありません。2つの星の間は、14.4光年ほど離れていて、これは、光のスピードでも約14年半かかってしまう距離です。つまり、二人が光のスピードで移動したとしても、1年に1回会うことは、とても無理なのです。

あらら。「身も蓋もない」というべきか。

↓参考
https://plus.chunichi.co.jp/blog/asada/article/282/2466/
夏の大三角 その1  2014年7月2日

https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400847_00000
夏の大三角

 

2021年7月 6日 (火)

6月の気温など

2021_06kion 気温
5月19日から使用が始まった新平年値のせいで、平年値を示す線に段差ができていますが、ま、大差ないということにします。最低気温は20℃あたりで推移していますが、最高気温は上下が激しい。25℃に達せず夏日にならなかったり、30℃を超えて真夏日になったり。老体に堪えます。

2021_06heinensa 平年差
平年差に関しては、6月は最高・最低気温が同じ傾向で変化しました。
大抵は、こうなんですよ。1~4月だって、そうですよね。
5月だけが入り乱れているのですね。
で、ひょっとして平年値が変更になったせいかなと、5月にも新しい平年値を適用してグラフの様子を見ましたが、傾向は変わりませんでしたので、このギクシャク感は、新平年値への変更のせいではありません。
さて、これから、7月8月、どうなるんでしょうね。

もしオリンピックが行われるとしたらどうなるのでしょう?
招致の時は
「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリート が最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である。」といってたんですよ。「温暖」なんですって。猛暑日はないのかなぁ。危険な気温になりはしないかと心配です。

2021_06situdo 湿度
今年の関東甲信の梅雨入りは6月14日ごろでした。むしろ5月後半の方が湿っぽかったですね。
なんだか季節の進行が妙な具合だなぁ、と感じています。
経験的には、1学期が終わるころ、関東甲信は梅雨明けする、という感じなのですが。
さて、どうなるでしょう。

ブッドレア

0531_15buddhleja 2021.5.31
つぼみの準備

0611_5buddleja1 6.11
ほぼ準備完了。
0611_5buddleja2
つぼみが一つ一つ識別できます。

0615_10buddleja1 6.15
わぁっと咲きました。
接写して
0615_10buddleja2
なんだか顔に擬したくなりませんか?
意外と花期は短く過ぎていきました。
昆虫に好かれる花です。楽しいですよ。

ザクロ

0531_4zakuro 2021.5.31
真正面から見ることの少ない花。こんな感じなんですね。

0601_2zakuro 6.1
いろいろな姿があるんですね。

0605_10zakuro 6.5
花盛り。色の対比が「ものすごい」。
果実はあまり期待できないのですけど、いいんです。花を楽しんでいますから。

オリヅルラン

0530_11oridururan 2021.5.30
家から少し離れた場所の線路柵下で。
あれ、これなんだったっけ、としばらく眺めていて
あそうか、オリヅルランだったよな。
0530_11oridururan2
この花の姿は「蘭」じゃありませんね。キジカクシ科オリヅルラン属というのだそうです。
端正というのかな、すっきりした姿が好きです。
{内緒:このごろ「端正」って、もう死語ですかね。TV見てても「はしたない」のばかり。社会のエライさんたちもだよなぁ。}

クサギカメムシ

0530_8kusagikamemusi 2021.5.30
齢を推定できるほど深い付き合いではないので、若齢幼虫としておきましょう。

0602_20kusagikamemusi 6.2
大分成長した幼虫。次の脱皮で終齢幼虫になるかな。そんな感じ。

0531_14kusagikamemusi 5.31
これが成虫。
よく見かけますが、すごく多いという感じではありません。
今年はナガメがすごく多い。そのうち書きます。

ネジバナ

0529_15nejibana1 2021.5.29
ネジバナを集めた鉢とは別の鉢で、先行して1本ネジバナが立ち上がって咲き始めました。
去年、種子が飛んで自分で移動したのでしょうね。ラン科ですが、手のかからないタフな植物です。

0606_3nejibana 6.6
遅れてネジバナの鉢で立ち上がったつぼみ。

0607_3nejibana2 6.7
先行した方の花ですが、典型的な「ネジ」です。きれいだな。

0615_3nejibana 6.15
黒と赤の矢印で指した花の巻き方が逆ですね。
花を螺旋階段と考えて、自分がその階段を上がっていくと思ってください。
黒矢印の方は茎が自分の右にあり、回転は時計回り。(上から見て)
赤矢印の方は茎が自分の左にあり、反時計回りに回ります。(上から見て)

巻き方がどのように決定されるのか、検索してみましたが、あまりよくわかっていないようで。
遺伝的にきまるという考えもあるし、遺伝ではなく偶然で決まるという話もありました。
どっちにせよ、不思議ですね。

★動物の場合↓
http://shochou-kaigi.org/interview/interview_38/

また、ヒトやマウス、ニワトリなどの発生初期の胚には、内臓の左右を決める繊毛がある。
「受精卵は左右対称、発生も初期は左右対称に進みますが、あるときから非対称になります。そのスイッチを入れるのがこの繊毛です。繊毛が時計回りに回転して左向きの水流をつくり出し、それによって特定の遺伝子が非対称に発現されて、内臓が左右非対称につくられます。この繊毛を持たない遺伝子改変マウスでは、内臓のできる位置が左右でランダムになることから、この繊毛がつくりだす水流が内臓の位置を決めていると考えられるのです」
内臓逆位の患者が、気管や鼻腔の繊毛異常や不妊(精子の鞭毛運動不全、輸卵管の繊毛運動不全)の症状を示すなど、共通性がなさそうな疾患を併発することがあった。その原因を調べた結果、繊毛・鞭毛の異常に起因することが分かってきた。これらの疾患は総称して「繊毛病(ciliopathy)」と呼ばれている。

これはかなり有名な話なんですけどね。

2021年7月 5日 (月)

大雨

時々、気象庁のHPでアメダス・データを見ます。

気象庁 > 天気 >(地域を選ぶ) > アメダス

表形式とグラフ形式があります。
7月3日の昼前に見に行って
2021_0703kion
気温のグラフです。
次に湿度のグラフを見ました。
2021_0703situdo
一瞬、どうなっているのか分からずに、困惑。
グラフ描画機能がトラブってしまったのかな?と、思いましたよ。
でも、よくよく見ると、湿度のグラフは「100%」の天井に貼りついているんですね。
7月2日は、丸一日湿度100%だった、ときたもんだ。
あきれたなぁ。3日まで持ち越して、ちょっと変化が出たあたりまでが描画されているのですね。
まいりました。一日中湿度100%って、ナニよ。
ため息つくと口から雲が出る、って。そう生易しい状況じゃないようですね。
2021_0703uryou
雨量です。
このグラフの右端のちょっと外側の時刻になりますか、熱海市での土石流が起こった。
1時間雨量≧80mmの「猛烈」な雨量だったわけではなく、累積雨量が多かったのですね。
東京では幸い災害は起こりませんでしたが、今も大変な状況が続いています。


↓昨日公開された警視庁の動画。
https://www.yomiuri.co.jp/stream/article/17751/

「お母さんが来たよ」母子を救出…熱海土石流

警視庁は4日、土石流で被災した静岡県熱海市に派遣した広域緊急援助隊の救助活動を撮影した動画を公開した。映像ではマンションの2階に取り残された母親と赤ちゃんを2階の窓から救出。先に救助された赤ちゃんに「お母さんが来たよ」「大丈夫」などとあやし、後から救助した母親に渡す様子などが収められている(プライバシー保護のため、映像を一部加工してあります)=2021年7月4日公開

{まだリンクは生きていると思います。}
慎重に、慎重に、頑丈な援助隊の男性たちが、赤ちゃんを救い出す。
赤ちゃんを「抱いて歩く」と転ぶ可能性が生じる。
歩かず、手から手へ渡していく。
赤ちゃんの泣き声を聴いて、思わず私、涙ぐんでしまいました。
泣け、大声で泣け、思いっきり泣くがいい。「いきてるよ」「ありがとう」の声です。
それが命の声なんですもの。これほどに美しい声はないでしょう。
おかあさんも助かり、赤ちゃんはおかあさんの手に。

よかったね。

クマバチ

0607_13kumabati1 2021.6.7
前のクロマルハナバチの記事で、クマバチに似ているという話が出ましたが。
この日、ランタナにクマバチが来ていました。
胸部背面の黄色を覚えてください。そしてその黄色の真ん中あたりが黒く抜けているのも特徴です。
0607_13kumabati2
ランタナの花は昆虫に大人気ですね。チョウやハチが頻繁に訪れています。
虫好きの私共には格好の花。その昆虫を狙うクモもたまに見ますけどね。今年はあまりクモは見てないな。

クロマルハナバチ

0530_6kuromaruhanabati1 2021.5.30
ランタナにて。真っ黒けな大型のハチ。クマバチだと背中が黄色いですが、このハチは腹の先の方が黄色っぽいようです。
0530_6kuromaruhanabati2
翅は、はばたいているのでかすかにしか見えません。
口を伸ばして、蜜を吸っているようです。

0602_9kuromaruhanabati 6.2
この日もランタナで見かけました。
私の眼の高さより少し高めの位置でしたので、こんな画像になりました。
腹部の先が黄色いことがはっきりわかります。
0602_14kuromaruhanabati
ちょっと離れてまた戻ってきたらまだいましたよ。
後姿ばかりになりましたが、特徴はうまく写せたと思います。

↓虫ナビです
https://mushinavi.com/navi-insect/data-hati_kuromaruhana.htm

ハチ目 > ミツバチ科 > マルハナバチ亜科
クロマルハナバチ

餌 花の蜜
  幼虫は親から与えられた花粉だんごを食べる。
・・・
大型で黒と黄色の体色に、大きな羽音で飛ぶので、クマバチ(Xylocopa appendiculata circumvolans)と見間違えやすいが、本種は胸部が黒く、腹部先端のみ黄色く色付く。
巣はノネズミなどの穴を利用し、土中に作成する。
・・・

ふ~ん。ノネズミというのはいないように思うけど。
利用できる穴があるんでしょうかね、我が家近くに。
モグラの穴を見たことはありますが。

テッポウユリ

0530_3teppouyuri1 2021.5.30
わぁ、咲き始めた。敢えて暗い背景にして花を輝かせてみました。
0530_3teppouyuri2
正面から。「若い」花ですね。
外花被(萼)3枚と、内花被(花弁)3枚で、6枚。
花弁6枚でもいいですけどね。

0531_3teppouyuri 5.31
大人の花になりました。完璧。
0531_3teppouyuri2
内花被の向こうに外花被が透けて見えますね。
大きな花ですので、こんな風に透けて見えるとは思っていませんでした。
きれいです。

この後、老いた花になって終わりました。
今年は一輪しか咲けませんでした。ゆっくり養生してまた来年、会おうね。

ハイビスカス

0529_14hibiscus 2021.5.29
花弁の感じがちょっと面白かったので。

0616_2hibiscus 6.16
雨に濡れた花。画面上の方、遠くに白いものが写っていますが、これは白のタチアオイの花です。
線路柵あたりでさいています。
あれ、これは?
0616_9hibiscus_mukuge
ムクゲですね。ムクゲの方にピントを持っていったつもりでしたが、甘かったな。
画面を覆う赤がハイビスカスです。

0624_1hibiscus 6.24
青空ではないのですが、低い位置から(部屋の床に座って)撮影。
次々と、ずいぶん長く咲いています。ありがとうね。

不明→アゲラタム

0529_1humei1 2021.5.29
これが頂いてきたときの状態。
0529_1humei2
つぼみの密集状態はどうみてもキク科。葉はあまりキク科っぽくなくて、戸惑いました。

0531_13humei 5.31
咲き始めたのですが、なんだか「変」。外側から咲き始めるのはいいとして、これ舌状花かい?糸みたいだけど。

0612_4humei 6.12
なんだかまぁ、すごいことになりました。きれいな花ではあるのですが、よくわからない。
ずっとファイル名「不明」にしておいたのですが。

6/27の日曜日、覚悟を決めて調べました。
キク科で、舌状花がないみたいで、・・・というような感じで。
そうしたら↓このブログを見つけました。
https://ameblo.jp/th-1308-kana/entry-12636527771.html
筒状花だけの花 藿香薊(カッコウアザミ/アゲラタム)

「これだぁ!」「アゲラタム」
いったん名前が分かれば、いろいろ調べられます。
0627_3ageratum2 6.27
名前が分かったので、記念にまた撮影。

このアゲラタムという名前がどうしても頭の中に定着しません。メモ用紙に書いて、目の前に貼って、唱えています。
覚えられるかなぁ、自信がありません。

さて、ではいろいろと参考を。
↓NHKの趣味の園芸
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-294
アゲラタムの基本情報

学名:Ageratum
和名:カッコウアザミ  その他の名前:オオカッコウアザミ
科名 / 属名:キク科 / カッコウアザミ属(アゲラタム属)

アゲラタムは、さわやかな涼感のある淡いブルーの花色と、ふんわりとしたソフトな質感が魅力の花です。サルビアやマリーゴールドなどとの組み合わせは相性がよく、花壇やコンテナなどでの利用が多いポピュラーな花の一つです。

これだぁ!
「サルビアやマリーゴールドなどとの組み合わせは相性がよく」
町会で、今年の花の配布は何にしようかと種苗店さんと相談したのでしょうね。
まさしく、サルビア・マリゴールド・アゲラタムの組み合わせを頂いてきたましたよ。

https://shiny-garden.com/post-3174/

アゲラタムの花期は5月~11月。
花期になると、茎の頂部に花序を出し、アザミに似た頭状花を多数咲かせます。
頭状花は径0.6~2㎝程度の大きさで、筒状花のみで形成されており、キク科の植物によく見られる花弁状の舌状花はありません。
筒状花は花冠が浅く5裂しており、雌しべの花柱が長く突出します。

そうか、糸のようなのはメシベなんですね。ふ~ん。

https://www.flower-db.com/ja/flowers/ageratum-houstonianum

花名
アゲラタム
学名
Ageratum houstonianum
別名オオカッコウアザミ, 大霍香薊, ムラサキカッコウアザミ, Ageratum, Floss flower
・・・
散房花序を伸ばし針状の花弁を持つ小花を集合させた姿が「化粧パフ」のようにふんわり盛り上がって見えることから、 英名では”Floss flower”と呼ばれます。
・・・
別名で、オオカッコウアザミ(大霍香薊)と呼ばれるのは、葉がシソ科ミズトラノオ属の薬草「カッコウ(霍香、Pogostemon patchouli)」の香に似ていて、花がアザミ(薊)似でさらに大きいことに拠ります。属名の”Ageratum”は ”a”(否定の接頭語)+ ”geras”(古くなる)=古くならない(年を取らない)です。種小名の”houstonianum”は、中南米の植物を採集したスコットランドの植物学者William Houstonへの献名です。花言葉は「安楽」。これは、花色が褪せず、長期間咲くことに因みます。

「カッコウアザミ」について、鳥の「郭公」だと書いたサイトもありますし。
「霍香」というお香があるという記述も見ました。
どちらが正しいのかは私にはまるっきりわかりません。
勉強しました。アゲラタムという名前は未だに頭に定着しませんが。

サルビア・マリゴールド

町会の花の配布がありまして、妻が3種類の花を頂いてきました。そのうち2種類をまずご紹介します。
0529_5salvia
2021.5.29
これはサルビアですね。シソ科。
鮮烈な赤。これがサルビアの基本形なのかな。
物不識の私は、青い花のサルビアを見て、ブルーサルビアだ、といったら、妻曰く「これは青いサルビアなの。ブルーサルビアじゃないのよ」と。{以前、書いたと思います。}
0529_4marigold

こちらはマリゴールド。
英語のスペルが「marigold」なので、マリゴールドとしましたが、マリーゴールドでもいいらしい。使いやすい方でどうぞ。
もちろんキク科。
両方とも頂いてきて、線路柵の下に植えました。通行の方にも見ていただけるように。

0620_17salvia
6.20
サルビアの方は、安定して咲き続けてくれています。道路側からもよく見えます。

0611_8marigold1
6.11
マリゴールドの最初の花が終わって、葉が茂りますが、次の花がつかないな、と思っていたら。
線路柵の線路側を見なさいよ、と妻に言われまして、覗いたら
0611_8marigold2
咲いてたんですねぇ。迂闊にも気づかなかった。道路側からだけ見ていました。いかんなぁ。

道路側で見ていて、色々な状態が同時に見られる時がありました。
0620_16marigold1 6.20
左端につぼみ。その右に咲き始め。その右は第一段階の開花といえるかな。
0620_16marigold2
咲き始めを拡大してみると。
舌状花がくるくる巻きになっているようです。
0620_16marigold3
一番外側の舌状花が開いたところ。
0620_16marigold4
左上の花は舌状花はほぼ開き終えて、管状花がこれから開くのかな。
右の花では、ほぼみんな開いた状態のようです。
面白い咲き方です。同時的に時系列を見ることができて助かりました。

冒頭で「3種類」と書きました。それについては次の記事で。

2021年7月 4日 (日)

土石流に関して

7月3日に土石流のニュースが報じられました。まだ全容は明らかではありませんので、この出来事そのものについて何かを書ける状況ではありません。
ただ、今回の土石流のニュースを見ていたら、土石流の速さとして「時速20~40km」という値が聞かれました。

↓国土交通省のHPです。
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sabo/dosekiryuu_taisaku.html

土石流とその対策

土石流とは
山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいいます。 その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。

「時速20~40km」というと、自動車を運転する感覚だと、比較的ゆったりとかトロトロとかいう感じになるかもしれません。
教育機関の近くで「ゾーン30」に指定されている道路をちゃんと時速30kmで走っていると、後続の車が苛立っているような感じを受けることはしばしばあります。それが怖いのです。

逃げるのは自動車ではなく人間、走って逃げるしかない。
人間の走る速さってどのくらいでしょう?
100mを10秒で走ると、100[m]/10[s] = 10[m/s] → 36[km/h]
なのです。
42.195kmを2時間で走ったら
42.195[km]/2[h] ≒ 21[km/h]
です。

災害時に、グラウンドでもない場所を走って、逃げきれるでしょうか。
自動車感覚で捉えずに、人間の走力で捉えてください。決して「時速20~40km」を侮らないでください。
そして身の安全を図って下さいますよう。
走ることなどできず、とぼとぼ歩く能力しかない「案山子め」からのお願いです。

{ちなみに、50km競歩の記録は約3.5時間ですので、約14[km/h]になります。}

↓秒速と時速の換算については過去記事があります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-a2ec.html
2017年5月31日 (水) 秒速100m

★秒速と時速を換算してみましょう。

a [m/s] = a[m]/1[s]
1時間は3600sですので、分母分子を3600倍します。
3600*a[m] / 3600[s] = (3600*a[m]) / 1[h]
分子がmなので、1000で割ってkmにします。
3.6*a[km] / 1[h] = 3.6a[km/h]
ハイ。秒速の値を3.6倍すると時速の値になります。
逆に時速の値を3.6で割ると秒速の値になります。

参考にしてください。
またまた、ちなみに風速を時速にしたらどうなるか、書いておきます。

秒速[m/s] → 時速[km/h]
10       36
20       72
30       108
40       144
50       180
60       216

台風では、風速50[m/s]ということがありますからね。時速180kmの風なのだ、と理解してください。

 

2021年7月 2日 (金)

六月三十日は年の臍(ろくがつみそかはとしのへそ)といいますが

365=182×2+1
です。
1/1~ 7/1 の日数が182日
7/3~12/31の日数が182日

ですので今日7/2が「年の臍」
7/3は2021年の後半戦の開始日です。

奇数は2で割れない。ですから真ん中がある。
奇数=2n+1
真ん中の両側が等しい、という意味で対称性のよい数だと思います。
サッカー、ラグビー、野球などメンバーは奇数。
真ん中と両翼、という形で対称性がいいせいかな、とも思いますが。本当の由来は知りません。
偶数=2n
真ん中の数がない。

★「おめえ、ヘソねえじゃねえか」(品がない爺さんでごめんなさい)
昭和40年だったそうです。前回の東京オリンピックの翌年ですね。私は高校生。
私はスガさんと違って、オリンピックには興味がなくってね。ほとんど見てません。後でグラフ誌で写真見たくらいかな。
感動はキライジャ。
心を揺さぶられたら、警戒しましょ。
みんなが同じ方向を向くときに、逆方向を向いているやつがいる、って、とても重要なことだと思いますよ。
閑話休題。次の閏年の7月には「おめえ、ヘソねえじゃねえか」と呟いてください。どうぞ。

★まてよ。以前にも「年の臍」って書いたよなぁ。
↓結果
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-93fc.html
2017年6月30日 (金) 年の臍

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-93fc.html
2018年7月 2日 (月) 年の臍

まるっきり同じことを書いていました。進歩のない爺さんなのでした。

 

サトキマダラヒカゲ

0530_1satokimadarahikage 2021.5.30
ジャノメチョウかな、と妻が撮影してきました。
どうも感じが違う。ヒメジャノメでもないし。
サトキマダラヒカゲのようです。
大分以前に見たことがありますが、最近は全然見ていませんね。

↓ここの写真と比べてください。多分大丈夫。
https://www.insects.jp/kon-tyosatokima.htm
サトキマダラヒカゲ
チョウ目>タテハチョウ科>ジャノメチョウ亜科

↓過去記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-ee54.html
2011年9月16日 (金) サトキマダラヒカゲ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-ee54.html
2012年8月22日 (水) サトキマダラヒカゲ

アガパンサス

妻の撮影、ご近所。
0528_16agapansus 2021.5.28
アガパンサスのつぼみです。

0602_6agapansus 6.2
咲き始めました。

0616_6agapansus1 6.16
どんどん咲きますよ。
0616_6agapansus2
アップで。濡れていてちょっとかわいそう。

0618_2agapansus1 6.18
雨上がりではなく、陽射しの下で。
すっきりした爽やかな花です。

↓季節の花300から

・学名
  Agapanthus : アガパンサス属

 Agapanthus(アガパンサス)はギリシャ語の「agapa(愛らしい) + anthos(花)」の組み合わせことば。

写真が豊富。「定点観測」の写真もあって、素敵ですよ。

ヒルガオ・アマリリス

妻の撮影
0528_14hirugao 2021.5.28
ヒルガオ
川ではありません。道路脇に雨水がたまっているところで、ヒルガオの花。
そういう季節なんだな、と感じさせますね。
0528_15amaryllis
アマリリス
どこかのお家の鉢植え。
わたし、この花知ってるのですが、すぐには名前と結びつかなくって。困ったもんだ。

https://www.hana300.com/amarir.html
アマリリス(朱頂蘭(しゅちょうらん))(Amaryllis, Knight star lily)

・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名
  Hippeastrum hybridum
   Hippeastrum : ヒッペアストラム属
   hybridum : 雑種の

 Hippeastrum(ヒッペアストラム)は、ギリシャ語の「hippeos(騎士)またはhippos(馬) + astrom(星、似る)」が語源。馬のように大きい星形の花、の意味。
・・・
・ローマの詩人のヴェルギリウスさんが作った詩歌のなかで登場する、羊飼いの娘の名前が「Amaryllis アマリリス」で、名前はそれに由来する。

はぁ、頭の中で統一的な像ができないなぁ。

amaryllis
►n
1 [A-] 《詩》 アマリリス《田園詩の羊飼いの少女の名》.
2 〔植〕 アマリリス属 (A-) の各種《ヒガンバナ科》.
[L<Gk Amarullis 少女の名]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

アジサイ

買い物帰りの妻の撮影
0528_13ajisai1 2021.5.28
お洒落な雰囲気ですね。
0528_13ajisai2
これもステキ。色としてはよくあるような、でも濃淡のアクセントがあって、お洒落ですよね。

我が家には白い花のスミダノハナビがあります。
0530_7sumidanohanabi 5.30
近くでじっくり見られるのが嬉しい。

0607_19ajisai1 6.7
昼の散歩中に、線路の向こうで咲いているのを発見。思いっきりズームで撮影。
濃い目の紫が印象的。
0607_19ajisai2
ズーム倍率最大でこんな感じの画像が得られました。
線路向こうまで移動しなくても撮れて、ズームに感謝です。

ムラサキカタバミ

0528_8murasakikatabami 2021.5.28
雑草ですが、こう集まって咲くと、きれいだね、と鑑賞に値する。
カタバミより大きめの花で薄紫ですもんね。
でも外来生物で要注意というこだそうで、なんだか悩みます。

↓侵入生物データベース
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80170.html
侵入生物データベース > 日本の外来生物 > 維管束植物 > ムラサキカタバミ

・・・
侵入経路  観賞用として導入
侵入年代  文久年間(1861~1863)
・・・
法的扱い  外来生物法で要注意外来生物に指定された.

 

2021年7月 1日 (木)

オオカマキリ幼虫

0528_7ookamakiri 2021.5.28
多分オオカマキリの幼虫。
大分大きくなりました。

4月~5月頃に孵化します。(少なくとも関東では)

七十二候では、二十四節気の芒種(6月5日頃)の初候が「蟷螂生(かまきりしょうず)」となっていますが、無理やり感が否めませんね。ひと月遅いじゃんかよ。
太陽の位置を二至二分で90度(日数にして約90日)ごとに切り、四立で45度区切りになります。まだ粗いので15度ずつ(約15日間隔)に切って二十四節気にしたところまでは、まあまあ、かなとも思いますが。
それを更に3等分して自然の出来事の名前をつけるのは無理ですよ。5日区切りですもん。
自然のできごとが5日区切りの目盛りできちんと進むなんて、考えてみれば可笑しなこと。もっとゆっくり、泰然と構えて楽しみましょうよね。

キュウリの花にて(ウリハムシ、クロウリハムシなど)

0528_6kyuuri1 2021.5.28
ウリハムシですね。成虫はウリの仲間の葉を食べるはずですが、花も食べるのかな。
幼虫は根を食べるそうです。
0528_6kyuuri2
この黒いのはアリでしょう。
蜜や花粉が目当てでしょうね。
広大な空間でよく花のありかが分かるものだと、感心します。いろんな花に潜り込んでるもんなぁ。

0529_13kurourihamusi 5.29
これはクロウリハムシです。確かキュウリの葉の上にいたのだったと思います。カラスウリでもよく見かけますね。
穴を開けています。これ、特徴的。トレンチ行動といって、葉をかじった時に葉が防御のために苦味物質などを出すので、まず溝を丸く作って防御し、中の部分を食べるのだろうと言われています。

↓昆虫エクスプローラ
https://www.insects.jp/kon-hamusikurouri.htm
クロウリハムシ

オオホシカメムシ

0526w_1oohosikamemusi 2021.5.26
妻が見つけて撮影してきました。
カメムシなんですが、初めて見る。
調べたら
カメムシ目>オオホシカメムシ科>オオホシカメムシ
のようです。
ヒメホシカメムシというよく似た種もいるようなのですが、おそらくオオホシカメムシでしょう。

↓虫ナビ
https://mushinavi.com/
オオホシカメムシ

ここからヒメホシカメムシも見られます。比べてみてください。

サザンカの実

0526_11sazanka 2021.5.26
まだオシベなどが枯れ残っているところに実ができていました。
以前はツバキも咲かせていましたが、結実率はツバキの方が高かったという気がします。
{チャドクガがつくので、ツバキはやめました。サザンカにもチャドクガは来ますが、ツバキほどすさまじくはない}

0628_13sazanka1 6.28
ひと月も経ったらこうなっていました。ゆっくり成熟しているようです。表面の毛が目立ちますね。
0628_13sazanka2
もう一個、見つけました。
こちらの方が褐色が強い。
夏を越して熟していくでしょう。見続けます。

ハチ

0526_7biyouyanagi_hati 2021.5.26
ビヨウヤナギの花の前でホバリングしていました。
ハチの仲間であることは確かですが、種はわかりません。
0526_10mitubati
タチアオイの花に潜り込んでいたハチ。おそらくミツバチでしょう。
典型的でないと判別できない「ぼんやりまなこ」で申し訳ないです。

0528_9hati1 5.28
これもタチアオイで。
すごい潜り込み方ですね。
腹部がすっと細くなっているのが気になりまして。ミツバチじゃないみたいだな。
0528_9hati2
なんだろうなぁ。わからない。

« 2021年6月 | トップページ | 2021年8月 »

2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ