« Ani Holem Al Naomi - HEDVA & DAVID | トップページ | アゲハ »

2021年6月 3日 (木)

ミツバチ

0422w_4mitubati2021.4.22
妻が撮影してきました。庭の池です。地面に穴を掘ってビニールシートを敷いて水を入れてあるだけ。
枯葉は落ちて積もっているし、でたらめな池です。
そこに多数のミツバチがいたのだそうです。
えっ!?という気分ですよね。なんで?どうして集団でこんなところに来てるのかな?
ミツバチが花に来る、それは当たり前。
ミツバチが水に来る、私としては初めて見る。
水に来るといえば、チョウが吸水するとか、アシナガバチが吸水するとかは知っていますし見たこともある。
ミツバチが暑い時に巣に翅で送風することは知っています。巣に水をかけて送風して気化熱で巣を冷やす、というのも聞いたことはあります。
東京では4月21日22日は今年初の夏日ではありました。最高気温が25、26℃でした。で、それって冷却しなければならないほど暑いのか?東京では猛暑日だって来ます。それに比べたらまだまだ暑くないけどなぁ。

↓こんな話も見つけました。
https://hankei500.kyoto-np.jp/archives/827
「自分の巣を、羽であおいで冷やすミツバチ。そのかわいさといったら!」

暑い日には自分で吸ってきた水を撒いて羽であおいで、巣を気化熱で冷やすんです。そのかわいさといったら!

で、ミツバチの吸水行動を調べていったら、↓写真がいい。
https://blog.goo.ne.jp/wondertakajii/e/85176439b0246cd6f8acdc54859908fb
ミツバチの集団吸水

↓こんな記述もありました。
http://www.zennokyo.co.jp/table/table_150.html

写真6は2月、セイヨウミツバチが何頭もプランターに飛来し吸水していた例である。このプランターは冬季土を掘り返して湿った底土が上面に現れるように天地返ししておいた。ミツバチの場合、体温調節のための吸水というより、ミネラルも吸収していたように思えた。但し盛夏には水田の淵やプランターに頻繁に飛来し盛んに吸水するので(写真7)体温調整の意味もあると思われる。

なるほどねぇ。説得力がありますね。ミネラルですか。ナトリウムなどのことかな。
人間の感覚ではさほど暑くはないときに、冷却用ではなく、ミネラル分の摂取にやって来たのかもしれない。
チョウのオスはよく糞尿やその水分に吸水に来ることが知られていて、窒素分を摂取している、というのを聞いたことがあります。
ミツバチはメスですから、直接的には同じではないかもしれませんが、浅い水辺で枯葉などが腐っていると、窒素分も溶けているかもしれません、それが営巣や幼虫を育てることに何かプラスに働くのかなぁ。根拠なしの個人的感想ですので信じてはいけません。

★話はミツバチからチョウに移ります。
チョウの吸水行動について↓
https://www.brh.co.jp/salon/labdiary/2012/post_000018.php
【雄チョウの吸水行動の重要性】2012年9月18日

今年の7月にNaturewissenshaftenという雑誌にアゲハチョウ(シロオビアゲハ)の吸水行動に関する論文が発表されました。広島大学の本田先生のグループの論文です。新聞の記事にもなっていたのでご存知の方もいるかと思います。
 アゲハチョウの雄は集団で吸水行動することが知られていますが、この論文では吸水行動によってアンモニアを窒素源として摂取し筋肉や精子の生産に役立てていることを証明しています。今年のサマースクールの参加者の方からこの論文を教えていただいたのですが、この参加者の方も大学生のときにナミアゲハ雄成虫の羽化後のナトリウム塩摂取が配偶行動に重要な役割もつことを研究されていました。これらの研究は、羽化後の摂食(吸水)行動が彼らの繁殖(配偶行動)を成功させるために重要であることを示しています。
(後略)

その論文の新聞報道を探したら、私の個人データベースにありました。

朝日新聞(2012年8月19日7時18分)
雄チョウが尿に集まる理由は… 広大教授ら習性の謎解明

 雄のチョウが家畜や人の尿などでできた水たまりに集まる不思議な習性は、子孫繁栄のための行動であることを広島大の本田計一名誉教授(化学生態学)らのグループが突き止めた。尿に含まれるアンモニアを、雌を追いかけるのに欠かせない筋肉や精子などをつくる原料にしていた。
 羽化間もない主に雄のチョウやガは、水たまりに集まって、長いときは数十分間にわたって「吸水行動」をとることが知られている。尿を出しながら吸水する種類もいるため、水分に含まれる何らかの栄養素を取り込もうとしていると考えられてきた。
 研究グループは、吸水行動を頻繁に行う琉球諸島にすむシロオビアゲハを選んで、アンモニアを加えた砂糖水を、羽化翌日から5日間与えた。その後、目印をつけておいたアンモニア中の窒素が体のどの組織になっているかを解剖して調べた。
 その結果、体内でアンモニアからアミノ酸が合成され、胸の筋肉組織や精子がつくられていることが分かった。砂糖水だけを与えた個体群に比べて、精子の数は3割ほど多くなっていた。ほかのチョウでも同様の合成を行っている可能性があるという。
 実験に当たった生物圏科学研究科大学院生の高瀬浩行さんは「繁殖の成功度を高めるために積極的にアンモニアを取り入れているのではないか。チョウの飼育、絶滅危惧種の保全にも役立てられるかもしれない」と話している。
 研究結果は、独科学誌に掲載された。(須藤大輔)

「目印をつけておいたアンモニア中の窒素」というのはおそらく同位体を使ったものでしょう。
↓日付の記録がありませんでしたが中国新聞の記事です。

中国新聞
チョウ吸水行動の「謎」解明

 広島大(東広島市)の本田計一名誉教授(64)=化学生態学=と生物圏科学研究科大学院生の高瀬浩行さん(24)が、水たまりや家畜、人のふん尿に集まり、水分を吸うチョウの「吸水行動」は、アンモニアを摂取して繁殖活動に役立てるためだと突き止めた。絶滅危惧種の保全などに役立つ可能性がある。
 吸水行動はこれまでナトリウムの摂取のためというのが通説だった。本田名誉教授はチョウがふん尿や死体にも集まることに着目。アンモニアも摂取していると仮説を立て、2009年秋から高瀬さんと実験を始めた。
 琉球諸島に生息、頻繁に吸水するシロオビアゲハを学内で繁殖。吸水行動をさせて解剖したところ、アンモニアをナトリウムの1・16倍も摂取していた。
 このアンモニアを原料に体内でアミノ酸を合成、精子や精液タンパク質、胸部筋肉組織の製造に使っていることも判明。受精に直接関わる有核精子の割合がアンモニアを摂取していない個体より約3割高いことも分かった。
 これらのデータはいずれも精子の競争や飛行力のアップなど、繁殖に有利になることから、吸水行動は繁殖成功度を高めるためと結論づけた。
 高瀬さんは「絶滅危惧種の保護や繁殖に役立てばうれしい」。本田名誉教授は「謎が一つ解明できた。他の昆虫類ではどうなのかなど、さらに調べたい」と話している。

夏にね、山道を歩いていて、道端で立ちションするとチョウがやってくる、という話は以前からあったのですけどね。
糞尿って、大事なものなんですね。

« Ani Holem Al Naomi - HEDVA & DAVID | トップページ | アゲハ »

動物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Ani Holem Al Naomi - HEDVA & DAVID | トップページ | アゲハ »

2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ