オモト
2021.4.21
オモトのつぼみ。
5.14
これで「咲いている」のでしょうね。地味な花だ。
世田谷から引っ越してきたときに、父が持たせてよこしたオモトだったと、あいまいな記憶。
「万年青」という名前からの縁起かつぎですね。
「おもと」というのはどういう名前なんだろうと広辞苑を引いたら。↓
おもと【万年青】
(烏木毒(中国音 wu-mu-tu)からか)ユリ科の多年草。西日本山地の陰地に自生。葉は根茎から叢生し、30センチメートルに及び、革質常緑。夏、葉間から花茎を出し、穂状に緑黄色の細花をつけ、のち赤色の液果を結ぶ。斑入ふいりなど園芸品種が多い。「万年青の実」は秋。
広辞苑第六版より引用
こういう解説。
↓季節の花300のサイトを見たら。
https://www.hana300.com/omoto0.html
・引越しの際、新居の玄関にこのオモトを飾ると縁起がいい、と言われる。
…
・根は薬用になる。
・「おもと」は「大本(おおもと)」からきている。根茎が太く大きいことから。また、大分県の「御許山(おもとやま)」で良質のオモトが産出されたから、とも。「万年青」の漢字は漢名から。「まんねんせい」とも呼ぶ。
また別の説もあるんですね。
ここで「薬用」という解説がありますが、これについてはWikiで↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A2%E3%83%88
古くから中国医学ではロデキシンを含む根茎を強心剤や利尿剤として使っていた。しかし、非常に危険な行為であり、死亡することすらある。薬草というより毒草と考えた方がよい。
ということです。毒というものは体に働きかけるものですから、使いようによっては薬になることもあるのですが、やめといたほうがいいようですね。「煎じればいい」というものではありません。
ところで、我が家のオモト、実が生ったことがないと思います。
カタツムリ媒というのですが↓
https://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/pollination.html
カタツムリ媒 (malacophily)
ナメクジやカタツムリなどの陸貝類によって花粉の送粉・受粉が行われるもの。ネコノメソウ属 (ユキノシタ科) やオモト (スズラン科) がこれにあたる。カタツムリ媒を行う花はカタツムリ媒花 (malacoophilous flower) とよばれる。
カタツムリもナメクジも、このごろめっきり減りましたね。
筆で撫でる、というようなことをしてやればいいのかな。
ま、どうでもいいですけど。
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