マイマイガ幼虫
2021.5.24
何だかものすごい感じのケムシがいた、と妻が連れてきました。
「毛虫」という言葉が見事に当てはまりますね。
頭とお尻の毛がまたすごいよなぁ。
真上から。背中に並んだコブ、頭の模様、このあたりが調べる時の手がかりかな。
顎がまたすごいですね。
写真撮影時は、「不明」というフォルダに入れました。
ケムシそのものは、どうにも「追放」にはしづらかった。毒があったら迷惑を広げちゃいますのでね。
仕方ない、殺処分。
さて、こいつは一体なんだろな。
↓幼虫図鑑。ここの写真がまさしく私共の見たケムシに相違ない。成虫の写真もあります。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/maimaiga.html
マイマイガ
別名:ブランコケムシ(若齢幼虫はしばしば糸を吐いて垂下する習性がある)
学名:Lymantria dispar 鱗翅目ドクガ科
食草:バラ科,ブナ科など多くの植物の葉。サクラ(桜),ウメ(梅),クヌギ(椚),クリ(栗),バラ(薔薇),ハンノキ(榛の木),スギ(杉),トドマツ(椴松)など。
↓ガの専門サイト。写真がいっぱい。
http://www.jpmoth.org/Lymantriidae/Lymantria_dispar_japonica.html
マイマイガ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AC
幼虫には1齢幼虫にのみ毒針毛があり触れると皮膚炎を引き起こす[2]。卵、2齢以降の幼虫、繭、成虫には毒針毛はない。
https://www.imokatsu.com/imo-maimaiga.htm
芋活.com > イモムシ・ケムシ図鑑 > マイマイガ
体長 (終齢)60mm前後
発生時期 4-6月(年1化)
危険性 要注意(初齢幼虫にのみ少量の毒針毛があるとされる)
越冬形態 卵
蛹化方法 枝や葉間、擬木柵などに粗く糸を張り腹端でぶら下がる
寄主植物 クヌギ・アベマキ・クリ・アラカシ(ブナ科)、サクラ類・ウメ・モモ・リンゴ・ナシ・バラ(バラ科)、ヤナギ類(ヤナギ科)、ケヤキ(ニレ科)、ハンノキ(カバノキ科)、カキノキ(カキノキ科)など
分布 北海道・本州・四国・九州
そうだったのか。私共が見たのはかなり齢の進んだ幼虫でしたから、毛はすごかったけれど毒針毛はなかったんだ。
かわいそうなことをしたかな。
1齢幼虫だけが毒針毛を持つというのは珍しい気もしますが。
一番死亡率が高いのは1齢でしょうから、その時期を乗り越えるために毒針毛を持っているのでしょうか。
1齢幼虫をついばんで痛い思いをした鳥はその姿を記憶して2齢以降は警戒してついばまないとかいう効果があるのかなぁ。
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