新聞の大きさとA判、の話
↓先週のこの記事で、しつもん!ドラえもん4000回、の話をしました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-c7c837.html
2021年4月30日 (金) しつもん!ドラえもん 4千回
ところで、実は、つい最近ドラえもんに教わったことがあります。
↓コレです。
[しつもん!ドラえもん]4001 しんぶん編(2021/4/23)
一般的な新聞1ページの半分のサイズの新聞があるよ。この大きさを何と言うかな。
[こたえ]タブロイド判
日本よりは欧米の新聞スタンドでよくみかける。タブロイド新聞という呼び方もある。朝日新聞1ページのサイズはブランケット判というよ。
「タブロイド判」という言葉は知っていました。新聞1ページを半分に折ったサイズだということも。
念の為広辞苑を引いてみました↓
タブロイド【tabloid】
新聞型の印刷物で、普通の新聞1ページの半分の大きさのもの。またタブロイド判(273ミリメートル×406ミリメートル)のこと。
広辞苑第六版より引用
こう書いてあったので、何気なく、406/273 を電卓に入れたら
答えはナント「1.487」!
「1.414」ではない!なんでだ!
紙のサイズでAとかBとか判がありますよね。どっちにっせよ辺の長さの比は 1:√2 なので、比の値は約1.414なのです。
新聞半分のサイズであるタブロイド判はAでもBでもないらしい。
ということはそもそも、新聞のサイズそのものがAでもBでもないんですね!
初めて知りました。私はてっきり新聞はA判なのだと思い込んでおりました。
教材や授業通信を作る時に、新聞をコピーしてB判のわら半紙に貼り付ける場合は、A→Bの縮小をかけると半端がなくってよかったんです。
そんなこともあって、新聞はA判なのだと思っていました。4つ折にして重ねて資源ごみに出す時に、広告などではみ出すサイズのがあって、邪魔で、ちゃんとしたA判系列のサイズにしろよな、とぶつくさ言っていました。
なんと、私は間違っていた。はみだす広告の方がちゃんとしたA判系列で、新聞の方が少し小さくずれてたということでしょうねぇ。
ドラえもんありがとう、ひとつ知識が増えました。
↓Wikiです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E5%88%A4
ブランケット判(ブランケットばん)とは、日本の新聞判型の一つで、大きさは406×545mm。日本の輪転印刷機を用いる新聞において標準的なサイズであり、日本での「タブロイド判」の2倍の大きさである
これだ。
545/406=1.342
なるほどねぇ。
A2サイズは 420×594mm です。
594/420=1.414
ね、√2 でしょ。
短辺:長辺=1:√2 という比は白銀比といいます。
長方形で、長辺を半分にしてできた長方形が元の長方形と相似である、というのが白銀比の長方形なのです。
長方形で、短辺を1辺とする正方形を取り除いて残る長方形が元の長方形と相似である、というのが黄金比の長方形です。
ま、こんな計算ですね。
白銀比≒1.414
黄金比≒1.618
大差ないですよ。「黄金」という名前をつけてしまったものですから、人は名前にとらわれ縛られる。
で、黄金比こそ最高に調和のとれた最高に美しい比率なんだ、と、思い込む。
やめにしませんか。
1:2 は長すぎる。
1:1 は当たり前すぎる。
ま、半分程度で 1:1.5 くらいがいいんじゃないの、と。緩く参りましょう。
↓以前からの私の主張です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-7294.html
2014年12月26日 (金) √2 の話:その5(黄金比って本当に美しい?)
↓分かりやすいです。
https://aaatoyo.com/dictionary/size.htm
用紙サイズ A4・B4のなるほど!
A判は、19世紀末ドイツの物理学者オズワルドによって提案されたドイツの規格で、
面積が1平方メートルの「ルート長方形」をA0としました。現在では国際規格サイズです。
・・・
B判は、日本の美濃紙をもとに面積が1.5平方メートルの「ルート長方形」をB0とした国内規格サイズです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E6%AF%94
黄金比
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