猫めくりからサランラップへ
我が家の食卓には猫めくりがあります。月~金で5枚、土日で1枚ですので、毎週6枚の猫の写真を見て楽しみます。
さて、今日5月17日の写真は、2匹の猫が写っているのですが、名前が「さらん」と一つしかない。
おや、どうなっているのかな。2匹まとめて「さらん」ちゃんなのかな?
いや~。ひょっとして「さら」ちゃんと「らん」ちゃんなのではないか。などと二人で騒いでいるのですが。
で、元化学教師としての記憶を引っ張り出しますと。
サランラップの「サラン」は、これを開発したダウケミカルの研究者二人の妻の名前から来ているのだよ、と妻に教える。
サラさんとアンさんだったんだよね。
で、サラン。
楽しい話でしょ。授業で話したこともありますね。有機化学で。ポリ塩化ビニリデンという物質名です。
塩素原子が入っているので、最近は嫌われることもあるようですね。ポリエチレンなら炭素と水素だけですから扱いが楽ですので。
↓日本で生産しているのは旭化成ですので、旭化成のHPから引用することとします。
https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/saranwrap/history.html
・・・
1940年代後半ある日、フィルム製造メーカーの職長を務めていたラドウィック、アイアンズの二人は、妻を伴って近所の人々とピクニックに出かけました。ラドウィックの奥さんは、たまたま夫が会社で作っていたフィルムにレタスを包んで持っていきました。
すると「このラップとてもきれい。どこで手に入れたの?」
「私も欲しい。どこで売っているの?」と大変な評判になってしまいました。
そこでラドウィック、アイアンズの二人は驚き、早速翌日上司に報告し、クリング・ラップ・カンパニーを設立して開発に着手し、ダウケミカル社から取り寄せた樹脂のロールを紙管に巻き付けて箱詰めし、サランラップ第1号が完成したという訳です。完成すると近郊の都市でも試験的に販売され、結果は上々でした。名前もラドウィック、アイアンズの二人の妻サラ(Sarah)とアン(Ann)にちなんで「サランラップ®」と決定されました。
これがまあ、通説です。
私の記憶だとダウケミカルの社員だったのですが、ちょっとずれもありますね。
さらに、妻と娘の名前だという話もあるそうで。
何が正しいかはわかりませんが、ま、女性名に由来する、というのは間違ってないでしょう、多分。
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