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2021年5月26日 (水)

皆既月食

あちこちで報道されていますから、おそらくみなさんご存知のことと思います。

今年最大の満月「スーパー・ムーン」ですね。
で、皆既月食中は赤銅色の月になるので「ブラッド・ムーン」
アメリカの先住民の呼び名では、5月の満月は「フラワー・ムーン」
全部くっつけて
今夜の皆既月食は「スーパー・フラワー・ブラッド・ムーン」なのだそうです。
夜8時過ぎから10時頃まで。夜空が晴れていたら南東方向を見上げてください。どうぞ。
{我が家は南東方向はまるっきりダメな立地条件なので、見えませんし、私という爺さんにとって夜はひたすらお休みタイムですので見ませんけど}

さて、ブラッドムーンの話をチラッと。
「夕焼け空がまっかっか♪」{古いなぁ、昭和33年ですか。三橋美智也さん。私10歳}
太陽光が空気の酸素・窒素などの分子で散乱されるレイリー散乱という現象で、波長の短い光ほど多く散乱され、波長の長い光が通過しやすい。夕方の太陽光は通過してくる距離が長いので青が散乱され、赤が見えるわけですね。
では、夕焼けを見る私たちの頭上を通過していった光はどうなるのかな?
赤い光が通過していきますが、真空に対する空気の屈折率は1以上ですので、太陽光は、そして夕焼けを見せてくれた赤い光は、平行には進めず空気のレンズ効果で地球の裏側の方へ曲がっていきます。
そうして月食中で地球の影に入ってしまった月を照らすのですね。当然赤く照らします。
月食を見る人は地球の「夜」側にいますが、地球には常に「夕方ゾーン」があるわけですね。
夜、月食を見ていると、その時間に夕方であるゾーンから赤い光が曲がってやってきて月を赤く照らすのです。
とまあ、視点を地球の外側に置きながら月食を見るのもいいのではないでしょうか。

↓2011年12月10日の皆既月食の時の国立天文台の解説
https://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20111210/about/color.html

↓2018年1月28日のウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/201801/250105/
月が赤くなるのはなぜ?見頃はいつ?知って楽しい皆既月食のあれこれ

見られるようでしたらお楽しみください。

 

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