マツの花
2021.3.31
花が咲いています。これはそれなりによく見る光景。そして松ぼっくりも知られています。
風媒花ですから、雄花から花粉が飛ぶのは杉と同じですが、量が圧倒的に違いますからね。マツ花粉症はないだろうな。
さて花粉が雌花に届いて、受粉してから種子が熟すのにどのくらいかかるかご存知ですか?
↓NHKの動画。素晴らしいですよ。いい教材です。是非ご覧ください。
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401275_00000
春、マツは花の季節を迎えます。枝の先のに、上に向かって長く伸びているものがあります。マツの花です。マツには、雄花と雌花があります。茶色は、雄花です。花粉を蓄えています。雄花の先を辿ると…雌花を見つけることができます。雌花は、たくさんのりん片からできています。枝を揺らすと、大量の花粉が飛び散ります。マツは風によって花粉が運ばれる「風媒花」です。花粉を顕微鏡で見ると、左右に風船のような袋があります。この袋で、マツの花粉は風に乗り遠くまで飛ぶことができるのです。花粉は、雌花のりん片の隙間から入り受粉します。雌花は時間をかけて成長し、マツカサと呼ばれる状態になります。今年の春受粉した雌花の下に、1年前に受粉したマツカサがあります。マツは種子ができるまで一年半もの月日を要します。秋、空気が乾燥してくると、マツカサはりん片を開きます。ひとつのりん片に、種子が2つ入っています。これがマツの種子です。
ついでですから、裸子植物仲間でポピュラーなイチョウとスギについてもリンクします。素晴らしい動画ですので、ぜひどうぞ。
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005100132_00000
精子が泳ぐ イチョウの不思議
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005100081_00000
空を舞う スギ花粉の秘密
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