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2021年4月30日 (金)

セキチクかなぁ

0331_15nadesiko 2021.3.31
妻が撮ってきました。
ナデシコだよなぁ、と思ってファイル名が「Nadesiko」なんですが。
いろいろ分からないことのみ多かりき、なのでして。

★私のイメージの中で、ナデシコというと秋の七草の一つという感覚があって、3月のナデシコというのに違和感を覚えてしまいました。調べてみると、真冬以外はいつ咲いていてもおかしくないみたいですね。

★七草の歌があったよな、と調べたら。
↓これですね。山上憶良なんだ。ふ~ん。

萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花
(山上憶良 万葉集 一五三八 巻八)
読み: はぎのはな おばな くずはな なでしこのはな おみなえし また ふじばかま あさがおのはな

ナデシコって、「瞿麦」、こんな表記があるのか。と広辞苑を引いたら

なでしこ【撫子・瞿麦】
ナデシコ科の一群の草本の総称。自生種のほか園芸品種も多い。また、その一種の多年草。秋の七草の一つ。日当りのよい草地・川原などに自生。高さ数十センチメートル。葉は線形。8~9月頃、淡紅色の花を開く。花弁は5枚で上端が深く細裂。種子は黒色で小さく、利尿に有効。カワラナデシコ。ヤマトナデシコ(同属のセキチクをカラナデシコと呼ぶのに対していう)。とこなつ。夏。万葉集[8]「吾がやどに蒔きし―」
広辞苑第六版より引用

更に調べると↓
https://www.kanjipedia.jp/kotoba/0001671200

瞿麦
なでしこ
ナデシコ科の多年草。
「瞿麦」は漢名からの誤用。 撫子(なでしこ)

https://kotobank.jp/word/%E7%9E%BF%E9%BA%A6-484690

く‐ばく【瞿麦】
1 セキチクの漢名。
2 ナデシコの種子。漢方で消炎・利尿薬などに用いる。

なんだかややこしいようです。
↓花300へ行ってみたら
https://www.hana300.com/sekich.html

石竹 (せきちく)(唐撫子(からなでしこ))
・・・
・花の周辺部はギザギザ。
・花の中央部から
 白いひげ状のものがひゅるるると伸びているのがとっても不思議。
・葉は細長く先端がとがっている。
・撫子(なでしこ)によく似ていて
 見分けがつきにくい品種もある。

あらら。記述と冒頭の写真を合わせると、ピッタリじゃないですか。
そうなんだ。セキチクなのか。
と、辿り着いた次第です。
もういっちょ
https://www.hana300.com/nadesi.html

・中国から平安時代に渡来した、「唐撫子(からなでしこ:石竹)」に対して、在来種を「大和撫子(やまとなでしこ)」と呼ぶ。日本女性の美称によく使われる。

広辞苑の解説にもありますが、唐撫子にたいしての大和撫子なんですね。女性の美称しか知らなかったなぁ。
参りました。

★私の極私的な感覚。
「撫子」というのを見ると、どうしても「撫牛子」が一緒に頭に浮かんでしまうんですよね。
撫牛子は「ないじょうし」、青森県弘前市の地名なのですが。
奥羽本線やら五能線にはずいぶん乗りましたので、この地名に親しみがあるんです。
脱線しました、ご容赦を。

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