1月23日(土)の朝日新聞別刷り「be」の「(今こそ!聴きたい)1960年代、70年代の旅の歌」というランキングが載っていました。その10位に入ったのが
五つの赤い風船というグループが歌った「遠い世界に」でした。1969年だったようです。
この歌、私、大好きでしたね。「オートハープ」という楽器の音にも痺れました。初めは12弦ギターかと思ったのですが違いましたね。コードでメロディーを奏でる、斬新だったな。
歌詞の一部です。
「暗い霧を吹きとばしたい」
「力を合わせて生きることさえ 今ではみんな忘れてしまった」
「だけど僕たち若者がいる」
当時、私は「若者」でした。68・69と大学闘争。閉塞感に覆われていましたっけ。
1966年でしたか、政界で「黒い霧」事件があったしな。頭の上に黒い霧がかぶさっていた。
いえ、現在だってそうじゃないのかな。頭の上には黒く重たい雲がずっしりと乗っているようだ。
コロナ禍の中で不快な差別的な言動も多い。今、みんなで力を合わせなくて、どうするの。いまでしょ、ここからでしょ。
「世間」? そんなもんヤだよ。
From this place, from now on.
で、今、高齢者になって、思うこと。
「だけど僕たち若者がいる」を、ちょっと書き換えて
「だけど君たち若者がいる」と歌いたい。
卒業の季節ですね。この歌詞の内容では卒業式で歌うわけにはいかないでしょうけれど、もし、卒業生がこの歌を歌ってくれたら「だけど僕たち若者がいる」のフレーズを聴いてうるうるになってしまいますね。多分私だけではなく、親たちも。
↓式では聴けないでしょうからWebで聴いてください
https://www.youtube.com/watch?v=qpCrermGkAY
極端な話、この歌がもし「国歌」だったら、胸を張って歌えるのにな、とも公言した私ですし。
そして、今、「だけど君たち若者がいる」と歌いながらニコニコ笑顔で人生を卒業していくのもいいな、と思うのです。
そういう歳なんですよ、実際。
私の「lifetime」が「end」に近づいているこの年齢で強く思うのはやはり「だけど君たち若者がいる」ですよね。
教師ってそういう職業だったしな。
↓過去記事ですが私の思い・想いがこもっています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/in-my-lifetime.html
2016年6月14日 (火) in my lifetime.
この中で書いた一部↓
★熊本地震の時に、私の心にグサッときたくとばがありました。
朝日新聞デジタル(2016年4月20日11時57分)
人気漫画「ワンピース」の原作者で、熊本市出身の尾田栄一郎さん(41)も19日、公認サイトにメッセージを掲載した・・・。
「子供達に、1番に笑ってほしい!そしたら大人は頑張れるんだ!!」
・・・
避難所で小学生が元気に活動すると、みんな元気になりましたね。
そうなんです、子どもたちは私たちの未来なんですから。
子どもたちが笑顔で暮らせる地球、へ向けて歩き始めましょう。
災害も多い。避難所で過ごす時間が生じてしまったら、小中高の人たちを使ってあげてください。
小学生が元気なら、みんな心が柔らかくなる。
中高生には、避難所生活の細かい要望や不足を探し出すこと、そしてサポートをすることをお願いしましょう。
給水所へ空のポリタンを持ってやって来たお年寄りには、満タンのポリタンを持って帰るのは辛かろう、男子高校生でも使ってサポートしてください。男子高校生の特徴は、筋力の絶対値よりも、回復力なんですよ。
大人になると、疲れが翌日じゃなくて2日後にくるんだよな、などとぼやきますが、高校生の体力は翌日には回復します。その回復力たるや、恐るべし、畏るべし、なのです。
女子高校生は、赤ちゃんのいるお母さんや女性たちに、プライバシーや、授乳関係のことや、衛生・生理などのサポートもできるでしょう。
役所に災害担当の女性がたくさんいればいいけれど、おそらくそうはなっていないでしょうからね。
やれることをやってもらう。
そういう「君たちの一歩」が、生活空間を、ひいては社会を変えていくはずですよね。
Let us begin.
↓同じことを去年も書きましたね。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-0d3139.html
2020年4月13日 (月) つなぐ
今、COVID-19の流行の中、家にこもりながら、思うんです。
But let us begin.
そう、今始めなければいつ始めるんだい。始めなければ何も始まらない。
↓とりとめもなく過去記事にリンクしますす。どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/sing-along-with.html
2016年6月23日 (木) Sing Along With JFK「ケネディと歌おう」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/in-my-lifetime.html
2016年6月14日 (火) in my lifetime.
↓これを是非聞いてください。素晴らしいですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=4DMURserfvA
Let Us Begin Beguine/John Fitzgerald Kennedy
・・・
Together let us explore the stars, conquer the deserts, eradicate disease, tap the ocean depths, and encourage the arts and commerce.
・・・
All this will not be finished in the first 100 days.Nor will it be finished in the first 1,000 days, nor in the life of this Administration, nor even perhaps in our lifetime on this planet.
But let us begin.
このすべてを、最初の100日間で達成することはできないでしょう。1000日でも難しいでしょうし、この在任期間中、あるいはこの地上に我々が生きている間には達成できないかもしれません。
それでも、始めようではありませんか。
最後の「But let us begin.」、これにしびれたのです。
「But let us begin.」そこには強い意志力が提示されていると思います。
私は今回のオバマ大統領の演説に、この「But let us begin.」の響きを感じ取ったのです。ケネディ大統領のお嬢さんキャロラインさんが大使として日本に駐在している現在、この「今」であるからこそのフレーズという気もしました。
核廃絶へ向けて、まず一歩を踏み出そう。世代を超えてトーチを繋ぎ続けていこう。
Let us begin.
「1」がなければ、2も3・・・も続き得ないのです。Successorによる継承というものがありえないのです。
まず、1歩。
願ったり、祈ったりするのではなく、今、ここから、始めましょう。自分の足元から。
平和とは行動なのです。
高齢男性(ジジイ)の話というのは、おおよそダラダラと長いんだよな。偉そうな顔して演説ぶって、大したこたぁナイのによ。
案山子の自戒です。けど、また繰り返すだろうなぁ。