「冠毛」の記事を訂正します:キョウチクトウ科のテイカカズラの実でした
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-6925c0.html
2021年2月12日 (金) 冠毛
↑上の記事について、テイカカズラではないか、という写真付きのメールを頂戴しました。
メールの一部を引用します。
いっしょに写っていた指の関節と比較して、このテイカカズラの種子ではないかと思いました。冬場の強い風に乗って遠くまで旅立つようです。
落ちているのを見つけるのはたいがい1個、銀色に光沢のある美しい冠毛です。
その写真は実に私が見たものそっくり。
そうなんだ、テイカカズラなんだ、とビックリしました。
↓妻が花の写真を撮ってきてくれて、記事を書いたことがあります。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-d56c.html
2018年5月25日 (金) テイカカズラ
でも、実がどんなものかは知りませんでした。
さっそく、趣味の園芸のサイトでテイカカズラを見たら↓
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-910
テイカカズラの基本情報
学名:Trachelospermum asiaticum
和名:テイカカズラ(定家葛)科名 / 属名:キョウチクトウ科 / テイカカズラ属
ナント、キク科ではなくキョウチクトウ科なのだそうです。
「何かキク科植物の果実の冠毛のように思えます。」と書いたのは完全に間違いでした。
果実に毛があればキク科だ、と思っていたのは浅はかでした。
↓さらに趣味の園芸から
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=348441
テイカカズラの果実 2016/12/08
6月に花を咲かせていたテイカカズラ(キョウチクトウ科)に果実が着いています。果実はマメ科のような細長い鞘となりますが、必ず2本づつ対をなすのが特徴です。これには理由があり、テイカカズラでは、雌しべの子房が果実に成長していく過程で2本に割れて成長するので、必ず2本の鞘が出来るのです。鞘の中には、タンポポの綿毛のような長い毛を持つ、細長い種子が並んで入っています。タンポポの場合、綿毛はがくの変化したものですが、テイカカズラの場合は種子の端が変化したもので、種髪(しゅはつ)と呼ばれます。種髪は、種子が鞘に収まっている時は細く束ねられていますが、鞘から出ると、見る間に反り返って開き、風に飛ばされやすくなります。また、鞘は必ず内側(鞘が向かい合った側)から裂け、この時、種子と共に、細長く平たい棒状のものが出てきます。これは、種子が成長するまで付着していた部分(胎座たいざ)が干からびたものです。
毛の由来も違うんですね。参りました。
さっそくに教えていただいて感謝します。
遠慮なくどんどん教えてください。知らなかったことを知るのは喜びであり楽しみです。楽しみを増やしてくださること、大歓迎ですので。
« 「おつり」の話:3・発展 | トップページ | おつり 等価交換 »
「植物」カテゴリの記事
- 珍しい花の記事を書きました(2023.06.06)
- 奇数は対称性がいい(2022.07.11)
- てきちょく(2022.06.13)
- ガザニア(2022.05.30)
- ネギ坊主(2022.05.30)
コメント