氷
2021.1.20
日比谷公園の鶴の噴水にできた氷。この姿、結構有名なんです。
「日比谷公園の噴水 氷」で画像検索してみてください。いっぱい出てきますよ。 1.21
蔵王の樹氷です。
過冷却の水蒸気が風に乗って飛んできて木にぶつかり、そこで結晶化するので、風上に向かって成長します。
エビの尻尾、という言葉も有名ですが、尻尾は風下に流れているのではない(こいのぼりの尻尾は風下に流れますが)。
風上に向かって成長します。
↓参考
https://www.ssc.slp.or.jp/faq/science-qa-box/qabox-weather/703.html
札幌市青少年科学館 > よくある質問FAQ > 科学の質問箱 > 気象について > 「樹氷」って何?
樹氷というのは、0℃以下になった水の粒(過冷却水滴)が、冷えた樹木にぶつかってくっつき、こおりついて成長したものです。
冬の季節風が日本海から水滴をふくんだ雲や霧を運んできます。ですから、樹氷は風上に向かって伸びていきます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%A7%E6%B0%B7
霧氷
樹氷(じゅひょう、英: soft rime)は、過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突して凍結付着した氷層のうち、白色で脆いものをいう[3]。気温-5℃以下の環境で風の弱いときに顕著に発達し[1][2]、気泡を多く含むために不透明で、白色を呈する[3][4]。小さな粒状の氷が無数に凝集する構造で、手で触ると簡単に崩れるほど脆く、樹氷が付着している物体を揺らすと簡単に落ちる。風上側へ向かって羽毛状に成長し、風が強いほど風上に成長するが、この様を俗に「海老の尻尾」とも呼ぶ。弱風時には地物の全ての方向に付着する。
↓過去記事です。雪の日に家の前の線路柵に積もった雪についての話。初め誤解があって、それを訂正しています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-6473.html
真っ直ぐ上に伸びていくはずなのが、風の影響で「押されて」風下方向に傾いた、という思いがあったのです。後ろから押されて前へのめる、と。
雪の性質を普段知らずに生活しているせいですね、ものしらずでした。
夕方、ふと、ある瞬間、思い至ってしまった。
あれは風上に向かって成長したという跡なんだ!
と。
上の記事で使った写真を再掲します。
線路柵の柱のてっぺんについた雪が画面上で右に傾いていますね。風上の方向へ傾いているわけです。
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