ヒマラヤで飲むコーヒー
↓朝日新聞デジタルの記事から
(魂のサプリメント)林家彦いちさん、アウトドア用コーヒー道具 最大限のおいしさ、譲れぬ(2021年2月1日 16時30分)
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何せ、コーヒーは裏切らないですね。ヒマラヤに持っていったハンドプレッソ(エスプレッソマシン)があまりに重たくて、酸素の少ない中、何度も捨てようと思いました。だけど、氷河が広がる風景を見ながらのエスプレッソが温かかった! 正確に言うと、標高5千メートルだったので沸点が低くて、ちょっとぬるかったんですけど。
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ちょっと気になって、調べてみました。
大雑把にいって、沸点は85℃くらいのようです。
低温抽出になって、苦味や渋味の少ないコーヒーになったんじゃないですか。
ぬるい、というのは確かにちょっと物足りないでしょうけどね。
余分なことを言いますが、5000mの標高の場所でお酒を飲んじゃだめですよ。
酸素が足りない。酒の酔いを醒ますには酸素が必要なんです。アルコール→アルデヒド→カルボン酸という一連の変化は酸素による酸化反応なんです。酸素が少ないと反応が遅くなり、アルデヒドによる強烈な二日酔いが長引くことになります。
山ではお酒は禁物です。
https://www.motohasi.net/GPS/AltitudeToPressure.php
標高(m) 気圧(hPa) 沸点(℃) 酸素濃度(%)
5,000 555 85 55
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