気圧落差100hPa
2020.12.15
新聞の夕刊の天気図。
左上にナント「1060hPa」の高気圧。
これはそうそうお目にかかれるものではない。1030~40位は冬場にはよくありますけど。
1060は私にとっては珍しい。ビックリ。
さらに驚くのは右上の低気圧「960hPa」。
値そのものは珍しいとは言えませんが、それでもまあ、末期の台風レベルだ、といってもいいくらいですね。
そして高気圧との気圧差をとると
1060-960=100
100hPaの気圧落差なんて、そうそう見られるものじゃない。
1気圧は1013hPaです。
台風でも、900hPaくらいでしょ、強いやつで。800hPa台の台風なんて言ったら大ごとです。
この季節にこの気圧落差、マイッタ。正直驚きました。珍しいものを見てしまった。
気象庁のHPで調べた衛星画像と並べてみました。
天気図の方で、1060hPaの高気圧は文字に隠されてしまっていました。
対応する衛星画像はすごい。筋状の雲がものすごいですね。
この後、豪雪になりましたものね。
クリスマス寒波とか、年末寒波というのはよく耳にしますが、今回の豪雪はさすがにちょっと早すぎる。
寒気も強いのでしょうが、日本海に入っている暖流が例年より強くて水蒸気量が多いのではないかな。
水蒸気量が多い、というところに温暖化の影響があるのではないでしょうか。
誰かさんのように、「外を見ろ、雪だ、温暖化なんてウソっぱちだ」などとは考えないでください。
温暖化が進むと、気候の動きが大きくなるのです、四季を通じてね。
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