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2020年12月11日 (金)

ヤブラン

1112_4yaburan 2020.11.12
黒い種子が輝いています。
鳥に食べてもらうのか。落ちて広がる、という方法なのか。
「赤い実」ほどには目立ちませんからね。鳥が来るかどうか。
生息範囲の広げ方がよくわかりません。

https://www.u-gakugei.ac.jp/~planttgu/dokodemo/pc/086.htm

■ヤブラン ■ユリ科

●ヤブランは古くは山菅、あるいは菅と呼ばれていた植物です。
『妹(いも)がため、菅(すげ)の実(み)摘(つ)みに、行(ゆ)きし我(わ)れ、 山道(やまぢ)に惑(まと)ひ、この日暮(く)らしつ』
これは柿本人麻呂の歌です。彼は愛しい人のために、この実を山へ摘みに 行ったところ、道に迷って一日を過ごしてしまったのです。人にも自然にも 優しい、おおらかな万葉時代のロマンを感じさせる歌ですね。
・・・
●花が咲き終わった後に着いている球形の実のようなものは、一見、果実に見えますが、じつは違います。多くの被子植物では胚珠(発育して種子となる部分)は子房に包まれて成長します。また、子房の部分は発育すると果実になります。

ところが、ユリ科のヤブラン属やジャノヒゲ属では花が咲いた後、胚珠が膨らんで子房の壁を破ってしまい、むき出しになってしまうのです。このため、果実のように見えるものは、胚珠の発育した種子ということになるのです。

●ヤブランの種は熟すと黒紫色になり、煎じると滋養、強壮、催乳、せき止めの効果をもつ生薬(大葉麦門冬:だいようばくもんどう)となります。

●中国、日本など東アジアが原産の常緑多年性草本。

古くからあって、で、よくわからない。不思議な植物ですね。ほっとくと自力で広がっていくのですか?

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