ロール雲
雲関係をもう一つ。ロール雲です。
2020.12.14
TBSのゴゴスマで見ました。朝7時頃だそうです。
不思議な雲です。
棒状といっていいのかな。
チラッと解説が出ました。
「沿岸部の強い風が波打ち始めロール状の雲が作られた」
とあります。
これは14日7時の天気図と衛星画像を並べたもの。
天気図を見ますと、青の寒冷前線があって、房総半島と伊豆半島の間あたりで曲がっています。
寒冷前線は寒気が暖気の下に潜り込むので、上昇気流が発生しやすく、激しい気象現象が起こりやすいものです。
そして、前線が折れ曲がるところは、低気圧が生まれかかっているところだと考えてもいい。
実際、右に既に低気圧がありますが、前線が折れ曲がっていますでしょ。
この時点では関東の南に低気圧の卵があるといっていいかな。
ということは、強い風、上昇気流などの影響があったということでしょうね。
左の衛星画像では、関東の南部に雲があります。
ここで、風が波打ってロール雲になったのでしょう。
後付けで考えるとそんなことですが、実物を見たかったですね。
↓ウェザーニュースの解説
https://weathernews.jp/s/topics/202012/140045/
東京や神奈川・埼玉など関東で不思議な帯状の雲が出現
2020/12/14 07:56 ウェザーニュース
週の始まりとなる今日14日(月)朝は、東京や神奈川、埼玉など関東の一部で、不思議な帯状の雲がいくつも見えているという報告が相次いでいます。
これは強い風が吹いた際に見られる雲で、その見た目から「ロール雲」と呼ばれることもあります。強い西寄りの風が原因 このあとは体感変化に注意
今日の関東南部では上空2000mくらいで強い西寄りの風が吹いていて、地上でも千葉や羽田空港周辺など沿岸部では強い西南西の風が吹いています。この強い風が一部で波打ち始め、ロール状の雲が作られたとみられます。
・・・
↓ここには写真がいっぱいあります、ご覧ください。
https://weathernews.jp/s/curation/detail.html?cuid=202012140025
関東の上空にロール雲
12月14日(月) 13:09 更新
ウェザーニュースから引用しました。
前線の南側で吹く風の様子がわかります。これが波打ったんですね。
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