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2020年11月19日 (木)

アカボシゴマダラ

1020_22akabosigomadara1 2020.10.20
ごくたまに見かけるチョウです。大型でかっこいい、すぐ覚えられます。
1020_22akabosigomadara2
これ、近年、関東で分布を広げている外来種なんです。

↓侵入生物データベース > 日本の外来生物 > 昆虫類 > アカボシゴマダラ
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html

侵入経路 “放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている.
侵入年代 1995年(埼玉県,一過性),1998年(神奈川県,繁殖・定着),2009年(伊豆大島), 2011年(茨城県)
影響 在来蝶類との競合
影響を受ける在来生物:オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウなど,幼虫期にエノキを利用する蝶類(競合)

防除方法 捕獲,啓蒙・啓発活動による移入・拡散防止

ここに「競合」という言葉が出ています。もうちょっというと「食料の競合」が非常に重大。
よく「生存競争」というと、戦って強いものが勝つという「弱肉強食」を思い浮かべる方も多いと思います。
どうもそれは「人間」という生物種の「性(さが)」ではないかな。人間の歴史は「戦い」の歴史でもあるし。
{現在のゲームも「戦い」ばかりじゃないですか、あれは異常なことだと思いますが}
でもね、生物の進化の歴史の中での生存競争において、食料の競合というのはものすごい圧力なんですよ。
アゲハ蝶の仲間の中から、樟脳という毒物を含んだクスノキの葉を食料とすることができたグループが、新しい生態的な空間を開発してアオスジアゲハという種ができたんじゃないですかね。
アゲハの幼虫が食べる柑橘類だって、結構きつい成分を含んでますよね。
ジャコウアゲハはウマノスズクサという毒草を食草にしている。幼虫が摂取したウマノスズクサの毒物を成虫まで持ち越して、鳥に食べられないように防いでいますね。

さあ、エノキが食草である既存のチョウに対して、アカボシゴマダラは食料が競合する。そして繁殖力が強ければ食料を奪って、既存の種を追い払ってしまう。
こういうのが生存競争なのです。

“放蝶ゲリラ”だなんて、なんてことをするんだろう。心配ですね。

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