マイクロムーン
↓下の記事で、満月のハロウィンの話を書きました。月の魔力に魅せられて、お化けになったりしませんでしたか?狼男とか。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-f166e7.html
2020年10月30日 (金) 今年の10月31日は望です
「今年のハロウィンは満月です。しかも、この10月は2回の望があるので、ブルームーンなんですね。」
この時は気づいていなかったのですが、10月31日の満月は今年の一番小さな満月だったのだそうです。
↓参考
https://tenki.jp/forecaster/hmochida/2020/10/31/10358.html
年間で最も大きく見える満月のことをスーパームーンと呼ぶことはご存じの人も多いでしょう。では逆に年間で最も小さく見える満月のことはなんと呼ぶかというと、マイクロムーンとかミニマムーンと呼ぶそうです。
そうなのか、そういうのか、スーパームーンの話は確か書いた覚えがあるぞ、と調べたら
↓ありました。今年の4月7日の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-e55817.html
2020年4月 7日 (火) スーパームーン
この記事で読売新聞の記事を引用して
8日は、地球と月の距離が近付き、満月が大きく見える「スーパームーン」となる。・・・
月は、地球の周りを楕円軌道で回っている。8日には約35万7000キロ・メートルまで近付くため、今年最も地球に近い満月となる。国立天文台によると、今年最も遠い満月(10月31日)に比べ、見かけの直径は約1・14倍となり、約30%明るく見えるという。
この読売新聞の記事の時点で10月31日の満月に言及してたんですね。ハロウィンだということは書いてませんが。
↓私の記事でもリンクしてますが国立天文台の解説です。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/04-topics01.html
4月8日の満月は、2020年で地球に最も近い満月です。月は3時9分に近地点(注1)を通過し、11時35分に満月となります。満月の瞬間の地心距離(注2)は約35万7000キロメートル、視直径(注3)は33分27秒角です。満月の瞬間となる11時35分には、日本ではまだ月が昇っていないため、見ることができません。
一方、10月31日の満月は2020年で地球から最も遠い満月です。月が満月となるのは23時49分で、そのときの地心距離は約40万6000キロメートル、視直径は29分25秒角です。
4月8日の満月は10月31日の満月に比べて、視直径が約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えます。ただ、もし上の図のように地球に最も近い満月と最も遠い満月を並べて比較できれば大きさの違いがよく分かるはずですが、比較なしに月を眺めて大きさの変化に気づくのはたいへん難しいでしょう。
また、ここで言う距離が地心距離であることにも注意が必要です。私たちは地表から月を見ていますので、地心距離が同じなら、頭の真上近くに見える月は地平線近くに見える月よりも、地球の半径分(約6400キロメートル)私たちに近いことになります。地平線に近い月はとても大きく見えますが、それは錯覚です。視直径を正確に比べると、実際には頭の真上近くの月のほうがほんのわずかですが大きいのです。
なるほど。
直径比は距離の比と同じ。
40,6000 / 35,7000 = 1.137 ≒ 1.14
で、面積比は直径比の自乗
1.14^2 = 1.30
明るさの比は面積に比例するでしょうから「約30%明るく見える」のですね。
↓こんな記事も書いてました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-6715.html
2016年11月15日 (火) スーパームーン
★突然思い出したりして。ブログ用の写真のフォルダに月の写真があるのを思い出しまして。 10.29
正午の月齢 12.3 10.31
話題のハロウィンの夜の月。今年一番小さい満月。
正午の月齢 14.3 11.2
夕方、戸締りに2階へ上がった妻の撮影。
正午の月齢 16.3
満月を挟んで、前後の月ですが。なかなかわかりにくいものですね。
「ほぼ満月」でいいですね。秋の夜、澄んだ夜空にほぼ丸い月が浮いていたら「めいげつだ」と呟いて鑑賞しましょう。
栗名月だ、とか、「十六夜(いざよい)」だとか、「立待」「居待」とか、ま、いろいろ名前にこだわらず。
「いい月だなぁ」でいいじゃないですか。名にこだわるより、目の前の月が心に沁みるのを味わえばいい。
« アシブトハナアブ | トップページ | サザンカにて »
「理科おじさん」カテゴリの記事
- 化学の日(2022.10.26)
- 秒速→時速(2022.09.01)
- 風速75メートル(2022.08.31)
- 「ウクライナで生まれた科学者たち」(2022.05.31)
- 反射光(2022.05.09)
« アシブトハナアブ | トップページ | サザンカにて »
コメント