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2020年11月25日 (水)

白虹

1117_13hakukou
2020.11.17
これはなかなか珍しい写真。
長野県原村、午前7時半、だそうです。
撮影者自身の影が長く写っていますので、ずいぶん太陽の高度は低い。
虹とほぼ同じ現象ですので、太陽高度が低いと虹は高くなります。そうなってますね。
で、なぜ分光しないのか、説明はちょっとややこしいのですが。
画面にありますように、白虹は霧の微細な水滴で起こります。

雲を愛する技術」荒木健太郎 著、光文社新書 923
この本から引用します。
p.151

 白虹には雲粒程度の小さな水滴が重要です。半径0.5mm程度の雨滴であれば紫から赤までの光が比較的狭い帯状にうまく分離され、通常の虹が現れます。水滴が小さくなると光の分離が不十分になり、半径25μm以下の水滴では、比較的広い帯状に様々な色の光が重なって白虹が生まれるのです。ときおり白虹は雲粒によるミー散乱が要因と説明されるのを見かけることがありますが、ミー散乱では雲粒が白く光って見えることは説明できるものの、白虹のように光が弧を描くことは説明できません。

虹と同じように白色光が分光されるのですが、それがまた重なってしまって白い弧になるということです。
とにかくまぁ、珍しいものです。見かけたら撮影してTV局に送ればきっとニュースになりますよ。
主虹の内側は白く明るいものです。雨滴による鋭い分光が並んで虹の帯になりますが、主虹の内側ではそれ以外の光が重なってしまって白く明るくなります。白虹はある意味で、その鋭い分光による色の帯の部分が消えて、内側に広がっていた白く明るい部分が帯になって見えている、といってもいいかもしれません。

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