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2020年11月

2020年11月30日 (月)

たなくじ

1130_1tanakuji 2020.11.30
11/30~12/6 となっていますが、くじの内容が「ゆる~い」のですから、期限も「ゆる~く」ていいんじゃないでしょうか。
今年いっぱいくらいでいかがでしょう。
ま、年内いろいろあるでしょうけど、大中小吉まとめて、今年は大変な年だったけど、宙ぶらりんな状態にぶらさがっているのもまた「吉」と。腰を据えるしかないでしょうね。と思います。

カンナ

1029_1canna_thelast 2020.10.29
今シーズンの最後の花かな。ならば去り行く姿を、と撮りました。

ところがどっこい。
1104_8canna 11.4
まだ咲くんだよ、といっています。本気かよ。

1112_1canna 11.12
ゆっくり咲いて、見事に咲ききったかな。

1121_6canna 11.21
さようなら。また来年会おうね。

食痕

1028_14shokukon 2020.10.28
キバナコスモスの花がこんなになっていました。
食べたのは誰だろう?
証拠もなしに決めつけてはいけませんが、オオタバコガの幼虫ではないか、と疑っています。
キバナコスモスの花で見かけたことがあります。この場所だったかどうかは不明ですが。
違ってたらゴメンヨ。

ナミテントウ幼虫

1119_4namitentou 2020.11.19
前の記事で、ヒメカメノコテントウの幼虫を掲載しました。
たまたま、この日、ナミテントウの幼虫を見かけましたので、比較しやすいよう、記事をくっつけて書きます。
ヒメカメノコテントウの幼虫よりずんぐり大きめです。
ナナホシテントウの幼虫は大きさはこれとほぼ同じで、背中の模様が違います。
ナナホシテントウもナミテントウも、幼虫・成虫ともにアブラムシを食べますので、園芸好きの方は駆除しないでくださいね。お願いします。

ヒメカメノコテントウ

1028_12himekamenokotentou1 2020.10.28
モミジバルコウの花に何かいます。よく見ればテントウムシの仲間の幼虫であることは間違いない。
でも、よく見かけるナミテントウやナナホシテントウの幼虫ではありません。
1028_12himekamenokotentou2
テントウムシの幼虫を調べていったらヒメカメノコテントウの幼虫ですね。
右前脚に花粉が1個ついていますが、花粉を食べるわけではない。アブラムシを食べるはずです。
1028_12himekamenokotentou3
すごい恰好です。たくましい顎、肉食性ですよね。

↓写真がいいです。
http://yurinoki.main.jp/musi2/himekamenokotento.html

1107_9himekamenokotentou 11.7
キバナコスモスで成虫を見かけました。そう頻繁に見かけるテントウムシではありませんが、幼虫を見て成虫も見られましたので、このあたりで増えてきましたかね。うれしいな。

1108_8himekamenokotentou 11.8
この日はコギクの花で。
もうアブラムシは少なくなっています。たまに見かけますけどね。
エサも少なくなってきた、冬への準備をしなくっちゃね。

ホソハリカメムシ

1028_9hosoharikamemusi 2020.10.28
ホソハリカメムシ(細針亀虫)です。(と思います)

カメムシ目>カメムシ亜目>ヘリカメムシ科>ヘリカメムシ亜科

単なる「ハリカメムシ」というのもいまして、とてもよく似ている。
私は並べて観察したことがないので、はっきり言いまして識別力は低い。
きっとこれは少し細めのホソハリカメムシだろうと思っているだけです。

更に紛らわしいのは、
↓過去記事ですが
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-d0be43.html
2020年11月20日 (金) ホソヘリカメムシ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-9507d6.html
2020年11月10日 (火) カメムシ:1

ホソヘリカメムシというのがいるのですね。

カメムシ目>カメムシ亜目>ホソヘリカメムシ科>ホソヘリカメムシ亜科

ホソヘリカメムシ(細縁亀虫)は、分類や名前が紛らわしいけれど、姿や形は特徴的なので間違うことはありません。
(はっきり言ってアシブトカメムシです)

それにしても、ややこしいですね。

ラッキョウの花

1028_1rakkyou 2020.10.28
紫色の素敵な花です。
我が家ではラッキョウの季節に酢漬けを作って、年中ポリポリ齧っています。
甘味は控えめ。おいしいですよ。
で、そこから派生して花を楽しんでいるわけです。
ユリ根から花を咲かせてみたり。スーパーは園芸店でもあるのです。
ネギ坊主を咲かせる。ジャガイモの花を楽しむ。ま、いろいろあります。
試してみませんか?

レジリエンス

11月24日の朝日新聞夕刊で読んだ記事です。
(現場へ!)田部井流「ガッツ」の継承:1 世界の「Tabei」、再評価(朝日新聞デジタル、2020年11月24日 16時30分)

 昨秋、米国の政治家ヒラリー・クリントンと娘のチェルシー・クリントンの共著「The Book of Gutsy Women」が全米ベストセラーとなり、この中で、1975年に女性で初めてエベレストに登頂した故・田部井淳子(たべいじゅんこ)の半生が紹介された。この本のヒットを含め、海外ではいま「Junko Tabei」への再評価が広がっている。
・・・
娘チェルシーは「田部井は『一歩踏み出し、次の一歩を踏み出す』というポリシーそのままに山登り生活を続けた」とコメントしている。
(後略)

田部井さんの章は主に娘のチェルシーさんが執筆しているのだそうです。で、表紙のタイトルの下の副題に目が行きました。

The Book of Gutsy Women
FAVOURITE STORIES OF COURAGE AND RESILIENCE.

「RESILIENCE」が出てきました。
この言葉、日本人にとってはあまりなじみのない言葉ですが、しぶとく、強く、回復し立ち直る、という意味で強く肯定的に使われる語のようですね。

resilience
►n はね返り,飛び返り;弾力,弾性 (elasticity),反発[弾性ひずみ]エネルギー;《元気の》回復力,立ち直る力;順応性,柔軟さ.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

近いところで、野口さんの搭乗した宇宙船の機体名に「レジリエンス」という名前が付けられましたね。

野口さん搭乗の民間宇宙船 燃料注入 打ち上げ前の最終段階に
(NHK 2020年11月16日 9時12分)
新造された宇宙船は、最初のクルーが名前をつける慣習に従って、野口さんたちはこの1号機に「困難に打ち勝つ」意味を込めて英語で「回復力」を意味する「レジリエンス」と命名しています。

野口さん宇宙へ、コロナ回復願う旅 15日、初運用の民間機でISSへ
(朝日新聞デジタル 2020年11月12日 5時00分)
 野口さんらは、世界がコロナ禍から少しでも早く立ち直れるよう、宇宙船を「レジリエンス(回復力、強靱〈きょうじん〉さ)」と名付けた。マイケル・ホプキンス船長は「多くの人たちの生活に前向きなものを届けたい」と語った。


↓10月に東証のシステムダウンに触れて、下のような記事を書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-6d742d.html
2020年10月 7日 (水) レジリエンス

↓更にその前にはこんな記事も書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-176e9f.html
2020年5月19日 (火) へこたれない レジリエント

現在、コロナ禍というとんでもない出来事の中で生きていかざるを得なくなっていますが、どうか皆様には
へこたれない
でくださいね。ゆっくり、ゆったりと一緒に参りましょう。

2020年11月27日 (金)

キチョウ

1027_17kityou 2020.10.27
デュランタの花も残り少なくなってきました。
昆虫に好まれる花ですが、ここもそろそろ店じまい。
このキチョウは成虫で越冬します。今のうちに栄養を摂っておかなくちゃね。
なんだかんだいっても、必ず冬は来ます。

サザンカにて

アリです。
1027_16ari 2020.10.27
サザンカの花のオシベのジャングルの中に分け入るアリたち。これはよく見かける光景です。
アリの体のサイズ、翅がないという特性、強い力、などでこういうところまで入り込めます。
ここでいっぱい蜜を飲んで巣に帰って、吐き出すのでしょう。自分の体が運搬容器になります。

1103_11hosohirataabu
ホソヒラタアブです。
このアブの場合は潜り込めません。で、花粉を食べていると思います。
今の時期のホソヒラタアブは、このまま成虫で越冬でしょう。幼虫が食べるアブラムシはもうほとんどいませんからね。
どこにもぐっているのかな、知りませんが冬を越すのは大変ですよね。

ホシホウジャク

1027_9hosihoujaku 2020.10.27
目の前に来ましたので一枚。
こうやって見ていると、翅は透明なんじゃないかと思えますよね。
ものすごい高速で羽ばたいているのです。
静止状態での翅は↓下のリンクの最後の写真をご覧ください。へ~ぇ、と思えますよ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-eb75c5.html
2020年11月12日 (木) ホシホウジャク

オシロイバナにて

1027_5rurimarunomihamusi 2020.10.27
オシロイバナは盛りを過ぎてずいぶん経ちます。黒い種子がたくさん目立っています。
残り少ない花にルリマルノミハムシがいました。虫の体の右側の花弁(のような萼)がえぐれていますね。多分この虫が食べた跡でしょう。
確か成虫越冬するはずです。どこか落ち葉の積もった下にでも潜り込むのかな。今のうちに食べなくっちゃね。

1027_6itimonjiseseri
イチモンジセセリもいました。花の外側に口を当てているように見えます。甘い味がしみ出しているのでしょうか。
イチモンジセセリの場合は、幼虫で越冬だそうです。
幼虫の食草はイネ科。もう残り少ないよ。

おんぶ石鹸

この話、実は去年の夏にも書いています。
1026_11onbusekken 2020.10.26
洗面所で使っている化粧石鹸が薄くなったので、新しい化粧石鹸に貼り付けました。
こうすると、小さく薄くなった方の石鹸を無駄なく最後まで使いきることができるのです。
ずいぶん以前に新聞の読者投稿欄かなにかで読んで、やってみようと始めました。いつだったのか。
もう20年やそこらは続けていると思います。SDGsだなぁ。
浴用石鹸は練りが柔らかいので、どんどん減り、どんどんおんぶにしてやります。
今回の石鹸は化粧石鹸ですので、練りがすごく硬い。どうなっていくのかな。

1120_2onbusekken 11.20
もう後何日かで消えるでしょう。
同じく化粧石鹸といっても、おんぶした方の小さい石鹸のほうが硬かったようですね。
周囲の薄緑の方が減り方が速くて、白い方が山の上で縮小していく、という感じになりました。

1126_2onbu1 11.26
これが昨日の姿。小さい方、しいぶといぞ。
1126_2onbu2
周りの大きい方が軟らかめで先に減って来て、小さいのが山のてっぺんにいます。
ま、ここまで。妙な楽しみ、でした。

↓過去記事。詳しい話はこちらでどうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-77e529.html
2019年8月15日 (木) おんぶ石鹸

ルコウソウの実

1026_9rukousou 2020.10.26
ルコウソウの実です。まん丸。
ルコウソウやモミジバルコウなどは、放置、です。私共の手を加えていません。
自分で結実して自分で種蒔きして、翌年、自分で芽生えて生い茂る。
邪魔になるほど広がることもなく、線路際の花環境を良くしてくれています。

2020年11月26日 (木)

スイフヨウ

1026_8suihuyou 2020.10.26
気温が低くなったので変化がゆっくり。赤い花は昨日の花。白い方は今日。
暖かい時には一日で変化しますのにね。

1027_13suihuyou 10.27
ずいぶん遅くまで咲いています。木の勢いに影響が出ないといいんだけどな。少し心配。
青空との対比が好きですので、今後も折に触れてお目にかけるつもりです。

ツマグロヒョウモン

1026_7tumagurohyoumon1 2020.10.26
キバナコスモスで蜜を吸うツマグロヒョウモンのメス。
↓うまくアップが撮れました。
1026_7tumagurohyoumon2
前脚は胸に引き付けていて見えません。
おいしそうですね。
キバナコスモスはたくさんの昆虫を引き付けています。
昆虫好きの私としては感謝します。

白髭咲きアサガオ

1026_6sirohige1 2020.10.26
えっ!今かよ!という感じでした。
線路柵のところで、ルコウソウなどと混じって繁り、花を咲かせていた株。
1026_6sirohige2
髭はあります。でも、なんだか破壊的な咲き方をしたようにも思えます。
さすがに、これが最後になりました。
しかしまあ、しぶとい。頭が下がります。

アスパラガスの花

1026_5asparagus 2020.10.26
この株は雄株ですので当然花は雄花で実は生りません。
毎年咲きますが、今年はこれ、ちょっと遅いよなぁ。植物の活動のペースがいろいろと狂っちゃっているように感じます。
小さい目立たない花ですけど、好きです。

↓参考。花の中がよくわかります。
https://academist-cf.com/journal/?p=4251
アスパラガスの生態・雌雄性

↓写真がいいです。
http://tama3plus.noor.jp/sp/hana/asparagus.html
アスパラガスの花

★「アスパラガス 実」で画像検索してください。真っ赤な実が見られますよ。

1025_12shadow1 2020.10.25 12:45頃
線路柵の影を見ていて、ふと、太陽高度がほぼ45度近いんじゃないか、と感じて撮影。
1025_12shadow2
自分の影です。ほぼ身長と同じかな。夏と違って、ずいぶん影が長くなってきました。

↓計算サイトで求めた値
太陽の高度・方位
東京(東京都)   時刻   高度[°] 方位[°]
2020/10/25  12:45:00 38.5   205.3

38.5度でした。45度には6.5度ほど足りないか。
数字で見ると、大きな差のように思えますが。
時計の文字盤で、1分の目盛りは 360/60 = 6度 なんですよね。
45度というと、7.5目盛です。
38.5度は6.4目盛りですから、「ま、大差ない」と言えると思うんですけど、どうでしょう。
45度近いんじゃないかと思った感覚は大外れではなかったようですね。(と思ってます)

向日花

 別に向日葵(ヒマワリ)に対抗しようというのではありません。
実際に花がお日さまの方を向いていた、というだけの話です。
1025_7momijibarukou 2020.10.25
モミジバルコウの花です。
背景がもうちょっと暗いと際立ったでしょうね。日向で咲いていますので、全面的に明るかった。
1025_8kibanacosmos
キバナコスモスの花。
舌状花の重なりがきれい。
花を照らす陽射しを感じてください。

1110_8momijibarukou 11.10
モミジバルコウですが、これはお日さまの方は向いていません。後ろから上半分を照らされた状況。
斜めの光線で、花の姿に厚みが出た、と撮影者は思っております。
長く楽しませてもらっている花です。

2020年11月25日 (水)

昨日の東京の気温

昨日の東京は、どんよりとした曇天で、時々パラっと小雨がちらつきました。で
最低気温は10.1℃、最高気温は13.3℃でした。
こう書くと、ま、特にどうということもない。
一日中、その間で推移して、暖房が必要でした、ということなのですが。
ちょっと変なのは↓

2020年11月24日 東京
最低気温(℃) 10.1 24:00
最高気温(℃) 13.3 00:24

日付が変わった直後に最高気温が出て、一日の終わりに最低気温がでたということなんですね。
平らな一日、グラフ化する気にもなりませんが。
普通とは逆の経過にちょっとあきれ気味です。

一才ザクロ

1025_3zakuro 2020.10.25
小さな実が熟してきました。

1102_7zakuro 11.2
まだ花も咲きます。この鮮やかな色が素敵ですよね。
ベランダの鉢で目の前で、変化を楽しんでいます。

シャコバサボテン

1024_22shakobasaboten 2020.10.24
シャコバサボテンがやたらといっぱいつぼみを作っています。真ん丸でかわいい。
こんなにいっぱい、というのはあまり記憶にないような気もします。

1107_1shakobasaboten 11.7
真ん丸なつぼみに「柄」ができて、出てきましたよ。

1115_7shakobasaboten 11.15
うわぁ。もうすぐだぁ。

1121_5shakobasaboten 11.21
まもなく花が口を開きます。

1124_4shakobasaboten2 11.24
咲きましたよ。
1124_4shakobasaboten3
2輪。テラスに座り込んでなんとか撮影しました。ちょっと窮屈で辛かったけど。
これからどんどん咲きますね。楽しくなります。

比と差

1112_15ratio_dif2
2020.11.12
これはNHKの気象情報。「前日比」となっていますよね。
「前の日に比べて」という意味であることはもちろん分かるのですが。
でもね、「比」というのが引っかかるんだなぁ。

1112_15ratio_dif1
これはTBSの気象情報。「前日差」になっていますね。

1114_16zenjitusa
11.14
これは日テレです。ここも「前日差」ですね。

1116_3zenkihi
11.16
これはNHKですが、GDPの伸び率が「前期比」「+5.0%」となっています。
前期比の「比」という言葉は、「前期に比べて」ではありますが、ここではちゃんと「比」として使っています。前期を100とした時、今期は105になったんですね。
(今期の値/前期の値)×100なんですよ。
「比」というのは、本来、割り算なんです。
ですから、冒頭の気温についての「前日比」というのはちょっとマズイんですよね。
民放の方は「前日差」と言っていて、「差」と表現していまして、正確です。
どうもなぁ、NHKの数学的センスというのがちょっとなぁ、頂けないんですよね。
「20.0℃」というような表現ができなくて「20」とかいて「20℃ちょうど」と読ませるのは、以前書いたことがありますよね。
この「前日比」もやはりいただけませんね。意味は分かるけど。
言葉の意味をきちんと吟味して使ってほしいな、と思います。

★比について
↓参考

ひ【比】
〔数〕同種類の二つの量A、Bがあって、Bが零でない時に、AがBの何倍に当たるかという関係をAのBに対する比といい、これを A:B と書く。A/B をこの比の値あたいという。「―を求める」
広辞苑第六版より引用

「比」というと、A:Bというような書き方を小学校で教わりますね。
でも、幾何学なんかをやると、辺の長さの比など「比」はA/Bという形で表現します。でなきゃ計算に乗りませんものね。

↓過去記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-7cfb.html
2012年10月 8日 (月) 平方根(ルート、√)の作図
「すべての有理数が作図できる」と書いています。作図の方法を色々書きました。どうぞ。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-6193.html
2012年10月12日 (金) 「無理」数・「有理」数

有理数というのは実は「有比数」、無理数というのは「無比数」なのです。
整数の比で表せるか、表せないかの違いなんですね。
別に「合理的だ」とか「不合理な無理な数」じゃないのです。

この説が正しいかどうかは議論のあるところかもしれませんが、大筋で正しいと思いますよ。
「無理な数」なんておかしいとか。
「虚なる数」なんておかしいとか。
言わないでください。
言葉自体にとらわれず、定義内容を知ってください。
数学では「一般性」が大事ですので、概念を拡張しなければならない時に、その新しい概念に名前をつけます。
自然数の比としての「数体系」からはみ出してしまう数がある。それも含めて一般化した数体系を構築するために「無理数」が定義されたのです。

白虹

1117_13hakukou
2020.11.17
これはなかなか珍しい写真。
長野県原村、午前7時半、だそうです。
撮影者自身の影が長く写っていますので、ずいぶん太陽の高度は低い。
虹とほぼ同じ現象ですので、太陽高度が低いと虹は高くなります。そうなってますね。
で、なぜ分光しないのか、説明はちょっとややこしいのですが。
画面にありますように、白虹は霧の微細な水滴で起こります。

雲を愛する技術」荒木健太郎 著、光文社新書 923
この本から引用します。
p.151

 白虹には雲粒程度の小さな水滴が重要です。半径0.5mm程度の雨滴であれば紫から赤までの光が比較的狭い帯状にうまく分離され、通常の虹が現れます。水滴が小さくなると光の分離が不十分になり、半径25μm以下の水滴では、比較的広い帯状に様々な色の光が重なって白虹が生まれるのです。ときおり白虹は雲粒によるミー散乱が要因と説明されるのを見かけることがありますが、ミー散乱では雲粒が白く光って見えることは説明できるものの、白虹のように光が弧を描くことは説明できません。

虹と同じように白色光が分光されるのですが、それがまた重なってしまって白い弧になるということです。
とにかくまぁ、珍しいものです。見かけたら撮影してTV局に送ればきっとニュースになりますよ。
主虹の内側は白く明るいものです。雨滴による鋭い分光が並んで虹の帯になりますが、主虹の内側ではそれ以外の光が重なってしまって白く明るくなります。白虹はある意味で、その鋭い分光による色の帯の部分が消えて、内側に広がっていた白く明るい部分が帯になって見えている、といってもいいかもしれません。

地球照

1117_12tuki
2020.11.17
TBSです。17:35頃、秋田市からのライブ映像です。
森田さんの解説で「地球照」という言葉が出て、さすがぁ、と納得。
この日の正午の月齢は1.9でした。ですから、月は三日月よりもまだ細い。
太陽光を受けて光っている部分はそれでいいけど、太陽光が当たっていない部分が見えるのはなぜだ?
それが地球照です。
↓原理図が載っています、小さいけど。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E7%85%A7

肉眼での確認が容易な期間は、新月を挟む、月齢27から3(三日月)前後の、月の輪郭が小さな時である。これは、月から見る地球が“満地球”に近い状態で、地球からの反射光が多くなるとともに、月の光っている面積が小さいので眩しくないためである。地球照は淡い光なので、空気が澄んでいて周囲が暗い場所で観察するとよい。

満地球に照らされた月面、というのがわかりやすいですね。
↓これもわかりやすい解説です。
http://mo.atz.jp/chisiki/tikyuushou.htm

★翌日夕方、妻の撮影。
1118_11moonjupiter1 11.18
月と星。画面左上の小さな光点は木星です。
Skyview582631  
18日17時の空。
我が家からはこの時の火星は見える方角ではありません。残念。

カードサイズくらいのコンデジで、暗い空の月や星を撮ろうとしますと、全体が暗いので露出時間が長くなり、手持ちではぶれたり天体が明るすぎになってしまいます。その対策としては、夜空に向けてフラッシュを発光させるといいですよ。フラッシュで天体を照らそうというのではありません。露出時間を短くできるんです。妻にそう教えたら納得して、よくフラッシュで月を撮ってくれます。
1118_11moonjupiter2_20201123103401
この写真はフラッシュを強制的に発光させています。その結果、1/60秒での撮影です。
夜空に向かってフラッシュをたく、人に見られたら、馬鹿なことやっている、と思われてしまうかもしれませんが、構うことはない、デジタルカメラの感度は高いのでいい写真が撮れます。

木星が写っている最初の写真は
フラッシュなし、f3.6、1/5秒です。
↓これも同じく1/5秒
1118_11moonjupiter3
月が明るくてぼやけていますが、地球照で照らされていることがぼんやり分かります。
コンデジで月や星を撮るのも楽しいですよ。

肱川あらし

テレビ朝日の気象情報から。
1105_13hijikawaarasi1 2020.11.5
愛媛県大洲市で見られる現象だそうです。
1105_13hijikawaarasi2
11月5日の朝に見られたものだそうです。

大洲市のHPを見ました↓
https://www.city.ozu.ehime.jp/site/kanko/1190.html

肱川あらし 掲載日:2017年1月19日更新

 10月頃から翌年の3月頃まで、晴天の日には冷気に霧を伴った「肱川あらし」と呼ばれる強風が発生します。
 肱川あらしとは、晴れた日の朝、上流の大洲盆地で涵養された冷気が霧を伴って肱川沿いを一気に流れ出すという珍しい現象です。
 その強風はゴォーゴォーとうねりをたてて可動橋として知られる長浜大橋を吹き抜け、大規模な時には霧は沖合い数キロに達し、風速は長浜大橋付近において10m以上が観測されます。
 河口近くの小高い山の上には「肱川あらし展望公園」があり、その絶景を眺めることができます。霧が町をのみ込み、うねりながら海へと扇状に広がる肱川あらしの様子は、幻想的で息をのむ美しさ。

最初の写真に写っている橋が長浜大橋のようですね。音を立てて吹き抜けるというのですから、すごい。
自分で見るチャンスはほぼ絶対あり得ないので、こういう画像が見られるのは楽しいな。

↓「颪(おろし)」ではなかったか、という話が出ています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%B1%E5%B7%9D%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%97
肱川あらし

肱川あらし(ひじかわあらし)とは、初冬の朝、大洲盆地で発生した霧が肱川を下り、白い霧を伴った冷たい強風が河口を吹き抜ける現象。愛媛県大洲市で観察される。50年以上前には肱川おろし(山手からの吹き下ろし)と呼ばれていたが、なぜ名称が上書きされたかは分かっていない。

「あらし」より「おろし」の方が感覚的に納得が行くような気もしますけどね。

2020年11月24日 (火)

アオスジアゲハ

1024_8aosujiageha 2020.10.24
妻が撮ってくれた写真です、朝の9時頃。翅を平らに広げています。
これはちょっと珍しい姿のように思います。
真後ろから陽射しを受けていますから体を温めているのかもしれません。

ビワつぼみ

1024_3biwa 2020.10.24
つぼみができていました。いつも結構高いところで咲くので、見上げていたらありました。

1119_2biwa 11.19
不注意でした。私の目の高さのところにもありました。
見やすい高さですので、散歩に出るたびに顔を近づけて見るようにしています。
思い込みというものは怖いものです。

八重咲きアサガオ

1024_1yaeasagao1 2020.10.24
ぐちゃぐちゃ感じに咲くことも多いのですが、すっきりした姿をお目にかけます。
1024_1yaeasagao2
10月も下旬。まだ咲くんですね。どうなっちゃったのかな。
他のアサガオの仲間はみんな終わったのですけど。

オオタバコガ幼虫

1022_12ootabakoga 2020.10.22
キバナコスモスにいました。左上が頭です。

1112_11ootabakoga1 11.12
花を食い荒らしています。キバナコスモスはあふれるほど咲いていますので、駆除しません。

1117_5ootabakoga2 11.17
これはヤノネボンテンカにいたやつかな。
腹脚がきれいに見えました。

この幼虫はいろんなところで見かけます。ですが成虫の印象がない。
↓ガの専門サイト
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Heliothinae/Helicoverpa_armigera_armigera.html
オオタバコガ

【幼虫食餌植物】 イネ科:トウモロコシ、シコクビエ、キビ、アオイ科:ワタ、オクラ、カキノキ科:カキ、アブラナ科:キャベツ、ダイコン、ウリ科:スイカ、キュウリ、メロン、キク科:レタス、キク、セリ科:ニンジン、ナス科:トマト、ピーマン、ナス、タバコ、ナデシコ科:カーネーション、ナデシコ、セキチク、バラ科:バラ、リンドウ科:トルコギキョウ(※ZN)

ま、要するに、何でも食べます。偏食しない「よい子」です。
上のリンクの「成虫写真1」というのはキバナコスモスでの成虫。大きさの見当がつきます。
多分、私も見たことがあるのだろうと思いますが、記憶が薄い。注意して観察していないといけませんね。

キタテハ

1022_11kitateha 2020.10.22
これ1枚しか撮れなかったのですが、キタテハと判断します。

https://www.shizutan.jp/zukan/k_0880.html
タテハチョウ科 キタテハ

キタテハの特徴は、羽根の裏の枯れ葉模様の真ん中あたりに目立つ白い小さな「く」の字紋だ。止まる時は、羽根を閉じていることが多いのでそーっと近づいて「く」の字を探してみよう。秋に見かけたものは羽根の表が赤っぽく、裏が茶褐色のため「く」の字紋がよりはっきり見えた。

私の写真にも白い「く」の字紋がはっきり見えますから、間違いないと思います。

↓福光村昆虫記。参考にどうぞ。
http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/Kitateha_.html

ヒャクニチソウ

1022_7hyakunitisou1 2020.10.22
個々の花も長く咲きますが、次々と咲く集団としてみると本当に100日咲きますね。
1022_7hyakunitisou2
咲き始めはこんな姿で出発し

1116_7hyakunitisou 11.16
やがてこういう風に変化していく。
ゆっくり、ゆっくり。
花の左上に何か乗っていますが、これはキバナコスモスの実ですね。
棘があって引っかかる。ヒャクニチソウにどういう風にしてか引っかかったようです。
結構風の強い日もあったのですが落ちずにずっと居続けています。

汗をかくような初冬の日

★11月19日(木)の最高気温はナント
24.9℃
だったのです。もうちょいで夏日ですよ。
9月下旬の最高気温の平年値並みでした。
最低気温は
13.2℃
でした。
11月12日の最高気温が13.1℃でしたので、並んでます。
厚着して、ストーブも準備して、冬を迎える気分でいましたのに、日中は陽射しも十分で2階の部屋は温室状態。
室温は28℃くらいまで行きましたね。夏みたい、汗をかきました。

★翌11月20日(金)は
前の記事で書きましように、何だか妙な朝焼けの朝。気持ち悪いですよね、朝焼けで西の空が真っ赤なんて。
この日の最高気温と最低気温の公式記録は
最低気温(℃)  18.5  23:50
最高気温(℃)  23.9  12:48
でした。
最高気温は前日に引き続いて高めだったのですが・・・。
最低気温が出たのは翌日への日付が変わる直前。
実は、この日、朝方の最低気温は
06:54に21.0℃だったのです。
これは9月上旬並みです。参った。
暑いったらありゃしない。多少なりとも体は寒さに順応してきているのに、9月の暑い朝が来てしまった。
軽装になって、暑さしのぎです。変ですよねぇ。

11月下旬に汗をかく、なんだかなぁ。
初冬の汗は体に悪い。気をつけます。

2020年11月20日 (金)

今朝の朝焼け

今日、11月20日(金)の朝、6時15分過ぎくらいかな、玄関のあかり取りの窓が真っ赤。
なんだぁ、とドアを開けてみれば、西の空が真っ赤っか。
1120_1asayake1 2020.11.20
ほぼ南の方向の写真。左が東方向。朝焼けが上空の雲を赤く照らしているのですね。
1120_1asayake2
上を見上げても赤い。
1120_1asayake3
西の空の雲も赤い。
参りましたね。朝焼けって東の空が赤くなるんですよね。西の空が真っ赤なんだもんな。
ちょうど日の出ごろの時刻。非常に低い光線。
それが西の空の雲まで赤く染めるとは。こんなの初めてです。
この方角の赤い空は夕焼けでしか見たことないですよ。

テレビ体操をしてから、外を見たらもう赤い雲はすっかりなくなっていました。
極々短時間の出来事でした。
不思議なものを見ました。

アゲハ

1022_4ageha1 2020.10.22
デュランタにアゲハが来ていました。
1022_4ageha2
ダイナミックですね。大型のチョウの力感が満ちています。
アゲハは夫婦してもう40年以上も付き合ってきたチョウです。
小学生の頃かな、私は「国蝶」にしてほしかったんですよね、オオムラサキとせったけどに負けちゃったのですが。
で、ナミアゲハという名前が嫌い。このチョウは並じゃないんだから。というわけでアゲハと呼んでいます。
1022_9ageha
キバナコスモスでも見かけました。
口吻を伸ばして、おいしそうですね。

1021_20moon1 2020.10.21
夕方4時半ころ。
西の方へ飛行機雲が伸びていますが
よく見ると
1021_20moon2
月に叢雲、ならぬ、月に飛行機雲なのでした。
1021_20moon3
見ているうちに飛行機雲は流れる。
前の写真では月の上にあったのが、この写真では下に来ました。
1021_20moon4
月だけ。正午の月齢4.3という月です。「ほぼ」三日月。
我が家は東の空はまるっきりダメで、南から西の空しか見えませんから、夕方に西へ沈んでいく月とばかり付き合うことになります。

ホソヘリカメムシ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-9507d6.html
2020年11月10日 (火) カメムシ:1

ついこの間、上の記事でホソヘリカメムシを掲載しましたが、もっと見やすい画像を得ましたので掲載します。
1021_17hosoherikamemusi 2020.10.21
ホソヘリカメムシの特徴がきれいに出ています。
マメ科植物が好きだと書かれていました。
で、私は見たことがないと思いますが、幼虫の姿がおもしろいのです。
↓是非ご覧ください。
https://www.insects.jp/kon-kamehosoheri.htm
アリにそっくりなんですねぇ。もしかしたら私も見かけたことがあるのかもしれませんがアリだと思って見逃した、という可能性もありますね。
どうぞ。

ヒメヒラタアブとオンブバッタ

1021_15himehirata_onbu 2020.10.21
前の記事ではハチ目とハエ目でしたが、今回は、ハエ目とバッタ目。
左がヒメヒラタアブ、右はオンブバッタ。
何かが起こるということはないですが、接近状態がおもしろかったのでパチリ。

オオハナアブ+クマバチ

1021_7oohanaabu1 2020.20.21
わかりにくい写真ですみません。
左下はミツバチ、右上にオオハナアブがいます。
ハチ目とハエ目の接近遭遇。
中学入試だったか、ハチは翅が2対4枚でアブの翅は1対2枚なので、見分けられる、という内容の問題が出題されたことがあるようです。
そりゃ無理だ。現場で目の前で活動している昆虫の翅の枚数なんて見えるものではありません。
見分けやすいのは「頭部」、「顔」ですね。触角が全然違うし、複眼の姿も違う、ハチ顔とハエ顔はかなりはっきり見分けられますよ。覚えてください。
1021_7oohanaabu2
これオオハナアブ。アブとしてはかなり大きい。
1021_7oohanaabu3
たまたまキバナコスモスの花に接近してくるところが撮れました。ホバリングが目立つアブではないので、珍しいショット。
1021_7oohanaabu4
ハイ、吸蜜。このアブは複眼に模様がありますが、今回はうまく写っていません。
しつこいけど、翅は2枚です。
↓そしてコレ
1021_14kumabati
これはクマバチ。
翅は4枚ですけど、カウントできますか?
見慣れないとオオハナアブとクマバチは見分けづらいかも。それを狙った擬態ですもんね。有効な擬態だ。
1022_10kumabati10.22
 翌日もみかけました。胸部背面の真ん中が黒く抜けたようになっているのも特徴の一つです。飛ぶとブンブン音がして怖いかな。
ま、黙って見ているだけなら刺されやしませんから、焦らずじっくり見てください。

実と種

1021_6lantana 2020.10.21
これはランタナの「実」です。
熟すと黒くなり、やがてしわしわになります。
果肉はあまり毒がないとききますが、種子は噛み砕くと有毒だそうです。猛毒というほどではないらしいけれど、気をつけましょう。哺乳類は歯でかみつぶしますので、哺乳類に種子を食べられることは、植物にとってはありがたくない。実を呑み込んで、種子は排泄する鳥に食べてもらえると、広く種蒔きができるのです。

1022_2yaburan 10.22
さて、こちらはヤブラン。
ランタナと同じように、緑の粒と黒い粒がありますが、緑の方は実で、黒い方は種子なのだそうです。
最近学んだばかりのこと。

↓先月の記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-0244bb.html
2020年10月22日 (木) ヤブラン
「それにしても、知らなかったなぁ。学んだぞ。」と書きました。

何を学んだかというと、ヤブランの丸い黒いものは実ではなく種子だ、ということでした。
ランタナと並べて、あらためて確認記事としました。

2020年11月19日 (木)

スイフヨウにて

1021_5suihuyou1 2020.10.21
青い空と真っ白な雲を背景に撮影。あれ、何かいる。トリミングしてみると
1021_5suihuyou2
ミツバチのようですね。全くの偶然ですが、うまいこと画面に収まって、ある程度の鮮明さで写ってくれてありがとう。
1021_5suihuyou3
豪華なメンバーが並んでいます。時の経過を眺めてください。

エンジュ

1021_2enju1
2020.10.21
街路樹です。白っぽいものがぶら下がっています。
1021_2enju2

これです。
1021_2enju3

豆なんです。
大田区で生活するようになって、環状八号線の街路樹に植えられているのを見て初めて知った木です。
花は夏ごろ。花の下の路面が白くなるので気づくことも。
大田区では街路樹としてハナミズキを植えることが多くなって、エンジュは減ったかな。

↓「ウエキペディア」というサイトです。
https://www.uekipedia.jp/%E8%B1%86%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E5%AE%9F%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%9C%A8/

木に巨大な豆がぶらさがっていて驚いたという経験はないでしょうか。一般的なマメのイメージからはかけ離れていますが、実はマメ科の木というものが、私たちの身近に数多く存在します。

ハナズオウ
エンジュ
ネムノキ
フジ
サイカチ
キササゲ

エンジュ/えんじゅ/槐
Chinese scholar tree

豆というのは「草」の気がしていたので、豆の「木」というものに出会ってちょっと驚きましたっけ。
「ジャックと豆の木」の豆の木はエンジュかなぁ、とも思いましたが、違うらしい。

↓参考に
https://www.hana300.com/jackto.html

ジャックと豆の木(ジャックとまめのき)
(オーストラリアン・ビーンズ)(Australian chestnut, Castanospermum)

絵本の「ジャックと豆の木」の「豆の木」のモデルは、「なたまめ」らしい。

風伝おろし・天空の城

1020_23huudenorosi 2020.10.20
珍しいものを見ました。TBSのニュース画面から。
三重県御浜町です。
自分で見に行くことなどまずありえない出来事を見られるのはありがたい。
下の熊野古道コース紹介で「」という字を初めて知りました。JISにもあるようです。
が吹きろす」という意味の日本製の国字でしょうね。
まる、のがなぎと似たようなものかな}


↓動画があります。
https://news.foredooming.com/tbs-news/352839/

山あいから、ゆっくりと流れ落ちる真っ白な朝霧。朝の冷え込みが厳しい時に現れる「風伝おろし」です。

三重県南部にある熊野古道の風伝峠で見られる現象で、山の裏側で発生した大量の朝霧が流れ落ちていきます。雨が降った翌日、晴れる時に見られ、20日朝は最低気温が熊野市で13.4℃まで下がって、美しい光景になりました。
(JNNニュース 10月20日放送)

https://www.kodo.pref.mie.lg.jp/course/20.html
世界遺産 熊野古道伊勢路 コース紹介

風伝峠道 ふうでんとうげみち

風伝颪(おろし)
風伝峠の麓では、秋から春にかけて、
海側と山側の気温差が大きな季節の早朝に、
山を包み込むようにして向かってくる巨大な朝霧(風伝颪)が見られます。

↓去年の記事
https://weathernews.jp/s/topics/201910/300065/

1020_24tenkuunosiro
天空の城
↓動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=6vbGLxRRmd0

朝霧にそびえる城、深まりゆく秋の絶景です。
雲海に浮かぶ「天空の城」。標高249メートルの小高い山の頂にそびえる福井県大野市の「越前大野城」です。
昼と朝方の寒暖差が大きいことなど複数の条件が揃って、ようやく見ることができる貴重な現象です。
・・・
(JNNニュース 2020年10月20日放送)

いずれにしても、寒暖差が大きくなってきたことの証。
冬へ向かっていますね。

アカボシゴマダラ

1020_22akabosigomadara1 2020.10.20
ごくたまに見かけるチョウです。大型でかっこいい、すぐ覚えられます。
1020_22akabosigomadara2
これ、近年、関東で分布を広げている外来種なんです。

↓侵入生物データベース > 日本の外来生物 > 昆虫類 > アカボシゴマダラ
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html

侵入経路 “放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている.
侵入年代 1995年(埼玉県,一過性),1998年(神奈川県,繁殖・定着),2009年(伊豆大島), 2011年(茨城県)
影響 在来蝶類との競合
影響を受ける在来生物:オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウなど,幼虫期にエノキを利用する蝶類(競合)

防除方法 捕獲,啓蒙・啓発活動による移入・拡散防止

ここに「競合」という言葉が出ています。もうちょっというと「食料の競合」が非常に重大。
よく「生存競争」というと、戦って強いものが勝つという「弱肉強食」を思い浮かべる方も多いと思います。
どうもそれは「人間」という生物種の「性(さが)」ではないかな。人間の歴史は「戦い」の歴史でもあるし。
{現在のゲームも「戦い」ばかりじゃないですか、あれは異常なことだと思いますが}
でもね、生物の進化の歴史の中での生存競争において、食料の競合というのはものすごい圧力なんですよ。
アゲハ蝶の仲間の中から、樟脳という毒物を含んだクスノキの葉を食料とすることができたグループが、新しい生態的な空間を開発してアオスジアゲハという種ができたんじゃないですかね。
アゲハの幼虫が食べる柑橘類だって、結構きつい成分を含んでますよね。
ジャコウアゲハはウマノスズクサという毒草を食草にしている。幼虫が摂取したウマノスズクサの毒物を成虫まで持ち越して、鳥に食べられないように防いでいますね。

さあ、エノキが食草である既存のチョウに対して、アカボシゴマダラは食料が競合する。そして繁殖力が強ければ食料を奪って、既存の種を追い払ってしまう。
こういうのが生存競争なのです。

“放蝶ゲリラ”だなんて、なんてことをするんだろう。心配ですね。

メスジロハエトリ

1020_20mesujirohaetori 2020.10.20
とんでもない写真をお目にかけます。
ぼやっと白いものが写っていますでしょ。肉眼で見れば、白いクモが糸を引いて降りていくところなのです。
真っ白なクモとくればメスジロハエトリのメスです。
なんとかピントが合ってくれないかと、背景が木の影の部分になるようにしたのですが、合いませんでした。
で、こんな写真になりましたが、私の目撃証言です。この時ここにメスジロハエトリがいました。ということの。

エビガラスズメ幼虫

1020_17ebigarasuzume1 2020.10.20
ルコウソウの葉にイモムシ。
1020_17ebigarasuzume2
これはエビガラスズメの幼虫ですね。
褐色のタイプの幼虫がなじみなのですが、緑色のもいるということです。
スズメガの幼虫の特徴である尾角が立派。
大きくなるんですよ。9~10cmくらいの巨大イモムシになるので、苦手な人は要注意。

1021_13ebigarasuzume 10.21
腹脚で茎につかまって体を支え、本来の脚はぎゅっと縮めて、祈るがごとき姿。
私なんかは、この姿をかわいいなぁ、と思うんですけどね。
この後、見かけなくなりました。無事成長して蛹になれたらいいのですが、鳥も多いしなぁ、ちょっと不安です。

2020年11月18日 (水)

仲良しさん

1020_16nakayosi 2020.10.20
白いオシロイバナの花の後ろを、右から左へ蔓が伸びています。
これがキバナコスモスで、並んで花を咲かせました。
キバナコスモスの成長力が強いんです。オシロイバナはそろそろお終いです。気温が下がってきたので、昼まで開いている花が見られるようになりました。「花を閉じる」ということもそれなりに大変なんですね。

キチョウ

1020_11kityou 2020.10.20
ちょっとピントが甘いのが残念ですが、キチョウをこういう風に撮影できるのは私にとってはなかなか珍しい。
動きが激しくってね。
花びらの落ちたキバナコスモスですが、蜜はまだあったんでしょうね。
キバナコスモスとランタナがまだ花を咲かせていて、蜜を吸う昆虫がよく訪れています。

オンブバッタ

1020_8onbubatta 2020.10.20
いろいろ複雑な状況です。
葉に開いた穴はオンブバッタの食痕。おそらくこのメスが食べたんじゃないか。
そしてこのメスが糞をして間もないと思う。
で、オスがメスに乗っていて、オスの腹部の赤味が見えます。この時点では交尾していません。
この時点が交尾を求めている時なのか、交尾後なのかもよくわかりません。
オンブバッタのオスは、交尾後もメスに乗ったまま独占し、自分が渡した精子で受精卵を産んでほしい、という行動をします。
さ、どういう状態なのかな。

★先日の朝日新聞の読者投稿欄「声」から↓81歳の男性の投稿でした。

(声)バッタの調査から見えた自然(朝日新聞デジタル 2020年11月14日 5時00分)
 ・・・
 10月初旬、バッタの生息調査が名古屋市内41地点で3日間にわたり一斉に行われた。市民と専門家ら約500人が参加。私は緑地2カ所でリーダーを務めた。
 多種のバッタからオンブバッタ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタなどよく知られる11種を調査対象に選び、捕獲する。41地点で捕獲したバッタは1種足りない10種で計875匹だった。DNA解析をしており、全体のデータや考察は来年報告される予定だ。
 ・・・
 「チキチキ」と鳴いて飛び出すショウリョウバッタを、捕虫網を振り回して追いかけた。そんな体験をした子どもたちは将来、自然の大切さを感じる大人になってくれるに違いない。

素敵ですね。バッタが足元から飛び出すような原っぱがなければなりません。飛び出したら目で行方をきちんと追う。着地した点に視線を固定したまま、そっと近づいていく。捕虫網の長さ範囲まで近づいたら、着地点めがけて真上から捕虫網をかぶせる。そして、捕虫網の中を点検すると、かなりの確率でバッタが採れます。このワクワク感がたまらない。
昆虫採集なんて残酷だなどと言わないでください。相手の行動をよく知り、その特性を利用して採集する。こういう経験は大人になっても大事なものなんです。こういう経験のバックグラウンドの上に豊かな個性が育つのです。

私がガキの頃はショウリョウバッタの飛ぶ時の音は「キチキチ」と言ってましたっけ。だからショウリョウバッタはキチキチバッタでした。

★脱線ついでにもういっちょ。
11月15日の朝日歌壇から。高野公彦選
ザリガニを小枝とスルメで釣って見せ孫に伝えるアナログ技術:(堺市)蟬 正敏

「おじいちゃんスゴイ!」と目を丸くしただろうね、と妻と笑いながら読みました。
体で体験する、ということは大事なのです。バーチャルに見て頭でわかっただけじゃダメ。新しいものを作り出す力は幼いころからの「体験」なんですよ。

ちなみに、お恥ずかしいけど、我が家では、ザリガニを釣って飼育し、産卵・孵化・生育まで体験しましたよ。

ササグモ

1020_3sasagumo_onbu1 2020.10.20
コギクのつぼみを見たら、上にササグモ、下にオンブバッタがいました。
体の大きさが違いますから、オンブバッタはササグモの獲物にはなりませんが、見ている私には何となく緊張感が漂うような気がしました。
で、よく見たら
1020_3sasagumo_onbu2
ササグモは小さな昆虫を捕獲して食べているようです。
昆虫の種類はわかりませんが、ごく小さな昆虫。ハエかな、わかりません。
我が家の庭にはいろんな昆虫が生息しています。殺虫剤なんか使いませんからね。

ハイビスカス

1018_25hibiscus 2020.10.18
この花、ちょっと見ただけではハイビスカスには見えないかもしれませんね。
気温が下がってきたせいか、出来事がゆっくりになっています。
上の写真は、17:10撮影。午後から開き始めて、夕方の姿。

翌朝
1019_3hibiscus2 10.19
07:50撮影。こうなればハイビスカスの花の姿ですね。
一晩かけて変化しました。
ベランダの花ですので、朝晩、雨戸の開閉時にどうなっているか見ています。楽しいですよ。

スイフヨウ

1018_23suihuyou 2020.10.18
14:12撮影。道に落ちた花を拾ってきてテーブルに置きました。
まだ白いのに落ちてしまったんですね。

翌朝
1019_2suihuyou 10.19
06:02撮影。
ただ置いておいただけなのですが、赤く色を変えていました。
皿に水を張って、落ちた花を浮かせておくと長持ちする、というようなことはよくやるのですが。
今回はただ放置しただけ。水分の補給もなく、花の中の酵素が赤い色素を作り続けたのですね。
すごい力だと感心しました。

2020年11月17日 (火)

打ち上げは成功

朝日新聞デジタルからの引用です。

 野口聡一飛行士(55)ら4人を乗せた米国の民間宇宙船「クルードラゴン」が16日午前9時半ごろ(日本時間)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから飛び立ち、打ち上げは成功した。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一飛行士(55)ら4人を乗せた米国の新型民間宇宙船「クルードラゴン」が米東部時間15日(日本時間16日)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。宇宙船は約10分後、予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。国際宇宙ステーション(ISS)に向かう初の運用飛行で、4人は半年ほど滞在する。

「打ち上げは」とあって、「は」という限定の言葉が付いているのが気になりまして。
おそらく、この後、ISSにドッキングし、宇宙飛行士が乗り移る、ここまでいって限定詞なしの「成功」になるのかな?
あるいは現在ISSにいる人が、今回行った4人と交代して、無事帰還するまでが「成功」の範囲なのかな。
いろいろ考えますが、いろいろな報道では、あまりはっきりしません。

更にもう一つ。このスペースX社の宇宙船「クルードラゴン」の「売り」の一つに、コストを下げるため、打ち上げロケットの第1段を回収するんじゃなかったっけ。
それはどうなったのかな?第1段回収まで含めて「打上げ」なのではないか、とも思いました。

調べてみたら
YAHOO!ニュースで

また、クルードラゴン宇宙船を打ち上げたファルコン9ロケット一段目の回収に成功しました。

AstroArtsで

また、打ち上げに使用されたロケットの1段目は、打ち上げから約9分後に海上のドローン回収船に垂直着陸した。

こういう記述を見つけました。計画通り、宇宙船の軌道投入に成功し、第1段を回収し、「打ち上げは」成功したんですね。
これ、結構重要なことじゃないのかなぁ。と、不審に思った次第です。
後は今日これからのISSへのドッキングへと話が移っていくのでしょう。順調にいきますように。

★地上と宇宙では出来事が違うという話を一つ。
高速道路を走っているAという車がいるとします。その後ろを私がBという車を運転して追跡している。
Aを見つけたので、速度を上げて追いつき、Aと同じ速度で並んで走行すれば、相対的に停止状態になりますので、私はAの運転者と手を握ることができる。ハイ、ドッキング成功。

衛星軌道上をISSが飛んでいる。宇宙船がISSと同じ軌道でISSの真後ろについた。さてドッキングだ、と宇宙船が速度を少し上げてISSに追いつこうとする。
うまくいくかな?
衛星軌道上で速度を上げると、軌道の高度が上がっちゃうんですね。まずい。
速度変更が軌道の高さを変えることをきちんと計算に入れて接近してドッキングしなければならないのです。
あまり話題にはされないけれど、重要なことです。

↓わかりやすい解説です。部分引用します。
https://iss.jaxa.jp/iss_faq/inf/orb_docking.html

 両者が同一の軌道である場合には、両宇宙機は常に一定の距離を保ったまま、飛行します。このとき、ターゲットに追いつくために、チェイサが飛行速度を上げると、両者は一時的には近づきますが、飛行速度を増加したため、チェイサの軌道半径が大きくなり、意に反してターゲットから遠ざかってしまいます。

 

紅葉

1018_22kouyou 2020.10.18
TBSの気象情報から。
気象衛星から紅葉が見えるんですね。
すごい時代です。

↓気象庁のHPです。見に行ってください。
https://www.data.jma.go.jp/sat_info/himawari/obsimg/image_season.html

宇宙から見た紅葉
 ひまわり8号の画像から各地で紅葉が進んでいるのが確認できます。9月と10月の画像を比較すると、北海道から中部地方の山間部で植物が、緑色から黄色・茶色に変化しており、紅葉が進んでいるのがわかります。

個人で気象衛星画像を見ても、なかなかここまでは見られません。
プロの「目」を借りて楽しみましょう。

ヒメハラナガツチバチ

2020.10.18
この時は線路柵内にセイタカアワダチソウがいっぱいありましたので、そこへいろんな虫たちが来ていました。
その後の草刈りでセイタカアワダチソウはなくなって、キバナコスモスが虫たちの採蜜場になりました。

1110_11himeharanagatutibati 11.10
サザンカではアリ以外の昆虫をあまり見かけない、などと書いてしまいましたが、やはり来ています。
サザンカのオシベは「密林」状態ですので、アリのような小さな昆虫向きではあります。ヒメハラナガツチバチはパワーで潜ろうとしています。花粉は存分に食べられますが、蜜まで行けるかな。

ニチニチソウ

1018_14nitinitisou 2020.10.18
花弁5枚がニチニチソウの普通の花。4枚というのも生じるんですね。
私はよくルコウソウの花が5弁が4弁になっちゃった、というのを書きますが、ニチニチソウで見つけたのは初めてかな。

1020_9nitinitisou1 10.20
これは多分、上の写真の4弁の花が落ちたもの。真ん中辺が赤くないじゃないか、と思うでしょ。裏返しなんですよ。
ニチニチソウの花は、落ちると必ず下向きになり、花の柄を立てます。
なんだか見慣れない花が落ちている、と思うと、下向きになったニチニチソウの花だった、ということがしばしば。

アズマヒキガエル

1018_1azumahikigaeru1 2020.10.18
ヒキガエルが姿を見せた、と妻が撮影してきました。
腹側の模様ってこんなだったっけ。いつも上からしか見ていないので知りませんでした。
どこで冬眠するのやら。
ところで、調べていたら、ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルという2種あるんですね。
いつも「ヒキガエル」で済ませていましたが。
その違いはどういうところにあるのか。下にリンクしたWikiによると「眼と鼓膜間の距離」というのが見分けのポイントらしい。
1018_1azumahikigaeru2
慣れないと鼓膜が見分けられないかもしれません。トリミングします
1018_1azumahikigaeru3
眼の後ろに円盤状の部分がありますね。これが鼓膜。
で、鼓膜の円形が大きくて目に近い。
ということは、この写真のカエルはアズマヒキガエルのようです。
長く付き合ってきましたが、今頃になってちゃんとした種名を知りました。
ごめんな。来年からはちゃんとした名前で呼んであげるよ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%92%E3%82%AD%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB

B.j.japonicus ニホンヒキガエル
体長7 - 17.6センチメートル (cm) [3][4]。鼓膜は小型で、眼と鼓膜間の距離は鼓膜の直径とほぼ同じ[2][3][4]。
B.j.formosus アズマヒキガエル
体長6 - 18 cm[4]。鼓膜は大型で[4]、眼と鼓膜間の距離よりも鼓膜の直径の方が大きい[2]。

★ところで、ヒキガエルには毒があります。
写真で鼓膜の上に細長いこぶ状のでっぱりがありますね。ここから毒液を出します。
うっかり触らないでください。触ったら十分に手を洗ってください。
ヤマカガシというヘビは、ヒキガエルもエサにしますが、ヒキガエルの毒を「頸腺」という器官に蓄えるのだそうです。

↓今年3月の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-ffa45d.html
2020年3月 2日 (月) ヤマカガシ

「日本のヤマカガシは、毒を持つヒキガエルを食べ、その毒を蓄えることが知られている。」という記述がありますよね。
自分が食べた毒性物質を、自分が利用するのはまあ、そうなんだろう、まあいい、として。
実は、メスのヤマカガシは、その毒性物質を卵を通じて幼生に渡すのだそうです。
ヒキガエルを与えないで飼育したメスの仔は毒をもたないそうです。
何らかの方法で、卵黄を通じて幼生に「毒」を渡すのでしょうが・・・すごいことをしますね。
上に書いた、化学修飾とか、たんぱく質などで包む、といった方法で卵黄に分子サイズで溶かしておいて、幼生の側がそれを毒に戻すのか。
あるいは、細胞膜と同じような膜で小胞をつくりその中に毒を封入して卵黄に入れておき、幼生は時期が来たらそれを取り込む、のか。

何にしても、生物というものは、すごいことをします。ため息が出るほどです。

東京化学同人の「現代化学」という雑誌の2018年5月号に掲載された記事を引用しています。

↓この記事です

餌の毒を再利用するヘビ
― ヤマカガシの柔軟な防御行動 ―
森 哲

カタツムリ

1017_3katatumuri 2020.10.17
去年よりは少ないようですが、時々カタツムリを見かけます。
もう冬が近い。どこかへもぐりこんで越冬準備でしょう。

11月3日のEテレ・0655で、カタツムリの足跡の話をやっていました。

1103_1katatumuri3 11.3
乾燥した面の上では粘液をなるべく失いたくないので接触面積を減らすために波打つような歩き方をする。
それが点々と残るということでした。
↓2年前の記事です。ご覧ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-ce87.html
2018年6月18日 (月) カタツムリの足跡

さて、カタツムリがこうやって歩くのだとすると、ナメクジもかなぁ。
↓参考
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1853-26.pdf

どうも単純に同じだろうとはいかないようです。むずかしいものですね。

コキア

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-0f61e4.html
2020年11月 9日 (月) コキア

上の記事で11.1の写真に「11月の初めでこの位。真っ赤になるのはいつでしょうね。」と書きました。
この9日のPCのオープニング画面がコキア。
1009_3kochia 2020.11.9
真っ赤っか。国営ひたち海浜公園だそうです。
テレビなどでもコキアが赤いという話を見聞きする。
で、あの駐車場のコキアはどうなったのかな、と妻が買い物帰りに見に行ってくれました。

1114_1kochia1 11.14
緑が薄くなって赤に変わっていく真っ最中。
こういう状態も風情があっていいものですね
1114_1kochia2
赤い部分のクロースアップ。
全体が赤くなるのはまだちょっと先ですね。

↓国営ひたち海浜公園のHPを見に行ったら
https://hitachikaihin.jp/

みはらしの丘のコキアにつきまして

11月3日をもって、今シーズンのコキアは終了となりました。たくさんのお客様にご来園いただきありがとうございました。
11月4日(休園日)に抜取り作業を行い、春のネモフィラに向けた準備に入ります。
この後、コキアは干支の巨大地上絵に生まれ変わります。公開まで今しばらくお待ちください。

こうありました。ずいぶん早いんですね。ちょっとなぁ、私的には納得できないものがありますね。植物は「いきもの」です、全力で生きているんです、単なる色付きの画材じゃないんです。
この時空を共有して共に生きる、という感覚はないのかなぁ。哀しいことだと感じています。

2020年11月16日 (月)

冴えない一日

先週の11月12日は、冴えなくて寒い日でした。
この日の日照時間はたったの0.5時間(30分)です。
一日中どんより、雨が降るでもない、たまに陽が射したと思えばすぐかげる。
散歩に出ましたけど、ちょっと厚着してちょうどいい。
最低気温は05:20に6.2℃、最高気温は14:50に13.1℃。
日が射せば2階の部屋は温室になって20℃を軽く超えるのですが、一日中、暖房のお世話になりました。この冬初めてかな、一日中、というのは。
ところが、翌13日は19.0℃まで気温が上がって、日照時間も8.7時間。
昼の散歩に前日と同じ格好で出たら、汗ばんでしまいました。部屋の暖房も朝の短時間だけ。それでも部屋は温室で暑いくらい。
気温の変動が激しくって、老体には堪えます。どうぞ皆様にも体への慎重なご配慮をお願いします。

1016_10kumo1 2020.10.16
何だ?コレ、という感じでした。
「穴が開いてら」
周囲はべったりなのに、どうしてここだけ開いているんだろう?
1016_10kumo2
刻々と変化していきます。う~む。
1016_10kumo3
まさしく「穴」になっちゃった。
雲の形というものは、上空の空気の流れを可視化しているものだ、と思いますが。
孔のところはどうなっているのかなぁ。ワカラナイ。

八重咲きアサガオ

1016_5yaeasagao1 2020.10.16
まだ咲くんですよ。
1016_5yaeasagao2
八重咲きになるということと、耐寒性とは別の問題であるらしい。
このごろは普通、昼に散歩に出るのですが、妻が八重が咲いてるよ、というと、慌てて朝のうちから外へ出ることになります。
しぼむのにも時間がかかるのですが、やはり昼よりは朝に見て上げなくっちゃね。

スイフヨウと雲

1016_1suihuyou1_20201115104201 2020.10.16
高いところの花だとどうしても青空と対比させたくなります。
1016_1suihuyou2
この雲は高いところの雲でしょう。(雲の名前はよく知らないけど巻積雲というのがこれですか?)

1018_11suihuyou1 10.18
斜めに走っているのは飛行機雲ですよね。できてからちょっと時間が経ったかな。
1018_11suihuyou2
花をアップ。まぶしいくらいだ。
1018_11suihuyou3
飛行機雲のその上の方に薄い雲がかかっています。
上を見上げると体のバランスが悪くなるので、何かにつかまった状態でないと雲をじっくり見ることができません。
しゃがむこともできないし、上を見上げることもできにくいし、私のアングルは基本的に目の高さ、なのです。

バジルの花

1014_17bazil1 2020.10.14
バジルの花が咲いたというので撮影、私の場合、アングルはどうしても「上から」になります。
それでもまぁ、シソ科の花だということくらいはわかります。
1014_17bazil2
すぐそばにハチがいました。
ニホンカブラハバチかな、と思ったのですが、写真のハチは脚が黒いですよね。で、なんだかよくわからないです。

1016_6bazil1 10.16
妻がしゃがみ込んで低いアングルで撮ってくれました。
1016_6bazil2
いかにもシソ科ですね。
私はあまりハーブに趣味がないのですけど、香り高いことは知っています。

キバナコスモスにて

1014_14huusenkazura 2020.10.14
キバナコスモスの花にフウセンカズラが絡んでいました。
一瞬、白い虫かい?と目を凝らしたら、フウセンカズラなのでした。
1014_15sasagumo
別の花ではササグモが。
今、猟場としてはキバナコスモスが一番でしょうね。花いっぱいで、他の場所より昆虫に出会うチャンスは高い。
幼体で越冬と聞きます。もう冬も近いよ。

Eテレ0655のクイズ

1014_1quiz 2020.10.14
ネコ+イヌ=12・・・①
ネコ+ウサギ=8・・・②
イヌ+ウサギ=10・・③

3元1次の連立方程式です。番組での答えは
3つの式を辺々足してしまう。
そうすると

2(ネコ+イヌ+ウサギ)=30
ネコ+イヌ+ウサギ=15
で、イヌ+ウサギ=10 ですので
ネコ=5
と。
もちろん正解ですが。常にこの解き方が使えるわけではない。
思いつかなければお手上げです。
変数を減らしていくのが確実でしょう。
②-③でウサギを消しますか
ネコ-イヌ=-2
これを①式と足すとイヌが消えて
2ネコ=10
ネコ=5

ちょっと手間がかかるようですが、確実な解き方です。
番組での解き方はある種の「クイズ」、私が書いたのはある種の「パズル」ですね。
クイズが流行しているようですが、私はあんまり興味がない。
私の趣味はパズルです。

2020年11月13日 (金)

ガザニア

1014_13gazania 2020.10.14
私自身の感覚では、ずいぶん遅くまで咲く、と感じますが。
一応、4月ごろから10月ごろまでが花期とされていますから、異常というほどではない。
うちのは白いですが他の色の花もあります。
タフですから、おおよそのところ放置で大丈夫。むやみに増えて困るわけでもない。
付き合いやすい花ですよ。

ヤマトシジミ交尾

1014_12yamatosijimi1 2020.10.14
昼の散歩で。ランタナの花で交尾中。
1014_12yamatosijimi2
左の大柄なのがメスですね。

1108_2yamatosijimi1 11.8
妻があたふたと部屋に戻って来てカメラを持って飛び出していく。何だい?シジミチョウが交尾している。と。
間に合うかなぁ、と思っていたら、間に合ったようです。
ベランダのハイビスカスのところです。
1108_2yamatosijimi2
あらま、テントウムシが「しゃしゃり出て」います。
他人(ひと)の恋路を邪魔するんじゃないよ。

★「テントウムシがしゃしゃり出て」という言葉は若い人にはわからないかもな。
→検索してください : チェリッシュ 「テントウムシのサンバ」

1973年です。古いなぁ。もう50年近くも前かぁ。歳とったなぁ。
「てんとうむしがしゃしゃり出て」という歌詞があるんです。
ただね、そのテントウムシがね「赤青黄色の衣装」を着けてるんだそうでして。
赤と黄色はいいとして、青の衣装はいただけないなぁ、と現実の虫が好きな私は思ったものです。
「若草の髪飾り」という歌も好きだったな。
「ベールのかわりの若草の髪飾り」

はしだのりひことクライマックスの「花嫁」とかもね、よかったな。

時代の雰囲気というのか、団塊世代の雰囲気というのか、「二人だけの結婚式」にあこがれたりして。
儀式ばったことをかなぐり捨てて、質素に簡素に、二人だけ。
{内緒:私共夫婦は1972年に結婚しました。この時代ですね}

脱線しました。スミマセン。

クモ

1014_10kumo  2020.10.14
このクモ、何ですか?
ジョロウグモとは模様が違いますよね。3重の網でもないし。
コガネグモじゃないし。
アシナガグモ科の「オオシロカネクモ」「チュウガタシロカネクモ」「コシロカネグモ」あたりが候補かなぁ。
水平円網を張るそうですから、それはあってる。
迷っています。

アサガオ

1014_9asagao 2020.10.14
完熟。封筒に種子を入れて、何の種子か、どんな色の花だったか、などを書いて来季に備えます。
命を繋ぐ種子。なんだかほっこりした気分ですね。

リスが冬眠に備えてドングリなんかを土に埋めて蓄える、というのはよく知られています。
で、英語では「squirrel」が「リス」であると同時に、「ためこむ」という動詞としても使われるんですね。
ためこんで忘れてしまうこともあって、それがドングリの木の種子頒布作戦でもあるのです。

我が家では、さしづめ「かかし」という動詞になりますかね。種子をためこんでおくことです。

オクラの根

1014_3okra 2020.10.14
妻が、引き抜いたオクラを持ってきました。マメ科じゃないのに根粒があるのかしら?と。
1014_3okra2
ピントがうまく合いませんでしたが、確かにコブがある。
調べてみたらネコブセンチュウという線虫の仕業のようです。
線虫というのはごく小さな動物で、線形動物という分類に入ります。
生物の方では、C.エレガンスという線虫が有名でして、成虫の体の細胞数が1000個くらいで、身体が透明なので、受精卵から成虫まで、すべての発生段階の細胞系譜が作られている、というのがよく知られています。
知識としては知ってますが、あまり線虫にはなじみがありませんでした。
今回、身近なところにいるものなんだな、と感心しました。

https://www.nig.ac.jp/museum/livingthing/11_l.html

線虫 ~  線虫C.elegans実験法 > C.elegansとはどんな虫か?

 C.elegans(図1)は、非寄生性の土壌線虫で、体長約1mm、世代時間は20℃で約3日である。ゲノムサイズは約108塩基対(大腸菌の20倍、ヒトの1/30)で、性染色体(X)と5対の常染色体(I~V)をもつ。自家受精する雌雄同体(XX)と、それと交配できる雄(XO)がいる。雌雄同体は約3日間のうちにおよそ300個の受精卵を生み、卵は約半日で孵化し、1齢~4齢の幼虫を経て成虫になる。成虫の細胞数(厳密には体細胞核数)は雌雄同体が959個、雄が1,031個で、前述のように個体差がほとんどない。体や卵殻が透明なため、微分干渉光学系を用いると、すべての発生段階で、生きたまま全細胞核を観察・同定できる。このような長所をいかして、C.elegansではさまざまな実験法が開発されている。

ウラナミシジミ

1013_15uranamisijimi 2020.10.13
ちょっと遠かったので不鮮明ですがウラナミシジミでしょう。
幼虫はマメ科植物を食草とするそうですので、我が家近辺でも繁殖しているかもしれません。

1104_15uranamisijimi 11.4
今度は逆光。なかなか思うようには撮れません。
後翅の端に小さな黒い丸。眼状紋の一種でしょう。更にその先の尾状突起が触覚を模している。
つまり、外敵がこのチョウを襲う時、頭部を狙おうとすると、翅の先端を攻撃することになります。
翅は食いちぎられるかもしれないけれど、逆方向に飛んで逃げれば命は助かるという戦略なのだそうです。

1107_12uranamisijimi1 11.7
見てください。まさしく眼状紋の部分が食いちぎられている。
1107_12uranamisijimi2
危機一髪だったのでしょう。鳥に狙われて翅の一部を食いちぎられたけれど、生き延びて、今、デュランタの蜜を吸っている。
この状態のウラナミシジミを見るのは初めてでした。
元気でな。

http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/Gitai_.html

ウラナミシジミ
蛇の目ではありませんが、尾状突起が触角で黒紋が眼を模して、翅の端に頭部があるように見えます。鳥などに襲われても翅の一部を失うだけなので、逃げおおせる知恵があるようです。

2020年11月12日 (木)

鮭の日に鮭を食べました

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-eb2872.html
2020年11月11日 (水) 11月11日11時11分11秒
↑この記事で、11月11日は鮭の日でもある、と書きました。
夕方、妻に「今日は鮭の日でもあるんだってさ」といったら笑ってました。今晩の夕食は焼き鮭なのよ。と。
1111_sake 2020.11.11
全部お目にかけるほどの食事ではありません。鮭のところだけトリミング。
いつも行くスーパーでは鮭のアラだけのコーナーがありまして、うちは常連。
焼いて食べたり、ほぐし身にしておいていろいろ使ったり。安いにこしたことはない。
で、たまたま、この日の夕食は鮭だったんです。
鮭の左は自家産のピーマンです。安いけど贅沢な夕食です。
とまぁ、つまらんお知らせまで。失礼しました。

 

ど根性ヒガンバナ

1013_17higanbana 2020.10.13
テレビで。駐車場の車止めのそば、アスファルトの割れ目からヒガンバナが伸びてきて、「ど根性だ」という話題。
それはまぁ、それで、ど根性ものでもいいのですが。

1106_20dokonjohiganbana 11.6
またもや、ど根性話。
花は終わったのに、葉が出てきて繁っている、スゴイ生命力だ、という感じの話し方。
話の調子から判断するに、このニュースの原稿を書いた人はヒガンバナがもともと「葉見ず、花見ず」なんだということをご存じないような感じでしたね。
花の季節が終わって季節が進むのに、葉が繁り始めたなんてすごいことだ、と思っていらっしゃるように聞こえました。

1110_0higanbana 11.10
我が家の前のヒガンバナ。花が終わると葉がすくすくと伸びてきて繁ります。他の多くの植物が枯れた冬に葉を茂らせて、太陽光を独占し、光合成をして球根を太らせる、というのが、この植物の繁殖・生存戦略なんですよね。
一応、知っておいてほしかったな、と思うものです。

ホシホウジャク

1013_12hosihoujaku 2020.10.13
ランタナの花に飛来したホシホウジャク。
腹部の模様は見えます。ホバリング中の翅はよくわからない。

1028_8hosihoujaku 10.28
ホトトギスの花に飛来したホシホウジャク。
頻繁に見かけました。
激しく移動するのですが、写る時は体がはっきり写る。
翅は?まるで透明な翅のような気がしませんか?オオスカシバのようなというのかな。
ところが

1109_19hosihoujaku 11.9
これが静止しているホシホウジャクなんです。
黄色い色は見えないし、初めてだとホシホウジャクには見えないでしょ。
不思議なガですね。

モンシロチョウ

1013_14monsirotyou1 2020.10.13
妻の撮影。モンシロチョウが2匹絡み合ってたわ、と。
飛んでいる個体、翅がボロボロですね。
1013_14monsirotyou2
翅の傷みの少ない方が追いかけているようです。これがオスかな。よくわからないけど。
1013_14monsirotyou3
こうやって絡み合いながらはるか遠くへ飛んで行ってしまったそうです。
激しい動きの割に、それなりに識別可能な画像を得られて、よかった。
状況はよくわかります。

オオハナアブ

1013_9oohanaabu1 2020.10.13
大型のハナアブです。ハチと間違いやすいかも。
このアブの面白いところは
1013_9oohanaabu2
複眼。模様があるんですね。
1013_9oohanaabu3
たまたま正面からも撮れましたが。なんだかとぼけたような感じもありますね。

しかしな、この模様のある複眼で見る外界はどんな具合なんでしょうね。
そして、模様があることの生存・繁殖上のメリットって、何かあるのでしょうか。

ホウセンカ

1013_5housenka 2020.10.13
実ができています。
熟したホウセンカの実をつまむとものすごい勢いで弾けて、痛いくらいですよね。
そんなことを、子どもの頃に経験しておくといいんだけどな。どうなんでしょう、今、子どもたちはホウセンカの実をつまんでみるチャンスはたっぷりあるのかなぁ。

↓詳しい記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-ecf389.html
2020年10月14日 (水) ホウセンカ

https://staff.fukuoka-edu.ac.jp/fukuhara/keitai/housenka.html
花の構造に詳しい。

ネジバナ

1012_7nejibana 2020.10.12
実は私はよくわかっていないのですが、妻によると、これはネジバナなのだそうです。管理者の言うことだから間違いはない。
趣味の園芸によると、花の後、休眠して、芽を出す、とのこと。
それかな。季節はこれでいいのかな。よくわかっていません。
来年まで見続けましょう。

https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-27

ネジバナの基本情報
学名:Spiranthes sinensis var. amoena
和名:ネジバナ  その他の名前:モジズリ、ネジリバナ、ヨジリンボウ
科名 / 属名:ラン科 / ネジバナ属

・・・
花後、タネを散らすと株は一時休眠して、その後、芽を出します。
・・・

2020年11月11日 (水)

11月11日11時11分11秒

以前にもやりましたっけね。記憶あいまいだけど。
1111_3_1111111111
2020.11.11.11:11'11"

いろんなのがあるんですよ。
★独身の日
NHKのニュースから
『「11月11日は中国で独身を意味する数字の「1」が並ぶことから「独身の日」』
大騒ぎらしいですね。

★チンアナゴの日
https://www.sumida-aquarium.com/news/details/2706.html

すみだ水族館では、館内の人気者であるチンアナゴの魅力をもっと知ってもらいたいという思いから、2013年に11月11日を「チンアナゴの日」と制定※1
※1. チンアナゴはウナギ目アナゴ科に属する海水魚の一種で、巣穴から体を出して水中をゆらゆらと揺れている姿がユニークないきものです。その姿が数字の1に見えることから、2013年にすみだ水族館が、一般社団法人日本記念日協会に申請し、「チンアナゴの日」として記念日に認定されました。

★電池の日
https://dempa-digital.com/article/131586

きょう11月11日は「電池の日」。「11」を漢字で書くと「+(プラス)-(マイナス)」になり電池の正極・負極を表すことから電池工業会が1987年に制定した。工業会では毎年11月11日から12月12日の「バッテリーの日」までを電池月間とし、電池の正しい使い方や安全な使い方などを訴求している。

紛らわしいのが「バッテリーの日」
http://www.baj.or.jp/qa/baj/05.html

12月12日が「バッテリーの日」です。
野球のバッテリではピッチャーのポジション番号が「1」、キャッチャーの番号が「2」で、1と2が組み合わせられることから12月12日を「バッテリーの日」に制定 しました。

★「電池」と「バッテリー」の違いって?
https://www.4r-energy.com/navi/chikuden/about/1.html

蓄電池(二次電池)とは
 電池(バッテリー)とは、電気を蓄えることができる装置のことの総称です。
 電池には、コンビニで売っているアルカリ乾電池のような使い捨ての電池(一次電池)と、充電することで繰り返し使うことができる電池(二次電池)の二種類があります。
 電気を取り出すことを放電、電気を蓄えることを充電といいますが、この充電と放電を繰り返しできるタイプの電池が、いわゆる蓄電池です。

世の中に電池と呼ばれるものは他にもありますが、例えば、燃料電池や太陽電池は、電気を作る(発電)装置であり、電気を蓄える(蓄電)装置ではないので、注意が必要です。

高校化学では一次電池、二次電池という風に教えたな。
電池はCellだという考え方もあります。

cell
►n
①小室,房(ぼう).
a 《刑務所の》監房,部屋,独房
b 《修道院内の》修道者独房;《大修道院の》付属(女子)小修道院.
c 《詩》 伏屋(ふせや);墓.
②〔昆〕 《ハチの巣の》巣室;〔昆〕 翅室;〔解〕 蜂巣;〔植〕 花粉嚢(のう);《気球の》ガス袋.
③a 〔生・解〕 細胞;[(the) ~s] 脳細胞;[fig] 《共産党などの組織の》細胞,支部
 b 〔電算〕 セル《1) ビット記憶素子 2) 表計算ソフトの表の升(ます)》;〔数〕 胞体;〔気〕 細胞,セル《まとまって動く大気の部分》;〔通信〕 セル《セルラー電話システムのサービスエリアにおける小さな区画》;《口》 CELL PHONE.
④〔電〕 電池《cell が集まって battery となる》;〔化〕 電解槽;〔電〕 FUEL CELL;《発電所・変電所の》隔室.

リーダーズ英和辞典第3版より引用

Cellが集まるとBatteryだそうです。

★介護の日
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/07/h0728-2.html

報道発表資料> 2008年7月
介護の日」検討会

平成20年7月28日
厚生労働省社会・援護局
福祉基盤課

「介護の日」について
1.「11月11日」を「介護の日」とする理由

・本年7月に実施した意見募集(パブリックコメント)で最も支持が多かったものです。

・「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとしました。

★「鮭の日」というのもあるんですってね。つくりが「圭」だから。
テニスの「錦織 圭選手の日」だったりして。

ふと、「圭」を含む漢字を一生懸命思い出してみました。

佳 桂 蛙 卦 窪 崖 涯 街 罫 硅 珪 奎 

蛙の相撲は八卦よい。

まあ、適当にお楽しみください。ただそれだけの記事でした。ハイ、失礼しました。

↓過去記事
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-69d8.html
2016年12月12日 (月) 12月12日は「バッテリーの日」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-6f7b.html
2013年11月11日 (月) チンアナゴがいっぱい

 

 

アキアカネ

1018_17akatonbo2 2020.10.18
木の枝にとまっていたので撮影。私は一つの被写体に最低2回はシャッターを切る。ピント位置が微妙に異なったりするので。そうしたら、2回目のシャッターで
1018_17akatonbo3
こんな瞬間が写りました。
ふわっと飛び上がった瞬間です。珍しいので、ボケてますが掲載します。
1018_17akatonbo4
見上げれば電線に何匹かとまっていました。
1018_17akatonbo5
くつろいでいます。
以前は電線にずらっと並んだものなんですけど。
減りました。寂しいことです。トンボにとっての環境が劣化しているということですね。

花のようなお爺さん(人虫無害)

1012_25mitubati1 2020.10.12
門を閉めようとしていて、左手を門扉の上に置き、右手で戸締りしていたら、その左手がくすぐったい。
ナンダ?とみればミツバチです。
左手の小指と薬指の間に頭を突っ込んで潜っていこうとします。くすぐったいよぉ。
潜ろうとして脚を動かすのでなんともはや、くすぐったい。
そうしたら、チクっという感覚。かじったら蜜が出るかな?と思ったのでしょうか。
痛いほどじゃないけど、チクチクします。ミツバチにかじられるなんて初めてのことでした。
しばらくして出てきましたが
1012_25mitubati2
今度は中指と人さし指の間に潜り込もうとする。
少し緩めてやったらこんな具合に潜りました。
なんだかなぁ、蜜は出ないんだけどなぁ。
「この爺さん、花みたい」かなぁ。
またかじられましたよ。おいおい。
笑いながらしばらく見ていましたが、やがてあきらめて飛び去りました。
72年生きてきて、初めての経験でした。後で妻に話したら大笑いしていました。
まいった。
小学生のころ、大きなアリをつかまえて、指先の皮膚の厚いところに噛みつかせて、何匹ぶら下げられるか、なんて競ったことはあるんです。皮膚の薄いところをかじられるとどの程度の痛みかなんてことは知っているんですけどね。

1018_4akatonbo1
線路の柵にアカトンボ。写真を撮っていたら、ふわっと浮き上がって
1018_17akatonbo
私の手の甲に着地。
なんだかなぁ。
この爺さんは人虫無害と見切られたか。
トンボはね、この習性を利用して指先にとまらせ、親指と人さし指で足を挟む「トンボつまみの技」というのがあるんですが。歳をとって「殺気」を発しない爺さんになったんだなぁ、とまあ。
ミツバチやアカトンボに「好々爺」と思ってもらえて、嬉しい限りです。

イチモンジセセリ

1012_21itimonjiseseri 2020.10.12
この口吻を見てください。こんなに長かったっけ。
小型のチョウですが、かなり深いところの蜜も吸えますね、これなら。
口吻の先端部に触覚・味覚・嗅覚のような感覚センサーもあるはずですね。単なるストローではありません。
メスのチョウが産卵する時、その植物が幼虫の食草であることを確認するために、前脚で葉を叩いて微小な傷をつけて脚の先端部で「味見」をするのは有名です。
でも、やはり食物を摂るときも味見してますよね。

マルバルコウ

1012_19marubarukou 2020.10.12
ほんのわずかしか咲きませんでした。
ルコウソウとモミジバルコウは繁って繁って、花もわんさかいっぱいなのですが。
このマルバルコウは我が家では絶滅が危惧されます。
キバナルコウも同様。来年はもう会えないかもしれません。
草花たちの闘いは激しいもののようです。

ニジュウヤホシテントウ

1012_12nijuyahositentou 2020.10.12
ニジュウヤホシテントウだと思います。
「思います」というのは自信がないからです。
昆虫エクスプローラというサイトによると

関東地方から南でよく見られ、東日本ではよく似たオオニジュウヤホシテントウの方が多い。

あらまぁ、そうだったのか。そうなると、オオニジュウヤホシテントウかもなぁ。
わからないので、もう、呼び慣れているニジュウヤホシテントウということにします。

クロアゲハ

1012_9kuroageha1 2020.10.12
ランタナの花にクロアゲハが来ていました。
なんだか姿が変ですね。
1012_9kuroageha2
よく見ると、左の後翅が大きくかけている。でもちゃんと飛べます、蜜を吸います。
おそらく鳥に襲われたのでしょう。かろうじて逃げのびた。
厳しい世界です。元気でね。

2020年11月10日 (火)

クモ

ササグモ
1011_20sasagumo 2020.10.11
ササグモ科ササグモ属です。
今年はメスが卵嚢を守る姿を見かけないまま終わりそうです。

アダンソンハエトリ
1011_21adansonhaetori 10.11
ハエトリグモ科です。写真の個体はオスです。
新海栄一さんの「日本のクモ」によりますと
「温暖化により北上しており、それまで屋内にいたミスジハエトリを追い出して住みつく」
とあります。
家の中を走り回っていますが、放置してます。

ネコハエトリ
1014_4nekohaetori 10.14
小さな個体でした。私の大好きなハエトリグモ。
賢者の眼差し、だということにしています。

カメムシ:2

クサギカメムシ
1020_10kusagkamemusi 2020.10.20
終齢幼虫です。翅の芽がきちっと見えますので、次の脱皮で成虫になります。
1107_13kusagikamemusi 11.7
成虫です。とくに好みの植物があるという感じはしていません。いろんな場所で見かけます。

キマダラカメムシ
1020_21kimadarakamemusi 2020.10.20
クサギカメムシとよく似ていますが、確かに「黄」「斑」です。
これを覚えれば見間違えないと思います。近年増えてきたと感じるカメムシです。

カメムシ:1

ホソヘリカメムシ
1011_18hosoherikamemusi 2020.10.11
脚がすごいですよね。
1104_13hosoherikamemusi 11.4
そう頻繁に見かけるカメムシでもないのですが、今年は珍しく2回も見かけてしまいました。

ホオズキカメムシ
1012_13hoozukikamemusi 2020.10.12
アサガオなどが大好きなホオズキカメムシ。
背中に濃色の三角のような形があるのが目安になるかな。
今年は白髭咲きアサガオにやたらと発生しまして、妻は駆除しておりました。

↓ちょっと自慢の写真が載っています。翅の下、背面が赤いんですよ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-a961.html
2011年5月11日 (水) ホオズキカメムシ

ヒメヒラタアブ

1011_16himehirataabu 2020.10.11
小さなハナアブ。
キバナコスモスの花の花粉を舐めています。

1012_20himehirataabu 10.12
ガザニアの花の中心部で。
平均棍まできれいに写りました。平均棍は後翅が退化してできた器官です。
ハエ目昆虫は以前「双翅目」と呼ばれましたが、翅が2枚という意味です。
消えた2枚が平均棍になったわけです。ハエ・アブなどをじっくり観察してください。

青空に

1105_6aozora 2020.11.5
題して「青空」。
ストレートでしょ。
昔、北海道を旅行した時、原生花園で青一色の写真を撮りまして「原生花園の青空」ということにしたのですが。
写真屋さんに現像とプリントを頼んだら、青いだけで何も写ってない、きっと失敗に違いない、と焼いてくれなかったんです。
これは青空が写っているんだからちゃんと焼いてくれ、と頼み込んだことを思い出します。

1104_1fijisan 11.4
妻の撮影。美富士橋から富士山。雲が少しかかっていますが雪をかぶった山頂が見えました。青空も少し白っぽい。
神奈川県で高層建築が増えまして、ひょっとしたらそのうち橋の名前を「元美富士橋」に変えなくちゃならんのじゃないか、と心配なほどです。
1104_2sakuramomiji
公園の八重桜の黄葉。まだ緑も残っていました。でも青空に映えています。
1104_18suihuyou
これは我が家のスイフヨウ。
高い位置の花を青空を背景に。
ずいぶん長く咲き継いでいます。いつまで続くのかな。

気象衛星画像から カルマン渦など

20201104110000eiseigazou
2020.11.4
11:00の画像です。
日本海側に筋状の雲がたくさん見えていて、それが日本列島の低いところから太平洋側へ何カ所か「漏れて」吹き出していますね。なかなか面白い画像だ。
九州と四国の間、四国と紀伊半島の間、名古屋の辺り、伊豆半島の東側。
大陸との間に雲がない部分がありますが、この離岸距離が短いほど寒気が強いのです。
今回はそう短くはない。
2011041200tenkizu-_

この日の12:00の天気図です。
等圧線とほぼ並行な風が吹きますので日本付近ではほぼ北西風ですね。
韓国の済州島(チェジュとう)のあたりでは、北風から多少東寄りの風が吹いているかもしれない。
その風が済州島に当たって、島の風下側に渦ができているのが最初の写真でも見えるのですが、判然としないかも。
カルマン渦といって、流れの中に交互に渦ができて流れていくのです。
20201104140000karman
14:00
敢えて白黒画像で見てください。カラーよりこの方が見やすいものですから。
韓国の南では、雲の筋が南北に並んでいます。天気図で見たとおりです。
で、済州島の南、渦がいくつか並んでいるのが見えます。
20201104140000karman_

トリミングするとこんな感じ。
済州島の風下にカルマン渦の列ができるというのは有名なんです。
「済州島 カルマン渦」で画像検索すると、きれいな渦がいっぱい見られますよ。

↓ウェザーニュースの解説です。
https://weathernews.jp/s/topics/201901/210145/

↓私の過去記事ですが、我ながら非常に詳しい。リンクもいっぱい。今回の記事の一部として是非お読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-43a8.html
2019年2月12日 (火) カルマン渦

冒頭の済州島の風下側の渦の話が出ていますね。Wikiのこのページの冒頭にシミュレーション動画があってわかりやすいです。
シミュレーション動画中で、渦を作っている丸いものが例えば電線で、流れているのが風なら、電線は風向と直角方向に揺さぶられて「音を発する」ことがあるわけですね。子供用のビニールプールに水を入れているときに、ホースが水の流れと直角な向きに揺れることがあります。これもカルマン渦で揺さぶられている。
タコマ橋の崩壊というのは高校物理で有名な教材でして、峡谷にかかった吊り橋が強風で生じたカルマン渦で揺さぶられて共振したという授業になります。

↑こういう文もあります。

★カルマン渦が発生すると、流れの方向に対して横に揺さぶられます。
島が揺さぶられることはありませんが、水流の中のホースは横揺れしますし、タコマ橋は揺さぶられて崩壊した。
電線が揺さぶられて音が出る話にも触れていますが、今回はここにちょっと追加しておきます。

虎落笛=もがりぶえ というのは冬の風物詩かな。
これもカルマン渦で振動を起こしているのです。
https://kotobank.jp/word/%E8%99%8E%E8%90%BD%E7%AC%9B-645236

虎落笛(読み)モガリブエ
 冬の寒風が柵(さく)や竹垣に吹き当たってヒューヒューなる現象。物理的には障害物の風下側にできるカルマン渦によって起こるエオルス音である。虎落は軍(いくさ)などのとき竹を組んで柵とした矢来(やらい)のようなもの,また竹を立て並べた紺屋(こうや)などの物干しをいう。

冬の木枯らしで電線がヒューヒューいっていたら、カルマン渦なんだ、と了解してください。
↓辞書を引いたら
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B9%E9%9F%B3-36137
エオルス音(読み)エオルスおん(英語表記)aeolian tone

エオルス音 aeolian sound

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
針金や細い棒に気流が当るときに発生する音をいう。針金に流れが当ると,針金の背後から交互に逆向きの渦が放出されて,カルマン渦列をつくって下流に流れ去る。その際,針金は周期的な力を受けて振動し,音を出す。振動数 n は,針金の直径 d と流速 u だけで決り,n=0.2u/d となることが実験的に知られている。この振動数が針金の固有振動数と一致するとき,共鳴によって強い音が発生する。こがらしのなかで電線の鳴る音がこれである。

「エオルス」といえば「アイオロス」ですよね。風の神。
確か風で鳴る琴というのがあった、と「風琴」を調べるとこれは「オルガン」のこと。
さらにしつこく調べたら

aeolian harp
[SA-] アイオロスの琴,風鳴琴 (=wind harp) 《風が吹くにつれて鳴る》.
リーダーズ英和辞典第3版より引用

なるほど。「風鳴琴」だそうです。
「風で鳴る琴」で検索したら
↓これは詳しい。
https://www.art-science.org/journal/v7n4/v7n4pp170/artsci-v7n4pp170.pdf
芸術科学会論文誌 Vol. 7 No. 4 pp. 170 - 180
風の響きにふれる~エオリアン・ハープの実践
杉山紘一郎

また、風琴や風箏、風箜篌という名で東洋にもエオリアン・ハープが存在したようであり、日本においても伽藍の軒下につり下げていたということが正倉院文書の中に記述されているという[4]。このように世界のいたるところで古来から風が弦を奏でることは知られており、その音は身近なものとして親しまれていたようである。

いろいろあるんですね。いわゆる「琴」を風に当てると弦が生り始めることもあるようですよ。

2020年11月 9日 (月)

8日 日曜日

昨日は11月8日の日曜日でした。 だからどうしたかかしさん。
デジタル時計を見たら
1108_1day1
あれ「8」と「日」が似ている。
ただそれだけです。
このデジタル時計では数字は普通に7セグメントで構成されています。
曜日の方は、このデジタル時計では「日・月」「火・水・木」「金・土」と3カ所に表示されます。
似た字ではセグメントの共用があるのですね。
1108_1day2
「月」に使えるということがわかりますね。
1108_1day3
別のデジタル時計では、たくさんの小さなセグメントで文字を構成していました。
似てますけど、数字の角は丸くなっていました。

ふと気づいてしまっただけです。
お目汚し失礼致しました、申し訳ありません。

イチモンジセセリ

1011_13itimonjiseseri 2020.10.11
この顔、見てやってください。
「おいしい!」っていう顔に見えませんか。見ている方も幸せ気分になれます。
人間のグルメ番組なんてアホらしくて白けますが、チョウの「グルメ」は人を幸せにします。
ありがとうね。

タマスダレ

1011_9tamasudare 2020.10.11
シーズンも終わり。ほっとくとまた来年自力で咲きます。タフですよ。
↓趣味の園芸によりますと
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-399

ゼフィランサスは、白い花を咲かせるタマスダレ(Zephyranthes candida)とピンク色の花のサフランモドキ(Z. grandiflora)が最もよく親しまれています。特にタマスダレは耐寒性もあり丈夫で、放任でよくふえます。

こうなっていました。我が家では、白い花のをタマスダレ、ピンクの花のをゼフィランサス、と呼んでいます。
なんか、家に来たときの行きがかり上で、そうなって、そのままです。ご了解ください。

ケイトウ・カボチャ

1011_4keitou 2020.10.11
コキアを見る買い物コースにあるケイトウ。
これはもう真っ赤っか。

分類的には↓こうなんですが。

目 :ナデシコ目 Caryophyllales
科 :ヒユ科 Amaranthaceae
属 :ケイトウ属 Celosia
種 :ケイトウ C. argentea

そう言われてもなぁ。「シソ科」みたいにその科の名前でいろいろイメージが湧くのと違って、「ヒユ科」ではよくわからない。もうちょっと分かりやすい分類にしてほしい、と素人は思うのです。
英語名は「cocks comb」。やっぱり「トサカ」ですね。

1011_5kabocha
なぜかカボチャがあったそうで。
カボチャの種を蒔いておいたら何となくこうなった、という雰囲気ですね。
我ら夫婦的には、食べたいな。
何でも食べてみたいのでした。

コキア

1011_3kochia 2020.10.11
妻の買い物コースはいくつかあるのですが、その一つでこのコキアが見られます。駐車場の脇。
テレビのニュースなどで、真っ赤に色づいたコキアの映像など見ますので、気にしていたのですが。
この時はまだ、まだ。

1027_20kochia 10.27
右下の方が、なんとなく赤味を帯びてきましたか。

1101_1kochia 11.1
11月の初めでこの位。
真っ赤になるのはいつでしょうね。

↓花300を見たら
https://www.hana300.com/kokia0.html
「Kochia(コキア)は、19世紀のドイツの植物学者「Joseph Koch さん」の名前にちなむ。」
とありました。そうだったのか。

ブルーサルビア

1007_16bluesalvia 2020.10.7
時々ポツンポツンと咲きます。
個人的には花期は夏前までと思っていましたが、秋も花期に含まれるようです。
そう変なことではないらしい。小柄な花ですが、なかなか素敵な花なんですよ。

サザンカにて

1007_15sazanka1 2020.10.7
サザンカにアリ。これはよく見かけるシーンです。
1007_15sazanka2
よく見ると、なんだか口移しのような気もする。
普通、アリの口移しというと、外から帰ってきた個体が巣の中にいた個体に蜜を口移しで与える、というようなことなんですよね。
サザンカの花、という採蜜の現場で口移しが必要なのか、どうも、不審ですね。
何かの情報交換か、あるいはただ単にこういう姿勢になった瞬間だったということか。
よくわかっていません。

2020年11月 6日 (金)

マイクロムーン

↓下の記事で、満月のハロウィンの話を書きました。月の魔力に魅せられて、お化けになったりしませんでしたか?狼男とか。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-f166e7.html
2020年10月30日 (金) 今年の10月31日は望です
「今年のハロウィンは満月です。しかも、この10月は2回の望があるので、ブルームーンなんですね。」

この時は気づいていなかったのですが、10月31日の満月は今年の一番小さな満月だったのだそうです。
↓参考
https://tenki.jp/forecaster/hmochida/2020/10/31/10358.html

年間で最も大きく見える満月のことをスーパームーンと呼ぶことはご存じの人も多いでしょう。では逆に年間で最も小さく見える満月のことはなんと呼ぶかというと、マイクロムーンとかミニマムーンと呼ぶそうです。

そうなのか、そういうのか、スーパームーンの話は確か書いた覚えがあるぞ、と調べたら
↓ありました。今年の4月7日の記事です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-e55817.html
2020年4月 7日 (火) スーパームーン

この記事で読売新聞の記事を引用して

 8日は、地球と月の距離が近付き、満月が大きく見える「スーパームーン」となる。・・・
 月は、地球の周りを楕円軌道で回っている。8日には約35万7000キロ・メートルまで近付くため、今年最も地球に近い満月となる。国立天文台によると、今年最も遠い満月(10月31日)に比べ、見かけの直径は約1・14倍となり、約30%明るく見えるという。

この読売新聞の記事の時点で10月31日の満月に言及してたんですね。ハロウィンだということは書いてませんが。
↓私の記事でもリンクしてますが国立天文台の解説です。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/04-topics01.html

 4月8日の満月は、2020年で地球に最も近い満月です。月は3時9分に近地点(注1)を通過し、11時35分に満月となります。満月の瞬間の地心距離(注2)は約35万7000キロメートル、視直径(注3)は33分27秒角です。満月の瞬間となる11時35分には、日本ではまだ月が昇っていないため、見ることができません。
 一方、10月31日の満月は2020年で地球から最も遠い満月です。月が満月となるのは23時49分で、そのときの地心距離は約40万6000キロメートル、視直径は29分25秒角です。
 4月8日の満月は10月31日の満月に比べて、視直径が約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えます。ただ、もし上の図のように地球に最も近い満月と最も遠い満月を並べて比較できれば大きさの違いがよく分かるはずですが、比較なしに月を眺めて大きさの変化に気づくのはたいへん難しいでしょう。
 また、ここで言う距離が地心距離であることにも注意が必要です。私たちは地表から月を見ていますので、地心距離が同じなら、頭の真上近くに見える月は地平線近くに見える月よりも、地球の半径分(約6400キロメートル)私たちに近いことになります。地平線に近い月はとても大きく見えますが、それは錯覚です。視直径を正確に比べると、実際には頭の真上近くの月のほうがほんのわずかですが大きいのです。

なるほど。
直径比は距離の比と同じ。
40,6000 / 35,7000 = 1.137 ≒ 1.14

で、面積比は直径比の自乗
1.14^2 = 1.30

明るさの比は面積に比例するでしょうから「約30%明るく見える」のですね。

↓こんな記事も書いてました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-6715.html
2016年11月15日 (火) スーパームーン

★突然思い出したりして。ブログ用の写真のフォルダに月の写真があるのを思い出しまして。
1029_5moon 10.29
正午の月齢 12.3

1031_15mangetu 10.31
話題のハロウィンの夜の月。今年一番小さい満月。
正午の月齢 14.3

1102_1moon0606 11.2
夕方、戸締りに2階へ上がった妻の撮影。
正午の月齢 16.3

満月を挟んで、前後の月ですが。なかなかわかりにくいものですね。
「ほぼ満月」でいいですね。秋の夜、澄んだ夜空にほぼ丸い月が浮いていたら「めいげつだ」と呟いて鑑賞しましょう。
栗名月だ、とか、「十六夜(いざよい)」だとか、「立待」「居待」とか、ま、いろいろ名前にこだわらず。
「いい月だなぁ」でいいじゃないですか。名にこだわるより、目の前の月が心に沁みるのを味わえばいい。

アシブトハナアブ

1007_11asibutohanaabu 2020.10.7
腹部の格好からすると、メスかな。
キバナコスモスを舐めていました。花粉を舐めて食べているんでしょう。
幼虫は水中で育ちます。「オナガウジ」とかよばれて、見て楽しいものではありません。

↓過去記事。オナガウジを飼育した時の記録です。1~3と続いています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-9531.html
2013年5月17日 (金) アシブトハナアブ:1

キチョウ・アオスジアゲハ

1007_5kityou 2020.10.7
花から花へせわしなく飛び回るチョウで、なかなかじっくり撮れません。
この時は、花ではなく、葉の上にとまっていたので、撮りやすかった。
正式にはキタキチョウといいます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6
キチョウ

 キチョウ(黄蝶、Eurema hecabe)は、チョウ目シロチョウ科キチョウ属に分類されるチョウの一種。草原や畑、道端や市街地などでごく普通に観察できる。
 従来「キチョウ」とされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難[1]。

ということで、都内に住む私には「キチョウ」を見るチャンスはありませんから、従来通りキチョウと呼んでいます。

終わり際にちらっとアオスジアゲハを
1007_8aosuji 10.7
ハイ。チラッ。
青い筋だけが写りました。美しいなぁ。

ダルマ夕日

1006_28daruma 2020.10.6
TBSテレビから。この夕日は、10月5日の夕方・午後5時46分撮影。
気温が下がってくるのに、海水温が高くて海面近くが暖かい。
そのために屈折率が違って、一種の蜃気楼というか逃げ水というか、そういう現象が起こっているのです。
自分で直接見られないいろんな気象現象をテレビで見せてくれるのはありがたい。
コンデジ持ってテレビを見ています。

↓参考。オメガサンというのは納得ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE%E5%A4%AA%E9%99%BD

だるま太陽(だるまたいよう)は太陽の蜃気楼現象の一種で、水平線に朝日や夕日が「だるま」のように歪んで見える現象である。達磨太陽、オメガサン、だるま朝日、だるま夕日、達磨朝日、達磨夕日、とも言われる。

スイフヨウ

1006_27suihuyou1720 2020.10.6
かなり「濃い」姿をお目にかけます。

1007_3suihuyou 10.7
堪能してください。気温が下がって来て、変化が緩やかになりましたので、こんな色になってからも落ちずにいてくれるのです。
きれいでしょ。

ヒメジャノメ

1006_22himejanome 2020.10.6
地味なチョウです。年に何回か庭で見かける程度。花の周りを飛ぶ、というような感じはあまりしません。

1011_8himejanome 10.11
狭い庭で2回見たということは同一個体かな。
幼虫の食草はイネ科の雑草です。でも、私自身は見たことがない。見たいんですけどね。
実はヒメジャノメの幼虫は「猫顔」だというので有名なのです。

↓イモムシがまるっきりダメでない限り、ぜひご覧ください。
https://www.imokatsu.com/imo-himejanome.htm
ヒメジャノメ

↓キティそっくり、です。確かに。
http://karapaia.com/archives/52140918.html
猫顔のイモムシだと?キティそっくりな顔をもつヒメジャノメの幼虫(昆虫注意)

ウスキクロテンヒメシャク

1005_13ga
2020.10.5
見たことのないガでしたが、この形はシャクガじゃないのかなと、ガのサイトを眺めていったらありました。
ウスキクロテンヒメシャクでした。
「薄黄黒点姫尺」ですね。
確かにごく薄い黄色で、前翅・後翅それぞれに黒い小さな点があります。
↓ガの専門サイトによりますと
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Sterrhinae/Scopula_ignobilis.html

ウスキクロテンヒメシャク

【幼虫食餌植物】 ベンケイソウ科:コモチマンネングサ、カタバミ科:カタバミ、ケシ科:ムラサキケマン、スミレ科:マルバスミレ(※KD)、ユリ科:ホウチャクソウ、ニシキギ科:ツルウメモドキ、バラ科:コシジシモツケ、ウワミズザクラ(※KS)

幼虫の食草はかなり幅広く、また身の回りにあるものが多いようですので、ポピュラーなガのようです。

2020年11月 5日 (木)

トカゲ

1006_19tokage 2020.10.6
これは成体。
1006_19tokage2
眼の後方、側頭部に丸いものが見えます。
これは耳孔です。ちゃんと音が聞こえます。
でも、我々哺乳類の耳とは進化的に異なるもののようです。
音を聞くという機能は同じですが、進化の中で独立に獲得されたようだ、とありました。

↓参考
https://www.riken.jp/press/2015/20150422_2/index.html
2015年4月22日
理化学研究所
東京大学大学院医学系研究科
哺乳類と爬虫類-鳥類は、独自に鼓膜を獲得
-2億年以上前の進化の痕跡を発生学実験で明らかに-

この発生メカニズムの明確な違いは、哺乳類系統と爬虫類-鳥類系統が分かれた後に、鼓膜が両系統で独立に獲得されたことを示唆します。また、鼓膜の位置の違いが、2系統の動物で異なる数の中耳骨を進化させたきっかけの1つであったと推測されます。

 

ホシホウジャク

1006_18hosihoujaku1 2020.10.6
ルリマツリの花に来たホシホウジャク。
今回は比較的落ち着いて吸蜜していましたので、それなりに何とか撮れました。
1006_18hosihoujaku2
みごとに体を空中に固定したまま蜜を吸っています。すごいものです。
1006_18hosihoujaku3
飛んでいる時は黄色い色が目立ちますが、止まると地味。
見かけたら「ハチドリ」と間違えずに観察してください。
幼虫の食草はヘクソカズラですので、そういう場所なら見られる可能性ありです。

何だろう?

1006_11nogesi 2020.10.6
このキク科植物何だろう?
アキノノゲシかなと思いましたが、葉が違います。
ヒメジョオンの「秋バージョン」みたい。

1028_4kikuka 10.28
結構いっぱい咲いているのです。
ヒメジョオンでいいのでしょうか?

ブーゲンビレア

1006_7bougainvillea 2020.10.6
花は実質的に終わりましたが、苞葉が残ります。

1018_13bougainvillea 10.18
ほら、これって「葉っぱ」でしょ。
包んでいた中の花はとっくに終わりましたが、葉は残る。

1024_10bougainvillea 10.24
色が変わってきましたが、残っています。なんだか不思議な気分で毎日眺めています。

ルコウソウ

1005_14rukousou 2020.10.5
前回はアワダチソウグンバイがいて、その方に目が行きましたが、今回は花粉。
ずいぶん散らばっています。昆虫が吸蜜に訪れたのでしょう。
散った花粉は花にとっての幸せの印ですね。

1013_8rukousou1 10.13
花のしくじりが増えたなぁと思ったら
1013_8rukousou2
五弁ではあるのですが、花弁の間をきちっと閉じられなかった花のようです。
いろいろあるんだなぁ。
おそらく花弁形成の初期の時に、何かちらっとずれが起こると、それが拡大してしまうのでしょうね。

ササグモ

1005_12tamasudare1 2020.10.5
タマスダレがまだ咲くんだ、とレンズを向けたら
1005_12tamasudare2
ササグモがいました。
花の中心の方を向いて昆虫が飛来するのを待ち構えています。
花が昆虫を招く仕組み(色や香りやハニーガイドなど)をクモも識別して、餌が取れるチャンスの大きい場所で構えるのでしょう。

1006_4sasagumo 10.6
翌日、花はしおれてきましたが、クモはまだいました。餌は採れたかい?

2020年11月 4日 (水)

サンドウィッチの日

昨日、11月3日は、「サンドウィッチの日」でした。
妻が耳に挟んだらしく教えてくれたのですが、「ん?なんでだ?」とわかりませんでした。
「1」をパンに見立てて、間に挟むとかいうのかなぁ、でもそれだったら「12月1日」の方がよくないか「1と1の間に肉を挟む」とか・・・などと思っていたら、テレビで一瞬チラッと見えたのが「11月3日はサンドウィッチ伯爵の誕生日」という字幕。
はあ、そうだったか。

総務省統計局↓
https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d1103.html

 11月3日は、「サンドウィッチの日」です。
 サンドウィッチの生みの親といわれている、18世紀イギリスの貴族サンドウィッチ伯ジョン・モンタギューの誕生日にちなんで、サンドウィッチチェーン店・神戸サンド屋FCチェーン本部が「サンドウィッチの日」と定めました。「いいサンド」の語呂合わせにもなっています。

そうなんだ。

★「ボイコットの日」なんてのはないのかな。ボイコットの語源はボイコットさんという人物ですよね。
その日は何をボイコットしても咎められない日、とかね。無理だろうけど。

東京で木枯らし1号

今朝、東京で木枯らし1号が吹いたそうです。
↓TBSのニュース

東京に木枯らし1号吹く、3年ぶり(TBS 4日 9時45分)
 気象庁は4日午前9時30分すぎ、東京地方に木枯らし1号が吹いたと発表しました。
 木枯らし1号は、季節が秋から冬に変わる時期に初めて吹く北寄りの強い風のことで、東京地方では、10月半ばから11月末にかけて、最大風速8メートル以上の北寄りの強い風が観測された場合に発表されます。
 東京都心の観測点では、午前3時26分に最大瞬間風速15.8メートルの西北西の風を観測したということです。東京地方に木枯らし1号が吹いたのは、2017年以来、3年ぶりです。

今朝はそう冷え込んだとは感じていませんでしたので、なんだか妙な気分。
木枯らし1号の定義の中には気温は含まれていません。期間と気圧配置と風速だけなんですね。
木枯らしというと、身に染みる寒さ、という語感があるのになぁ。
ここ2年間は定義上の木枯らし1号が吹かなかった、というだけで、東京で木枯らしがなかったということではありませんので。為念。

↓関西では10月下旬に木枯らし1号が吹きました。

近畿地方で「木枯らし1号」 観測史上最も早く(朝日新聞デジタル 2020年10月24日 11時28分)
 大阪管区気象台は24日、冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が23日午後に近畿地方で吹いたと発表した。西高東低の冬型の気圧配置となったためで、昨年より12日早かった。同管区内では1981年、93年と並び観測史上最も早かった。
 23日の各地の最大瞬間風速は、滋賀県彦根市で16・1メートル、神戸市13・8メートル、京都市10・7メートル、大阪市8・6メートルだった。

10月の気温など(東京)

2020_10kion 気温
8日、9日と15℃台になったのは堪えました。平年の最低気温を下回る気温ですから。
我が家は暖房は基本的に灯油ストーブ。うち1台は電気が必要ですが、もう1台は電気不要。災害時、停電しても使える熱源が一つは欲しい、という考えです。
しかしなぁ、10月上旬では灯油屋さんもまだ来てないし、スタンドへ買いに行くのも面倒だし、エアコンを暖房で使いました。

2020_10heinensa 平年差
最高気温と最低気温の動きがなんだかぎくしゃくしてますね。
最低気温は平年より高いのに、最高気温は平年より低い。同期していません。
月末になって同期し始めたかな。11月はどうなるでしょう。

2020_10situdo 湿度(午後3時の値)
中旬過ぎから湿度が下がり始めました。
今年の1、2月は、冬としては湿度が高かった。生活としては楽かもしれませんが、例年と違うことは気になります。温暖化の影響?
これから向かう今季の冬はどうなるんでしょうね。お肌に優しくはないかもしれないけど、普通に乾燥した冬であってほしいな。

スイフヨウにて

1005_10suihuyou_itokamemusi 2020.10.5
高い位置の花を下からズームで撮りました。撮影時は花しか見えませんでしたが、PC画面で見たらヒメイトカメムシでしょうか、いっぱいいました。
フヨウやスイフヨウの花のシーズン初めにはずいぶん見かけましたけど、秋にはもういないのかな、と思っていたら、いた、というわけです。
とにかく撮影して見ないとわからない、ということも多いものですね。デジタルカメラだと惜しみなく撮影できるのでチャンスが増えます。
(フィルムカメラ時代は、現像、焼き付けにお金がかかるので、そうそう無駄な写真は撮れませんでした、アマチュアは。)

トカゲ

1004_15tokage 2020.10.4
幼体ですね、この色は。
落ち葉の下の方とか、土に潜るとかして越冬だと思います。
変温性ですから哺乳類の越冬ほどではないにしてもこれからの冬に向けて栄養を蓄えなくっちゃね。

東急電鉄の今年の草刈りは比較的早目でよかった。遅い時期になると、積もった枯れ草などの下ですでに越冬中の昆虫などが、枯葉を掃除されてしまって、きっとたくさん死んでしまうのだろうな、といつも心を痛めるのです。早めにすっきりしてしまって、で、安定した越冬場所ができれば安心です。

ルコウソウにて

1004_11rukousou 2020.10.4
花弁4枚だ、とカメラを向けたら何かいる。
よく見れば
1004_11rukousou_
アワダチソウグンバイですね。
この写真の時はセイタカアワダチソウもいっぱい咲いていましたから、そちらからやって来たのかな。
これも分類としてはカメムシ目ですので、汁を吸うタイプの昆虫です。

ナガメ・ヒメナガメ

1004_7nagame_himenagame
ナガメとヒメナガメです。
「ヒメ」が付く分、ヒメナガメの方がナガメより小型です。
どちらもアブラナ科の植物を好みます。カメムシですから、汁を吸うのですけどね。
模様がシンプルな方がナガメですね。

下にリンクするWikiでの表現を借ります。ヒメナガメは
「ナガメより模様が複雑である。胸部の黒紋はナガメには左右2つしかないが、ヒメナガメは前方に2つ、後方に4つが横に並んで計6つある。腹部背面の紋もヒメナガメのほうが複雑である。幼虫は外見から区別し難いほど似ている。 」

↓Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%83%A1

配色的にはすごく似ています。この色の組み合わせは「警戒色」でしょうね。
ナガメもヒメナガメも成虫になってからは臭気をださないと聞いたことがありますけど。

オンブバッタ

1004_5onbubatta 2020.10.4
この季節オンブバッタの交尾を頻繁に見かけます。
ご存知のとおり、小さい方がオスです。この姿勢が「オンブ」の由来ですね。

1013_3onbubattasiso 10.13
好物のシソの葉の上で交尾。
1013_4onbubatta
こっちは石の上で交尾。

1014_11onbubatta 10.14
ランタナの花で交尾。
とにかくいろんな場所で見る。おそらくメスが性フェロモンを出していて、ごく稀薄な状態でもオスはそれを感知して交尾を求めてやってくるのでしょう。

1026_10onbubatta 10.26
10月が終わりに近づいて、単独での姿をよく見るようになりました。
交尾の時期が終わって、産卵期に入ったのでしょうね。
オンブバッタは土の中に産卵します。来年の初夏ごろになりますか、小さなかわいい幼虫が孵化します。

オンブバッタは交尾後も「おんぶ」状態を続けることが多いです。他のバッタだと交尾後は離れると聞きますが。
自分が渡した精子で受精させた卵をメスに産んでもらうために、交尾後も他のオスの接近を防ごうとしているのだ、という説もあります。

2020年11月 2日 (月)

伊東俊太郎先生おめでとうございます

10月27日に、2020年度の文化勲章受章者5人と文化功労者20人が発表されましたね。
その文化功労者に伊東俊太郎先生のお名前をみて、私はとても嬉しかった。
11月4日が顕彰式ですね。おめでとうございます。

↓朝日新聞での紹介文です

 【文化功労者】
 伊東俊太郎氏(いとう・しゅんたろう)90歳。科学哲学・科学史から比較文明学まで研究し「文明における科学」などの著書で、近代科学と社会の緊張関係や人類史の諸段階について独創的な見解を平易な表現で論じ、一般市民にも刺激を与えた。東京大名誉教授。

実は私、伊東先生の不肖の弟子なんでありまして、深く感じ入る次第です。
ちょっとだけ私の略歴に触れますと。
化学科時代に教師を志望して採用試験を受けて合格もしていたのですが、化学科を出て化学の教員になるって、なんだか当たり前すぎて底の浅い教師になりそうな気もして、科学史・科学基礎論(通称・科哲(科学哲学の略))の大学院を受験しまして、合格したんですね。で、直接の指導教官は渡辺正雄先生だったのですが、木村陽二郎先生、村上洋一郎先生、小佐田哲男先生、伊東俊太郎先生など、錚々たる先生方の間できっちりと2年間揉まれました。いえもう、へなへな。

伊東先生のゼミでは、楔形文字で表記されたバビロニア数学を学びましたね。高校の世界史かなんかで楔形文字のことは知ってはいましたが、まさか自分が楔形文字を読むことになるとは思いもよりませんでした。
バビロニアの数学は60進法。計算が面倒でね、音を上げたワタシ、60進法の九九表を作って先生にお目にかけたら、笑っておられましたっけ。
↓参考
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/60BFCACBA1.html
国立天文台 > 暦計算室 > 暦Wiki

60進法

古代バビロニアでは、1より小さい数は1/60、1/3600 (=1/602)、1/603 、・・・を単位として表していました。
60は多くの数で割り切れるので分数計算には便利です。
10進法の小数と比較すると、
10進法では、1.234=1+2/10+3/102+4/103+・・・ となるところが、
60進法では、1.234=1+2/60+3/602+4/603+・・・ となります。

↓過去記事です。それぞれの記事の終わりあたりに伊東先生の思い出話が載っています。内容はほぼ同じですが、細部が違う。記憶というものは思い出すたびに変更が加わるものですので、老人の記憶を丸ごとそのまま信じ込まないでくださいね。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-a1b9.html
2012年2月 6日 (月) 黄金比


★思い出話。
「原論」の訳・解説に伊東俊太郎先生もおられますが、私、ほんの少しだけ、伊東先生の教えを頂いたことがあります。
バビロニアの楔形文字で書かれた数学書の講読に参加したことがあるんですね。
先生は、楔形文字が読めるんだから参った。
科学史の大家でもいらっしゃいますが、語学の天才でもあるんですね。
「英語はもちろん、フランス語、イタリア語、ドイツ語は自由に話し・・・古代ギリシャ語、バビロニアの文字など辞書なしで読んじゃう。そのうえなんと、日本語まで話せるんだぜ」というのが学生のジョーク。
60進法で書かれた数学の内容に手を焼いた私が、60進数の「九九表」を作成して、これで計算の負担が随分楽になります、と提出したら、ひどく喜んでいただいて、こんなことを発想する学生には初めて出会った、とおほめを頂きましたっけ。
{手抜きだよ、と本当はおっしゃっていたのかもな。}

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-d70e.html
2014年12月24日 (水) √2 の話:その4(黄金長方形と白銀長方形を折り紙で作る)


★思い出話。
ユークリッドの原論の訳・解説に伊東俊太郎先生の名前がありますね。
私がおそらくは理解できないようなこの本を買ったのには、そのこともあるんです。
伊東先生のバビロニアの数学のゼミをとったことがあるんです、ワタシ。
なにせ伊東先生は語学の天才、バビロニアの楔形文字が読めるんです。古代ギリシャ語も辞書なんかなしで読めるんです。現代の英独仏などは自由自在、「その上、日本語までできるんだぜ」というのが学生のジョーク。
バビロニアの楔形文字の粘土板の写真のコピーを読んで、数学的な内容を議論するゼミでした。ご存知かと思いますが、バビロニアの数学は「60進法」。あまりの面倒くささに私は「60進法の九九表」を作ってしまいました。そうしたら、伊東先生が驚いてくださいまして。それは嬉しかったです。何年か後に、あんな九九表を作るという発想は君以外に誰もやってない、と言われて、褒められたのか、呆れられたのか、思い出深いのでした。

★さらに
木村陽二郎先生のゼミでは、植物誌のラテン語の原本のコピーを渡されて、焦ったのなんのって。英羅辞書と文法書を買い込んで首っ引きで読みました。

★小佐田哲男先生は教養学部時代に先生の俳句ゼミをとって、やたら議論を吹っ掛けたりしたせいか、覚えていてくださいまして。
大学院入試の面接の、面接官の一人だった先生が「最近、俳句作ってますか」と。大汗かきました。どこでどういう出会いがあるか、不思議なものです。
小佐田先生は、私が教養の学生だったころは理科Ⅰ類の図学を担当なさっていましたが、「海事史」の専門家でもいらっしゃいました。で、大学院では日本各地に残る船の遭難の記録とかの海事の文献を読むゼミに参加しましたが。これが変体仮名を解読するゼミでして、鍛えられてしまったのでした。
楔形文字、ラテン語、変体仮名。かなりものすごい勉強をしてしまったことでした。

スイフヨウ

1004_3suihuyou 2020.10.4
朝、ベランダから見おろしたら、1輪で紅白になっている花が見えました。
1004_13suihuyou
昼の散歩で下から見たらこうです。
今の時期、気温が下がってきたせいでしょう、色の変化の速度が遅い。
暖かい時期だと、朝は白、昼はピンク、夕方には赤になりますが。
今の時期は色の変化が二日にまたがるようです。
朝の紅白の花が、昼もほぼ紅白でした。
毎日雨戸を開けて見下ろすのが楽しみです。

ジグモ

1004_2jigumo 2020.10.4
庭で土いじりをしていた妻が撮影してきてくれたのですが。
私の知識内ではこれはジグモだと思います。
でもなぁ、ジグモってこんなに青い光沢があったっけ。
なんか、こう、もっと真っ黒けだったような。
検索してみても判然としません。
そしてまた、脚の数を見てください。
クモは4対8本でしょ。まるで10本あるように見えますね。
ジグモに接していたのは子どものころなので、脚の数の詳細なんて見たことがなかったな。
歩脚は4対8本、触肢1対2本、で10本に見えているのだと思います。

もしジグモでなかったらスミマセンがコメントつけてください。お待ちします。

サザンカ

1003_17sazanka 2020.10.3
とんでもなく早いということはありませんが、ちょっと早目ですね。
「たきび」という歌では、木枯らしが吹くようなときにサザンカが咲いているわけで、イメージとしては冬の花なんですよね。ただ、「東京地方の木枯らし1号」という記録によると、10月の終わりごろから11月には木枯らし1号が吹くようですので、今の時期にサザンカが咲き始めてもおかしくはないようですね。

1004_12sazanka1 10.4
去年はあまり咲かなかったという記憶ですので、今年は楽しませてくれるのでしょう。
おもしろいことに、サザンカの花に訪れる昆虫の種類は少ない。チョウだってハチだってまだいるんですけどね。どうしてかな。蜜のありかを示す印がないのかな。(紫外線領域でのことは「見えません」のでわかりません。)
ただ、アリは熱心にやってきますね。蕊の「林」の中に潜り込んでいます。黒いゴマをまぶしたようになっていることもあります。

↓参考
https://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/kiroku/kiroku/data/47.htm
東京地方の木枯らし1号
気象庁天気相談所作成

東京地方における「木枯らし1号」は、下記の事項を基本として総合的に判断して発表しています。
1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
3 東京における風向が西北西~北である。
4 東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上である。
   (ただし、お知らせには最大瞬間風速を記入する。)

   最早記録 10月13日:1988(昭63)年
   最晩記録 11月28日:1981(昭56)年、1969(昭44)

ヒガンバナ

1003_13higanbanahame 2020.10.3
花の後は葉が茂る。
写真は線路柵下のヒガンバナ。花が終わったと思ったらさっそく葉が立ち上がり始めました。

1012_27higanbana 10.12
鉢の黄色いヒガンバナも同様。今年咲けなかった株からも葉が立ってきましたので、これから球根が太れば、来年に希望が持てますね。

1013_6higanbana 10.13
柵の下のヒガンバナの10日後の様子。
緑がいっぱいに繁っています。

イチモンジセセリ

1003_11itimonjiseseri 2020.10.3
じっくり撮らせてくれるチョウなので、ついレンズを向けます。
真後ろから陽射しを受けてぬくもっています。
光線を感じとるのに影というものは重要。
光だけではなく、影も見てください。

ニチニチソウ

1003_9nitinitisou 2020.10.3
同じように白い花のニチニチソウなのに、花のタイプが3種類。
一目で見られる状態でしたので、お目にかけます。
バリエーションが豊富な花です。

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