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2020年10月27日 (火)

ヤカン

19yakan
長く使ってきた「ピーピー・ケトル」がさすがに老朽化しまして、お湯は沸かせるけれど、手がかかるようになったので、新しく買い換えました。その箱の側面です。
「オール熱源対応」と書いてあります。

1:ガス
2:電気プレート
3:セラミックヒーター
4:ハロゲンヒーター
5:シーズヒーター
6:電磁調理器

この6種類があがっていますが、基本的には3種類でしょ。
1はガスの燃焼を熱源とする。
2~5は電気を熱源とする。
  ま、4は光なんでちょっと違うと言えば違うけど。電気→光→熱
6は熱を発するのはやかん自体です。

そういう意味では、1~5まではやかんの外部に熱源があって、それをやかんの底で受けて内部の水の温度を上昇させる、ということについては同じだといってもいい。

6は外部のコイルに電流を流して発生する変動磁場が、電磁誘導でやかんの素材であるステンレスの内部に渦電流を発生させ、その渦電流の抵抗加熱でお湯を沸かす。ということで、原理が全く違います。

「電磁誘導による加熱」=「Induction Heating」=IH
その抵抗加熱ができるかどうかで、初期の時代にはアルミや銅の調理器具には使えなかった。
今は、底が平らであれば、素材はあまり問わなくなったはずですね。

うるさいことを言う爺さんで申し訳ない。つい原理までさかのぼりたくなる。

↓参考
https://www.jp.tdk.com/tech-mag/knowledge/015#section1

IH調理器の中には、渦巻状のコイルが入っています。ここに高周波の電流を流すと、「電磁誘導の法則」にしたがって、コイルの周辺に磁力線が発生します。磁力線が金属でできたなべ底を通過する時に、鍋の内部に無数の「渦(うず)電流」を発生させます。渦電流が流れる時、鍋底の電気抵抗で熱が発生します。この熱で、鍋の中身が温まるので、調理ができるのです。IHとは、Induction Heating(誘導加熱)の頭文字をとった呼称です。
・・・
、IH調理器で使用しているインバーターは、この電流を数万ヘルツの電流に変換するものです。

「数『万ヘルツ』」というと、「10^4 Hz」の桁ですね。「数十 kHz」といってもいいでしょう。

検索して調べていると、「電磁波調理だ、電磁波を使う物は危ない」といった記述を見ることがあります。
それは考えすぎでしょう。「電磁波は危ない」という思い込みです。

周波数が「10^3~10^4 Hz」の電磁波を「VLF(超長波)」といいます。
身近なところでは、「電波時計」が受信している標準電波がVLFです。

標準電波 福島県 40kHz
     佐賀県 60kHz

波長にして10㎞~100㎞というもので、およそ生物に影響するようなものではありません。

電子レンジのマイクロ波は2.45GHzです。
これが水の分子集団を揺さぶる。水の分子の動きが激しくなればそれが熱エネルギーですから水を加熱できる。
生物の体は水がたっぷり、ですから、電子レンジの電波漏れは危険だというのはわかりますけどね。

電磁波は危険、という思い込みは終わりにしませんか?
電車の中でみんなスマホやってるじゃないですか、いいのかな。

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