Fair is foul
2014.9.14
シェイクスピアの「マクベス」からですね。
福田恒存訳のようです。
私、「にほんごであそぼ」の「名台詞かるた」というのが、正直なところ嫌いです。
子どもにとって、その年齢の時点でわからない言葉でも、覚えていると後になって「あぁそうだったのか」と効き目が出てくるようなことがあるのは百も承知です。
ですけど、大人にとってもやや意味不明の言葉を出されてもなぁ。親が子に簡単な説明すらできない。
「こんなようなことなんですよ」とやさしい説明をつけてくれるならまだしも。
ちょっとね、あんまりだ。
もう一つ。
「けがれ」の漢字が嫌なんです。私は子どものころからこの字は差別と深いかかわりがあるから使わな方がよい漢字なのだよ、と教わりました。いまさらこの字を子どもたちに提示したくない。言葉狩りはやりすぎちゃいけませんが、歴史性はぬぐえない。
「きれいはきたない」「きれいは汚い」で充分でしょ。
「きれい」と「きたない」は表裏一体なんだよ、ということが少し伝われば充分です。
野球用語でフェアとファウルは広く親しまれていますので、フェアとファウルはルールの違いで変わり得るよ、でもいいかな。物足りないけど。
工夫が欲しい。NHKあるいは番組の制作・監修者の力量不足に思えますが。
こんなのもあったな。
「申し上げます.旦那さま.あの人は,酷い.」
「来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから」
だからどうした。それが名台詞かよ。
幼い人にはやはりあまりネガティブな感情をぶつけない方がいいと思うけどな。
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