キアゲハ
2020.9.9
この状態を「前蛹」といいます。
幼虫の体のまま、腹端部を糸のマットに固定し、胸のあたりで糸を回して体全体を支えます。
そしてギュッと体を丸める。
これは蓋で水平に前蛹になったもの。
幼虫たちもまだいっぱい。 9.11
前蛹の状態で脱皮をして、蛹になったもの。
幼虫時代の表皮を最後にどうやって脱ぎ落すのか、難しいところです。
表皮が割れて落ちるか、腹端部で表皮をうまく「またぎこす」か。
どうやら「またぐ」らしいんですよ。
(ソックスを脱ぐときに、脚を床から完全には離さないで脱ぐ方法を考えてください。ソックスを切るか、踵を浮かせてソックスを前へ送り、今度は踵をつけて足先を浮かせる、しかないでしょ)
しばらくしたら羽化ラッシュが始まりそうですね。楽しみです。
↓過去記事。アオスジアゲハについて、ですけど。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_93e1.html
2007年6月26日 (火) アオスジアゲハの前蛹
平賀壮太さんの「蝶・サナギの謎」(トンボ出版)には、この微妙な瞬間の写真があります。尾端を抜き出して、幼虫の皮をまたぎ、糸の山に再度尾端を押しつけて、固定するのです。
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