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2020年10月 1日 (木)

セスジスズメ幼虫

0904_3sesujisuzume 2020.9.4
ホウセンカにセスジスズメの幼虫がいた、と妻の撮影。
独特の紋がありますので、一度覚えれば見間違えることはない。
スズメガ特有の「しっぽ」があるし。

0906_4sesujisuzume1 9.6
やたらとウンチがいっぱい。元気だね。
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典型的な姿。腹脚、尾脚などもくっきり。
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かわいいでしょ、これ。
付け根周辺に白い点々で模様がある、なんてのは今まで気づかなかった。
凝ってますねぇ。

そしてこれ↓
0908_17sesujisuzume 9.8
蛇に擬態してますね。
成虫だって幼虫だって、実物の蛇なんか見たことがないくせに、どうしてこんなに上手に蛇に擬態できるのか。
不思議でなりません。生存率が上がるんですか、やはり。進化って、すごい力なんですね。

0910_19sesujisuzume4 9.10
記念写真を撮るから手伝ってくれ、と妻が連れてきました。
9cmくらいですかね。イモムシとしては大きいですよぉ。
苦手な方はギャッとなるでしょうね。私共は笑ってるだけですが。
後で、あの幼虫どうした?と訊いたら、ちゃんとホウセンカに放したとのこと。
やさしいおばあちゃんだ。もう蛹になる直前でしたから、どこかへ歩いて行って蛹化したでしょう。

↓小3の児童の観察です。ホウセンカを観察していてセスジスズメの幼虫に出会ってしまった子どもたちの大騒ぎが見えるようです。
https://www.dainippon-tosho.co.jp/yagi/2011/111015/index.html

3年生の理科の学習で観察を続けてきたホウセンカ・・・ある昆虫が葉についていて大騒ぎになったことがあります。セスジスズメの幼虫です。後尾に長いアンテナのついた新幹線のようで、子どもたちにとっては驚くべき姿だったのでしょう。何とも奇妙な幼虫に教室中がパニック状態となり、ホウセンカの観察どころではなくなってしまいました。
・・・

なるほど、妻と大笑い。「長いアンテナのついた新幹線」ですか。蛇より、新幹線の方が身近だもんな。最近の新幹線は鼻が長いしなぁ。
新幹線に擬態したイモムシ。現代的だな。
もし今度、セスジスズメを含むスズメガの幼虫を見かけたら「尻尾の生えた新幹線だぁ」と呟いてみてください。楽しそうでしょ。

↓本格サイト。成虫の姿もここでご覧ください。かっこいいんですから。
http://210.173.241.190/Sphingidae/Macroglossinae/Theretra_oldenlandiae_oldenlandiae.html
【幼虫食餌植物】 ブドウ科:ヤブカラシ、ノブドウ、ツリフネソウ科:ホウセンカ、サトイモ科:サトイモ(※KD)、テンナンショウ、コンニャク、カラスビシャク、ムサシアブミ、ヒルガオ科:サツマイモ(※HY)、ミソハギ科:タバコソウ=ベニチョウジ、アカネ科:フタバムグラ、ツリフネソウ科:ニューギニアインパチエンス、アカバナ科:ミズタマソウ(※GG-239)、アカネ科:クササンダンカ(※GG243)

↓過去記事{6まで続いています。その先にセスジスズメもあります。}
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-4ba8.html
2012年9月17日 (月) ビロードスズメ幼虫:1

蛇への擬態、という点ではビロードスズメの幼虫の方が上かもしれません。
興味のある方へのご案内です。

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