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2020年9月16日 (水)

ツメタガイ

0817_1tumetagai 2020.8.17
Eテレ0655の「仮説小学生」の一コマ。「貝がらの不審な穴問題」
この小さな丸い穴は何だろう、というのですが。
私は結構幼いころから知っていました。母の実家が海のそば。海岸で拾う貝殻にこういう小さな穴が開いていることはよくありました。大人たち後そう言っていたのか、5歳年上の兄が仕入れてきた知識かな?岩波の科学映画で見たのかな?記憶は定かではないけれど、ツメタガイの仕業です。ツメタガイが、二枚貝を包むようにして、酸で貝殻を柔らかくして、歯舌で穴を開ける。そこから口というのかな、を入れて貝の中身を食べるのです。

↓参考
http://outdoor.ymnext.com/inform-45.html
貝殻に開いた穴の秘密
捕食者たち~貝の世界の弱肉強食の現場

貝殻に開いた小さな穴:波打ち際で貝殻を集めていると、小さな丸い穴が開いた貝殻がよく見つかります。この穴は、誰が(何が)、何の目的で開けたのでしょうか?貝の世界の弱肉強食の現場をのぞいてみましょう。

名前の由来はわかりません。私は長く「冷たい」という言葉から派生かなとも思っていましたが、どうやら違うようです。

つめた‐がい【津免多貝】‥ガヒ
タマガイ科の巻貝。殻高約7センチメートル、殻幅約8センチメートル。殻は淡い褐色で底面は黄色。潮間帯の砂の中にすみ、アサリなどの殻に孔を開けて肉を食う。夏、茶碗形の卵塊を産む(すなぢゃわんと呼ばれる)。うつぼがい。虚貝(うつせがい)。津辺多貝(つべたがい)。蚜貝。〈書言字考節用集〉
広辞苑第六版より引用

https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%84%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%82%AC%E3%82%A4

漢字   :津免多貝、砑螺貝
由来・語源:東京湾周辺での呼び名で『渚ノ丹敷』より。語源は不明だが、馬や牛の爪に似ている貝ので「爪貝」なのかもしれない。

海辺に行くとよく見かけるのが、ぽつんと丸い穴のあいたアサリなど2枚貝の貝殻。
これはツメタガイに食べられた後である。
アサリなどの有用2枚貝を食害するため有害種とされる。
6〜9月に産卵。
卵(卵嚢 sand collar)は砂茶碗とよばれ、卵と砂を粘液で固めたものがお椀を伏せたような形をしている。

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