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2020年8月 7日 (金)

アマミホシゾラフグ

0701_1amamihosizorahugu1 2020.7.1
Eテレ朝の0655から。
こんな小さいオスのフグが
0701_1amamihosizorahugu2
こんな不思議な構造物をつくる。
メスにとって魅力的な産卵場所を作って、自分の精子で受精を行い、次世代を作る。
放射状の構造が産み付けられた受精卵に新鮮な海水を供給するのだそうです。

小さなオスにとって全体像を見ながらこの構造を作ることは難しい。
単純な行動を積み重ねてこの構造に至るらしい。
とはいえ、余分なごみや貝殻を見つけては加えて外へ捨てに行く、というのはやはり全体を眺めているのでもあるのでしょうね。

2015年5月のNHK報道によりますと、この「アマミホシゾラフグ」、アメリカの研究機関から「世界の新種トップ10」に選ばれたそうです。
「アマミホシゾラフグ」で検索すると、動画も見られます。どうぞ。

↓参考
https://www.spf.org/opri/newsletter/363_1.html

アマミホシゾラフグの雄は直径2mもある複雑な形をした産卵巣を1週間かけて作る。すると、雌がやって来て、産卵巣の中心部に卵を産む。卵は5日後にふ化する。なぜ、アマミホシゾラフグの雄は1週間もかけて、ミステリーサークルと呼ばれる複雑な図形を海底に描くのだろうか。産卵巣を見ると、中心部から縁に向かって多数の溝が放射状に走っている。このため、どの方角から流れが来ても、中心部に海水が集まるようになる。その結果、中心部の海水がよどむことはなく、常に新鮮な海水が卵に供給される。卵が成長するためには酸素を含んだ新鮮な海水が必要であることは言うまでもない。放射状の溝は卵にとって快適な環境を与えているのである。

https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2018/20180830_1
アマミホシゾラフグが幾何学模様(ミステリーサークル)を作る原理の一端を解明

★繁殖戦略としてオスがメスに気に入られようとするというのはよくあります。
メスにプレゼントをする昆虫とかもいますね。
鳥ではニワシドリなど有名かな↓
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/1007/feature02/_02.shtml
ニワシドリの求愛

オスとメスの関係というのは進化の原動力にもなりますので、重大な問題なのです。

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