西之島の噴煙
小笠原諸島の西乃島が噴火しました。14日の報道では噴煙は約2600mの高さに達したとのことでした。
西之島で噴火 気象衛星も噴煙を捉える(6/14(日) 13:30配信)
ウェザーニュース
気象庁は9時40分に小笠原諸島の西之島が噴火したと発表しました。噴煙の高さは火口上約2,600m。気象衛星ひまわりでも噴煙が東の方向に流れている様子が捉えられています。
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西之島では活発な火山活動が継続していて7日(日)に海上保安庁が行なった上空からの撮影でも、灰色の噴煙を高く上げていることが確認されました。先日12日にも噴火が観測されています。
7月に入って↓
西之島の噴煙、8300メートルに達する 小笠原諸島(朝日新聞デジタル 2020年7月4日 16時30分)
という記事が出まして、成層圏近くまで上がったようでした。
そうしたら、TBSの森田さんの気象情報で、梅雨前線を押し上げる太平洋高気圧との関連で、噴煙の衛星写真が流れました。2020.7.10
「太」という字の左下に噴煙が茶色く写っています。
高気圧の中の風は時計回りです。そして高気圧内には雲が少なく、夏の晴天があります。
太平洋高気圧の北側のへりに沿って雲の帯は日本に大雨をもたらしている梅雨前線の雲。
噴煙のそばのアップ。噴煙が時計回りに流されていくのが見えます。
気象衛星って、すごいものですね。
{昔話:気象衛星の画像が出始めた頃。それを見て、天気図そっくりじゃん、と思った記憶があります。} 7.11
7月11日13時10分の衛星写真です。気象庁のHPから私がコピーしたものです。
白い矢印で指したあたりに噴煙があるようです。ぎりぎりなんとか判別できるかどうか、という写真ですが、お目にかけます。
同じ日の12時の天気図です。
梅雨前線が長江の河口あたりまで伸びています
朝日新聞デジタルから引用↓
活発な梅雨前線、中国本土まで 長江沿いも記録的豪雨
2020年7月8日 17時32分九州から東日本にかけての豪雨の原因になっているのが、活発な活動を続ける梅雨前線だ。この前線は中国本土まで延びており、長江の流域にも記録的な大雨をもたらしている。中国政府の発表によると、3日時点で洪水などによる死者・行方不明者は121人に上るという。
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梅雨前線は毎年、中国にもかかり、中国でもこの季節を「梅雨」と書き、「メイユイ」と読むという。
日本も中国も「大雨」。NHK↓
中国 長江流域など広範囲で大雨 死者・行方不明者141人(2020年7月12日 22時44分)
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12日正午までの死者、行方不明者は141人、避難した人は、延べ224万人に上っているほか、建物が倒壊するなどの被害は、2万8000棟となっています。
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気象の出来事が過激化していますよね。これも温暖化の一つの現れなのかもしれません。
厳しい時代を生きることになりました。しぶとく参りましょう。
{雨量はmmで計測しますが、この間に日本全土に降った雨の質量はどのくらいのものなのでしょうね。誰か見積もってくれないかな。とんでもない重さの「水」が気体の水蒸気として空中を飛んで来る。それを運んでくるエネルギーはやはり太陽から供給されるもの。考え始めると気が遠くなりそうです。}
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