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2020年5月20日 (水)

ハボタン

0414_1habotanmi
2020.4.14
アブラナ科らしい棒状の実がいっぱいできるんだろうと思っていました。

0509_18habotan
5.9
でも、実は太くならずどんどん落ちます。
自家不和合性のためです。
一株しかありませんので、結実できないようですね。
コマツナの花がありましたが、交雑しなかったのでしょう。

↓Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3

ハボタンは自家不和合性を持つため、他のアブラナ属近縁種植物と交雑しやすく、種取りや品種改良では注意する必要がある(販売されている新品種の多くはキャベツ同様の一代雑種であり、種子を採っても同じものは育たない)。

「一代雑種」「雑種第一代」のことを「F1」といいます。花や野菜や、園芸店で購入する種子はほぼすべてF1です。

高校生物でもこの言葉、出てきたと思いますが。略語が出てきたときは元の言葉も同時に提示するのが私の主義でして。
the first filial generation 」です。

filial
►a 子の,子としての (:~ duty [affection]);〔遺〕 親から…世代の.
[OF or L (filius son, -a daughter)]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

メンデルの法則を学習した方も多いと思いますので、ここではこれ以上立ち入りません。

★ただ、「優性」「劣性」という言葉は不快でしてね。優性というのは別に優れた性質ということではありません。F1で現れる方の性質です。ごく大雑把にいうと、ある酵素を作る遺伝子があって、その遺伝子がちゃんと働くものと、どこかに変異を生じて働かなくなったものがあるとしましょう。酵素を作れる場合その性質が現れる、酵素を作れない場合その性質が現れない、そういうことなのです。

でも、雄性という言葉は、「優生保護法」などの「優生」と混同が生じやすい。優生保護法は1996年まで存在していたんです。
障害者が劣った遺伝子を持っているとして、弾圧されたり虐殺されたりしてきた歴史が実際にあるわけです。
障害者教師として、そのことを生徒にもきちんと話して、当時は公用ではありませんでしたが「顕性」「不顕性」という言葉に置き換えて授業をしましたっけ。
2017年に日本遺伝学会は「顕性」「潜性」という表現を公式に決定しました。

どうぞ顕性・潜性という言葉になじんで、これをお使いください。

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