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2020年5月

2020年5月29日 (金)

キイチゴ

0421_29kiitigo 2020.4.21
花は終わり、実の季節。これから熟していきます。

0429_15kiitigo 4.29
食卓にて。この頃から毎日のように、何個か熟した実が食べられるようになりました。
個々の粒々がコロンと落ちやすいんです。イチゴとは違う。

0517_13kiitigo 5.17
カウントはしませんでしたが、いっぱい食べましたよ。
ほんのりした甘味が絶品。口の中にしあわせが満ちます。

0524_18kiitigo 5.24
多分これが今シーズン最後。
ひょっとして奥の方にまだあるかもしれませんが、木の前に立ってぱっと見えるものとしては最後。
こんなにいっぱい食べたのは初めてかな。
強い植物でしてね。勝手に生息範囲を広げます。全部育てたら大変なことになりそう。
こういう果実が、垣根にあったりして、子どものころ、そういうのをつまんで食べましたっけね。

ポピー

0421_26poppy 2020.4.21
開ききっていない姿が、かわいくて撮影。
「幼い」姿って、動植物、なんでも、かわいいな。
育ちゆくいのちは歓びです。

ハルジオン

0421_22harujion 2020.4.21
ピンクが濃い集団。
0421_25harujion
ここではほぼ白。

先日、電鉄会社の草刈りがありましたので、これらのハルジオンなどは、みな刈り取られましたが、しぶといですからね、またすぐに出てくると思いますよ。
柵際のタチアオイなどは残っています。
秋の草刈りだと、枯葉などに潜り込んで越冬に向かおうとする昆虫たちがダメになってしまう、と心痛むのですが、今の季節は生命力が充満していく時期、またどんどん復活してきます。

ナミテントウ

0421_21namitentou1 2020.4.21
今年、このタイプをよく見ます。これまで見たことがなかったと思うな。今年、初めて見た時は戸惑いました
0421_21namitentou2
星は片側9個のようです。両側で18個。
てかてか光っているというのは一つ重要な特徴でしょう。
ナス科の植物につくニジュウヤホシテントウなんかは、翅に微毛があって、艶消しになっています。
星がいっぱいのテントウムシ、わぁ害虫だ!と思わないで、よく見てください。
ナミテントウは成虫も幼虫もアブラムシを食べますから。

ブルーサルビア

0421_20bluesalvia2020.4.21
お、つぼみが出てきたぞ。

0505_9bluesalvia 5.5
一番下から咲き始めました。

0511_7bluesalvia 5.11
咲き上がっていきます。
シソ科です、という姿。ジュウニヒトエと似ている、当たり前だけど。
線路柵の下で他の植物とごちゃごちゃになっていたのを、鉢に集めて楽しんでいます。

ラナンキュラス

0421_18ranunculus 2020.4.21
盛りは過ぎようとしていますが、この強烈な色彩、見とれてしまいます。

0424_9ranunculus 4.24
八重とはいっても、ずいぶん違いますね。
日本語では「八」は「いっぱい」ですよね。七重八重に重なるわけで。
英語ではどうも八重咲きのことを「double」と表現するみたい。私の乏しい知識では。
言語感覚って、面白いですね。

2020年5月28日 (木)

群れ咲く

0421_17siranndo 2020.4.21
黄色いのはパンジー、紫色とセットなんですがちょっと鮮明ではない。
手前の赤紫はシラン。
左下の紫色はジュウニヒトエ。
ホタルブクロの葉が見えていますが、花はまだ。

わぁ、と思っていただければ幸いです。

ヒゴクサ

0421_15higokusa 2020.4.21
上が雄性花、下が雌性花です。

0424_10higokusa 4.24
雌性花の糸のようなものは柱頭だそうです。効率よく花粉を受けられそうですね。
5年くらい前かな、池のそばに勝手に自分でやって来た草です。以来毎年咲いてます。
鳥が運んできましたかねぇ。詳細はわかりません。

タンポポ

0421_11tanpopo 2020.4.21
地面ぎりぎり、高さ5cmあるかな。
花は低く咲き、茎を高くのばして羽毛のある果実を飛ばします。
省エネな生き方なのかもしれません。

クロウリハムシ

0421_9kurourihamusi 2020.4.21
そこはハボタンでしょ。ウリじゃないんだけどな。と余計なおせっかい。

https://www.insects.jp/kon-hamusikurouri.htm
「カラスウリ類の葉を好んで食べ、他にダイズ、エノキ、シソなども食べる。幼虫は地中にいて、ウリ類の根を食べて育つ。」

なるほど、ウリ限定ではないらしい。
花弁の裏側をかじっているようにも見えますね。おいしけりゃいいんだよ。と。

ボタン

0421_2botan 2020.4.21
買い物帰りの妻の撮影。
これは何だ?
牡丹でしょ。
そうなんだ。有名な割に花の姿をきちんと見ていない。
長谷寺で、咲き誇る牡丹を見たこともあるのにな。
あいまいなものです。お恥ずかしい。

カエデ

0419_18kaede
2020.4.19
まだ花の姿を残しながら実の時代へ移行していきます。

0427_10kaede1
4.27
ほぼ、実。ほんのわずかに花の名残も。

0429_14kaede
4.29
青空に輝く葉。

5月24日の朝日新聞・天声人語からの孫引き。

 新緑のなかでも楓(かえで)の葉の美しさは格別で、ゆえに古くから愛されてきた。吉田兼好は『徒然草』に「卯月(うづき)ばかりの若楓(わかかえで)、すべてよろづの花・紅葉にもまさりてめでたきものなり」と書いた。初夏の楓は、どんな花や紅葉よりもみごとだと

「めでたい」は現代の用法感覚とは少し違いまして。

めでたし(ク)
(メデ(愛)イタシ(甚)の約。
広辞苑第六版より引用

0521_32kaede
5.21
伸びやかに育ちゆく姿は、見る者の心をほぐしてくれますね。

2020年5月27日 (水)

ツリガネズイセンかな

0419_17turiganesou1 2020.4.19
ご近所の家の前の線路柵下。
この花、私共夫婦の間ではツリガネソウで通っていたのですが。
0419_17turiganesou2
下の「季節の花300」のサイトを見ていたら、迷いが生じまして。
0419_17turiganesou3
葉が細いですよね。スイセンのようだ。
となると、ツリガネズイセンじゃないのか。
科も違うようです。
マイッタな。(マイッタばかりの爺さんだ)
この際、ツリガネズイセンということにします。
違っていたらご指摘ください。
(ホタルブクロがツリガネソウと呼ばれていることもあるようで、名前はかなり混乱してますね。)

https://www.hana300.com/turiga.html
釣鐘草(つりがねそう)(カンパニュラ、風鈴草(ふうりんそう))(Campanula, Bell flower)
桔梗(ききょう)科

https://www.hana300.com/turizu.html
釣鐘水仙(つりがねずいせん)
百合(ゆり)科

ハチ

0419_13hati 2020.4.19
ミツバチだろうと思いますが、ニホンミツバチのほうかな。確認はできませんでした。
ムラサキツユクサの花をちょんちょんと訪れていました。
身体は空中で、口を伸ばしているところだと思います。

ヨツボシテントウ

0419_12yotubositentou 2020.4.19
ヨツボシテントウだと思うのですが、自信があるわけではない。(同じフレーズが繰り返されます。古い言葉で「傷ついたレコードのようだ」とも言いましたが。)
ベダリアテントウというよく似た種類のテントウムシがいるのです。
↓このサイトによると
http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/phymatosternus-lewisii.html
ヨツボシテントウ

ベダリアテントウのほうは上の紋がななめ下になっているのに対し,このヨツボシテントウは丸い模様になっているので,野外行事や講演などでは「泣いている顔のベダリアテントウ,笑っている顔のヨツボシテントウ」という具合に見分け方の説明をしています.

ということなのですが。
さて冒頭の写真はどっちだろう?マイッタ。

http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/rodolia-cardinalis.html
ベダリアテントウ

ヨツボシテントウは幼虫・成虫ともにアブラムシを食べます。
ベダリアテントウは、柑橘類の害虫であるイセリアカイガラムシを駆除する目的でオーストラリアから導入されたものだそうです。

さて、どっちかな。(ヨツボシテントウの側に傾いてはいるんですけどね)

ハナイバナ

0419_11hanaibana2 2020.4.19
ハナイバナだと思うのですが、自信があるわけではない。小さな花です。直径3mmあるかな。
すごくよく似たキュウリグサというのがありまして。
以前にも迷ったことがあるはず。そこから前進していません。

下に参考サイトへリンクしますので、ご覧ください。
http://mikawanoyasou.org/data/hanaibana.htm
ハナイバナ  葉内花

http://mikawanoyasou.org/50on/wamei-data.htm
キュウリグサ  胡瓜草

カメムシ

0419_9kamemusi 2020.4.19
アジサイの葉の上なんですけど。
曲がった葉に落ちた引き伸ばされた影、が面白いと撮ったもの。
一枚しかないんですよ、虫はすぐ落ちるように去りまして。
赤いカメムシ。翅の先端部が黒いのかな、と見えます。
で、なんだろう?
私の知識ではわかりません。
こんなアングルで種が識別できるようでしたらご連絡ください。お願いします。

ネコハエトリ

0419_8nekohaetori1 2020.4.19
クローバーの葉の上ですが、最初なんだかよくわからなかった。
よく見ると、逆さまなんですね。
↓ひっくり返すと
0419_8nekohaetori2
見慣れた顔になりました。
パターン認識がうまく働かないこともあるんです。

2020年5月26日 (火)

セキショウ

0419_7sekishou1 2020.4.19
教えていただいて名前を知ったセキショウ。
0419_7sekishou2
これ実ができるんじゃないか、と思っていたら、いつの間にか、消えてしまいました。
ぼんやり者でしょうがない。
もし来季も出会えたら、もう少しちゃんと追跡したいと思っていますが。
年だしなぁ。覚えていられっかな。自信がない。

ユキノシタ

0419_5yukinosita1 2020.4.19
教師としての最後の勤務校から頂いてきて家に定着している株。
さすがにちょっと思い入れが深い。
0419_5yukinosita2
生物教材として、走出枝(ランナー)で栄養生殖するものとして、オランダイチゴ、ユキノシタをよく例に引きます。
でも、種子もできるんですよ。有性生殖でちゃんと遺伝的な多様性も担保しているのです。
日陰にも強いようで、毎年楽しませてくれます。

イエユウレイグモ

0418_1ieyuureigumo 2020.4.18
いくら我が家が虫を強く排除しないからといって、そうそう獲物が飛ぶことはないでしょう。
飛んできて網にかかるといったら、蚊くらいのもの。それだってそう多くはない。
一体どれほどの食事をしたら生殖までたどり着けるのか。毎年見かけますから、細々とではあれ繁殖しているんですよね。
究極の省エネ生物だと思います。
屋外のクモはそれなりに小昆虫と出会うでしょうけどね。

レンギョウ

0417_14rengyou_thelast 2020.4.17
今シーズン最後の花です。
ヤマブキとか、菜の花、コマツナ、ハボタンなど黄色の花が輝くシーズン。
コロナ禍のなか、せめて植物たちの花は「順」であってほしいですね。心が穏やかにやすまりますように。

ツマグロオオヨコバイの交尾など

0417_10tumaguroooyokobai1 2020.4.17
ツマグロオオヨコバイが交尾していました。
以前、交尾中にブンブンという羽音を立てるのを、見、聞いたことがあるのですが、今回は静かに交尾していました。
0417_15tumaguroooyokobaibutukaru
これは交尾とは無関係。
虫の姿を求めてふら~りと歩いていたら、何かが私の頬にぶつかってきまして。振り払ったのですが。
すぐそばの葉に降りました。なんと、ツマグロオオヨコバイ。
ツマグロオオヨコバイに好かれる爺さんになったか、と苦笑。いいけどさ。
「虫が好かない」という言葉はありますが、「虫が好く」爺さんって、のどかでしょ。

↓この記事で交尾中の羽音について書いています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-6d00.html
2009年4月14日 (火) ツマグロオオヨコバイの交尾

↓これは多分交尾を求めるオスの行動。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-91e7.html
2010年6月 9日 (水) ツマグロオオヨコバイ

ハルジオン+

0417_8harujion1 2020.4.17
ハルジオンがきれいだ。ピンクがかっています。
右上。あ、何かいる。
0417_8harujion2
ルリマルノミハムシのようですね。現場で気づいていなくてちゃんと撮れませんでした。
この花ではヒメマルカツオブシムシもよく見かけます。

2020年5月25日 (月)

日照時間

先週は「変」だったんです。
4月が寒くて、5月に入ったら1日からとたんに夏日になりましてね。
暑い5月になるのかなと思っていました。実際2階の部屋は温室になって、弱く冷房を使ってみたりしました。
それがですね。
0522_20nisshojikan

17(月)~22(金)の5日間、日照時間がゼロになってしまった。
「5月として42年ぶり」だそうです。

 日  最高気温  最低気温  日照時間
17  28.2  15.8  11.7
18  20.1  18.7  0
19  19.2  13.4  0
20  15.4  10.9  0
21  14.8  10.7  0
22  18.1  12.8  0
23  23.7  15.3  2.8

21日の平年値は
  最高気温 23.3℃
  最低気温 14.5℃
21日なんか、日最高気温が最低気温の平年値くらいまでしか上がらなくて、この2,3日は暖房を使いました。
何というこっちゃ。
「不順」ですね。落差が大きいのが辛い。
23日は、朝は曇り、午後に入って陽が射すようになり、夕方にかけて3時間弱の日照がありました。
24日の日曜日は、久しぶりに朝から陽が射して、気持ちよかった。お天道さまは、やっぱりいいな。
老人は穏やかに暮らしたいなぁ。お天気さんよろしくお願いしますよ。

 

ナミテントウ幼虫

0417_6tentoumusiyoutyuu 2020.4.17
ナミテントウの若齢幼虫ではないでしょうか。
齢を重ねると、特徴的な模様が出るのではないか。

0522_9namitentouyotyu 5.22
こういう模様になればナミテントウの幼虫であることが確定なのですけど。
いろいろわからないものが多くて、知らないことの圧倒的な多さにため息が出ます。

アブ

0417_2abu 2020.4.17
またわからない。体調はホソヒラタアブ程度。真っ黒けでもない。
一応「クロアブ」で検索すると、Googleが「もしかして: クロアプ 」などと余計なことを表示しますが。
↓このブログでは
https://ameblo.jp/akinauei3123masa/entry-12484093503.html
よく似たアブの写真があって
「クロアブ  色々と調べたが名前がわかりません。ホソヒラタアブと一緒に飛んでいました。」
とあるのですが、他にはなかなか似た写真がない。
困った結果。
タイトルは「アブ」としか表示できませんでした。

コダカラソウ

0417_1kodakarasou 2020.4.17
気づかずにいてごめんね。
遠くから見かけてはいたのですが、カタバミのような気がしてちゃんと見ていませんでした。
もう、花の時期も終わりになるときに気づくとは、なんともうっかり者。
次の季節にはちゃんと見るよ。

アカカタバミ・ムラサキカタバミ

0416_19akakatabami 2020.4.16
アカカタバミを見るのは久しぶりという感じがします。
葉の色からの命名です。
0416_21murasakikatabami
ムラサキカタバミが私の周囲ではすごく増えた。
花の色からの命名。
都会でも足元の「隙間」にはいろいろな植物がいるはず。
探しながら歩いてください。

ハチ

0416_8hati 2020.4.16
脚が白いのは特徴的だし、調べりゃすぐわかるだろう、と一枚撮って。
甘かった。
一応の見当は「クロハバチ」ではないか、というものですが。
自信はない。ハチ屋さん、教えてください。

ナミテントウ

ちょっとクラっとしてください。
0416_7namitentou1 2020.4.16
ナミテントウとしてよく見るタイプ
0416_7namitentou4
赤い模様が丸くなっていますが、ナミテントウでしょう。
0416_7namitentou2
星がいっぱいタイプのナミテントウ。
0416_7namitentou3 12:27撮影
模様が全然違うけど、交尾が成立するのですから同じ種ですよね。
0416_22namitentou1 12:51撮影
ナミテントウのいる場所を離れて一回りしてきました。
まだ交尾中でした。
この2匹の子はどんな模様になるのでしょうね。
ナミテントウの模様の多形はすごいです。

2020年5月22日 (金)

ワカバグモ

0416_5wakabagumo 2020.4.16
ワカバグモのオスですね。
メスは腹部がもっとふっくらしていますし、全身緑色のはず。
オスは少し赤っぽい感じになります。
カニグモ科という科に属します。網を張らずに獲物を待機するタイプです。
我が家では時々見かけますね、数は少ないけど繁殖はしているのでしょう。

なかよしさん

0416_3poppymurasakihanana 2020.4.16
ムラサキハナナとポピーが一緒に咲いていました。
ムラサキハナナはアブラナ科ですから4弁。ポピーって4弁だったっけ。ふととまどう。
ポピーはケシ科で、基本形は4弁でいいのです。
雑然としてますので、光を求めて伸び上がったり、強引に割り込んだり。
で、こういう風景が生じるのです。
楽しいでしょ。

八重桜・南殿(なでん)

0416_2naden 2020.4.16
花の後に、こういうものがわずかに残ることがあります。
八重ですから結実しませんが、子房のふくらみがしばらく残ったりするのです。
本当は花の後に種子を作り、遺伝子を交雑して多様な子孫を残したいのでしょうけれど。
人間のエゴというべきか。種子の出来ない花を愛でている。
人間が絶滅したら、こういう品種は千年のスケールの中で絶滅するのでしょう。
なんだか哀しい気もします。

レンゲソウ

0415_30rengesou 2020.4.15
マメ科つづき。
我が家でもレンゲソウの種子を蒔いて、発芽したのですが、今年は鳥に食べられて全滅してしまいました。
ネットでもかぶせて鳥除けをしてやらないといけませんね。
上の写真は買い物帰りの妻の撮影。
色といい花の姿といい、大好きなんです。二人ともレンゲ畑の記憶を持つ年齢。
また来年挑戦します。

ストロベリーキャンドル

0415_29humei 2020.4.15
これは妻もわからなかった。
わからないままに、きれい、と撮ってきました。

0421_3allium 4.21
ストロベリーキャンドルというのがこれだったかも、と妻が気づく。
調べて、私もそうなのか。

↓マメ科ですって。
https://flower365.jp/11/166.html

【ストロベリーキャンドルについて】
 ストロベリーキャンドルは、南ヨーロッパ原産のマメ科シャジクソウ属の宿根草ですが、暑さに弱く夏には枯れてしまいますので秋まき一年草として扱われます。明治時代に牧草として渡来したと言われていますが、花が魅力的ですので花壇などに植えられています。
 クローバーの仲間で、クリムゾンクローバーあるいはベニバナツメクサとも言いますが、赤い花穂がキャンドルのように見えることから、ストロベリーキャンドルと呼ばれることが多いようです。

↓過去記事ですが
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-0cb7.html
2018年5月29日 (火) ブラシノキ

ここでの写真はブラシノキなのですけれど、関連してキャッツテールとストロベリーキャンドルについても調べてリンクなど貼ってあります。よかったらどうぞ。

マーガレット

0415_28margalet1 2020.4.15
妻の撮影。
これ何だっけ?マーガレットでしょ。
う~む。
正直なところ、キク科の花がだんだん識別できなくなってきましたね。
ガーベラというのもあったよな。この頃あまり見てない気もするけど。
0415_28margalet2
これもマーガレットか。
0415_28margalet3
園芸品種は手に負えなくなってきました。
花屋さんで「言われた通り」に覚えるっきゃないかな。

2020年5月21日 (木)

アリウム

0415_27allium 2020.4.15
妻が買い物帰りに撮影。
これは何という花か、と私が訊くと、「アリウムなんとかかんとか」というんじゃなかったかな、とのこと。
アリウム・ギガンチウムというのは以前に咲かせたことがありますが、あれとは違うしなぁ。

0421_1allium 4.21
きれいですね。ブログに載せたいけれど、名前がわからなくっちゃな。
「アリウム」で検索して画像を眺めていると、似た花がある。
アリウム・カエルレウム(A. caeruleum)
というのが似ていました。
「アリウム」というのはネギ属の属名で、その中にたくさんの品種があるようです。
園芸品種はむずかしいや。

モチノキの花

0415_23motinoki1 2020.4.15
あまり花を咲かせる木ではないのですが、今年はやや多目に咲いてくれました。
 0415_23motinoki2
目の高さあたりの花で気づいて、上を見上げたら葉の間にもいくつか。
数えられませんが、「10の桁」というくらいの数かな。

0416_12motinoki 4.16
つぼみが全部開いたわけではありませんが、かなりの数になったようですね。

↓過去記事(この年は花は一つくらいだったような気がしますが)
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9aac.html
2012年5月15日 (火) モチノキ

スイートピー

0415_22sweetpea1 2020.4.15
線路柵のところのスイートピーは今年はちょっと不作です。
立ち上がりやすいように、紐も張っておいたのにね。
でも、鮮やかな色の花もちょっぴりですが咲いてくれました。
0415_22sweetpea2
色の名前にはとんと疎い。
朱色?緋色?
ま、そのあたりでしょう。違うかな。

0416_11sweetpea 4.16
赤、白とあわせて3色咲きました。
香りが立ち込める、というところまではいかなかったな。


ユウゲショウ開花

0415_21yuugeshou_the1st 2020.4.15
今年の第1号です。
「夕化粧」。花の色が艶(つや)っぽいということでしょう。
「婀娜(あだ)っぽい」という言葉もありますが、もう死語かな。
とにかく、おじいさんもうっとりの可憐な花です。

あ‐だ【婀娜】
①女の美しくたおやかなさま。白氏文集「春態紛として―たり」。太平記[20]「しをれ伏したる気色の、折らば落ちぬべき萩の露、拾はば消えなん玉ざさのあられよりなほ―なれば」
②色っぽくなまめかしいさま。洗練されて粋なさま。梅暦「一日増しに―になるおめへを」。「―な姿」
広辞苑第六版より引用


★まるっきりの別件
春日八郎さんのヒット曲「お富さん」。私は小学校低学年だった。で、そのガキの私、学校帰りに大声で歌いながら帰ってきた。お袋にこってり絞られましたね。「どこのアホなガキが歌っているかと思ったらアンタだったとは。もう、顔から火が出るようだよ。子どもが歌う歌じゃない。」とね。
後から知ったことですが、本人は歌詞を全くわかっていなかった。誤解の塊だったのです。
「粋な黒塀 見越しの松に 婀娜(あだ)な姿の洗い髪」
「黒兵衛さん」「御神輿に松が積んである」「仇名」・・・
「婀娜」なんて知るわけもないですよね。小学生のガキが。
すごい誤解でした。

蛭子

前の記事で古事記が出まして、そのからみもあって、蛭子の話を書きたくなりました。

★今年の2月でした。オリンピックの聖火リレーに関する朝日新聞の連載記事に「おっ」と思ったのです。

(聖火がまちに:23)山口 「箱車」と共に、楽しんで生きる姿見せたい TOKYO2020(朝日新聞デジタル 2020年2月20日)

 電動の車輪が付いた木箱に体をはめ込むように収め、わずかに動く左手でレバーを操作する。旧産炭地・山口県宇部市の米原ろしゅうさん(86)は「箱車(はこぐるま)」と呼ぶ手作りの車いすに乗り、聖火リレーに臨む。
 生後3カ月で脊髄(せきずい)性小児まひ(ポリオ)になり、手足がまひ。座ることや寝返りができない重い障害を抱える。戦時中だった子どものころは学校側に受け入れ態勢が整っておらず、読み書きは独学で覚えた。
 37歳の時、弟に箱車を作ってもらい、活動範囲が広がった。介助者がいなくても外出できるようになり、障害者が暮らしやすい環境整備を行政にかけ合うなど、積極的に行動するようになった。
 自分には関係のないイベント――。前回の東京五輪はそう思った。その後、バリアフリーの意識が広がり、障害者を取り巻く環境は変わった。だが、多くの重度障害者は自立した生活を送ることが難しく、課題はあると感じている。
 「自分が挑戦することで、重度障害者が楽しんで生きている姿を見せたい」
 トーチを持つことはできない。それでも、箱車に固定して走ることはできる。

ポリオの後遺症で重い障害を抱える方です。そして、「ろしゅう」を名乗っておられる。
私の頭には「蘆舟」という漢字が浮かぶ。古事記に出てくる「いざなぎのみこと」と「いざなみのみこと」の最初の子の話を思い出しました。体がふにゃふにゃして歩けず、蘆の舟にのせて流した、という話。

ひる‐こ【蛭子】
日本神話で、伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)二神の間に最初に生まれた子。3歳になっても脚が立たず、流し捨てられたと伝える。中世以後、これを恵比須えびすとして尊崇。ひるのこ。古事記[上]「子みこ―を生みたまひき」
広辞苑第六版より引用

この蛭子というのは、脳性麻痺者のことではないか、と言われています。
米原さんは、古事記の記述をご存知で、ご自分を「蛭子」になぞらえ、蘆の舟にのせられた身だよ、と名乗っておられるのではないかと拝察します。

https://roshu.exblog.jp/2604365/
★ 米原ろしゅう ★ 箱車面白人生

↑ここで米原さんは「生後3か月で高熱のため脳性小児麻痺となり、一度も歩く感覚を味わっていない。」と書いておられます。
脳性麻痺というと、出産時の低酸素脳症などが多いとも聞きますが、ポリオの高熱で脳障害を起こされたのでしょうね。
私は満1歳直前にポリオに罹患しましたので、私も「一度も歩く感覚を味わって」いません。
左脚が不自由になり、右足一本だからと「一本足のかかし」の神「崩彦」を名乗ったわけですが、米原さんは、蘆舟にのせられて流された蛭子にご自分をなぞらえたのでしょう。

↓参考
https://www.hmv.co.jp/artist_%E7%B1%B3%E5%8E%9F%E3%82%8D%E3%81%97%E3%82%85%E3%81%86_200000000642605/biography/
米原ろしゅう プロフィール
昭和8年7月17日、山口県阿武郡阿武町奈古にて出生。生後3か月で高熱のため脳性小児麻痺となり、一度も歩く感覚を味わっていない。両親は、社会から隔離しないで世間の人の目に触れさせてふつうに育てる。それが今日の地域で生きる基本となっている。12歳で終戦を迎える。戦争の悲惨さを身をもって体験する。その当時の障害者は就学案内すら受け取れず、読み書きは独学で取得し、本をいろいろ読み知識を取り込む。20歳で将来のことで悩み続ける。株式投資について8年がかりで学び、30歳で株式投資コンサルタントを始める。40歳でタバコ販売許可を苦難のすえ取り、9年間地域の人たちとコミュニケーションを取りながら生活し、その経験が現在の地域で生きる基盤となっている。65年間介護してくれていた母が88歳で亡くなったが、現在もホームヘルパーの1日4回の支援で在宅生活を続けている。重度の身体障害をもった自分だからできることを見つけて、バリアフリーの街づくりなどの障害者運動や障害者のピアカウンセリングをしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『箱車面白人生 障害者プロとして生き抜いた70年』より

↓こういう公的なお仕事をなさっています。
http://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/35/index.php?action_kouhyou_detail_001_kihon=true&JigyosyoCd=3570201636-00&ServiceCd=110
2020年01月20日15:00 公表
ろしゅうケアセンター集いの家

↓三重県の文書です。
http://www.pref.mie.lg.jp/KUSARI/HP/kusanomi/50/kinenshi/kirokusyuu/hiruko.htm

 古事記などにある「蛭子伝説」によれば、日本最古の神とされる伊邪那岐命、伊邪那美命(いざなぎのみこと、いざなみのみこと)夫妻は、初めての子が生まれつき体が異常に柔らかかったので、蛭のような子「ひるこ」と名付けました。しかし、3歳になっても歩けなかったことから、葦の舟で海に流しまったそうです(神様でもひどいことをするものですが、現在なら児童相談所が介入しているでしょうね)。
  国学者で小児科医でもあった本居宣長は、その症状から「ひるこ」を脳性麻痺か筋萎縮症の障害児と診断しています。
  しかしその後「ひるこ」は、漁民に救われ、のちに七福神の仲間入りをし、大黒様とのコンビで有名な「ゑびす様」としてあがめられました。左図のように大黒様は立っていますが、ゑびす様はいつも座っている姿しか描かれていないようです。
 「ひるこ」は、障害をもちながらも見事な復活を遂げたことから、「リハビリテーションの祖」とも呼ばれています。
          (参考:花田春兆著「日本の障害者」など)。
 神話でもあり、真偽のほどは分かりかねますが、古代における障害者観の一端を垣間見ることができるようです。
 ちなみに、伊邪那岐命、伊邪那美命の二番目の子は、淡島(あわしま)と呼ばれていましたが、知的障害を伴っていたとも伝えられています。そして、三番目の子が、天照大神(あまてらすおおみかみ)で、神明神社の総本社である三重県の伊勢神宮に祀られています。

私は花田さんの文章に接したことがあるような気がします、はっきりした記憶はないのですが、多分ね。
で、「蛭子」が「ゑびす」になったという話はごく最近知った話なのです。で、漫画家の「蛭子」さんを「えびす」さんとお読みすることに納得がいったのでした。

えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】
(エビス(夷)と同源)
七福神の一つ。もと兵庫県西宮神社の祭神蛭子命ひるこのみこと。海上・漁業の神、また商売繁昌の神として信仰される。風折烏帽子(かざおりえぼし)をかぶり、鯛を釣り上げる姿に描く。3歳まで足が立たなかったと伝えられ、歪んだ形や不正常なさまの形容に用い、また、福の神にあやかることを願って或る語に冠し用いたともいう。
広辞苑第六版より引用

長々しい独り言をお聞かせしました。

いろんなことがあるもんさ。と。

 

崩彦

↓下の記事で「尼彦」のことを少し書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-f3d097.html
2020年5月15日 (金) アマビエ または アマビコ

「彦」につられて、崩彦のことを書きたくなりました。
私は崩彦などとも名乗っているのですが、これは古事記に由来する名前です。
以前「案山子庵雑記」というHPをやっていましたが、そこで「『くえびこ』ってなぁに?」という文章を書いたことがありますので、そこから一部をご紹介します。

***************************************
「くえびこ」ってなぁに?

 久延毘古(くえびこ)とも書きます。
 この「くえびこ」というのは古事記に出てくる「案山子の神様」のことです。私はポリオ後遺症によって、左足が不自由な身体障害者です、ということは「自己紹介」で書きました。そのことは当然私の人格形成にも影響を与えたわけで、高校時代から、自分の「一本足」になぞらえて「案山子(かかし)」というペンネームで雑文を書いたりしていました。
 大学の教養学部時代に、古事記の講読講座を取りました。最高に楽しい講義で、毎回最前列に席を取って、先生といろいろやりとりをしながら学びました。古事記の歌の元になっている風土記なども併せて読み、古代の日本人の生活のイメージを鮮明に描かせていただきました。童謡風の歌に、メロディーをつけて歌って聞かせて下さったり、素晴らしい講義だったのです。その講義で「くえびこ」という存在を知り、以来使っています。

★世界大百科から引用します

 久延毘古(くえびこ):《古事記》にみえる神の名。〈クエ〉は〈崩(く)ゆ〉の連体形で身体の崩れた男を指すと思われ,また案山子(かかし)のことである。大国主(おおくにぬし)神が出雲の御大(みほ)(美保)の岬にいたとき,海上から羅摩(かがみ)の船(ガガイモの船)に乗り,鵝(ひむし)の皮(蛾の皮)の衣服を着た神が近づいた。だれもその神の名を知らなかったが,谷ぐく(ヒキガエル)は〈クエビコなら知っていよう〉と答えた。クエビコに尋ねてみると〈これは神産巣日(かむむすび)神の御子,少名毘古那(すくなびこな)神(少彦名命)です〉という。そこで神産巣日神にいうと〈まことに私の指の間から漏れ落ちた子だ〉との返事を得た。少名毘古那神は,こののち大国主神と協力して国造りをし,やがて常世国(とこよのくに)へ渡る。少名毘古那神の素性を知らしめたクエビコは,〈山田の曾富騰(そほど)(濡れそぼつ人)〉すなわち歩行不能の案山子であるが,天下の事を知る神とされている。身体の不自由な者が〈異形(いぎよう)の人〉として,知恵者の化身と考えられていたことを示している。          西宮 一民
(C) 1998-2000 Hitachi Digital Heibonsha, All rights reserved.

 古事記には「この神は、足は行かねども、盡に天の下の事を知れる神なり。(このかみは、あしはゆかねども、ことごとにあめのしたのことを、しれるかみなり」とありました。「異形のものは異能をもつ」という感覚が古代人にはあったようですね。「崩」はまさに体がバランスを失って「崩れている」ということでしょう。「彦」は「日子」で、「男性」です。「姫」は「日女」で「女性」です。ですから、「崩彦」は「崩れた男」でしょう、まさに身体障害者の象徴なのではないかな、と思っています。
 まさか私が「天下のことすべてを知っている」わけでもなし。「異能の男」というには平々凡々にすぎるのですが、脚が片一方不自由だ、ということになぞらえて、「くえびこ」=「崩れる男」が気に入っています。また、同じく教養学部時代に俳句のゼミを取っていました。その時の俳号が「崩彦」でした。
 朝日ジャーナルに論文を載せたことがあって、その時のペンネームが「和 崩彦」。これは「すべての人のこころが和(なご)み、和(な)ぎますように」というつもりで「なぎ くえびこ」です。
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というわけで、すごいでしょ「足は行かねども、盡に天の下の事を知れる神なり」とね。
Kuebiko
今はもうない明正高校で担任をしたときのクラス通信は題して「くえびこ」。
同僚の美術の先生がささっと描いてくれた絵です。
稲が稔ってますね。スズメも飛んでいる。ちょこちょこっと描いてこれだもんな、さすが美術の先生はすごい。
まさしく「某は案山子にて候雀殿 漱石」ですね。

さて、崩彦の話はこれでお終い。次は「蛭子」です。これも古事記から。

2020年5月20日 (水)

最高気温≒最低気温

昨日、夜7時前の気象情報を見ていましたら。
最高気温と最低気温の「予報値(前日比)」から計算すると
「え!?今日の最高気温は19℃、最低気温も19℃なのかよ」夫婦二人で大笑い。珍しいことですね。
有効数字2桁で最高気温と最低気温が一致してやんの。

今朝の新聞の気象の記録欄をみたら
  最高気温 19.2℃
  最低気温 18.5℃
でした。なるほど、小数点以下を四捨五入すると、どちらも19℃なんですね。いやはやナントモ。
但し新聞には〆切りがありますので
「最高気温は午後3時まで、最低気温は午前9時までの値」
なのです。夜中にはもっと下がったはずだよな、と妻と二人で笑いました。
で、気象庁の記録を見ましたら。
  最高気温 19.2℃(04:35)
  最低気温 13.4℃(24:00)
やっぱりね、夜中にかけて気温がぐんぐん下がったのでした。
この様子をグラフでお目にかけます。
0519kion
日付が変わってから19時頃まで、変動幅約1℃に納まってますね。すごいなぁ。
日中の通常生活の間中ずっと気温が変わらないなんて、やはりちょっと珍しいことのように思えます。
私のあずかり知らぬところで、13℃まで下がったようで。寒いから布団ひっかぶって寝てました。
冷房が欲しかったり、暖房が欲しかったり。体にきつい日々が続いております。
読者の皆様、身体をいたわってください。今は風邪をひいてるわけにもいきませんからね。
よろしく、どうぞ。

ノゲシ

0415_20nogesi 2020.4.15
ノゲシの実です。

こういうのをみると、なんとなく心がほんわかしませんか?
タンポポの実より密ですね。毛も細い。
風に乗って旅をして、次世代の花を咲かせられるのはごくごくわずかなんですけどね。
生物の生き方とは、そういうものです。

ナナホシテントウ

0415_18nanahositentou 2020.4.15
典型的な模様のナナホシテントウを見るとなんだかホッとしてうれしくなります。
ナミテントウは模様のバリエーションが豊か過ぎて。
目の前には、ごちそうの山。ゆっくり、たくさん食べてください。

蛇足:「七星」だと奇数ですね。翅は2枚の偶数。どうして星が奇数なんだ、と思ったことはありませんか?
一枚の翅に3.5星なんです。
3.5+3.5=7
なのですね。頭に一番近い体軸上の星は0.5が2個、左右から合わさったものです。

シラン

0415_17siran1 2020.4.15
この後はもうものすごい勢いで花が増えて見ごたえのある状態になりました。
肉眼ですごいと思っても、撮影すると思うようには写りませんので、想像力で「視て」ください。
0415_17siran2
ほぼ完ぺきな状態を一枚。
美しいですね。

ムスカリ

0415_7muscari 2020.4.15
ムスカリの実が成熟中。
今年は2鉢のムスカリが両方とも実をつけました。
今まで種子をちゃんと見たことがなかったので、今回、完熟に至ったら種子を見てみたいと思っています。

ゆっくりゆっくりどうぞ。

ハボタン

0414_1habotanmi
2020.4.14
アブラナ科らしい棒状の実がいっぱいできるんだろうと思っていました。

0509_18habotan
5.9
でも、実は太くならずどんどん落ちます。
自家不和合性のためです。
一株しかありませんので、結実できないようですね。
コマツナの花がありましたが、交雑しなかったのでしょう。

↓Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3

ハボタンは自家不和合性を持つため、他のアブラナ属近縁種植物と交雑しやすく、種取りや品種改良では注意する必要がある(販売されている新品種の多くはキャベツ同様の一代雑種であり、種子を採っても同じものは育たない)。

「一代雑種」「雑種第一代」のことを「F1」といいます。花や野菜や、園芸店で購入する種子はほぼすべてF1です。

高校生物でもこの言葉、出てきたと思いますが。略語が出てきたときは元の言葉も同時に提示するのが私の主義でして。
the first filial generation 」です。

filial
►a 子の,子としての (:~ duty [affection]);〔遺〕 親から…世代の.
[OF or L (filius son, -a daughter)]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

メンデルの法則を学習した方も多いと思いますので、ここではこれ以上立ち入りません。

★ただ、「優性」「劣性」という言葉は不快でしてね。優性というのは別に優れた性質ということではありません。F1で現れる方の性質です。ごく大雑把にいうと、ある酵素を作る遺伝子があって、その遺伝子がちゃんと働くものと、どこかに変異を生じて働かなくなったものがあるとしましょう。酵素を作れる場合その性質が現れる、酵素を作れない場合その性質が現れない、そういうことなのです。

でも、雄性という言葉は、「優生保護法」などの「優生」と混同が生じやすい。優生保護法は1996年まで存在していたんです。
障害者が劣った遺伝子を持っているとして、弾圧されたり虐殺されたりしてきた歴史が実際にあるわけです。
障害者教師として、そのことを生徒にもきちんと話して、当時は公用ではありませんでしたが「顕性」「不顕性」という言葉に置き換えて授業をしましたっけ。
2017年に日本遺伝学会は「顕性」「潜性」という表現を公式に決定しました。

どうぞ顕性・潜性という言葉になじんで、これをお使いください。

オタマジャクシ

0412_10otamajakusi 2020.4.12
池から火鉢水槽へ移されたオタマジャクシ。
実は、妻からある任務を託されている。
Mission :Yummy 」(「おいしい使命」)
水槽の内側についている苔を食べて頂戴、という重大な使命なのです。

0428_1otamajakusi 4.28
忠実に与えられた使命を遂行し、成長していくオタマジャクシたち。
アリガトネ。

★変態:metamorphosis
カエルは成長過程で「変態」しますね。英語だと「metamorphosis」。
「morph」というのは「形」のことです。
昆虫も変態します。

★さてと。
ネット上のニュースを見ていたら
「梅田駅に「変態」が溢れている――」という情報がツイッターで拡散しているそうですね。
(私、ツイッターに関心がないので、ニュースで知るだけです。)
駅構内が「変態」という文字だらけになっている写真を見ました。
京都水族館(京都市)のリニューアルオープンの広告なのだそうです。海の生物の絵で「変態」という漢字を構成しているようです。
京都水族館の企画広報担当者によると
「開業から約 8 年、変化する時代や環境の中で、京都水族館がこれまで大事にしてきた『水族館のある暮らしを提供する』という本質的な想いは変わっておりません。
その一方で、京都水族館がこれから新しい形態へ変化していく姿勢を『変態』という言葉で表現しています。今後の京都水族館に期待や興味を持っていただくことが狙いです」

ということなのだそうです。インパクトは強いですよね。
↓こちらが記事。いつまでリンクが保たれるかは知りません。
https://news.nifty.com/article/item/neta/12150-662774/
梅田駅が「変態」だらけに その驚きの光景がこちら(2020年05月16日 08時00分 Jタウンネット)

2020年5月19日 (火)

へこたれない レジリエント

新聞を読んでいて、佳い言葉に接しました。

(日曜に想う)人々が築く民主主義、危機にこそ アメリカ総局長・沢村亙(朝日新聞デジタル 2020年5月10日 5時00分)
・・・
 米国を取材していて、深い分断に時にがくぜんとさせられる一方で、市民社会のレジリエンス(へこたれない力)に励まされることも少なくない。
・・・

レジリエンスという言葉は、あまりなじみがないかもしれません。
しなやか、フレキシブル、エラスティックというような言葉はそれなりに耳にする言葉ですが。


resilient
►a はね[飛び]返る;弾力のある;立ち直り[回復]の速い;《対処・反応などが》弾力的な,柔軟な;こわれにくい,丈夫な. [L resile (⇒RESILE);cf. SALIENT]
リーダーズ英和辞典第3版より引用

頑丈で壊れにくいのではなく、弾力的で壊れにくいのです。

↓レジリエンス工学という概念があります。
http://rerc.t.u-tokyo.ac.jp/html/edprogram.html

東京大学大学院工学系研究科「レジリエンス工学横断型教育プログラム」
はじめに
 ・・・
 以上の背景から、レジリエンスという概念が注目を集めています。レジリエンスとは、外乱やシステム内部の変動がシステムの機能に与える影響を吸収し、状態を平常に保つシステムの能力、あるいは、想定を超えるような外乱が加わった場合であっても機能を大きく損なわない、損なったとしても早期に回復できるシステムの能力を意味します。そのような能力を備えた技術社会システム実現のための学理と方法論に関する分野が、レジリエンス工学です。
 レジリエンスは災害や危機への対応力といった意味ばかりでなく、長期にわたるゆっくりとした環境変化にも適応し、生存できるシステムの能力をも意味しています。ですから、変化する社会環境、経済環境の中で、企業がどうやったらイノベーションを継続し、競争力を維持できるかといったこともレジリエンス工学の課題です。
 ・・・

私がレジリエンスという言葉に接したのはずいぶん昔。初期の趣味のプログラマーとして。
レジリエントなプログラムを書け、とね。
プログラムというものは、書いた人の想定を超えた使われ方をすることがあるわけです。
そういう場合に立ち往生してもう動かなくなった、というのではいけない。
それなりの対応をして、ユーザーに知らせ、きちんと終了する。リセットボタンを押させない。
DOSと直接やり取りをするような時代でしたから、泣く泣くリセットボタンを押すことは頻繁にあったんですね。

↓心理学用語でもあるようです。
https://www.jppanetwork.org/resilience

レジリエンスとは、心理学においては、「逆境やトラウマ、惨事、脅威、さらには重大なストレス源に直面したときにうまく適応するプロセス」であり、総じて「困難な経験から『再起する』こと」と定義されます(アメリカ心理学会の定義より)


★困難な時代を生きざるを得なくなっています。
どうぞ、皆様、へこたれないでください。
レジリエントな力を養ってくださいますよう。
心から祈念いたします。崩彦拝

 

ハハコグサ

0412_27hahakogusa 2020.4.12
ベランダにありまして、部屋の雨戸を閉めようとしたら目の前でした。
で、座り込んで、安定した姿勢で接写を試みましたら、こういう写真が撮れました。
普通ここまで近づいて見てはいませんので、ふ~む、こういうものなのか、とじっくり眺めました。

↓すごい写真があります。
https://matsue-hana.com/hana/hahakogusa.html

ハハコグサ(母子草)
・・・
枝先に黄色の小さな頭花を多数つける。両性花のまわりに細い雌花がある。
・・・
頭花の中心に数個の両性花がある。
・・・
5裂した両性花を3裂した雌性花が囲む。
・・・

よく見ています。すごいです。

アブラムシ

0412_19aburamusi1 2020.4.12
カラスノエンドウの茎が太く見える。
アブラムシがたかっているせいです。
0412_19aburamusi2
トリミングしました。アリも来てます。
ソラマメヒゲナガアブラムシというのかな。エンドウヒゲナガアブラムシというのもいるので、よくわかりません。
アブラムシでいいや。
苦手な方はぞっとするでしょうけれど、これでカラスノエンドウが絶滅するわけでもなし。ま、そんなもんです。

ヤエムグラ

0412_17yaemugura1 2020.4.12
ヤエムグラの実です。
0412_17yaemugura2
今年はオオイヌノフグリの実を見ることができなかったのですが、似たようなものです。
漢字で表現するのははばかられます。雄のワンコの後姿を想像してください。

ナミテントウ・ダンダラテントウ

マイッタナ
0412_12namitentou1 2020.4.12
これはナミテントウ。
0412_12namitentou2
横から。

0412_12namitentou3
さてこれはどうしよう。
ダンダラテントウかな。
0412_12namitentou4
悩みますねぇ。一応ダンダラテントウ。
自信なし。

0412_14namitentou
やたらと星だらけのも出てきまして。
これはナミテントウでしょう。

自分で撮影していて、くらくらするようなバリエーション。
まいったな。わかりやすい方が助かるんだけど。
虫にも都合があるからなぁ。

ヒメヒオウギ

0412_9himehiougi 2020.4.12
ちょっと倒れ気味ですが、これは多分ヒメヒオウギのつぼみ。
形で判断というより、位置の記憶、です。確かここではヒメヒオウギが咲くはずだよね、と思っている。

0419_10himehiougi 4.19
シャキッと立ってます。開花が近いようですね。

0430_8himehiougi 4.30
開花。少し開ききれなていない部分がありますが。

0501_1himehiougi 5.1
翌日には完全開花。
素敵な色合いです。

https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-412

  ヒメヒオウギの基本情報
学名:Freesia laxa(Anomatheca laxa、Lapeirousia laxa、Anomatheca cruenta)
和名:ヒメヒオウギ(姫檜扇)  
科名 / 属名:アヤメ科 / フリージア属

アヤメ科なんですね。可憐な姿が好きです。

ブドウ

0412_7budou 2020.4.12
青空ではないけれど、明るい空を背景に輝くブドウの葉。
これが繁ると、棚の下は少しの雨では濡れないのです。雨の朝、新聞を取りに行くのが楽になります。

0421_13budou 4.21
つぼみができ始めたようですね。

0425_21budou 4.25
さて、いつ咲くかな。
実を食べたりジャムにしたり、毎年楽しませてくれます。今年もよろしくね。

2020年5月18日 (月)

トウキョウヒメハンミョウ

0412_8tokyohimehanmyou 2020.4.12
庭の土の面に穴がいっぱい。
きれいな丸い穴ですね。
地面の穴というとアリを思うかもしれませんが、これはおそらくトウキョウヒメハンミョウの幼虫の巣穴。
成虫も幼虫も肉食性で、幼虫は穴の中に潜んでいて、通りかかる小昆虫を襲って食べる。
6月か7月には成虫になって姿を現すでしょう。

この穴を、スコップで一挙に掘り上げて崩せば、中の幼虫の姿が見られるとは思いますが、それは私はやる気はない。
有毒な昆虫でもなし、ぷんぷん飛び回る成虫も邪魔になるようなものでもなし。一所懸命生きているのですから邪魔はしたくない。

↓幼虫の写真は少ないのですが、下のサイトで見られます。
http://photozou.jp/photo/show/1529632/137547864
トウキョウヒメハンミョウの幼虫 {5月20日}

黄砂

0513_0900eiseigazou 2020.5.13
9:00の衛星画像です。大陸から日本列島の南に薄く茶色の筋が見えますが、これが黄砂。
0513_17kousa1
夜の気象情報633天気でも取り上げていました。
日本列島の輪郭など描きこんでありますので、わかりやすいかも。
0513_17kousa2
写真ではなく図、わかりやすさということでは、この方がわかりやすいのですけれど、3万6000km上空の人工衛星から黄砂が見えるんだ、という点で衛星画像を先にお目にかけました。
0513_0900tenkizu
9:00の天気図。
長く伸びる梅雨前線の北側にそって黄砂が飛んだのですね。

さてこの日の昼の散歩。
0513_11taiyou
電柱の影から太陽を見上げてみました。
花粉光環のようなものは見えないかな、と思ったのですが、虹色が見えるような見えないような、あいまいな写真になりました。
私の乗る軽自動車は、黄砂で、まるで「白い車」になっちゃうし、たまりません。
おまけに雨なども多いし、泥んこ車です。
あまりにみすぼらしいので、15日の金曜日にスタンドで洗車したら、案の定、翌16日(土)は雨。
ごめんなさい、私が洗車などしたもんだから、きちんと雨が降ってしまいました。

ラナンキュラス

0411_12ranunculus 2020.4.11
この「激しい」赤を見てやってください。

0412_3ranunculus 4.12
同じように八重なのですが、違いもある。
不思議なもんだ。
こういう園芸品種も楽しいし、雑草の小さな花も楽しいし、自宅に籠っている時には、花と遊ぶのは気持ちいいですよ。
あまり厳格に考える必要はない。植物だって「生き物」ですから、いろんな環境に応じていろんな姿を見せてくれるのです。
一緒に生きる、という気分でどうぞ。

ツツジ

0411_11tutuji1 2020.4.11
きれいでしょ。
0411_11tutuji2
淡いピンクの濃淡が魅力的。

真っ赤な花の「ツツジ」もご紹介しましたが、あれより葉は大きい。
もうツツジとサツキの区別は放棄しました。
みんなツツジで行きます。
アドバイスがありましたら教えてください。

クレマチス

0411_10clematis 2020.4.11
影が面白かった。何に見えますか?

0422_17clematis 4.22
まもなく咲くぞ。

0424_6clematis 4.24
咲きました。まだ咲ききったという状態ではない。

0501_13clematis 5.1
もう一輪。

0507_16clematis1 5.7
最初の花は花弁を落としました。
0507_16clematis2
こんな姿になりました。

最初、つぼみはもう少したくさんあったのです。ところが、ある風の強い日に、一本の茎が折れ曲がってダメになり、結局、つぼみは2つしか残りませんでした。残念ですが、今年は2輪で終わりました。
何だか妙に強風の日が多いと感じます。
カメラを持っていて、被写体が揺れてどうしようもないとか、カメラを持つ私自身が一本足とステッキを踏ん張らないとぐらついてしまう、といったことが多いのです。
何だか変だなぁ。

ヒメハナバチの仲間

0411_5himehanabati_ 2020.4.11
一瞬の、出会いというか、すれ違いで、一枚。
ヒメハナバチの仲間ではないかと思いますが、確定できません。
採集して、外観から生殖器まできちんと見なければ、とても同定は無理。
出会った、という記録だけです。

2020年5月15日 (金)

アマビエ または アマビコ

「アマビエ」という妖怪が注目されているのだそうですね。私はあまりそういう方は関心がなかったのですが。

コロナ禍で注目「アマビエ」 熊本の妖怪ではなかった?(朝日新聞デジタル 2020年4月25日 10時00分)
 ・・・新型コロナウイルスの感染拡大は社会に大きな不安を与えている。そんな重い空気の中、ネット上である妖怪が注目を集めている。江戸時代末に出現し、「疫病が流行するので、私の姿を描いた絵を人々に見せよ」と告げたという「アマビエ」だ。
・・・
 アマビエは江戸時代の1846年、肥後の海に光る姿で出現し、調査に来た役人に「私は海に住むアマビエというものだが、これから6年間は豊作が続く。しかし疫病も流行するので、私の姿を描いた絵を人々に見せよ」と言って去ったという。それを報じるかわら版(京都大学付属図書館所蔵)には、長髪に鳥のようなくちばし、うろこに覆われた胴、3本の足または尾びれ、という姿で描かれる。
・・・
 実は「アマビエ」という妖怪は、京大図書館蔵のかわら版にしか登場しない。一方、同様のお告げをした「アマビコ」という妖怪の出現を記録した古文書や新聞は多数残っており、妖怪研究家の湯本豪一・三次もののけミュージアム名誉館長による「アマビエはアマビコを誤写したもの」という説が現在は有力だ。湯本さんは「感染症の原因や予防法が分からなかった江戸時代には、疫病を防ぐには人知の及ばない力にすがるしかなかった。当時、こうした『予言獣』の絵は決してゆるキャラ的なものではなく、真剣な祈りの対象だった」と話す。
・・・

余録 
「アマビエ」という名の妖怪が出没している…(毎日新聞2020年4月20日 東京朝刊)
・・・妖怪研究家の湯本豪一(こういち)さんによれば、アマビエは妖怪というより人魚やカッパのような「幻獣」の一種。中でも予言を残す予言獣に分類されるという。アマビエの場合は豊作・凶作と疫病。
・・・
湯本さんにこの名の由来を聞くと「正しくはアマビエではなくアマビコ。瓦版の筆者が片仮名を写し間違ったのでは」という。なるほど、他の文献は「尼彦」「阿磨比古」などと表記しているものが多い。語源は天の声を意味する「天響(あまびこ)」というのが湯本説だ
・・・

★「瓦版の筆者が片仮名を写し間違ったのでは」という話のようです。
片仮名の「コ」を、「エ」あるいは「ヱ」に間違ったのかな。

瓦版というのは凸版ですよね。瓦の素材に字や絵を刻み込んだ凹版ではないでしょう。木版の凸版。
浮世絵なんかも凸版。

原稿の紙に書く時点で誤記したか。字を凸に刻むときにしくじったか。
わかりませんが、元は「アマビコ」だったそうです。
「尼彦」「阿磨比古」「天響(あまびこ)」からの転だそうです。

「彦」というのは「日子」で、男性になりますが、今話題になっているアマビエはあまり男っぽくないですね。そのかわいさがうけているのでしょう。

↓和菓子までできているようです。
http://www.seifuan.com/wp/
岡山和菓子の「清風庵」
2020年4月28日 「妖怪 アマビエ」 限定数量販売のお知らせ
2020年4月15日 終息祈願菓子 「妖怪 アマビエ」

↓厚生労働省もアマビエをキャラクターに使っているのですね。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200411/k10012381431000.html

妖怪「アマビエ」を起用 若者に外出自粛呼びかけ 厚労省
2020年4月11日 3時45分

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため欠かせないのが若い人たちの協力です。厚生労働省は、疫病をおさめるとしてインターネット上で話題になっている妖怪「アマビエ」をSNSでの啓発キャラクターに起用して外出自粛への協力を呼びかけています。
・・・

ちょっと、なんだか、やりすぎな気もしますが・・・へそ曲がり爺さんには。

★彦が日子なら、姫は日女です。「子」というと男だというのは、現代的にはジェンダー差別のような気もしますが、古くからの日本語なので仕方ないか。

★「姫魚」というのもいるそうですよ。
↓会員でないと全文は読めませんが、図版は見られますので、どうぞ。
https://www.asahi.com/articles/ASN587G1DN4ZPTLC02K.html
アマビエのライバルか お告げの後消える予言獣「姫魚」(朝日新聞デジタル 2020年5月10日 9時00分)

★山彦は「山の男」です。「やっほ~」と声を出すと、山にいる男の神=山彦が「やっほ~」と返してくるんですね。
こだまは「木霊」。林の前で手を叩いたりすると、木の霊がみんなそれを返してくるので、こだまになる。
ということです。

私「崩彦」=案山子を名乗っているので、「尼彦」の話を読んで、ちょっと気になっています。
何をどう書くか、定まったらまた書きますね。

カラー

撮影の日付は前後しますがご容赦を。

下の引用から。「咲き始めは雌性期。総苞は緩んでいて、花序の下部にある雌花群は露出している。」
0503_1calla1  2020.5.30503_1calla3
てっぺんの虫に目が行って撮影したのですが、咲き始めの花ですね。
0503_1calla2
てっぺんの虫はヒメマルカツオブシムシ。ご愛嬌。
で、花の奥の方の雌花群が見えています。
0503_1calla3
これは雄性期に入った花。

0411_2calla2 4.11
花粉がいっぱいついているところ。

0430_7calla 4.30
奥の方で実ができ始めていました。

0505_3calla 5.5
熟していく過程を見続けたいと思います。
毎年のように見ている花ですが、種子まで見たことはないので。

↓福岡教育大学
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/satoimoka.html

マムシグサとサトイモ科の肉穂花序
サトイモ科のほとんどでは、やや太い棒のような軸の表面に、花柄なしで花がびっしりと敷き詰められるようにつく。このような花序を肉穂花序[spadix]という

オランダカイウ(カラー)
 ぬかるんだ場所で野生化している。肉穂花序は、下部に雌花群、上部に雄花群がつく。
 咲き始めは雌性期。総苞は緩んでいて、花序の下部にある雌花群は露出している。
 雄性期になると、花序の中部~上部の雄花群から白い花粉が出る。総苞の基部が巻きついて、雌花群を隠す。

https://gardening.biotope.work/kara

真ん中の棒状の部分が花で、肉穂(にくすい)と呼ばれる花序で上部に雄花、下部に雌花が付きます。
雌性期 総苞は緩んでいて雌花が露出します。花柱は白色。他花の花粉を受け入れます。
雄性期 中上部の雄花から白い花粉が溢れてきます。この時には総苞がきつく巻き付いて花粉が付かないように雌花は隠れてしまいます、

雌性期と雄性期を時間的に分けているということは、自家受粉を避けているのでしょうね。
今回、肉穂花序のてっぺんにヒメマルカツオブシムシを見ましたが虫媒花でしょうか。普段この花に昆虫が訪花しているのはあまり見ていないのですけど。風媒花かなぁ。よくわかりません。でも、今のところ実を結んだようですから、授粉は行われたのですよね。
さて、どうなるかな。

ツマキチョウ

0411_4tumakityou1 2020.4.11
ムラサキハナナの花で。久しぶりに見かけたという感じですね。
翅の表側は白い部分が多くて、「褄」が「黄色」いのでツマキチョウ。
シロチョウ科>モンシロチョウ亜科 のチョウです。
そう思えば、モンシロチョウと似てるなと思うでしょ。
ところがどっこい、なんですね。
0411_4tumakityou2
たまたま花にぶら下がったところを、腹側から撮影。つまり翅の裏が見えているのです。
あまり白くないんです。
0411_4tumakityou3
おいしそうですね。
0411_4tumakityou4
見慣れないと、戸惑うと思います。
モンシロチョウのようなつもりだったのが白くないものですから。
0411_4tumakityou5
どうしてまた、こんなアングルで撮らせてくれたものか。
かなり珍しいショットを与えてくれて、感謝です。

↓飼育したことがあります。いろいろなことがありましたっけ。
年1化性ということを知らなかったり。ま、よければお読みください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-643e.html
2017年6月 8日 (木) ツマキチョウ幼虫

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-da86.html
2017年5月19日 (金) ツマキチョウ:1

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-0a80.html
2017年5月19日 (金) ツマキチョウ:2

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1522.html
2013年7月11日 (木) ツマキチョウ(訂正あり)

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1522-1.html
2013年7月15日 (月) ツマキチョウ

夏みかんを剥く

0410_19natumikan1 2020.4.10
台風の影響もあったのでしょう、今年は夏みかんはあまり生りませんでした。
今シーズン最後かな、この実で。

我が家では、私が夏ミカンの皮を剥く係なのですが。
子どものころからやっている剥き方ですけど、ひょっとしてあまりポピュラーではないのかなぁ、とも思ってご紹介します。
皆さんもやっておられるようでしたら、余計なお世話ですが。
0411_13natumikan1 4.11
みかんを地球儀に見立てた時の「赤道」に沿って、ナイフの刃を2~3mmの深さに入れて一周します。
深く切れば袋を切るし、浅すぎれば皮をむきにくい。そこは経験で。
写真に写っているナイフ。刃がギザギザで、初めは猛烈な切れ味だったのですが、今は「加齢」で、穏やかなナイフになりました。刃が薄いのが夏ミカンの皮むきに最適。
白い部分もナイフで軽く削ぎ落す。
袋を分ける時には、ナイフの背を使って、袋と袋の間に滑り込ませて分けていきます。
袋の中身をつぶさないために、この作業も大事。
0411_13natumikan2
で、夫婦で「半分コ」。

★さて、実を食べた後の皮ですが。

・マーマレードにする。この白い部分にペクチンがたくさん含まれていますので、熱水で抽出できます。また意外と知られていませんが、種子もペクチンをたくさん含んでいますので、小鉢に水を入れて種子を一晩漬けておくと、トロっとなりますよ。
皮を刻んで、好みの砂糖量で、マーマレードを作ってください。
我が家では大量にできます。
プレーン・ヨーグルトとマーマレードを混ぜ、牛乳を入れて、コーヒータイムなどにいかがでしょう。健康的でしょ。
(自家製のジャムもよく使います)

・オレンジ・ピールというのかな。砂糖で煮て、乾燥させて空きビンにでもいれて、つまんで食べてもいいし、ケーキ作りにもいいでしょう。

お試しください。

・もいっちょ。白い部分だけ集めて、煮てペクチンを抽出し、さらしかなんかで濾過して、とろっとした濾液をとります。
これに、ヘチマ水と同じような感じでグリセリンを適量くわえると、サラっとした肌触りの良い「化粧水」ができます。
防腐剤としてホウ酸かなんか加えてもいいけど、そんなのナシで、冷蔵庫保管で使えば、気分いいですよ。
この化粧水は、高3の化学選択者に実習で作らせて、好評を博したものでした。当然女子にうけてました。

コデマリにて:ヒメマルカツオブシムシ・ルリマルノミハムシ

0410_14himemarukatuobusimusi1 2020.4.10
コデマリに昆虫がいっぱいいる。
0410_14himemarukatuobusimusi2
よく見たら、ヒメマルカツオブシムシでした。
白いキク科の植物、今ならヒメジョオンで見かけることの多い昆虫と思い込んでいましたがコデマリにも来るんですね。

0414_3kodemarihimemaru  4.14
またいるぞ、と思って近づくと
0414_3kodemarirurimaru1
ルリマルノミハムシもいました。
特に駆除はしません、勝手にしな。

ヒメマルカツオブシムシというのは変わったやつで、「カツオブシ」という名前の由来も多分そうなんですが。
幼虫は、乾燥した動物性のたんぱく質を食べるんです。カツオブシ、干物、昆虫標本、ウールの衣類・・・。
生きる上で「水」は必要ですよね。タンパク質の代謝で水を得るのかな。代謝水といいますが、長い幼虫期間、それだけでいいんですかねぇ。
不思議な昆虫です。

↓参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%84%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%B7%E3%83%A0%E3%82%B7

幼虫による被害
 ヒメカツオブシムシやヒメマルカツオブシムシは成虫が野外で花蜜を吸って生活しているのに対し、幼虫は皮革、毛織物、蚕繭などを食害する[1]。一般に、衣類や生物標本の防虫剤などで防ぐ害虫は本グループの昆虫である。
 博物館、美術館、資料館などでも書物の皮表紙や羊皮紙、展示ケース内に敷かれたフェルト、乾燥動植物標本などが被害にあうことが少なくない[1]。中尊寺金色堂の奥州藤原氏のミイラも幼虫による被害を受けていた[1]。
 なお、幼虫のカツオブシムシに人毛を与えると摂食が確認された。ただし、詳しい摂取量については未測定である。

 

ジュウニヒトエ

0409_7juunihitoe 2020.4.9
人の形の花が面白い。これを十二単に見立てたのでしょうが、想像力豊かですね。

0410_15juunihitoe 4.10
冬中ずっと芳香を放ってくれたパンジーと一緒に。
香料は嫌いですが、花が送ってくれるほんのりとした香りはいい。深呼吸してしまいますね。

{以前、バブという入浴剤が発売された頃、無香性の商品があって、私それ好きだったんです。体が暖まるし。ところが、やがて無香性の商品は生産されなくなって、全部、香料配合になった。でバブの使用はやめました。シャンプーも自分の頭から香りが立つのが不快で、浴用石鹸で髪の毛も洗っています。へそ曲がりなのです、ハイ。}

2020年5月14日 (木)

アシブトハナアブ

0410_11asibutohanaabu 2020.4.10
ちょっと大型のハナアブ。あまりちょこまか動き回りませんから撮影しやすい。
ハチじゃないので、警戒する必要はありません。
0410_16asibutohanaabu
アブがとまっている場所は、以前使っていた火鉢、今はスイレンの水槽になっています。
実は、アシブトハナアブの幼虫は水生でして、何度か書いていますが、尾長蛆(おながうじ)という。
ヒラタアブがアブラムシを食べるのと違って、こちらは汚れて濁った水中で腐敗した植物質を食べます。
清らかな水には住みにくいようですので、水の汚濁具合がわかります。
我が家では、こういう火鉢の水槽とか、ヒキガエルがやってくる浅い池などがあって、アシブトハナアブはきっとそういうところで育ったのだと思います。
「うちの子」かもしれません。

カエデ

0410_10kaede1 2020.4.10
カエデの花。
0410_10kaede2
めしべの姿が印象的。
秋の紅葉だけではなく、この季節の花もお楽しみください。

やがて結実しますが、それはまた後で書きましょう。

ヒメオドリコソウ・ホトケノザ

ヒメオドリコソウ
0410_9himeodorikosou 2020.4.10
散歩中、道路脇で見かけまして、アングルを変えての撮影はちょっと無理でした。
花だけ見るとホトケノザとよく似ています。でも、葉がホトケノザとは違う。

こちらはホトケノザ
0411_7hotokenoza 4.11
これは自宅での撮影ですので、いろいろアングルが狙える。
0411_7hotokenoza2
ホトケノザの葉は「円座」です。
「三階草」というくらいですから、葉は下から段々につきます。
私もこの円座に座って日向ぼっこをしたいなぁ、と思っております。

さて、この区別を納得していただけたら、今度このような花を見た時に、識別できますよ。
新たな「視点」で花が見えるようになるのは楽しいと思います。

↓ヒメオドリコソウのこともちょっと書いてあって、似たようなことを書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-f9032f.html
2020年4月 9日 (木) ホトケノザ

ナミテントウ・ダンダラテントウ

0409_10namitentou 2020.4.9
これはナミテントウだと思うのです。

0411_8dandaratentou 4.11
で、これはダンダラテントウではないか、と思うのです。
私の判断基準では、ダンダラテントウでは、「肩」みたいなところに赤い縦長の模様がある、と認識しているのです。
上、2枚。比べてください。肩の赤い模様、いかがでしょうか。

再度
0416_7namitentou5 4.16
これはナミテントウで
0416_9dandaratentou
これはダンダラテントウ、という認識です。
微妙ですね。

↓幼虫図鑑の写真を見ての判断です
0415_14namitentousanagi 4.15
これはナミテントウの蛹だと思います。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/namitentou.html
0415_15dandaratentouyotyu
こちらはダンダラテントウの幼虫。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/dandaratentou.html

微妙だなぁ。

ホソハリカメムシ

0409_9hosoharikamemusi
2020.4.9
ホソハリカメムシではないかと思うんですが、まったく自信はない。

0430_12hosoharikamemusi
4.30
またしても。
この2枚でカメムシがいる場所はイネ科植物ではありません。

参考サイトから引用
↓福光村昆虫記
http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/kamemushi2_.html

ホソハリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 体長9~11mm。スズメノテッポウ,イヌビエなどのイネ科の植物に寄生します。イネの害虫として有名です。ハリカメムシによく似ていますが横に張り出した三角が少し小さいです。

ハリカメムシ
 体長10~12mm。前胸部の左右が三角横に張り出しているのが特徴です。イネ科の植物やタデ科の植物に寄生します。似ている種類にホソハリカメムシ,ヒメハリカメムシがいます。ホソハリカメムシに比べ角が横に張り出しています。ヒメハリカメムシはより褐色しています。

ホソハリカメムシがわずかに小柄なのかな。で、張り出した三角が「少し小さい」といわれてもなぁ。
確定した標本を並べて観察して、三角の張り出し具合を確認した、ということはないのです。
単独でこのカメムシを観察して、どちらと決めづらいんですよね。

ハエトリグモ:シラヒゲハエトリかも

0409_13sirahigehaetori 2020.4.9
いろんなハエトリグモが姿を見せます。
これはシラヒゲハエトリではないか、と思うのですが、どうもなぁ。
いろんなアングルで撮りたいのですが、走り去ってしまった。腹部背面を見たかったんだけど。
雑草だらけにしてあるおかげで、多様な昆虫やクモと出会えます。
公園なんかは、きれいすぎるんだよなぁ。

2020年5月13日 (水)

八重ヤマブキ

0409_2yamabuki 2020.4.9
日の当たりにくい位置の花で思うように撮れない。

0411_3yamabuki 4.11
やっぱり「陽射しに輝く山吹色」は明るくていいですね。

★話が変わって:空気鉄砲
理科の教材としても面白い。空気の圧力で前の玉が飛び出す、というところへじっくりと導いてほしい。

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400334_00000
空気でっぽうの作りかた

空気鉄砲を作ってみましょう。材料はプラスチック製の筒と、それよりも少し長い木の棒。そして、玉は、フォームポリエチレンを筒の大きさに切ったものや、ティッシュペーパーをぬらして丸めたものを使います。棒の途中に輪ゴムをまいておくと、ここで止まるので、棒をにぎった手を筒にぶつけないですみます。では、ティッシュペーパーをぬらして丸めた玉をつめましょう。玉は少しきついくらいの大きさにします。筒の前と後ろの両方に、玉をつめます。玉をつめたら、木の棒で後ろの玉をおしこみます。前の玉がいきおいよく飛び出しました。後ろの玉が前の玉をおし出しているのでしょうか?スローモーションで見てみましょう。前の玉は、後ろの玉とくっつく前に飛び出しています。前の玉はどうしてとびだすのでしょうか。

で、昔はこれを細い竹筒で作りまして。玉として、ヤマブキの茎のズイを使ったんですね。
私も親に作ってもらって遊んだ記憶があります。ヤマブキの茎のズイを取り出すのは自分でやる。取り出したら適当な長さに折って、口に含んで唾液で湿らせて玉として使うのです。おもしろかったな。

フラワームーン

0507_25nitibotu0633 2020.5.7
テレビ朝日の「633天気」。この日の東京の日の入り時刻が18:33。
キャスターの今村さんが「今がちょうどその時刻です」と紹介してくれたのがこの画面。
日の出、日の入りの定義を国立天文台のHPで調べましたら

「太陽の上辺が地平線(または水平線)に一致する時刻」を、日の出・日の入りの時刻と定義しています。ですから、日の出で言えば、太陽が地平線から顔を出し始めた瞬間、日の入りで言えば、太陽が地平線に沈みきって見えなくなった瞬間です。

ということですので、18:33というのは「太陽が地平線に沈みきって見えなくなった瞬間」なんですね。
テレビ画面にも太陽そのものは写っていません。「薄明」が見えているのです。
3分ほどたって
0507_26flowermoon1
満月が映し出されました。
この日5月7日は「望」で、東京の月の出が18:20でしたので、出てから16分くらいです。結構高く上がってますね。
で、画面の下になんだか説明があるのですが、うまく写っていない。
そこだけ切り出すと
0507_26flowermoon2
「フラワームーン」と呼ばれるとのこと。

しばらくして、今度はTBSの森田さんの気象情報の方も見てみたら
0507_26flowermoon3
「月に叢雲」「花月に風」ですね。
森田さんはフラワームーンのことは言っていませんでした。

検索してみました。
↓ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/202005/010175/

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
5月は“flower Moon(花月)”といわれています。

 1月 Wolf Moon    狼
 2月 Snow Moon  雪
 3月 Worm Moon イモムシ
 4月 Pink Moon   桃色
 5月 Flower Moon 花
 6月 Strawbwrry Moon イチゴ
 7月 Buck Moon 男鹿
 8月 Sturgeon Moon チョウザメ
 9月 Harvest Moon 収穫
10月 Hunter's Moon 狩猟
11月 Beaver Moon ビーバー
12月 Cold Moon   寒

知りませんでした。

↓過去記事。ブルームーン、というのを書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-56b5.html
2018年3月30日 (金) ブルームーン

★ちょっとオマケ。森田さんの番組から
0507_27friday 5.7
今年1月1日から5月6日までの曜日別雨日数です。
5月8日の金曜日も雨は降りませんでした。
この傾向、いつまで続くのでしょうか。
私自身は、感覚的には月曜に雨に降られたという感じ。月曜は資源ごみ回収の日で、何回か続けて新聞紙を出せずにひどく溜まってしまった、と感じていたものですから。

スーパームーン

↓下の記事で、4月8日の満月がスーパームーンだ、というのを書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-e55817.html
2020年4月 7日 (火) スーパームーン
「明日は「望」。で今年一番地球に近い満月だそうです。」

で、写真を忘れていました。
0408_27supermoon 2020.4.8
森田さんの番組です。
この月を単独で見て、「おお、大きな月だ」とはなりません。
写真に撮って、他の満月と比べてみないとね。
でもまぁ、気持ちのものですからいいんですけどね。
上の過去記事から国立天文台へのリンクがあります。併せてお読みください。

ニラ収穫

0408_26nira 2020.4.8
大量に採れるわけではなし、卵と絡めて炒めるのが我が家の普通の食べ方。
ままごとみたいなもんですが、おいしいのです。
これ、ちゃんと意図的に栽培していますからスイセンとの誤食はありません。ご安心を。
野草を食べるのも、ま、楽しい趣味でしょうが、植物の見分けができる自信がないと危険です。
それは自覚してください。今年ももうニラとスイセンの誤食事故が起こっていますよ。

↓参考
https://www.jc-press.com/?p=4748

ニラと間違えスイセン誤食 家族3人が食中毒 都が注意喚起 2020/4/28
 東京都は4月24日、庭に植えたスイセンをニラと間違えて味噌汁(ニラスープ)の具に使い、家族3人が食中毒になる事例が発生したと発表した。全国では夏にかけてのこの時期、有害植物による食中毒が例年発生しているといい、都は「明らかに食用と鑑定できるもの以外は絶対に食べないでほしい」と注意を呼びかけた。
 都によると、立川市内で22日夜、ニラスープを食べた家族3人が吐き気や下痢などを起こして医療機関を受診。保健所などの調査では、残ったスープからスイセンの有毒成分リコリンやガランタミンが検出された。家族は数年前から自宅の庭でニラとスイセンを栽培しており、誤ってスイセンを調理してしまったという。家族は全員、回復している。
 スイセンは観賞用に栽培される多年草で、葉がニラと似ている。都内では2016年4月にもスイセンによる食中毒が発生。ほかの有毒植物の事例では過去10年間にジャガイモで計3件、チョウセンアサガオ、バイケイソウ類、ヨウシュヤマゴボウなどで各1件の食中毒が報告されていた。都は「食べられる種類かはっきり分からないものは、安易に判断せず絶対に食べないでほしい」と呼びかけている。・・・

厚生労働省↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html
有毒植物による食中毒に注意しましょう

アゲハ

0408_25ageha1 2020.4.8
真っ赤に咲き誇るツツジに、大型のアゲハ。
ずいぶん頭を突っ込んでいます。
0408_25ageha2
ふわっと離れた瞬間が写りました。翅を打ち下ろし、その反動でしょう腹部が上へ曲がる。
0408_25ageha3
そしてまた別の花へ。
しばらくアゲハの舞にしびれて、見ていました。嬉しいですね。どんどん来てください。

花粉光環?

0408_24kahunkoukan 2020.4.8
密蔵院の方からの戻り道。ベニバナトキワマンサクやハナミズキのあるマンションの駐車場の出入り口。
ちょうどライトが影を落としていたので、そこへ入ってお日様を見上げる。
どうでしょう?
花粉光環が見えているのかいないのか。
心なしか気のせいか、ごく薄く虹色が見えるような見えないような。
見えたとすればヒノキ花粉のせいかな。
ま、今年の花粉光環の時期は終わりましたね。
花粉のためのマスクは用が済んだけれど、続いて新型コロナウイルス対策でマスク。
長くマスクと付き合う羽目になりました。

ウイルスのサイズに比べれば、マスクの目が粗いのは当然。でも吸気がまっすぐ鼻に入ってくるわけでもない。
布が何層かになっていれば、吸気は何回か繊維と衝突しながら通ってくるのでしょう。そうすれば、ある程度のウイルスは繊維にくっつくんじゃないかな。
100%ブロックするなんて無理ですが、ある程度はブロックしてくれると思います。「100か0か」なんて言ってないで、「ある程度」というのでもいいんじゃないですかね。吸気に湿り気を与えてくれますから、鼻やのどの粘膜に優しいし。
ま、とにかく、マスクはしましょう。

★ウイルス=濾過性病原体
タバコモザイク病の病原体を含むはずの液を、素焼きの濾過器で濾過したら、その濾液に病原性があった。というようなところからウイルスというものが発見されていったのです。
素焼き板の細孔を透過するんですからね、マスクの目は通りますよ。

2020年5月12日 (火)

ハナミズキ

0408_22hanamizuki 2020.4.8
密蔵院の方へ向かうと、右にベニバナトキワマンサクがあって、そのちょっと先、マンションのコーナーの植栽としてハナミズキとツツジが植わっています。
ベニバナトキワマンサクを見て、上を見上げたら、ハナミズキが咲き始めていました。

0410_6hanamizuki1 4.10
2日後、ずいぶん咲き進みました。

0416w_2hanamizuki 4.16
いい雰囲気の花でしょ。ピンク系の花の咲く木も近くにありますが、白もいい。
でも、ずいぶん高い位置で咲きますので、知っている人は気づきますが、通行の方はまず気づかないですね。
頭の上や足元や、その気になって見ながら歩くと、都会でもかなりいろいろな花に出会えるはずです。
個人宅のプランターなどには工夫を凝らした花もあるし。
COVID-19で閉じこもりがちな今、遠出しなくてもご近所の散歩で花を見るのもよいかと存じます。
え、そうなの!という発見もありますよ。

ヒラタアブの蛹

0408_20hirataabusanagi
2020.4.8
知らない方には気味悪いかもしれません。なんだ?コレ。と。
多分ホソヒラタアブかなんかの蛹です。我が家近辺で一番見かける頻度の高いのがホソヒラタアブですので、そう判断します。
幼虫は、はっきり言ってもっと気味悪い。「蛆」です。でもアブラムシを食べます。駆除しないでくださいね。

↓幼虫図鑑です。幼虫や蛹の写真があります。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/hosohirataabu.html
ホソヒラタアブ

ハバチでしょうが:ニホンチュウレンジかな

0408_19hati 2020.4.8
腹部が黄色い、脚も黄色い。この条件だと、ニホンチュウレンジかな。
幼虫はバラ科の植物を食べるそうです。
ルリチュウレンジだと幼虫はツツジの葉を食べますが、現時点でツツジの葉は健在です。
いろいろいるんだよなぁ。

ナミテントウ

0408_18namitentou 2020.4.8
一瞬、戸惑いを覚えましたが、これはナミテントウですね。
そばにいた妻もニジュウヤホシじゃないの、と。
いやぁ、ニジュウヤホシテントウは「艶消し」でしょ。これはテカテカでしょ。と私。
ニジュウヤホシテントウはナス科の植物を食べますので、園芸家には「害虫」。
ナミテントウはアブラムシを食べますので園芸家にも「益虫」
害だ益だと、人間は自分勝手。みな自分の生命を守り世代を繋ごうと必死なんです。

ネコハエトリ

0408_13nekohaetorim 2020.4.8
これ、ネコハエトリのオスです。頭胸部が黒っぽい。

0412_13nekohaetori 4.12
こちらはメス。脇にアブラムシが転がっているように見えますが、餌だったのかな。

0415_19nekohaetori_m1 4.15
線路のコンクリート柵にいた、オス。
始め黒いところしか見えなくて、戸惑ったのですが。
0415_19nekohaetori_m2
追っているうちにこういうアングルを得まして、これならネコハエトリのオスでいいですね。
メスはじっくり構えていて撮影しやすいのですが、オスは移動が激しくってなかなか思うようには撮りにくい。

★ホンチ遊び
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%81

ホンチ(honchi)またはフンチ(hunchi)とは、ハエトリグモの一種ネコハエトリ(en:Carrhotus xanthogramma)のオス同士を戦わせる遊び。神奈川県横浜市・同川崎市と千葉県富津市付近で現在も続く昆虫相撲の一つである。この遊びと、遊びに使われるクモのことを横浜・川崎ではホンチ、富津ではフンチと呼ぶ。横浜市では市の「地域無形民俗文化財」に登録されている。

https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=487
  昔、横浜で流行ってたクモを戦わせる遊びは、今でも行われているのか?

私はこの遊びをしたことはありません。世田谷のガキでしたが、ホンチはしなかったな。
理科の支援員で伺った小学校の教頭先生だったかな、ホンチの話が出た時に、「私やりましたよぉ」とおっしゃってましたっけ。
コガネグモを闘わせる鹿児島のクモ合戦は有名ですよね。
中国の「コオロギ合戦」も有名だな。

ガキというものは、妙な遊びを発明するものです。既製品の遊び道具が少なかったからなぁ。

ベニバナトキワマンサク

0408_8benibanatokiwamansaku1 2020.4.8
近くのマンションの植え込みです。
ここのベニバナトキワマンサクの剪定時に、刈った枝をもらってきて挿し木したのが我が家の株。
で、今年は我が家ではたっぷり花を楽しみましたが、親株のここは花が咲かないでいました。
ここは風の吹き抜ける場所で、植物にとってはあまりいい条件ではない、そのせいでしょう。
気づいたら上の方で咲いていました。よかったよかった。
気づいてからじっくり見ると、目の高さより少し高めのところでも咲いていました。
0408_8benibanatokiwamansaku2
この姿をここで見て、我が家へ連れてくることを試み始めたんですよね。
「親分」が元気で、「子分」も嬉しい。

0410_5benibanatokiwamansaku 4.10
てっぺんあたりの花をなんとかズームアップ。不鮮明だし、お恥ずかしい写真ですが、リボン状の花をお楽しみください。

2020年5月11日 (月)

橋が波打つ

↓こんな報道がありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200507/k10012419891000.html?utm_int=news_contents_news-main_007

中国 つり橋が大きく波打つ現象 防護壁が原因か(NHK 2020年5月7日 4時59分)
 中国南部の広東省にある大型のつり橋が大きく波打つ現象が発生し、交通当局は、補修工事のために設置していた防護壁に風があたったのが原因とみて詳しく調べています。
 国営の中国中央テレビなどによりますと5日、広東省の中心都市・広州と対岸の東莞(とうかん)のそれぞれの工業地帯を結ぶ巨大なつり橋、虎門大橋の橋桁が大きく上下に波打つ現象が発生しました。
 このつり橋は23年前に開通し、片側3車線の高速道路が通っていて交通量が多く、交通当局は、揺れが発生したあと、現地を通行止めにしました。
 国営の管理会社などによりますと、専門家が調査したところ補修工事のため道路の両脇に臨時に設置された高さ1.2メートルの防護壁に風が当たり、風の流れが変わったことが原因と見られるということです。
 ・・・

ここに動画もあります。もしリンク切れになっていたらごめんなさい。
片側3車線の高速道路の橋が揺れて波打つのですからすごいことです。
詳しい解説はしませんが、自励振動というやつでしょうね。

昔、タコマ峡谷の橋の崩壊、というのが有名で、物理教材にもあったのです。それを思い出しました。
ループフィルムといって、8mm映画なんですが、エンドレスに繰り返し映写できるんです。専用の映写機もあったし。
結構いい映像が集められていて、よく使いましたっけ。

タコマ橋の崩壊は1940年の出来事。
長さの割に幅の狭い橋だったのですが、19m/sの風をくらって、激しく波打って崩壊したのです。
当時の説明は「共振」ということだったのですが、その後「自励振動」という説明に変わりました。

↓下のリンクに詳しい話が載っています。どうぞ。
http://www.shippai.org/fkd/cf/CA0000632.html
失敗知識データベース

事例発生場所 タコマ橋
事例概要 米国ワシントン州のタコマに新設計によるつり橋が完成したが、完成後わずか4ヶ月のち、毎秒19m/sの横風のために崩壊してしまった。幸い、人命の損傷はなかった。横風による橋の自励振動が原因であった。

http://www.sozogaku.com/fkd/hf/HA0000632.pdf
失敗知識データベース-失敗百選
タコマ橋の崩壊【1940 年 11 月 7 日、米国ワシントン州タコマ市】

https://www.youtube.com/watch?v=VJ0JILWo_vw
長大吊橋が揺れて崩落 米国のタコマ橋1940

 

PC画面から

0408_3ocopening 2020.4.8
シロフクロウかな。大型の鳥のソアリングって、ゾクッとするほどカッコイイですね。大好きです。
アホウドリ(「沖の太夫」=「オキノタユウ」という名前の方が好きだけど)のソアリングなんかもう、うっとりですよね。

★ところで、日経サイエンスの最新号、2020年06月号、86ページに
「飛行機はなぜ飛べるのか いまだに残る揚力の謎」E.レジス
という論文が載っています。

翼の上面の空気の流速が下面より速くなり、圧力が下がって揚力となる。
翼が空気の流れを下向きに押すので、その反作用で上向きの力を受け揚力となる。

通常の説明はこの二つなのですが。どちらも不完全なのだそうでして。
最近、空気力学者のマクレーン(Doug McLean)という方が、新たな説明を考えたのだそうです。
それについて、日経サイエンスの記事は解説していますが、ふーんそうなのか、と思いつつ、直感的に納得しきっていなくて、私が自分の言葉で説明できるような代物ではありません。
で、ペンディングにして、世に流通している「揚力の説明」は不完全なのだそうだ、ということだけお伝えするにとどめます。
当該雑誌など、お読みください。
わかっているようでわかっていないことが意外と多いものなのです。

スズラン

0407w_5suzuran 2020.4.7
スズランの芽が出てきた、と妻が教えてくれました。
あ、これスズランだったか。

0412_2suzuran 4.12
つぼみが顔を出しました。

0415_1suzuran2 4.15
開花、といっていいでしょう。花の位置があまりに低くて、これ以上は低くなれません。
ベランダにペタンと座り込んでやっとこのアングル。

0424_14suzuran 4.24
かわいい花ですね。
もう少し花の茎が伸びるかと思いましたが、今回は葉がぐんぐん伸びて、花を包んでいます。

0430_4suzuran2 4.30
ついにこうなりまして。葉の勢いがすごい。これはこれで迫力ある姿です。
去年は咲きませんでしたが、今年咲いてくれて、来年がまた楽しみです。

密蔵院の桜

0407w_4sidarezakura2020.4.7
境内の枝垂桜です。少し花を咲かせましたが樹勢は衰えましたね。残念です。
0407w_2yaezakua
こちらはお寺の前の遊歩道の八重桜。
花と葉が調和しています。

0410_7yaezakura1 4.10
種類の違う八重桜。道路を挟んで遠くから全景を。
花がぽんぽんと丸く集まるのが特徴。すごくかわいい。
0410_7yaezakura2
道を渡って、木の下で撮影。
ソメイヨシノより好きです、個人的には。

カルガモ

0407w_1karugamo 2020.4.7
妻の撮影。
六郷用水の少し広くなったところにカルガモがいたのだそうです。
つがいかな。産卵・子育てしてくれると楽しいんですけどね。どうなるか。

0408_7karugamo1 4.8
これも妻の撮影。
写真を私のPCにコピーして、眺めていたら。
あれ?目をつむっているのか?
妻に訊くと、笑って
「そうなのよ。居眠りしていて、流れていくのよ」
とのこと。そうなんだ。カルガモって水面に浮いて居眠りすることがあるんだ、と笑ってしまいました。
0408_7karugamo2
左が居眠りして流れるカルガモ。右は水かきをかいて、位置的に停止しているカルガモ、です。

なんとなくなぁ、居眠りしているのがオスで、あんた流れてるわよ、とメスに注意されてるような気がしてしまう。
{性的役割分担の固定化かな。}

サクランボ

花の時期には「桜桃」といってきましたが、実の時期になりましたので「サクランボ」にしましょう。
0407_24outou
2020.4.7
実の季節の始まり。

0410_4outou
4.10
もう色づき始めましたよ。

0429_1sakuranbo2
4.29
そろそろ食べられそう。

0430_29sakuranbo 4.30
収穫。自家産サクランボの味は格別。

収穫数↓
4/29 :57
5/ 1 :51
5/ 2 :45
5/ 3 :39
-------
    192

200個弱食べました。
自家産のイチゴやキイチゴ、キヌサヤなどもあって、我が家の食卓はにぎやか。

シラン

0407_15siran 2020.4.7
ムラサキツユクサはもうピークも近い。
シランはこの時点ではまだまだこれから。

0408_21siran 4.8
ラン科ですが、タフです。ほっといても自力で広がっていきます。
毎年、群れ咲いてくれて、線路際を明るくしてくれます。
白いシランもあるんですよね。あれもきれいだな。

2020年5月 8日 (金)

カタバミなど

0407_10katabami 2020.4.7
きれいでしょ。
上からスミレ、カタバミ、ムラサキカタバミ。
スミレはツマグロヒョウモンの幼虫の食草だし、カタバミはシジミチョウの幼虫の食草だし。
鉢の主たる植物以外を「雑草」として抜く、ということをしないので、こういう美しい光景が出現します。
雑然としたのがいいですよね。落ち着きます。「整然」って、なんだか気持ち悪いよな。

カマキリの立体視

前の記事でハエトリグモの距離測定の話を書きましたので、以前に書いたカマキリの立体視の話を蒸し返しておきます。

↓これが一番詳しい。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-58d1.html
2014年8月22日 (金) ハラビロカマキリ

↑カマキリにプリズムを使ったメガネのようなものをかけさせて、距離を錯覚させる、というすごい実験の話が載っています。
また、体を左右に振って、視角の変化を作り出して、相手との距離を見積もるとかね。
おもしろい話満載。これは是非お読みください。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-58d1.html
2009年7月 2日 (木) ハラビロカマキリ

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-58d1-1.html
2015年9月15日 (火) ハラビロカマキリ

↓学術的な話です。カマキリファンには見逃せない、かな。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hikakuseiriseika1990/20/2/20_2_82/_pdf/-char/ja
いかにカマキリは餌を捕らえるか:餌認知と捕獲行動のメカニズム

ネコハエトリ vs. ホソヒラタアブ

0407_7kumo_abu1 2020.4.7
左にアブ。右に動きが見えまして、何だろと見つめると、ネコハエトリのメス。
ん?隣りの葉のアブを狙っているのか?
結構な距離がありました。10cmはないか、ま、それに近いくらい。
0407_7kumo_abu2
アブはこれ。ホソヒラタアブのメスかな。
0407_7kumo_abu3
こちらがネコハエトリ。まだ成体ではないかも。
見ていると、やはりネコハエトリはアブを狙っているようです。
襲うにはジャンプしなければなりません。距離を測って、タイミングを計る。
一度跳んだら、途中でコース変更はできませんので、慎重になっている。
なんだか緊張感が漂う。
私も動けなくなって、5分近くも経ったころ。
ネコハエトリがジャンプ。
0407_7kumo_abu4
残念でした。アブは気づいて飛び上がり、クモはアブの消えた葉の上に着地。
いや、すごいものを見ました。
ふぅ、と息を吐いてそばを離れました。
私たちは蛍光灯の光にちらつきを感じませんが、ハエなどは視覚の時間分解能が細かくて、蛍光灯はちらついて見えているはずだ、という話があります。ネコハエトリのジャンプは、私には瞬間的なものに見えましたが、アブにとってはちゃんと飛んでくる姿も見え、対応する反射神経もあった、のでしょう、きっと。どういう世界が見えるんでしょうね。

★ところで、「距離を測って」と書きましたが、ハエトリグモは獲物との距離をどうやって把握するのでしょうか

↓日経新聞の記事を引用します。

獲物捕るクモ、ピンぼけ具合で距離つかむ 大阪市大(日本経済新聞 2012/1/27 4:00)

 ジャンプして獲物を捕るハエトリグモは、目の中に写るピンぼけした像をもとに、見る対象物までの距離をつかんでいることを大阪市立大の寺北明久教授のチームが解明し、27日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 チームによると、このクモがハエなどに飛び付く際、どのように距離を測るのかは謎だった。ヒトでは左右の目のわずかな見え方の違いから測定しているが、今回のような視覚メカニズムが明らかになったのは初めて。
 ・・・
 ハエトリグモの8個の目のうち、前面中央にある2個の「主眼」。この中には可視光を認識する部分が、レンズに近い方と奥の2層あり、いずれの層にも緑色の光を認識するタンパク質があった。見ている物がレンズを通して奥の層でピンぼけしていない像として写り、もう一方の層にはピンぼけした像が写ることが分かった。
 チームは2つの像を比べたピンぼけ具合から、距離を認識していると推測。緑の光を照らした場合と、緑よりもぼやけ具合が大きくなる赤の光の場合で、クモが餌に飛び付く様子を観察した。
 すると、緑の光では餌まで飛び付けたが、赤い光では餌まで届かなかったため、大きくぼやける光ほど距離を短く誤認するとみられた。
 チームの小柳光正・大阪市立大准教授は「ピンぼけ具合が距離に変換される原理を解明したい」とした。〔共同〕

ピンボケの度合いから距離を把握する、というのですね。ちょっと想像を絶しますね。
今回見た、ネコハエトリの狩り、失敗に終わりましたが、やはりこうやって間合いをはかってていたのか、と思うとなんだか感激してしまうのでした。

↓参考資料
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v9/n6/%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B1%E5%BA%A6%E3%81%A7%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E3%83%8F%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%A2%E3%81%AE%E7%9B%AE/43031

https://www.jsps.go.jp/seika/2012/vol1_003.html

ハキダメギク&アガパンサス

0415_8hakidamegiku 2020.4.15
ハキダメギクとして紹介してきました。それはそうなんですが、これがこの鉢の主ではない。由来は分からなかった。いずれ勝手に来たものだとは思っていましたが。ハキダメギクのための鉢でないとすると、この鉢は何が植わっているのかな?

0430_10agapansus 4.30
何か出てきましたよ。なんだったっけね。

0502_4agapansus 5.2
妻も気づいて、この葉が日光をよく浴びられるように鉢を回したんですね。
そうしたら、ネームプレートが見えた。
アガパンサスなんだ!
アガパンサスはここにいたのか。
花が咲くかどうかはわかりませんが、大きくなってね。

アスパラガス

0406_22asparagus 2020.4.6
おいしいんです、の一言。
これまで成長させっぱなしにして、雄花が咲いた、とかいって喜んでいたのですが。
今年は、食べよう、ということになって、時々食べています。
こんなに味が濃いのか、こんなに甘いのか、という驚きを受けました。
スーパーの野菜売り場は「園芸コーナー」でもありますので、遊びのつもりで育ててみてください。新しい発見があるかもしれません。

マメカミツレ

0406_21mamekamiture1 2020.4.6
これはマメカミツレですね。小さくて低い位置。もう腰をかがめることができなくなった私には撮影はきつい。
左手を地面につけて、花を何とか支えて、がんばって撮ってこのくらい。

小さなつばさが付いたような実を結びます。そこまでフォローするのはちょときついな。
下の、松江の花のサイトの写真などご覧ください。

★ところで、マメ+カミツレという名前ですが、ハーブのカミツレ(カモミール)とはどういう関係なのか。
キク科であることはいいとして、属が違います。あまり直接の関係ないようですね。「似ている」というだけのことなのでしょう。

でもって、カミツレというと最近、TVの龍角散のCMで八峰町の名前を聞くようになりまして、懐かしい。
八森町と峰浜村が合併して八峰町になったのですが、八森は私の母の実家があったところ。八森町茂浦というところで、かつて呉服屋など営んでいた家です。私はここの海に親しんだのでした。波打ち際から海へ入るとすぐ深くなって背が立たなくなる。これが水中を歩くことのできない私には絶好の海で、ここで泳ぎを身につけたのでした。
私が知る八峰町ではまだハーブの栽培はしていませんでしたが、今は特産になっているんですね。

「こんな草がお金に」 広がる薬草栽培、背景に漢方需要(朝日新聞デジタル 2017年7月17日 16時39分)

・・・
 「国産化は、トレーサビリティー(生産履歴管理)の点でも安心」というのは、龍角散(東京都千代田区)の藤井隆太社長(57)だ。のどあめに使うカミツレ(カモミール)はエジプト産を使っていたが、12年に秋田県八峰町からも仕入れ始め、現在はすべて秋田県産に切り替えた。
・・・

CMには佐竹の殿様も登場しますが、私だって八峰町関係者、CMに出る資格はあるぞ。って。なんだかね。
{内緒話:県知事が私企業のCMに出演していいんですかね。出演料は県の収入になるのかな?}

https://matsue-hana.com/hana/mamekamiture.html
マメカミツレ(豆加密列)
学名は、Cotula australis
キク科タカサゴトキンソウ属

https://matsue-hana.com/hana/kamiture.html
カミツレ(加密列)
学名は、Matricaria chamomilla
キク科コシカギク属

2020年5月 7日 (木)

4月の気温など

202004kion 気温
最低気温が10℃を超えた日が数えるほど。
これではおそらく近年としては相当に寒い4月だったことでしょう。
最高気温が25℃以上の「夏日」が1日もないなんて、そりゃあんまりだ。
2年前の2028年4月は夏日が9日もあったんです。

https://weather.sasayama.jp/news20180502.html

 2018年4月の気象は、全国各地で記録的なものになったようです。ニュースによると東京では25度以上の夏日は4月で9日あり、4月の最多記録を大幅に更新しました。過去最多は1998年4月の6日でした。気象庁の観測記録(1876~2018)によると東京の4月の平均気温は17.0度でそれまでの最高記録であった2004年の16.4度をこれも大幅に上回りました。

↓気象庁のHPからランキング10。

観測史上1~10位の値(4月としての値)
月平均気温の高い方から
(℃)
(2018/4) 17.0
(2004/4) 16.4
(1998/4) 16.3
(2002/4) 16.1
(1983/4) 15.9
(1994/4) 15.8
(2009/4) 15.7
(2001/4) 15.7
(1989/4) 15.6
(2016/4) 15.4

統計期間:1876/4~2020/4

暑い4月を経験した2年後。寒い4月に震えました。暖房費が増えます。仕方ないけど。参りました。老骨には堪える。
で、5月に入って連続の夏日。こりゃナンダ。5月だ立夏だ、と天気がはしゃぐか?勘弁してください。気温落差が激しすぎます。

202004heinensa 平年差
ご覧ください、4月は「沈没」してます。
暖かい冬1,2,3月、寒い4月。珍しいパターンだな。

湿度
1,2月はもっとカラッカラのはずなんです、東京の冬は。それが湿っぽい冬で、1,2,3,4月と40%~60%くらいの間で変動しているだけ。
今年は変です。
5月5日で今回は〆ましたが、さてこれからどうなっていくんでしょうねぇ。不安を感じます。穏やかに生きてゆきたいのですが、高齢者は。

2018kionheinensa_20200506132101
比較のために2018年の気温平年差のグラフを載せます。
今年とは全然パターンが違いますね。4月は気温が高かった。
このグラフ、長いこと「-5℃~+6℃」までの範囲で収まっていたんです。それがこの年「+7℃」まで拡張せざるを得なかった、と記憶します。そういう暑い4月もあったのです。

どうなりますか・・・

 

ヤノネボンテンカ・スイフヨウ

0406_17yanonebontenka 2020.4.6
ヤノネボンテンカです。
今シーズンの花の準備をしているところ。
0406_18suihuyou
スイフヨウ。小さいけれど大人の葉と同じ格好。大きくなるんだよね、スイフヨウだもんね。

しなやかな「命の形」です。

ハボタン・クンシラン

0406_15habotannado 2020.4.6
重ねて撮影。
玄関前が強烈に華やか。
気持ちが晴れやかになります。
切り花も美しいけれど、ごく普通の花をプランターなどで育てて咲かせてみませんか。
生まれ、育ち、咲く。命の変化が心を柔らかくしてくれますよ。
虫がついてもあまりとがらないこと。虫は虫で一生懸命生きている。今この時、この空間を共有して生きる仲間なんですから。
ベランダ園芸もいいですよ。

実生のカエデ

0406_3kaede 2020.4.6
いつもカエデの木の下近くにあった鉢の下の方で、カエデの葉。
おそらく門のところのカエデの種子から発芽したのでしょう。

0407_11kade 4.7
翌日もう一回撮ってみました。
赤茶色の細長い葉が左上に向かってに伸びています。
これが双葉の片方じゃないかな。で、そこから本葉がでて、赤ちゃんの手のようなカエデの葉が出てきたのですね。
育っていくのを見守ります。

言葉遊び

「唯一無二」というのを取り上げましたので、足し算をいくつか。
「無二無三」
「説三道四」
「四の五の言わないの」

↓下の引用類をお読みください。

むに‐むさん【無二無三】
(ムニムザンとも)
①〔仏〕法華経に説く、成仏の道はただ一乗であって、二乗も三乗もないこと。無二亦無三(むにやくむさん)。
②ただ一つだけで他に類のないこと。唯一無二。
③脇目もふらず、ひたすらなさま。しゃにむに。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「朱に染んだ体をば、―に引ずり出し」
広辞苑第六版より引用

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-464a.html
2016年7月22日 (金) キキョウ:2「四の五の言わないの」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-23fe.html
2017年6月26日 (月) 四の五の 説三道四

↓「数」じゃなくて「有無」というのもありかな。

うぞう‐むぞう【有相無相・有象無象】‥ザウ‥ザウ
①〔仏〕宇宙にある有形・無形の一切の物。森羅万象しんらばんしょう。
②世にいくらでもある種々雑多なつまらない人々。通言総籬つうげんそうまがき「―を引つれて、何島がござりやした」。「―の集まり」
広辞苑第六版より引用


〔音〕ショウ〈シャウ〉 ゾウ〈ザウ〉
〔訓〕かたち・かたどる
①(ゾウ)獣の名。エレファント。「象牙ぞうげ・巨象」
②目に見えるかたち。外にあらわれたすがた。「現象・気象・事象・形象・対象・印象・抽象・具象」
③かたちを似せる。かたどる。なぞらえる。「象形・象徴」
広辞苑第六版より引用

唯一無二な人

大林宣彦監督がお亡くなりになった時、山田洋次監督が
「大切な、大切な友人を失ってしまった。唯一無二のユニークな監督であり、戦争を激しく憎み平和を愛してやまない優しいアーチストだった。大勢の映画人と大林作品のファンとともに、彼の死を涙を拭いながら悲しんでいます」

こういうコメントを出しました。
私、映画なんかもう何十年も見たことないし、監督のことも知りませんが。
「唯一無二」の人、と言われると、ちょっと反発してしまうというへそ曲がりなんです。
別に、大林さんのことも山田さんのことも非難する気は一切ありませんけど。

世の中に「唯一無二」じゃない人なんているんですか?
全ての人は唯一無二でしょ。

ナンバー・ワンではなく、オンリー・ワンなんて言われるのも好きじゃない。
「世界に一つだけの花」なんていわれるのも好きじゃない。

そもそも、みんなそれぞれが唯一無二でしかありえないじゃないですか。
私は孤立も孤独も好きでしてね。人間好きの人間関係嫌い、で生きてきたんですから。
競うことはない、つながることもない。独り、自分の歩幅で、とぼとぼ歩けばいいのです。どこかにつきますよ、必ず。
「That's life.」「C'est la vie.」ですよ。

★パラ水泳のある選手の方が、自分と同じ障害の人がいないので、自分で自分の泳ぎを作っていくしかない、と話していました。それでも、「クラス分け」という制度の中で、ある集団に区分されて、そこで「競う」のですね。
私にはわからない。唯一無二の人が、いったい誰と競うんですか?
せっかく障害者という「競争原理」から身を離すことのできる存在になりながら、それでも競うんですか。
よくわかりません。
以前の文章、「パラリンピックは嫌いです」にリンクしますので、関心がおありでしたら読んでみてください。
古いものですが、基本的な考え方は変わっていません。

ダウンロード - paralympic.txt

歩く

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Eテレ0655の「おはようソング」のひとつ「歩くの歌」というのが気に入っています。
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ギアボックスにモーターと電池を積んで、工夫された「脚」がついている。この工夫が面白い。
いろんな歩き方があります。
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倒れた状態でパタンコ・パタンコ脚を回して進んだり。
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交互に足を運んでいたのですが、でこぼこ道で転んで
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匍匐前進
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今度は下に落っこちた、と思えば立って歩けるようになったり。
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「自分なりの方法で」「一歩ずつ歩いて行けば」「いつかどこかに『着く』」のです。
まさしく人生そのものだ。
生後1年足らずで障害者になり、一歩ずつ歩いて(走れませんからね、歩くっきゃない)、疲れて、早期退職して、とぼとぼと「今」「ここに」います。
まそんなもんでしょ。
それぞれの人がそれぞれに歩む。
比較することもないし、競うこともない。
私「競う」の嫌いです。オリンピックも嫌いです。
人皆それぞれなのですから、競うことはないでしょ。
どこかに「着いて」、どこかで「果てる」だけのこと。


『歩くの歌』
うた:及川光博
企画・作詞・映像:石川将也
作曲:近藤研二
ロボット製作:吉田知史+
       石川将也+
       佐藤匡

 

2020年5月 4日 (月)

流れ星の尾

★前の記事で人工流れ星の話を書きました、そして工業高校でのことも少しお話しました。
この工業高校では、理科は化学と物理の2教科を教えていたのですが、教員も相互乗り入れしましょう、という約束が実行されていました。化学教諭の私も物理を教える、物理の先生も化学を教える。で、お互い実験のやり方を教え合ったり、テスト結果の相互検討をしたり。「理科」としてまとまって仕事をしまして、11年か。楽しかったですね。教えることは学ぶこと。それをその通りに実践できました。
さて、化学実験室に何があるか、それはよく知っている。
物理実験室にはどんな実験器具などがあるのだろうと、探検していたら、いろいろ面白いものを発見したのですが。

・回転鏡というものがあった。直方体の4面に10×15cmくらいの鏡が4枚貼ってあり、これをハンドルを回して回転させることができるんですね。化学にそういう器具はない。
・当時、かなり最新の装置だったのですが、ヘリウム・ネオン・レーザーがありました。
・音叉は普通叩くと鳴り、音が減衰していくのですが、電磁音叉といって、ベルの原理で、音叉が振動を持続する装置がありました。

私の頭の中でこの3つが合体しました。
顕微鏡用のカバーグラスを銀鏡反応で鏡にする。その薄い鏡を割って3mm四方くらいの大きさにして、電磁音叉の先端部に貼り付けます。
この電磁音叉につけた鏡に向かってレーザー光線を当てる。その反射光が、回転鏡の鏡で再度反射されて黒板面に映る、という光学系を組み立てます。
回転鏡を静止した状態で、電磁音叉も止めて、レーザー光を当てると黒板面に赤い点が映ります。
電磁音叉を振動させると、音叉の先端部の振動が拡大されて(光テコ)黒板面に縦長の赤い線分が映ります。
「これが単振動だ」と私。生徒、納得。
おもむろに回転鏡を回転させ始めると、縦の単振動が、横に引き伸ばされて、黒板面にきれいな正弦波形が現れる。
「単振動の時間変化は正弦波になる」と私。
「それって、ペン書きオシロの原理じゃん」と生徒。
そう工業高校の電子科では、ブラウン管オシロの原理として、ペン書きオシロを学ぶんですね。実物ももちろんあるし。
ペンに振動を入力し、記録紙を流すと、波形が出るわけです。
さすが、工業高校でなければこういう発言が生徒から出ることはない。楽しいったらありゃしない。

★さて、私が開発したこの実験を、他の先生にも伝えて授業に使ってもらったのですが。
物理の先生で、天文部の顧問をしていた方が、この装置を見てすごいことを思いついた。
流れ星を観測すると「尾」が見えますが、「尾」は実在するのかどうか、この装置の原理で確認できるのではないか、と。

隕石は空気中で圧縮加熱によって蒸発して実際に後ろに尾を引いているのかもしれない。
もし、本当は尾はないけど、肉眼で見ている人間には「残像」という現象がありますから、尾が見えているのかもしれない。

さあ、どっちだ。
板の上にカメラを固定し、この板をモーターで振動させる。振動カメラと名付けました。
この振動カメラを夜空に向けて、振動させながら流れ星を観測する。
もし、流れ星に尾がなく、点であるなら、その光の点の時間展開が波状の幅のない線として写るでしょう。
流れ星が尾を引いているのなら、映像には幅のある帯の波が写るでしょう。

光学機器メーカーに就職した卒業生から、明るいレンズの一眼レフを安く譲ってもらって、装置を作る。
カメラの振動耐久性テストみたいなもんだと、笑っていましたが。

さあ、高尾山へ行って、天文部員と、振動カメラで観測をする。
天体写真を撮るには、カメラを固定するのが当たり前。それが、カメラをガタガタと振動させている。周囲の天文ファンが、あの連中何をバカなことやってんだ?と冷たい視線を浴びたそうです。

結果は?
  尾のある流れ星もあり、尾のない流れ星もある。
というものでした。
これを、読売学生科学賞だったかな、に、応募して最優秀賞だったと思いますが受賞したんですね。
学校内でも話題になったし、理科の研修会でも披露して受けましたっけね。
1970年代の終わりごろか、80年代の早い時期か、記憶は定かではありませんが、楽しかったですよ。

★今回ネットで検索したら、中学生がこの問題に取り組んだレポートがありました。
↓2015年8月に実験・観測したレポートです。
http://www.asj.or.jp/jsession/old/2016haru/yokou2016/79.pdf
流星の尻尾に関する研究
「流星には尻尾が有る物と尻尾が無い物があることが分かった。」

装置の図や、写真が掲載されています。お読みください。
おみごとです。理科教師たちが大騒ぎでやらかした実験を、中学生でやるんだもんな。好奇心こそが原動力。教師も生徒もね。

人工流れ星

外出しづらい状況の中の連休。私のこのブログの閲覧数がいつもより多くなっているみたい。大したもんじゃないんだけど。
引き籠り爺さんやって、ブログを書かないつもりでいたのですが、わずかでもみなさんの退屈しのぎになるのなら、とアップします。過去の読書などをひっくり返しているので、思ったほどには進まないのですけど、「へぇ」と感じていただければ幸いです。

↓こんな記事がありました。
人工流れ星、故障で実験延期(朝日新聞デジタル 2020年4月21日 5時00分)

 人工の流れ星を光らせようと計画している東京の宇宙ベンチャー「ALE」は20日、昨年12月に打ち上げた人工衛星2号機が正常に作動していないと発表した。宇宙から金属の粒を放出する初の実験=イメージ、ALE提供=を今年予定していたが、2号機での実験を断念。開発中の3号機を打ち上げて2023年初めの実現を目指すとした。ALEによると、2号機は、金属の粒を放出する装置に粒を格納庫から送り出せない状態。部品の一つが宇宙の真空によって固着したとみられ、指令を送っても動かないという。それ以外の機能は正常だった。

残念ですね。化学で学ぶ「炎色反応」を利用して、美しい色の流れ星を人工的に作ろうというプロジェクトなんですが。
ニュースを読んだ時に、宇宙の高真空での潤滑の問題でしょう、と妻に話しましたが、検索してみました。


https://star-ale.com/news/2020/04/20/000161.html

人工衛星2号機の動作不良に伴う、人工流れ星の実現延期(2020年→2023年初期)のお知らせ
2020.04.20 (Mon)

「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げる株式会社ALE(東京都港区、代表取締役社長/CEO:岡島礼奈、以下ALE)は、2019年12月6日に打上げた人工衛星2号機(以下、2号機)の流星源(人工流れ星の素となる粒)装填動作用の部品が正常に動作していないため、2号機では人工流れ星を実現できないと判断いたしました。世界初の人工流れ星は、2号機を利用して2020年に実現する計画でしたが、開発中の人工衛星3号機(以下、3号機)を利用して2023年初期での実現を目指してまいります。

■2号機の状況
 2号機は、人工流れ星の素となる粒を格納庫(①)から放出機構(①内)に送り出し、円筒内で加速して放出します(②)。軌道上の2号機から放出された粒が地球の大気圏に再突入して発光し、地上からは流れ星となって見えます。
 しかし、地上局から2号機に対して動作指令を送信しても放出機構に粒が送り出されない状態です。詳細な検証を行った結 果、粒の送り出しを行うための部品の一つが動きにくくなっており、所定位置に戻らなくなっていることが判明しました。その結果、送り出しの動作を開始でき ず、放出の動作に移行することができない状況となっています。
 この動作不良の原因は、宇宙空間特有の影響だと考えられます。宇宙空間では、超高真空と呼ばれる高い真空度により、摩擦力が地上より増加することや 素材同士が固着現象を起こすことがあります。検証の結果、この宇宙空間特有の影響が予測よりも大きく、動作に必要な力が設計値を上回っている可能性が高い という結論に至りました。
 (後略)

やっぱりね。宇宙空間というのはシビアな環境なのです。
地上で問題なく動作する機械が、宇宙へ持ち出すと作動しなくなるという問題は、人工衛星が打ち上げられるようになってから、かなり早い段階で認識されて問題になった、と記憶します。
地上では問題のない潤滑油が、宇宙では蒸発してしまって機能しなくなるんです。あまりの高真空でね。
大学とか、民間企業の人工衛星を打ち上げる話も多く聞くようになったのですが、民生品をそのまま使うと宇宙では動かなくなる、ということもありうるのです。かなりシビアな条件ですね。
さて、液体の潤滑剤が使えないとなると、固体潤滑剤という概念が重要になります。
結晶構造が層状になっているということでは、グラファイトが有名かな。
また、自動車のエンジンの潤滑にも使われる硫化モリブデンもいいですね。これは宇宙でも使える。

私は理学部系の出身で、機械工学には疎い。
教員になって、中学校から高校へ移動した最初の高校が工業高校だったのです。
機械科、電気科、電子科がありました。機械科のある先生と話しをしていると、もうほとんど自動車工学の講義を聴いている感じでした。その先生から学んだのが潤滑の問題。「lubrication」ですね。おもしろかった。私の潤滑に対する関心はこのころに形成されました。自動車のエンジンオイルに硫化モリブデンの添加剤を入れると滑らかになり燃費が向上するよ、と教わったのもこの時。硫化モリブデンの結晶が層状であることは、調べて理解し、納得。
「理科教員は机上の実験。工業科の先生は現場の技術者」ということが身に染みましたっけ。
工業科の生徒実習を見学し、ちょっかいを出して、いろいろ「技」に触れることもできました。あの工業高校経験はは楽しかったな。理科教員ですからね、原理はほとんどわかるんです。でも、実際に実用にするためには、理科の範囲をはるかに超えたものがあったのでした。

↓参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsass1969/20/216/20_216_39/_pdf/-char/ja
宇宙における潤滑の諸問題 Some Problems on Space Lubrication

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/57/9/57_9_630/_pdf
宇宙トライボロジーの現状と課題

「トライボロジー」という言葉は聞きなれないと思いますが、日本トライボロジー学会のHPによりますと

トライボロジーとは潤滑、摩擦、摩耗、焼付き、軸受設計を含めた「相対運動しながら互いに影響を及ぼしあう二つの表面の間におこるすべての現象を対 象とする科学と技術」です。
トライボロジーの科学と技術から、機械や部品の低摩擦、低摩耗、表面損傷の低減を実現し、私たちの社会の省エネルギーおよび省資源に貢献しています。
・・・
語源
トライボロジー“tribology”とは、“擦る”を意味するギリシャ語“tribos”と、学問を意味する“ology”とをつなぎ合わせた造語。英国教育科学省による、英国における潤滑に起因する経済的損失の調査と産業界へのその必要性の提案を行うための報告書の中で、1966年3月9日に始めて提唱された。この報告書は、トライボロジーの産みの親とされているH. P. Jostが中心になって作成したもので、JOSTレポートと呼ばれている。
・・・

本棚を眺めると、摩擦関係の本が5、6冊あって、パラパラとページを繰ると、記憶が蘇ってきて楽しんでしまいます。
てなことで、興味深い話はいろいろあるのですが、ま、こんなところで。了。

2020年5月 1日 (金)

おやすみ

私は基本的に、土日、祝休日はブログを更新しないできました。今回の5/2~5/6の期間もその方針で行きます。
これまで、書きたいなと思いつつ、ためこんでしまっていた話題もありますので、そういうのをこの際なんとか書いてみたいかな。
というわけで、只今現在、健康で過ごしておりますので、ご心配なく。
ではよろしく。
読者の皆様へ。ぐうたら爺さん 拝。


カエデの花

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めしべをピョッと出した姿がかわいいのです。

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花盛り。気づいたらそばにホソヒラタアブが来ていました。画面右上。
トリミングすると
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こうです。
アリも来てたんだ。小さな花ですが蜜がおいしいんでしょうね。
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ぶれてますが、アブを腹側から見るというのは珍しいアングル。
花から花へ飛び移っていました。

キヌサヤなど

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我が家的にキヌサヤが豊作。

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翌日もこんなに。
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ミツバもいっぱい。

元は取れてないんですけど、楽しいしおいしいから満足。
味は濃いです。当たり障りのない味、ということは全くない。
香りも濃いし味も濃い。個性的です。
団塊世代夫婦にとっては昔の味に近いような。近所の農家の作物を食べましたもんね。

ホソヒラタアブ

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足元でホソヒラタアブがホバリング。画面左の棒は左手に持った私のステッキですから、すごく近いことがわかります。
虫本体が写るかどうかは分からないけど、影くらいは写るだろうとシャッターを切ったら、うまく写ってくれてうれしい。
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長くそばにいてくれたので、もう一枚トライ。
まるで「写して~」とやって来たような気分で、楽しかったですよ。

カラスノエンドウ

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なんだか濃いめの口紅を点したような感じがしませんか?
唇弁はラン科の植物なので、口紅とは言いづらいですけど。
マメ科だとこの色の濃い部分は翼弁ですね。
とはいえ、なんだかオシャレ。

ツツジ

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今年はかなり咲いてくれました。カエデの木の下で日当たりが悪いんでしょうね、ごめん。

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上品なピンクです。

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くらくらしてください。
こちらは小振りですが濃い色。陽当たりもいい。

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見応えがあります。すごいんです。

我が家ではこの2種類のツツジを楽しんでいます。品種名があるんでしょうが、よくわからないから「ツツジ」としておきます。この濃い赤の花はレンゲツツジかも。

★注意:ツツジ属の植物には有毒なものが多いので要注意です。蜜にも毒があることがあります。
花を摘んで蜜を吸ってみる、というようなことはしないでください。やりたくなるんだけれど。
↓ツツジの花の蜜で中毒が起こったことがあります。
https://www.naro.affrc.go.jp/org/niah/disease_poisoning/plants/rhododendron.html

ツツジ科植物の有毒性は古くから知られており、紀元前4世紀のギリシャの哲学者クセノフォンはその著書のなかで兵士たちが ツツジ属植物やハナヒリノキ(Leucothoe grayana)の蜜に由来する蜂蜜で中毒した様子を記録しています。最近でもトルコでツツジ属の花からとった蜂蜜を食べ、ヒトの中毒事故が起きているとの報告があります(8)。
・・・
中毒症状
 グラヤノトキシンは、はじめ迷走神経を刺激し、後でこれを麻痺させます。採食後数時間で発症し、嘔吐や泡沫性流涎を起こし、軽症では、沈衰、四肢開張、蹌踉、知覚過敏となります。また重症では、四肢の麻痺、起立不能、さらに間歇性の疝痛、腹部膨満、呼吸促迫、脈の細弱不整、そして全身麻痺に陥る場合もあります。ただし回復は早く、致命率は高くありません。

 

ネコハエトリ

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この顔見てくださいな。
「ひげ」を蓄えた仙人みたいでしょ。クモとしての口ではないけれど、あたかも人間的な口のようなところもあるし。
有難く拝してください。

私はひげの薄い男でして。教諭を終えて、嘱託員も終えて、なんかひとつ「遊びたいな」と思って、ひげを生やしてみました。
(くちひげ)です。白髪だらけのくちひげ。その顔で運転免許証に写ってからは、やめられなくなった、といって続けています。変なものでして、上へ向かって生えてくるひげもあるんですよ。鼻がくすぐったい。笑ってしまう。
(あごひげ)は生えるけど、くちひげより薄いので、剃ります。
(ほおひげ)は全く生えません。
なんだか情けない爺さんなのです。ネコハエトリにあやかりたいものです。

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