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2020年4月10日 (金)

ソーシャル・ディスタンシング

COVID-19のニュースだらけの中、「ソーシャル・ディスタンシング」という言葉が登場しました。
よく意味の分からないカタカナ語が多くて、かないませんが。
ことばというものは概念と結びついているので、新しい言葉が登場すると新しい概念なのかな、と身構えてしまいます。
普段の言葉で表現できるものは普段の言葉でお願いしたいものです。

★distance というのは、私の語彙では名詞で、距離とか間隔とかです。
でも、distancing と使えるということは、動詞でもあるんですね。「距離をおく」「間隔をとる」ということでしょう。
↓語釈の一部

distance
►n
距離,道のり;間隔,隔たり;遠距離;遠い所,遠方;〔画〕 遠景

►vt …に間隔をおく;遠くに隔てる,遠ざける;《競走・競争で》抜く,追い越す
リーダーズ英和辞典第3版より引用

★教師をやっていますとね「ソーシャル・ディスタンス」というような概念は比較的身近なのです。
クラスの生徒たちの相互関係、それも心理的な相互関係、友人関係ですね。それを把握する。(場合によっては生徒を点で表して、生徒間の関係を線で結んで視覚化する、というのもあったかな。)

でも、今回の「ソーシャル・ディスタンシング」は、それとは違いますね。
(家庭内での)「ドメスティック」に対して、(家庭の外での、社会での)「ソーシャル」において物理的に「間隔をおく」ということのようです。(私には英語感覚があるわけではないので、推測ですが)

「人間関係を疎遠にする」のではなく、「他の人との距離を確保する」ということでしょう。
そのあたりを混同しないようにしてください。

いやはや、なんだかぼんやり呆然と過ごしています。食い物さえ入手できれば他は何とでもなる老夫婦。気張って疲れないように気をつけます。しゃぁない、やりすごせるまで、ひっそりしてましょう。

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