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2020年4月 6日 (月)

ツマグロオオヨコバイ

0315_5tumaguroooyokobai 2020.3.15
「集会」を開いていました。別にコミュニケーションをとっていいるわけではありません。
昆虫がコミュニケーションするのは、基本的に雌雄の呼び合いですね。
カメムシ目昆虫には、振動を利用するものも多い。
ウンカは植物の茎を叩く、アメンボは水面に波を立てる、というのは有名でしょう。

面白い記事を読みました。振動をコミュニケーションに利用する昆虫に、振動で介入して妨害し、駆除しようという話でした。


(科学の扉)「音」で害虫だまし討ち 天敵を装い…減農薬へ新手法、「振動」も活用(朝日新聞デジタル 2020年3月2日 5時00分)
 害虫の防除に高い効果を示すが、作物への残留や環境への影響も心配される農薬。使用量をなるべく減らす「減農薬」への関心が世界的に高まる中、振動や音を使って虫をだまし討ちする新しい手法が注目されている。
 アルプス山脈に近いイタリア北部トレンティーノ。ワイン醸造のためのブドウの作付けが盛んなこの地域で、ブドウの病気を媒介する害虫ヨコバイの新たな防除法の実験が進んでいる。着目したのは、虫が求愛目的で交わす振動だ。
 ヨコバイのオスは、メスを誘うために、300ヘルツ程度の規則的な波形で葉を振動させる。この「求愛振動」とは別に、ライバルのオスの求愛をじゃまするために出す、不規則な波形の「妨害振動」があることがわかっている。
 バレリオ・マツォーニ博士らは、この「妨害振動」をまねた振動を人工的に発生させてブドウの木に伝え、ヨコバイを減らせるか調べている。繁殖の機会が抑えられると期待される。
 現在、農薬を使わなくてもヨコバイの数は半分以下になっている。ブドウ園での実験を17年から続けるマツォーニ博士は「振動の伝達効率などで改善が必要だが、技術的な進展はある。見通しは明るい」と話す。

なるほどねぇ。ツマグロオオヨコバイが、ここに出ているヨコバイと同じような振動を利用しているかどうかは知りませんが、ありえますよね。

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