ケルビン・ヘルムホルツ不安定性
森田さんの気象情報で。
2020.4.2
不思議な形の雲ができています。
「雲を愛する技術」荒木健太郎 著、光文社新書923 この本によりますと
フラクタス(Fluctus)と呼ばれる雲だそうです。
「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の波状雲として親しまれている雲です」とありました。
「ケルビン・ヘルムホルツ不安定は、密度の異なる層が上下に接しており、各層の流体に速度差のあるときに生じる不安定です」とも。
なるほどね。不安定ですので、短時間で消えます。見かけたらぜひ躊躇なく撮影してください。ラッキーです。
森田さんは参考として
「強風によって波立つ水面」の写真を提示してくれました。
密度差が大きいので、雲のような形にはなっていませんが。
↓参考サイトをいくつか
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%84%E4%B8%8D%E5%AE%89%E5%AE%9A%E6%80%A7
ケルビン・ヘルムホルツ不安定性
https://tenkinoarekore.com/entry/2018/05/21/150515
https://www.wikiwand.com/ja/%E9%87%8D%E5%8A%9B%E6%B3%A2_(%E6%B5%81%E4%BD%93%E5%8A%9B%E5%AD%A6)
↓こんな話もありました。
https://ameblo.jp/271828teru/entry-12499973717.html
葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浦波」の波もケルビン・ヘルムホルツ波を描いている。海上の風が強く吹くとこのような波が出来る
なるほど。そうだったのか。
https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hokusai040/
この絵自体はよく知っていますが、ケルビン・ヘルムホルツ不安定と関わっていたとは、気付かずにいました。
画家の「目」というものはものすごいものですね。
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