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2020年3月16日 (月)

東日本大震災追悼の日の「虹」「光環」

 この日、あちこちで虹が見えたそうです。
仙台市で午後5時過ぎとか。
名取市で午後2時過ぎとか。

↓まだリンクは保たれていると思います。写真が見られます。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202003/0013184622.shtml
2020/3/11 15:44神戸新聞NEXT
午後2時46分過ぎに大きな虹 東日本大震災9年

 東日本大震災から丸9年。発生時刻の午後2時46分を過ぎたころ、宮城県名取市の震災メモリアル公園上空に、大きな虹がかかった。
 見上げた女性は犠牲者を思い、「こうやって渡ってきてくれたんだね」とつぶやいた。(鈴木雅之)

大竹しのぶさんは、連載エッセイの中で「各地でたくさんの虹が見えたそうです」という表現をしておられましたが。
無粋な理科爺さんに言わせると、「各地で虹が見えたそうです」のほうがいいな。
虹というのはあちこちに複数の虹が立つというものではなく、観測者に属する現象ですので、観測者の数だけ虹が見えたのです。
たまたまこの日の午後、各地で虹の見える気象条件になって、たくさんの土地でそれぞれの観測者が虹を見た、わけです。
仙台市では太陽が低くて虹は高い。
名取市では太陽が低くて虹が低い。

朝日新聞でも「東日本大震災 追悼の日に」という写真特集をやっていました。
その中に虹の写真がありました。
↓会員でなくても見ることはできると思います。
https://www.asahi.com/gallery/photo/national/shinsai/202000311/404.html

↓また光環の写真もありました。
https://www.asahi.com/gallery/photo/national/shinsai/202000311/002.html

高田松原津波復興祈念公園の一角に立つ「奇跡の一本松」=2020年3月11日午前6時30分

リンク先では大きな写真が見られますが、著作権のこともあるでしょうから、ここでは小さなサムネイルを載せます。
As2020031100140sinsaiphoto120_90
撮影者はひょっとして虹のようなつもりがあったのかな、とも思いますが、これは虹ではない。
虹は太陽を背にして観測されるもの。この写真は太陽の周りを取り囲む光の輪です。
「光環」という現象でしょう。
最近は花粉による光環が知られるようになりましたが、本来、昔から、上空の微小な水滴によって生じる光環は観測されていたのです。
黄砂なんかだと粒子が大きいので単なる散乱になって、空が白っぽく見えるだけになります。
花粉はその点、サイズがいい具合なのですね。

で、奇跡の一本松の写真は、光環でしょう。上空の微細な水滴による。
一期一会の輝き。美しい。
ため息が出ます。


NHK↓まだリンクは生きてるかな。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200311/k10012325801000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003
震災9年 東北各地で虹が見られる
2020年3月11日 17時37分

東日本大震災の発生から9年となる11日、被災地などでは亡くなった人たちに祈りをささげる姿が見られました。
地元の中学生14人を含む700人以上が犠牲になった宮城県名取市の閖上地区では、地震の発生時間にあわせて遺族たちが集まった場に鮮やかな虹が姿を現し、感激の声が上がっていました。
また岩手県大槌町や福島市でも、午前6時すぎ、田んぼや海の向こうに虹が見られました。

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